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第七章 幻の都
680 遭遇不戦
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壁を壊すにしても壊し方がある。
いきなり壁全体を壊してしまうと、崩落が起きる危険があるのだ。
ここが地下深くであることは、決して忘れてはいけない。
俺がくり抜くような形で切断出来ればいいんだが、あいにく、そんな器用な技ではないしな。
そういうところは、昔の愛剣であった「断ち切り」のほうが使い勝手がよかったかもしれない。
断ち切りを使った断絶の剣は、狭い範囲を浅く断ち切るだけだった。
実は戦いよりも、こういう作業に向いていたのだ。
しかし、現在使っている星降りの剣は、よくもわるくもドラゴンの素材で作られた剣だ。
切れ味がよすぎる上に、俺の使う魔技である断絶の剣も、切るか結ぶかしか出来ない。
戦うにおいては相性がいいのだが、作業には全く向かなかった。
「うーん」
俺が悩んでいると、勇者がひょいと剣を抜こうとした。
「待て待て、何をする気だ?」
「え? だってこの壁を壊す必要があるんだろう? なら俺が壊せば早いかと」
「だからお前はうかつなことをするなと言っただろうが。お前がその剣で斬ったら、間違いなく崩落が起きるぞ」
「いや、師匠、そういうことはやってみないとわからない」
「やって失敗したら全員死ぬんだぞ? 死にたいなら一人でやれ!」
「まーまー、二人共」
俺が勇者に噛みついていると、モンクが仲裁に入った。
「ここは私が……」
言うが早いか、モンクはいきなり拳を繰り出した。
ドゴン! と、重い音が響く。
何かの小さな魔物が穿ったであろう穴を中心に、パシッ、ピシッと嫌な音を立てながらヒビが広がり出した。
その穴に潜り込もうとしていた、カニの魔物が慌てて逃げ出す。
三角帽子も、何か命の危機を感じたらしく、のそのそと逃げようとしていたが、諦めたのか、殻のなかに逃げ込んだ。
「全員離れろ!」
俺達が離れると同時に、モンクが拳を打ち付けた場所から、壁がボコりと崩れ、それが連鎖するように周囲にひろがり、天井の一部と共に、崩れ落ちる。
「ゲホッ、大丈夫か?」
「ゴホッ、うん、私は大丈夫」
メルリルは無事のようだ。
「聖女さまと私も無事です」
聖騎士が報告する。
「あれ? なんであんなに崩れるの?」
「テスタはちょっと考えが足りないんじゃないか?」
モンクと勇者も無事そうだ。
「ピャッ! ジーッチチチ!」
「きゃあ!」
どうやら突然のことに眠りを妨げられたらしいフォルテが、モンクを襲っている。
いいぞ、髪の数本引き抜いてしまえ。
「フガ……」『僕は寝て……ないから……ね……グー』
「お前の報告はいらん。心配もしてない」
若葉が寝ぼけながら謎の報告をして来たので、流す。
「ふう……」
洞窟の壁の崩壊は、幸い最小限度に収まったようだった。
がれきと土砂で、せっかく開いた穴の半分以上が埋まってしまっているが、まぁ結果オーライかな。
「だが、それはそれとして、アルフとテスタはその場で両手を上にあげて、膝の屈伸を百回やっとけ」
「えっ! なんで俺まで?」「ダスター、おーぼーだ! それとフォルテをどうにかして!」
「いいから鍛錬だと思ってやれ! フォルテは二人の応援でもしてろ」
三人(フォルテも含む)は、文句を言いながらも、その場で膝の屈伸と応援を始めた。
むろんフォルテはただうるさく鳴きながら二人の間を飛び回っているだけだ。
気が散る分、うざったいだけだろうな。
これで少しの間だが、余計なことはしないだろう。
俺は用心しながら崩れた場所を探った。
崩れたばかりのところから、さらなる崩落が始まる場合がある。
様子がわからない内に新たな衝撃を与える訳にはいかないのだ。
「な、なんだ!」
「待て、うかつに近づくな! 魔物かもしれんぞ!」
崩落した壁の向こうから人の声が聞こえて来た。
片方が男、片方が女だ。
ん? この声、どこかで聞いた覚えが?
