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3巻
3-1
しおりを挟む俺は十五で冒険者になり、三十になるまで生き延びた熟練冒険者で、ダスターと言う。
冒険者は長生きできない職業と言われるが、特に俺のような単独はなかなか続かない。
ある意味、運がよかったのだろう。
しかし運というものは、当てにするようになると逃げるものだ。俺は冒険者として、そろそろ潮時だと感じていた。
だが、運命とはわからない。
国の依頼で、勇者パーティをサポートするという極めて厄介な仕事を請け負った結果、いつの間にか勇者パーティに付きまとわれるようになってしまった。
さらに、世界でも最強の魔物とされるドラゴンからおつかいを頼まれ、盟約の印として、ドラゴンが生み出した青い鳥「フォルテ」を押し付けられる始末。
これはいよいよ俺の運も尽きて来たか、と思われたなかで出会ったのが、森人の巫女であるメルリルだった。
森人というのは、森の厳しい環境で生き延びるために人が進化した種族で、人の耳の部分が獣のようで、さらに尻尾もある者たちだ。
見た目は多少違っても、人間であることに違いはない。
それどころか、このメルリルという女性は俺が心穏やかにならざるほど美しかった。
大人の成熟のなかに少女のはかなさを持つ彼女に惹かれ、また、その厳しい境遇に同情もした俺は、彼女が俺たち平野の民と共に暮らすために力を尽くすと誓った。
そして今、メルリルは俺と共に冒険者になると言い、パーティを組むことを誓った。
あ、ついでに、鳥のくせに人間のようにものを考えることの出来るフォルテも、パーティメンバーとして加わったんだけどな。
さて、パーティを組むと決めた以上は、メルリルを冒険者として育てる必要があった。
そういう意味では、嵐の季節はありがたい時間だ。
普通の人は嵐のなかで行動したりしないが、冒険者は異なる。
当たり前ではない状態での判断や行動が、生き残れるかどうかを分けるのだ。実際に嵐のなかで行動したこともあった。
さっそくギルドを介して仕事を受けたのだが、ギルドにメルリルの登録をしたときに、誰一人として驚かなかったことに、逆に俺が驚いた。
そして、「え? そのつもりで連れて来てたんじゃないのか?」と、ギルドマスターに言われてしまい、つい切れかけた。
じゃあ何か? 俺は今まで好みの美人がいなかったからパーティを組まなかったのか? 自分好みの美人を見つけたら、さっそくものにするゲス野郎か?
「ダスターさ……んんっ、ダスター、気にしすぎだと思う」
「純真な娘をかどわかして自分の支配下に置く、みたいな風に思われているかと考えると、はらわたが煮えるような気分になる」
「そんなこと誰も考えてないと思う」
「メルリルだって思う思うばっかりじゃないか。俺が悪いほうに考えすぎなら、メルリルはいいほうに考えすぎなんじゃないか」
「ダスター、なんだか拗ねてない?」
「俺は子どもか?」
「ふふっ」
「なんでそこでうれしそうなんだ?」
すっかり機嫌を悪くした俺に困ったらしいメルリル。彼女とのやりとりは、どこかあたたかさに満ちていて、少しだけ俺を慰めた。
「考えすぎはハゲるゾ」
だが、そんななか、急に聞こえたやたらと耳に心地よい声が、とんでもないことを囁く。
「フォルテ。ひさびさにしゃべったと思えば、嫌がらせか?」
「あはは、フォルテも会話に入りたかったんだよね。大丈夫、フォルテもちゃんと仲間だから」
「クルル、仲間!」
「そう、仲間!」
おかしい。
うちのパーティメンバーときたら、豪雨のなか、森に入り込んでいるのにはしゃいでやがる。
子どもの冒険ごっこじゃないんだぞ?
