570 / 885
第七章 幻の都
675 幻の都の最下層へ1
しおりを挟む
「この辺は神樹の種とか木片を使った加工物みたい。加工物は触ったら崩れるか、硬くなっているか。種は壺に入って密封されていたから、もしかしたら……まだ生きているかも」
「まさか! 今の時代に神樹が蘇る可能性があるのか? 何千年も昔の種だろ?」
メルリルの言葉に驚愕する。
植物の種ってそんなに持つものなのか?
「植物は、いろいろな方法で子孫を残そうとするの。そういう意味ではほかの生き物と同じだけど、植物は自分では動けないでしょう? だから最適な場所と最適な時期に芽を出せるのが、いつになるかわからない。そのために出来るだけ種が長く生きられるように硬い殻で覆っているの。だから水分のない場所では、びっくりするほど長く生きるんだよ」
「なるほどな。とは言え、これが神樹なら、どこにでも植えていい樹じゃねえよな。魔力を必要とするバカでかい樹で、しかも万病の薬になるとか。金銀以上にヤバい」
勇者の剣を手に入れようとして、とんでもないものばっかり引き当てているんだが、これはあれか? 勇者の悪運の巡りなのか?
「そういうヤバめなもんは大聖堂に任せておけばいい。あそこはそういうことのためにあるんだし」
「いや、それはそれで酷い言いようだな」
仮にもか弱き人間の心のよすがとなっている場所だぞ。
とは言え、勇者の言うことにも一理ある。
もしこの神樹が大聖堂に生えたら、ありがたがる人が増えるだけで、特に問題が起きることはないだろう。
「問題は癒しの樹……いえ、神樹が、どのくらい魔力を必要とするか、ですね」
聖女が考え込むようにしながら言った。
大聖堂には強い魔力持つ人間が集まってはいるが、もし神樹が際限なく魔力を吸うようでは、問題が発生するだろう。
とは言え……。
「太古の昔は魔力持ちなんてめったにいなかったはずだから。魔力のある品物を定期的に収めていたとしても、それほどではないんじゃないかな? まぁそういう詳しいことは、学者達に任せればいい。俺達が心配すべきは、ここにあるものをどうするか、だろ」
「種だけ持って帰ろう」
勇者がそう言った。
「この壺と種は、パッと見た感じではただの古ぼけた壺に入ったゴミでしかない。だが、金銀は人目を引く。面倒を避けるならそれが無難だろう。それに俺達には財宝は必要ない。いつかここを訪れる探索者の楽しみを奪うのも気の毒だしな」
勇者の言葉は理にかなっている上に、探索者のことを考えている。
俺は思わず感心してしまった。
「いい判断だな」
「そうだろう!」
ちょっと褒めたら自慢げにするのは、いかがなものかとは思うけどな。
「その種、私が持とうか?」
モンクが提案する。
じいっと壺に入った種に視線を固定していた。
「もし、この種が芽を出したら、誰も、うちの妹のように病で苦しみながら死んで行くことはなくなるんだよね」
ああ、そうか。
モンクは病で亡くなった妹さんのことを今でも気に病んでいるんだな。
だが、もしこの神樹が立派に育って、たわわに実をつけたとしても、それは全ての病気の人間よりもずっと少ない数だろう。
こぼれ落ちる者がいなくなりはしない。
とは言え、助かる者が増えるのは確かだ。
「そうだな。俺はさっきの迷宮鼠からの礼の品が重いから、そっちはテスタが引き受けてくれると助かる」
「……ありがとう」
モンクは照れたように笑った。
俺のへたくそな理由付けがバレていたんだろう。
「さて、扉はもう一つ見つかっていたよな。そっちは出口か?」
「ここが根元の部分だから、地上に通じる出口の可能性は高いと思う」
俺の独り言にメルリルが答えた。
根元の部分に栄養を埋めておく貯蔵庫があって、反対側に扉がある。
納得のいく構造だ。
俺達はもう一度勇者に扉に触れてもらって外に出た。
この扉、魔力を通して放置していると、いつのまにか壁と一体化してしまうようだ。
外には、周囲に気を配る聖騎士の姿があった。
「どうでした?」
「いろいろあった。詳しくは師匠から話があると思う」
勇者がいつも通り俺に責任を押し付けて来る。
「お前が説明しろ。他人に物事を正確に伝える技術も、磨かないでいると衰えるぞ」
「えー」
「えー、じゃない」
勇者はしぶしぶ聖騎士に説明をした。
聖騎士はその説明を大人しく拝聴しているようだ。
あいつ、勇者に甘いから、いい加減な説明でも納得してしまいそうだな。
とりあえず俺はそっちは放置しておいて、もう一つの扉へと向かった。
