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第七章 幻の都
693 互いを尊重するということ
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豆と肉の食感を、わずかに残したスープと、酒に浸して焼いた干し肉。
なんとか食事として用意出来たのは、それだけだった。
六十人だと、スープは一人せいぜいカップ一杯あるかどうか、肉はまぁなんとかある程度食えるかってところか。
魔物は大きめの動物系のものを倒せば、一頭で十人分ぐらいにはなる。
聞いたら、内臓は捨てていると言ったので、内臓の処理の仕方も教えておくことにした。
野菜があまり食べられない地域では、動物の内臓は病を防ぐと言われている。
この環境なら食っておいたほうがいいだろう。
肉よりも処理が大変だが、内臓は、手間をかける分、肉よりも味わいがある食料ともなってくれる。
火が使えるなら、燻製加工をすれば、もっとまともな保存も出来るだろう。
「そう言えば、この卵は何のだ? よくわからなかったから料理に使わなかったが」
「それはでっかいトカゲのだって言ってたね。けっこう美味いんだよ?」
「へー」
それで殻が柔らかめだったのか。
それなら今からでもちょっと焼くか。
試しに一個割って焼いてみる。
農村では、卵を取るために飛べない鳥を飼っているところもあるが、通常は卵は貴重品で、滅多に食べられないごちそうだ。
話によると、どうも大きなトカゲの巣のような場所があって、卵がそこら中に転がっているので、豊富に取れるらしい。
「卵の状態だと、思ったよりも魔力が薄いな。やはり成長と共に蓄えていくということか」
卵は濃厚な味で、なかなかしっかりとした食感があった。
これなら立派に主役を張れるだろう。
普段はどうやって食っているのかと聞いたら、殻ごと茹でて、携帯食として持ち歩かせているらしい。
なるほど、腹持ちもよさそうだ。
「なんか大きな鉄板はないか?」
「さぁて、そういうのは……お、そうだ、アレはどうだ!」
そう言って、爺さんが作業場から引きずって来たのは、半分壊れたでっかい盾だった。
何かの金属で出来ているので、鉄板代わりに使えるだろう。
この大きさだとさすがに重い鉄の盾は使えないんだろうな。しかし、俺の知っている金属でもない。
もしかすると発掘品かもな。
「よし、これに合わせて炉を組んでしまおう。大勢分をいっぺん焼けるようになるぞ」
でっかい卵の殻を容器にして、塩と酒を少し加えてかき混ぜ、焼いて行く。
ジュウジュウと、卵が焼けるごとに、いい匂いが周囲に広がる。
「飯か! 今日のは美味そうだな!」
「酒はどこだ?」
秩序というものがないのだろう。
匂いを嗅ぎつけた連中が、ぞろぞろと集まって来て、適当に準備してあった食料を食い始める。
「待て! 師匠の作った飯を最初に食うのは俺だ!」
どこにいたのか、勇者まで飛び込んで来て、場が混沌として来た。
思わずイラっとする。
「うるさいっ!」
鉄板代わりの盾を、ナイフでぶんなぐって、大きな音を立てつつ怒鳴った。
ぎょっとしたように集まりつつあった、探索者っぽい奴等と、勇者が俺を見る。
「汚い恰好で飯を食うな! まずは手と顔を洗って来い。それぐらいの礼儀は知っているだろうが!」
「ああん、何様のつもりだ?」
探索者の一人がすごんで来たので、俺は焼きあがった肉入り卵焼きをひょいと食ってみせる。
「な、なんで、自分だけ食ってやがる」
「食いたければ、手と顔を洗って来い。なんだその魔物の体液まみれの姿は。水は豊富にあると聞いたぞ。ここの飯は、あまり身体が頑丈じゃないお年寄りや女性が頑張って作ってくれたもんだ。お前等だって、自分達が苦労して倒した獲物をぞんざいに扱われたら許せないだろうが。食い物を作ってくれる相手を侮ると、次から水しか飲めないと思え」
「むうう」
「まあまあ」
「ひゃっひゃっ」
うなる探索者の男の目線の先に、照れたように笑う、年老いた男女の姿があった。