「君たち。フォルテのおかげで雨に濡れないからって気を抜きすぎだ。足元はぬかるんで滑りやすいし、何かが近づいて来ても気配を探りにくい。雨というのはやたら厄介な状態だ。実際、悪天候の仕事中に死んでしまう冒険者は多い」
俺の言葉にメルリルとフォルテはうなずいた。
む、急に真面目になったな。切り替えが早い。
「普段なら走り抜けるところをゆっくりと着実に歩く必要があるし、通常なら楽に飛び越えられる水辺も危険地帯となっている。冒険者に大切な資質として、周囲の状況を観察して最善の行動を選択するというものがある。常日頃から周囲に気を配るようにするんだ。状況を理解して、どうすれば危険を避けることが出来るかを考える。そういう意味では日常が常に訓練とも言える」
「はい」
「ピッ!」
「今日は簡単な採取の仕事だ。この時期だけに採れる植物は多い。そのなかには特別な薬効を持っているものもある。メルリルにはむしろ楽な仕事かもしれないが、気は抜かないように」
「はい」
「ピッ!」
正直フォルテの声は気が抜けるというか、こいつが返事をするたびに真剣味が薄れていく感じがして困る。
かと言って、相棒として認めた以上は、ぞんざいに扱う訳にもいかない。
それにフォルテのおかげで水に濡れないで行動が出来る。
この恩恵は凄まじい。
通常、雨に濡れると体温が急激に下がり、だんだんと行動する力が失われて行く。そのため、嵐の時期には出来るだけ短時間で仕事を終わらせる必要があるのだ。
しかし、フォルテのおかげでその時間制限もない。
視界が悪い。音が聞こえない。そういう、嵐の時期のデメリットは変わらないが、体が濡れないだけで全く違う。
俺自身がその恩恵を実感すると、思った以上のそのアドバンテージに口元がほころぶのを感じた。
「ダスター、今回の依頼は水シダの新芽と膨れ泡の採取だったけど、他のものを採取するのはどうなの?」
「依頼優先だが、他に売れそうなものがあったら採取する。基本的に冒険者の稼ぎには二通りあって、一つが依頼を受けてそれを達成すること。もう一つが、自分で金になるものを探索して採取、もしくは狩るというものになる。もちろん、その両方をいっぺんにやれるならやったほうがいい」
「わかった」
今回の依頼を受けた主な目的は、メルリルの巫女の力というものを俺が把握することにある。
あと、メルリルが冒険者としてどのくらい適正があるか、ということも知っておきたい。
確認したところ、精霊の力を使って、目当ての植物や獲物などを察知するということは出来ないらしい。
とは言え、森暮らしだったため、経験で学んだ知識によって必要な植物などを探すのはかなり早い。
ただし、平野人の認識する草花や生物の名前と、メルリルたち森人の認識する名前が違っているので、そのあたりのすり合わせに事前の情報交換が必要だった。
名前を聞いただけではメルリルにはそれが何かわからないし、俺の説明が下手でも伝わらない。
森人には共感の力があるので、名前で薬草とか食用とかいうおおざっぱなところは感じ取れるとのことだった。まぁそれだけでもすごいよな。
標本などがあるものはそれで確認も出来るが、嵐の時期に採れるものには標本に出来ないものも多い。
膨れ泡と呼ばれるキノコなどが、そのいい例だ。嵐の時期にだけ生えて来る透明でまん丸なキノコなんだが、中身はほぼ水。そのせいで標本に出来ないのである。
膨れ泡の内部の水は、そのまま飲むと毒になる。
錬金術師によると、この水には高い濃度で金属が溶け込んでいるらしい。
おかげで錬金術師や薬師の使う素材として、それなりに高い値段で取引される。
持ち帰るには、根本から切り離して水を入れた袋に保管する必要があった。
この膨れ泡も、メルリルたち森人は光玉の実と呼んでいるとのことだ。油を満たしたガラスの容器に入れておくと、夜にほのかに発光するのだとか。
驚きの事実だ。
俺たち平野人の国では、ガラスの器は貴族が使っているぐらいで一般的ではない。
しかし森人の社会では、日常使いに出来るほどに普及しているとのことである。
俺たちが滞在したときには、夜に光を発していたものを照明の魔具だと思っていた。だがあれもガラスの器だった可能性があった。
下品な言い方だが、この文化の違いは金になる。先日話した上品な老婦人ティティニィティと結ばれたという商人が、森人の文化を商売にしようと思ったのは目の付け所としてよかったと言えるだろう。