首をひねりつつも、こっちからも声を出す。
魔物と思われていきなり攻撃をしかけられても大変だ。
「すまん。うちの奴が壁を崩しちまった。そっちに被害はないか?」
「はぁ? 迷宮の壁を崩壊させたのが人間の力だと? 冗談抜かすな」
苛立ったような男の声が返って来る。
信じられないのはわかる。
迷宮の壁は魔力がこもっているから、びっくりするぐらい頑丈なんだよな。
だけど、こっちの一行は、ちょっと常識から外れてるから、仕方ない。
「嘘じゃない。こっちは勇者さまが率いるパーティで、魔法が使える奴が多いんだ」
「勇者!」「勇者だとっ?」
向こう側の相手が息を呑むのがわかった。
崩落したがれきや土砂の山越しなので、相手の顔が見えず、何を考えているのかは掴めない。
俺はふと、相手が探索者ではないかもしれない、という可能性に気づいた。
迷宮の深層をねじろにしている賊もいるという話だったはず。
「勇者さまは平和主義者だが、攻撃を受けたら反撃ぐらいはするぞ? ちなみに壁を崩したのは、勇者のお付きの一人だ」
「嘘だろ。人間技で崩れるようなモロい壁じゃねえぞ」
「しかし、予兆はなかった。嘘の気配はない」
「あねさんはそうおっしゃいますが、嘘つきほど殊勝な態度をとりますからね」
もう一人、別の声が聞こえた。
これで少なくとも三人以上いるということになる。
「あー、ともかくそっちへ行きたいんだが、いいか?」
「わかった。ただ、こちらもそれなりに備えている。誤解のないように言っておくが、別に戦うつもりだからじゃない。自衛のためだ」
三人のなかでは、女性の声が一番冷静だ。
……しかし、やっぱりこの声、覚えがあるぞ。
そう思いつつも、今はそんなことにかまけている場合ではない。
「アルフ! 殺気を出すな! ああやって言って来るということは、話の通じる相手だ。最初から敵対するような態度は控えろ」
どうやらさっさと百回の屈伸を終えたらしい勇者とモンクが、少し殺気立ちながら近づいて来たので、警告をする。
「でも、友好的じゃないよな?」
「ミュリアに危険が及ぶことは看過出来ない」
「だ・か・ら、迷宮の壁が突然くずれりゃあ、相手だって仰天するし、どんな化け物が現れるか怖えんだよ。そういう危険要素を無防備に迎える訳にはいかねえだろうが。少しは察してやれ」
「うぬう」
「むうっ……わかった。今回は私が悪かったし、少し牽制する程度に留めておこう」
「お前等の言う妥協って、全然妥協してないよな? まぁいい。いきなり殺気を飛ばしたり、睨みつけたりしないと約束しろ」
「約束する」
「ここはダスターの顔を立ててあげるよ」
ふう、好戦的な勇者とモンクの放つ殺気を抑えることに成功したぞ。
誰か俺を褒めて欲しい。
いきなり壁全体を壊してしまうと、崩落が起きる危険があるのだ。
ここが地下深くであることは、決して忘れてはいけない。
俺がくり抜くような形で切断出来ればいいんだが、あいにく、そんな器用な技ではないしな。
そういうところは、昔の愛剣であった「断ち切り」のほうが使い勝手がよかったかもしれない。
断ち切りを使った断絶の剣は、狭い範囲を浅く断ち切るだけだった。
実は戦いよりも、こういう作業に向いていたのだ。
しかし、現在使っている星降りの剣は、よくもわるくもドラゴンの素材で作られた剣だ。
切れ味がよすぎる上に、俺の使う魔技である断絶の剣も、切るか結ぶかしか出来ない。
戦うにおいては相性がいいのだが、作業には全く向かなかった。
「うーん」
俺が悩んでいると、勇者がひょいと剣を抜こうとした。
「待て待て、何をする気だ?」
「え? だってこの壁を壊す必要があるんだろう? なら俺が壊せば早いかと」
「だからお前はうかつなことをするなと言っただろうが。お前がその剣で斬ったら、間違いなく崩落が起きるぞ」
「いや、師匠、そういうことはやってみないとわからない」
「やって失敗したら全員死ぬんだぞ? 死にたいなら一人でやれ!」
「まーまー、二人共」
俺が勇者に噛みついていると、モンクが仲裁に入った。
「ここは私が……」
言うが早いか、モンクはいきなり拳を繰り出した。
ドゴン! と、重い音が響く。
何かの小さな魔物が穿ったであろう穴を中心に、パシッ、ピシッと嫌な音を立てながらヒビが広がり出した。
その穴に潜り込もうとしていた、カニの魔物が慌てて逃げ出す。
三角帽子も、何か命の危機を感じたらしく、のそのそと逃げようとしていたが、諦めたのか、殻のなかに逃げ込んだ。
「全員離れろ!」
俺達が離れると同時に、モンクが拳を打ち付けた場所から、壁がボコりと崩れ、それが連鎖するように周囲にひろがり、天井の一部と共に、崩れ落ちる。