隅っこのほうで縮こまるようにしている、リクスのほうもちらりと見る。
「ひゃっ!」
こら、おびえさせるな。
「難しいことはわからんが、俺には飯は作れねえ。お互いさまってこったな」
「そうだ」
「ジジイやババァや、女共には、狩りから帰ると礼を言われる。飯を作ってもらって礼を言わないのは片手落ちってもんだな」
「わかってるじゃないか」
「おい、てめえら、ちっとは見苦しくない状態にして来るぞ!」
「へーい」
「えー、せめてひと口」
男達はぞろぞろと水場のほうへと向かった。
そのなかでも若い男は名残惜しそうにしていたが、ごっつい男共に引きずられて行ったようだ。
俺は、その隙に、つまみ食いをしようとしていた勇者を殴り、自分達の与えられた場所へと引き返す。
「後は任せたぞ」
もともとの食事当番だった爺さんにそう告げた。
このヤサの食料事情を知ってしまったからには、俺達が彼等の食料を減らす訳にはいかない。
もともと俺達は、迷宮探索のために十分な食べ物を用意して来たのだ。
「え? 師匠の飯は?」
「帰ってから何か作ってやるから」
ぶーたれる勇者を引きずるように戻ると、
いつもの野営のように準備をして、自分たちの食事を取った。
最初はヤサの食事に未練がありそうだった勇者も、いつもの通り、文句を言わずに飯を食い、食後の茶を飲んでひと息ついているところに、突然メイサーが現れた。
「そういうことをすると、毒でも盛ったのかと疑われるぞ?」
相変わらず気配を殺すのがうまいな。
それはともかく、毒うんぬんは、別に飯を作って食ったことを言っているんだろう。
わざわざ分けて作るとか、確かに疑われても仕方ないか。
「そう思うのなら、俺が作った飯を食わなければいい」
「食ったよ。美味かった。お前、うちにいた頃には料理なんてしてなかったろ? びっくりした」
「あれからはずっとソロだったからな。仕方なくだ」
「ふーん。人は、変わるもんだよね」
「本質の部分はともかく、経験によって出来ることが増えるようにならなきゃ、冒険者なんて使い物にはならんさ」
「今、わざとあたしの言いたいことを外したよね?」
「……仕方ないから愚痴なら聞くぞ」
一瞬、メイサーは面食らったような顔をしたが、次の瞬間大笑いをし始めた。
ほんと、よく笑う女だ。
「そういうところは変わってないな。安心したよ」
「あんたは変わった。どうしてカーンから離れた」
メイサーは笑いを収めて仏頂面になる。
「あっちが先にあたしの手を離したんだ。クソみたいな理由で」
「貴族は奴隷の子と結ばれないって奴か。カーンは、それでもお前と一緒にいる方法を探したんじゃないか?」
メイサーの顔を窺っていると、ムスッとしたまま目を逸らす。
「それで、あたしがあいつの足手まといになれって? やなこった。対等じゃないなら、それは相棒じゃないよ」
「メイサー……」
メイサーは俺の言葉を途中で遮る。
「そんなことより、お礼を言いに来たのさ。うちの連中が、久しぶりに美味いもん食ったって喜んでたよ」
「あれが美味いとか、あんたんとこの食料事情がひどすぎるぞ。地上とは取引しているんだろ?」
「場所が場所だろ、そう簡単じゃないさ」
「あと、管理が雑すぎる。几帳面な奴を食料番にしろ」
「あー、考えておく」
俺の助言に、メイサーは毒気が抜けたような顔で返事をした。
そしてまた、笑い出す。
「なんだか、ダスターと話していると、昔に戻ったような気持ちになるな」
「ときは戻らないさ。だけど、やり直せない訳じゃない」
「今さらだよ」
さっと、身をひるがえしたメイサーは、素早く俺から距離を取る。
「今度は一緒に飯を食べな。うちの奴等があんたに礼を言いたいんだってさ」
「どうしてもって言うならな」
俺が言うと、メイサーは、ふと表情をやわらげて、まるで純真な乙女のような顔をしてみせた。
そうすると、こんな迷宮のなかでさえ、彼女の美しさは際立って見える。
そして、少しだけ首を傾げてちらりと俺を見た。
「お願い」
とろけるように甘い声。
一瞬くらっとした俺だが、そっと寄り添って来たメルリルのぬくもりに、冷静さが戻る。