実際、彼はかなりの成功者となったらしい。
「あっ!」
「おっと」
メルリルが無理をして木に登ろうとして手を滑らせて落ちかける。
どうやら苔で滑ったらしい。
慌てて支えてやった。
「あ、ありがとう」
「上には目的のものはないだろう。どうした?」
「雨糸ヤドリギがあったから」
「雨糸ヤドリギ?」
「万能薬の元になる植物」
メルリルが指さしたところを見ると、なるほど、雨に紛れているが、銀色の糸のようなものがいくつかその木の表面を覆っている。
俺たちの言うところの、雨の雫だな。
「すごいな。俺がメルリルに教わったほうがいいぐらいだ」
「いえ、ちゃんと報告して行動するべきでした」
「それがわかっていればいいさ。フォルテ! あのツルを傷つけないように抜いて持って来れるか?」
「チキキキ!」
「おう、頼んだ」
まぁ高いところの仕事は、翼のある奴にやらせるべきだよな。
そうして、俺たちはパーティとしての最初の仕事でかなりの成果を上げることになったのだった。
「メルリルの初めての仕事の成功を祝って乾杯!」
「かんぱーい!」
「めでたい!」
「どうでもいいが、なんで関係ない連中が一番盛り上がってるんだ?」
初仕事を終えた俺とメルリルとフォルテは、冒険者風にお祝いを、というつもりはさらさらなく、単に外に行くのが面倒だったからギルドで食事を頼んだだけだった。
それがなぜかメルリルの初仕事のお祝いの名を借りた宴会となってしまう。
まぁネタさえあれば、それを口実に飲んじまう連中が揃っているからな。
「あ、あの……ありがとうございます」
そんなこととは知らないメルリルは、てっきり俺が準備して彼女を驚かせようとしたと誤解をしているようだった。
「ああ、メルリル。積極的に行きなさいとは言ったけど、まさか冒険者になるなんて。約束して、絶対死なないって!」
「リリ、お前、ギルドメイドのくせにもう酔っ払ってるのか?」
「リリ姉さん、ありがとうございます。私、今すごく充実しています」
「冒険者なんて、臭くて汚くて危険っていう、いいところのない仕事なんだよ。食い詰め者の行き着くところが冒険者と色街とか言われててさぁ」
「実際、私、他にアテもないので、ダスターに頼るしかなくって」
「へぇ~? ダスターね」
リリが目つきだけでわかっているぞと絡んで来る。
いやもうお前、手足からメルリルに絡んでるぞ。
メルリルから、ものすごく切羽詰まった助けを求める目を向けられているが、その救出依頼は無理だから。
「いい~、男はいざとなったら及び腰になるからね、こうやってグッと捕まえるんだよ」
「リリ姉さん苦しいです」
女同士が絡み合って、何かヤバイ空間が出来上がっている。
なんだか見てはいけないものを見ている気分だ。
「とうとうダスターもパーティを組んだか。今後は気軽に仕事に誘えないな」
「いや、うち二人と一匹しかいないから、また気軽に呼んでくれ」
「私はうれしいです。女性の冒険者が増えると」
ケインとアイネの夫婦が楽しそうにそう話し掛けて来た。
アイネの言葉は切実だ。
うちのギルドに女性の冒険者はアイネともう一人いるだけ。
女の冒険者というだけで、仕事がやり辛いこともあるらしい。
もうちょっと増えると女だけのパーティとかも出来るかもしれないが。
いや、それはそれで不安が大きいな。
俺は大地の牙のパーティとはよく組むが、アイネの事情は知らない。
仕草や言葉遣いから、どうもかなり育ちはいいんじゃないかと思うんだよな。
なにがどうなって冒険者になって、ケインと一緒になったのか、いつか聞けるといいな。
「ところでダスター、パーティの名前は決めたのか?」
「ああ、いや。メルリルとも相談して決めるつもりだが」
「こういうのは勢いで決めちまったほうがいいぞ。へたに考えすぎると、やたら凝りすぎた名前になっちまったりするし」
「大地の牙ってのはいい名前だよな」
「そうだろう、気に入ってるんだぜ」
パーティ名か。
ギルドに登録するのにパーティ名が必要だ。
今はメルリルが冒険者見習いとして俺が指導している状態だが、パーティを組むのは決まっているのだから、もう登録してしまってもいい。
「ダスター!」
騒ぎから離れて、カウンターのいつもの席で一人飲んでいると、ようやくリリの魔手から逃れたらしいメルリルがやって来た。
「ひどいです。なんで助けてくれないんですか?」
「男が女に手出しするとろくなことにならんからな。それに、メルリルはもう一人前の冒険者なんだから、自分のトラブルは自分で解決出来ないと駄目だろう」