さっきの扉と似たような感じだが、なんとなく模様が違う。
「ここも魔力を通すのかな?」
「場所によって作りを変えているとも思えないし。そうじゃないかな?」
メルリルのお墨付きをもらい、俺は今度は自分で扉に手を当てて、魔力を通した。
手に集めたはずの魔力が、するっと手ごたえなく消えていく感触が、気持ち悪い。
勇者の言っていたことが実感出来た。
さきほどの貯蔵庫と同じように扉に筋が入って開く。
ここまでは予想通りだったが、扉が開いた先が真っ暗だった。
「うわっ、ここも魔力が吸われて暗視が使えねえ。ランタンを消さずに持って来てよかったな。おい、二人共! 早く来い。扉が閉まっちまうと、無駄に魔力を使わなきゃならなくなるぞ」
扉を開いた状態にして、メルリルと、聖女とモンクが外に出たのを見届け、勇者と聖騎士を呼ぶ。
二人は慌ててこっちに駆けて来た。
「師匠、いつの間にか置いてきぼりにするのは酷いぞ」
「お前の説明が長すぎるんだよ。なんで順を追って説明してるんだ。要点だけ話せ」
「そうすると面白みがないだろ」
「面白い話は安全な場所でゆっくりやればいいだろ」
慌てて二人が出たところで扉から手を離す。
元の通りに戻った扉は、すでに外側からは、ただの岩にしか見えなかった。
「まさか! 今の時代に神樹が蘇る可能性があるのか? 何千年も昔の種だろ?」
メルリルの言葉に驚愕する。
植物の種ってそんなに持つものなのか?
「植物は、いろいろな方法で子孫を残そうとするの。そういう意味ではほかの生き物と同じだけど、植物は自分では動けないでしょう? だから最適な場所と最適な時期に芽を出せるのが、いつになるかわからない。そのために出来るだけ種が長く生きられるように硬い殻で覆っているの。だから水分のない場所では、びっくりするほど長く生きるんだよ」
「なるほどな。とは言え、これが神樹なら、どこにでも植えていい樹じゃねえよな。魔力を必要とするバカでかい樹で、しかも万病の薬になるとか。金銀以上にヤバい」
勇者の剣を手に入れようとして、とんでもないものばっかり引き当てているんだが、これはあれか? 勇者の悪運の巡りなのか?
「そういうヤバめなもんは大聖堂に任せておけばいい。あそこはそういうことのためにあるんだし」
「いや、それはそれで酷い言いようだな」
仮にもか弱き人間の心のよすがとなっている場所だぞ。
とは言え、勇者の言うことにも一理ある。
もしこの神樹が大聖堂に生えたら、ありがたがる人が増えるだけで、特に問題が起きることはないだろう。
「問題は癒しの樹……いえ、神樹が、どのくらい魔力を必要とするか、ですね」
聖女が考え込むようにしながら言った。
大聖堂には強い魔力持つ人間が集まってはいるが、もし神樹が際限なく魔力を吸うようでは、問題が発生するだろう。
とは言え……。
「太古の昔は魔力持ちなんてめったにいなかったはずだから。魔力のある品物を定期的に収めていたとしても、それほどではないんじゃないかな? まぁそういう詳しいことは、学者達に任せればいい。俺達が心配すべきは、ここにあるものをどうするか、だろ」
「種だけ持って帰ろう」
勇者がそう言った。
「この壺と種は、パッと見た感じではただの古ぼけた壺に入ったゴミでしかない。だが、金銀は人目を引く。面倒を避けるならそれが無難だろう。それに俺達には財宝は必要ない。いつかここを訪れる探索者の楽しみを奪うのも気の毒だしな」
勇者の言葉は理にかなっている上に、探索者のことを考えている。
俺は思わず感心してしまった。
「いい判断だな」
「そうだろう!」
ちょっと褒めたら自慢げにするのは、いかがなものかとは思うけどな。
「その種、私が持とうか?」
モンクが提案する。
じいっと壺に入った種に視線を固定していた。
「もし、この種が芽を出したら、誰も、うちの妹のように病で苦しみながら死んで行くことはなくなるんだよね」
ああ、そうか。
モンクは病で亡くなった妹さんのことを今でも気に病んでいるんだな。
だが、もしこの神樹が立派に育って、たわわに実をつけたとしても、それは全ての病気の人間よりもずっと少ない数だろう。
こぼれ落ちる者がいなくなりはしない。
とは言え、助かる者が増えるのは確かだ。
「そうだな。俺はさっきの迷宮鼠からの礼の品が重いから、そっちはテスタが引き受けてくれると助かる」
「……ありがとう」
モンクは照れたように笑った。