「考えておく」
「ありがとう」
そう言うと、さっと去って行った。
やれやれ。
なんとか食事として用意出来たのは、それだけだった。
六十人だと、スープは一人せいぜいカップ一杯あるかどうか、肉はまぁなんとかある程度食えるかってところか。
魔物は大きめの動物系のものを倒せば、一頭で十人分ぐらいにはなる。
聞いたら、内臓は捨てていると言ったので、内臓の処理の仕方も教えておくことにした。
野菜があまり食べられない地域では、動物の内臓は病を防ぐと言われている。
この環境なら食っておいたほうがいいだろう。
肉よりも処理が大変だが、内臓は、手間をかける分、肉よりも味わいがある食料ともなってくれる。
火が使えるなら、燻製加工をすれば、もっとまともな保存も出来るだろう。
「そう言えば、この卵は何のだ? よくわからなかったから料理に使わなかったが」
「それはでっかいトカゲのだって言ってたね。けっこう美味いんだよ?」
「へー」
それで殻が柔らかめだったのか。
それなら今からでもちょっと焼くか。
試しに一個割って焼いてみる。
農村では、卵を取るために飛べない鳥を飼っているところもあるが、通常は卵は貴重品で、滅多に食べられないごちそうだ。
話によると、どうも大きなトカゲの巣のような場所があって、卵がそこら中に転がっているので、豊富に取れるらしい。
「卵の状態だと、思ったよりも魔力が薄いな。やはり成長と共に蓄えていくということか」
卵は濃厚な味で、なかなかしっかりとした食感があった。
これなら立派に主役を張れるだろう。
普段はどうやって食っているのかと聞いたら、殻ごと茹でて、携帯食として持ち歩かせているらしい。
なるほど、腹持ちもよさそうだ。
「なんか大きな鉄板はないか?」
「さぁて、そういうのは……お、そうだ、アレはどうだ!」
そう言って、爺さんが作業場から引きずって来たのは、半分壊れたでっかい盾だった。
何かの金属で出来ているので、鉄板代わりに使えるだろう。
この大きさだとさすがに重い鉄の盾は使えないんだろうな。しかし、俺の知っている金属でもない。
もしかすると発掘品かもな。
「よし、これに合わせて炉を組んでしまおう。大勢分をいっぺん焼けるようになるぞ」
でっかい卵の殻を容器にして、塩と酒を少し加えてかき混ぜ、焼いて行く。
ジュウジュウと、卵が焼けるごとに、いい匂いが周囲に広がる。
「飯か! 今日のは美味そうだな!」
「酒はどこだ?」
秩序というものがないのだろう。
匂いを嗅ぎつけた連中が、ぞろぞろと集まって来て、適当に準備してあった食料を食い始める。
「待て! 師匠の作った飯を最初に食うのは俺だ!」
どこにいたのか、勇者まで飛び込んで来て、場が混沌として来た。
思わずイラっとする。
「うるさいっ!」
鉄板代わりの盾を、ナイフでぶんなぐって、大きな音を立てつつ怒鳴った。
ぎょっとしたように集まりつつあった、探索者っぽい奴等と、勇者が俺を見る。
「汚い恰好で飯を食うな! まずは手と顔を洗って来い。それぐらいの礼儀は知っているだろうが!」
「ああん、何様のつもりだ?」
探索者の一人がすごんで来たので、俺は焼きあがった肉入り卵焼きをひょいと食ってみせる。
「な、なんで、自分だけ食ってやがる」
「食いたければ、手と顔を洗って来い。なんだその魔物の体液まみれの姿は。水は豊富にあると聞いたぞ。ここの飯は、あまり身体が頑丈じゃないお年寄りや女性が頑張って作ってくれたもんだ。お前等だって、自分達が苦労して倒した獲物をぞんざいに扱われたら許せないだろうが。食い物を作ってくれる相手を侮ると、次から水しか飲めないと思え」
「むうう」
「まあまあ」
「ひゃっひゃっ」
うなる探索者の男の目線の先に、照れたように笑う、年老いた男女の姿があった。
隅っこのほうで縮こまるようにしている、リクスのほうもちらりと見る。
「ひゃっ!」
こら、おびえさせるな。
「難しいことはわからんが、俺には飯は作れねえ。お互いさまってこったな」
「そうだ」