「ゲホッ、大丈夫か?」
「ゴホッ、うん、私は大丈夫」
メルリルは無事のようだ。
「聖女さまと私も無事です」
聖騎士が報告する。
「あれ? なんであんなに崩れるの?」
「テスタはちょっと考えが足りないんじゃないか?」
モンクと勇者も無事そうだ。
「ピャッ! ジーッチチチ!」
「きゃあ!」
どうやら突然のことに眠りを妨げられたらしいフォルテが、モンクを襲っている。
いいぞ、髪の数本引き抜いてしまえ。
「フガ……」『僕は寝て……ないから……ね……グー』
「お前の報告はいらん。心配もしてない」
若葉が寝ぼけながら謎の報告をして来たので、流す。
「ふう……」
洞窟の壁の崩壊は、幸い最小限度に収まったようだった。
がれきと土砂で、せっかく開いた穴の半分以上が埋まってしまっているが、まぁ結果オーライかな。
「だが、それはそれとして、アルフとテスタはその場で両手を上にあげて、膝の屈伸を百回やっとけ」
「えっ! なんで俺まで?」「ダスター、おーぼーだ! それとフォルテをどうにかして!」
「いいから鍛錬だと思ってやれ! フォルテは二人の応援でもしてろ」
三人(フォルテも含む)は、文句を言いながらも、その場で膝の屈伸と応援を始めた。
むろんフォルテはただうるさく鳴きながら二人の間を飛び回っているだけだ。
気が散る分、うざったいだけだろうな。
これで少しの間だが、余計なことはしないだろう。
俺は用心しながら崩れた場所を探った。
崩れたばかりのところから、さらなる崩落が始まる場合がある。
様子がわからない内に新たな衝撃を与える訳にはいかないのだ。
「な、なんだ!」
「待て、うかつに近づくな! 魔物かもしれんぞ!」
崩落した壁の向こうから人の声が聞こえて来た。
片方が男、片方が女だ。
ん? この声、どこかで聞いた覚えが?
首をひねりつつも、こっちからも声を出す。
魔物と思われていきなり攻撃をしかけられても大変だ。
「すまん。うちの奴が壁を崩しちまった。そっちに被害はないか?」
「はぁ? 迷宮の壁を崩壊させたのが人間の力だと? 冗談抜かすな」
苛立ったような男の声が返って来る。
信じられないのはわかる。
迷宮の壁は魔力がこもっているから、びっくりするぐらい頑丈なんだよな。
だけど、こっちの一行は、ちょっと常識から外れてるから、仕方ない。
「嘘じゃない。こっちは勇者さまが率いるパーティで、魔法が使える奴が多いんだ」
「勇者!」「勇者だとっ?」
向こう側の相手が息を呑むのがわかった。
崩落したがれきや土砂の山越しなので、相手の顔が見えず、何を考えているのかは掴めない。
俺はふと、相手が探索者ではないかもしれない、という可能性に気づいた。
迷宮の深層をねじろにしている賊もいるという話だったはず。
「勇者さまは平和主義者だが、攻撃を受けたら反撃ぐらいはするぞ? ちなみに壁を崩したのは、勇者のお付きの一人だ」
「嘘だろ。人間技で崩れるようなモロい壁じゃねえぞ」
「しかし、予兆はなかった。嘘の気配はない」
「あねさんはそうおっしゃいますが、嘘つきほど殊勝な態度をとりますからね」
もう一人、別の声が聞こえた。
これで少なくとも三人以上いるということになる。
「あー、ともかくそっちへ行きたいんだが、いいか?」
「わかった。ただ、こちらもそれなりに備えている。誤解のないように言っておくが、別に戦うつもりだからじゃない。自衛のためだ」
三人のなかでは、女性の声が一番冷静だ。
……しかし、やっぱりこの声、覚えがあるぞ。
そう思いつつも、今はそんなことにかまけている場合ではない。
「アルフ! 殺気を出すな! ああやって言って来るということは、話の通じる相手だ。最初から敵対するような態度は控えろ」
どうやらさっさと百回の屈伸を終えたらしい勇者とモンクが、少し殺気立ちながら近づいて来たので、警告をする。
「でも、友好的じゃないよな?」
「ミュリアに危険が及ぶことは看過出来ない」
「だ・か・ら、迷宮の壁が突然くずれりゃあ、相手だって仰天するし、どんな化け物が現れるか怖えんだよ。そういう危険要素を無防備に迎える訳にはいかねえだろうが。少しは察してやれ」
「うぬう」
「むうっ……わかった。今回は私が悪かったし、少し牽制する程度に留めておこう」
「お前等の言う妥協って、全然妥協してないよな? まぁいい。いきなり殺気を飛ばしたり、睨みつけたりしないと約束しろ」
「約束する」
「ここはダスターの顔を立ててあげるよ」
ふう、好戦的な勇者とモンクの放つ殺気を抑えることに成功したぞ。
誰か俺を褒めて欲しい。
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