俺のへたくそな理由付けがバレていたんだろう。
「さて、扉はもう一つ見つかっていたよな。そっちは出口か?」
「ここが根元の部分だから、地上に通じる出口の可能性は高いと思う」
俺の独り言にメルリルが答えた。
根元の部分に栄養を埋めておく貯蔵庫があって、反対側に扉がある。
納得のいく構造だ。
俺達はもう一度勇者に扉に触れてもらって外に出た。
この扉、魔力を通して放置していると、いつのまにか壁と一体化してしまうようだ。
外には、周囲に気を配る聖騎士の姿があった。
「どうでした?」
「いろいろあった。詳しくは師匠から話があると思う」
勇者がいつも通り俺に責任を押し付けて来る。
「お前が説明しろ。他人に物事を正確に伝える技術も、磨かないでいると衰えるぞ」
「えー」
「えー、じゃない」
勇者はしぶしぶ聖騎士に説明をした。
聖騎士はその説明を大人しく拝聴しているようだ。
あいつ、勇者に甘いから、いい加減な説明でも納得してしまいそうだな。
とりあえず俺はそっちは放置しておいて、もう一つの扉へと向かった。
さっきの扉と似たような感じだが、なんとなく模様が違う。
「ここも魔力を通すのかな?」
「場所によって作りを変えているとも思えないし。そうじゃないかな?」
メルリルのお墨付きをもらい、俺は今度は自分で扉に手を当てて、魔力を通した。
手に集めたはずの魔力が、するっと手ごたえなく消えていく感触が、気持ち悪い。
勇者の言っていたことが実感出来た。
さきほどの貯蔵庫と同じように扉に筋が入って開く。
ここまでは予想通りだったが、扉が開いた先が真っ暗だった。
「うわっ、ここも魔力が吸われて暗視が使えねえ。ランタンを消さずに持って来てよかったな。おい、二人共! 早く来い。扉が閉まっちまうと、無駄に魔力を使わなきゃならなくなるぞ」
扉を開いた状態にして、メルリルと、聖女とモンクが外に出たのを見届け、勇者と聖騎士を呼ぶ。
二人は慌ててこっちに駆けて来た。
「師匠、いつの間にか置いてきぼりにするのは酷いぞ」
「お前の説明が長すぎるんだよ。なんで順を追って説明してるんだ。要点だけ話せ」
「そうすると面白みがないだろ」
「面白い話は安全な場所でゆっくりやればいいだろ」
慌てて二人が出たところで扉から手を離す。
元の通りに戻った扉は、すでに外側からは、ただの岩にしか見えなかった。
11
お気に入りに追加
9,275
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

私の薬華異堂薬局は異世界につくるのだ
柚木 潤
ファンタジー
薬剤師の舞は、亡くなった祖父から託された鍵で秘密の扉を開けると、不思議な薬が書いてある古びた書物を見つけた。
そしてその扉の中に届いた異世界からの手紙に導かれその世界に転移すると、そこは人間だけでなく魔人、精霊、翼人などが存在する世界であった。
舞はその世界の魔人の王に見合う女性になる為に、異世界で勉強する事を決断する。
舞は薬師大学校に聴講生として入るのだが、のんびりと学生をしている状況にはならなかった。
以前も現れた黒い影の集合体や、舞を監視する存在が見え隠れし始めたのだ・・・
「薬華異堂薬局のお仕事は異世界にもあったのだ」の続編になります。
主人公「舞」は異世界に拠点を移し、薬師大学校での学生生活が始まります。
前作で起きた話の説明も間に挟みながら書いていく予定なので、前作を読んでいなくてもわかるようにしていこうと思います。
また、意外なその異世界の秘密や、新たな敵というべき存在も現れる予定なので、前作と合わせて読んでいただけると嬉しいです。
以前の登場人物についてもプロローグのに軽く記載しましたので、よかったら参考にしてください。

異世界に召喚されたが「間違っちゃった」と身勝手な女神に追放されてしまったので、おまけで貰ったスキルで凡人の俺は頑張って生き残ります!
椿紅颯
ファンタジー
神乃勇人(こうのゆうと)はある日、女神ルミナによって異世界へと転移させられる。
しかしまさかのまさか、それは誤転移ということだった。
身勝手な女神により、たった一人だけ仲間外れにされた挙句の果てに粗雑に扱われ、ほぼ投げ捨てられるようなかたちで異世界の地へと下ろされてしまう。
そんな踏んだり蹴ったりな、凡人主人公がおりなす異世界ファンタジー!
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。