「ジジイやババァや、女共には、狩りから帰ると礼を言われる。飯を作ってもらって礼を言わないのは片手落ちってもんだな」
「わかってるじゃないか」
「おい、てめえら、ちっとは見苦しくない状態にして来るぞ!」
「へーい」
「えー、せめてひと口」
男達はぞろぞろと水場のほうへと向かった。
そのなかでも若い男は名残惜しそうにしていたが、ごっつい男共に引きずられて行ったようだ。
俺は、その隙に、つまみ食いをしようとしていた勇者を殴り、自分達の与えられた場所へと引き返す。
「後は任せたぞ」
もともとの食事当番だった爺さんにそう告げた。
このヤサの食料事情を知ってしまったからには、俺達が彼等の食料を減らす訳にはいかない。
もともと俺達は、迷宮探索のために十分な食べ物を用意して来たのだ。
「え? 師匠の飯は?」
「帰ってから何か作ってやるから」
ぶーたれる勇者を引きずるように戻ると、
いつもの野営のように準備をして、自分たちの食事を取った。
最初はヤサの食事に未練がありそうだった勇者も、いつもの通り、文句を言わずに飯を食い、食後の茶を飲んでひと息ついているところに、突然メイサーが現れた。
「そういうことをすると、毒でも盛ったのかと疑われるぞ?」
相変わらず気配を殺すのがうまいな。
それはともかく、毒うんぬんは、別に飯を作って食ったことを言っているんだろう。
わざわざ分けて作るとか、確かに疑われても仕方ないか。
「そう思うのなら、俺が作った飯を食わなければいい」
「食ったよ。美味かった。お前、うちにいた頃には料理なんてしてなかったろ? びっくりした」
「あれからはずっとソロだったからな。仕方なくだ」
「ふーん。人は、変わるもんだよね」
「本質の部分はともかく、経験によって出来ることが増えるようにならなきゃ、冒険者なんて使い物にはならんさ」
「今、わざとあたしの言いたいことを外したよね?」
「……仕方ないから愚痴なら聞くぞ」
一瞬、メイサーは面食らったような顔をしたが、次の瞬間大笑いをし始めた。
ほんと、よく笑う女だ。
「そういうところは変わってないな。安心したよ」
「あんたは変わった。どうしてカーンから離れた」
メイサーは笑いを収めて仏頂面になる。
「あっちが先にあたしの手を離したんだ。クソみたいな理由で」
「貴族は奴隷の子と結ばれないって奴か。カーンは、それでもお前と一緒にいる方法を探したんじゃないか?」
メイサーの顔を窺っていると、ムスッとしたまま目を逸らす。
「それで、あたしがあいつの足手まといになれって? やなこった。対等じゃないなら、それは相棒じゃないよ」
「メイサー……」
メイサーは俺の言葉を途中で遮る。
「そんなことより、お礼を言いに来たのさ。うちの連中が、久しぶりに美味いもん食ったって喜んでたよ」
「あれが美味いとか、あんたんとこの食料事情がひどすぎるぞ。地上とは取引しているんだろ?」
「場所が場所だろ、そう簡単じゃないさ」
「あと、管理が雑すぎる。几帳面な奴を食料番にしろ」
「あー、考えておく」
俺の助言に、メイサーは毒気が抜けたような顔で返事をした。
そしてまた、笑い出す。
「なんだか、ダスターと話していると、昔に戻ったような気持ちになるな」
「ときは戻らないさ。だけど、やり直せない訳じゃない」
「今さらだよ」
さっと、身をひるがえしたメイサーは、素早く俺から距離を取る。
「今度は一緒に飯を食べな。うちの奴等があんたに礼を言いたいんだってさ」
「どうしてもって言うならな」
俺が言うと、メイサーは、ふと表情をやわらげて、まるで純真な乙女のような顔をしてみせた。
そうすると、こんな迷宮のなかでさえ、彼女の美しさは際立って見える。
そして、少しだけ首を傾げてちらりと俺を見た。
「お願い」
とろけるように甘い声。
一瞬くらっとした俺だが、そっと寄り添って来たメルリルのぬくもりに、冷静さが戻る。
「考えておく」
「ありがとう」
そう言うと、さっと去って行った。
やれやれ。
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