「う、確かに」
適当なことを言って煙に巻いてみたら、その言葉を正面から受け止めたメルリルがしょんぼりと落ち込んだ。
どうもテンションがおかしいと思ったら、酒を飲んでるっぽいな。
「メルリル。まだ酒は飲めるか?」
「え、もちろんです。巫女は儀式でお酒を飲むことも多いので、酔いにくいのですよぉ」
本当か? どうも怪しいと思いながらも、俺は荷物から一つの壺を取り出した。
「本当は帰ってからと思ってたが、この調子じゃ帰る頃には酒の味なんぞわからなくなっていそうだからな」
「それは?」
「リリル村でもらったヤマモモ酒だ。三人で依頼成功を祝って乾杯しようと思ってな」
「持ち歩いてるんですか?」
「俺の数少ない趣味の一つだ。他にもいろいろあるぞ」
「あ、小さい箱が一杯ある」
「飲める量は少ないが、野営用のカップがあるからこれに分けよう」
俺は野営用のカップを並べて、そこにヤマモモ酒を注いだ。
小さい壺に入っていた酒は、三つに分けるとすぐになくなった。
それでも、三口ぐらいは飲めるだろう。
「ほい、メルリル。それとフォルテ」
「クルー?」
「もちろんお前のもあるさ」
「ありがとうございます。なにか、こういうのいいですね」
それぞれが自分のカップを受け取る。
フォルテは手がないので空中に浮かせていた。
お前、なんでも有りだな。
「それじゃ、パーティの結成と、初依頼の成功を祝って、乾杯」
「乾杯」
「キュ」
カップ同士が軽く触れ合い、それぞれがそれぞれの酒を飲む。
うん、やっぱりこの酒は特別うまいな。
「ああん? そりゃあ俺のほうが力があるに決まってるだろ?」
「馬鹿は力自慢しかしない」
「なんだと!」
なんだか背後のほうで争いごとか起こってるようだが、いつものことだ。
気にするようなことではない。
「ダスター。あれ、止めなくていいんですか?」
「あれも奴らの楽しみなんだ、ほっとけ」
「そうなんですね。冒険者はすごいです」
何がすごいのかわからないが、メルリルは感心している。
「しかし、さすがにつまみが欲しいな。リリ……は、もうつぶれてるか」
「そうです。酔いつぶれて寝てしまったので、抜け出せたんです」
「ギルドマネージャーは……ああ? あそこでヒゲダルマを畳んでやがる」
「さっき争ってた片方がギルドマネージャーさんでした」
「仕方ねぇ、なんか作るか」
俺は勝手知ったるギルドの調理場へと体を滑り込ませると、そこにある腸詰めとふかしたイモと固くなったパンを使ってつまみを作る。
「おう、出来たぞ……て、お前ら」
「なんかいい匂いがしたから。なんだそれ?」
「腸詰めを、ふかしたイモと削ったパンで包んで簡単に焼いて、粗塩を振りかけただけだ」
「ほうほう?」
「わかった。全員が食う分を作ってやるから待ってろ。メルリルとフォルテはこれを先に食ってろ」
「え? 私も手伝います」
「そうか、助かる」
「ピュイ!」
「ああ、そうだな、お前は食ってろ。手伝いなぞ期待してない」
結局、酔っぱらいたちのつまみを作ってやりながら、メルリルと二人で適度につまみ食いして満足した。
食い物の味がわからない連中なので、適度に焼いたものを皿に盛って出しておけば問題ないしな。
自分の皿を空にしたフォルテが、食い物をもらいに途中から調理場に合流した。
正直、無法地帯と化した表よりもよほど平和な調理場で、俺たちはのんびり過ごしたのだった。
「帰るか」
「あ、あの」
「それは気にするな。いつものことだ」
死屍累々とテーブルとイス、さらに床の上に横たわるギルドメンバーを避けながら外へと向かう。
メルリルは気になるようだが、すぐに慣れるだろう。
「そうそう、パーティの名前を考えないとな」
「パーティの名前ですか」
「ああ、メルリルはどんなのがいいと思う?」
俺の言葉に少し考えたメルリルは、俺の肩ですでに丸くなって寝ているフォルテを見た。
「ドラゴンの翼、というのはどうでしょう?」
「ドラゴンの翼か、なるほど。しかしフォルテがいなくなったら意味がわからなくなるな」
「大丈夫ですよ」
「……そうかな?」
メルリルがにこりと俺の好きな笑顔を見せた。
パーティの名前なんか勢いで決めたほうがいい、か。
「それにするか」
「はい」
俺たちはガラガラとうるさく鳴る壊れた装備の音を聞きながら、ギルドの重い扉を押し開けて外に出る。
フォルテが寝ているので雨に濡れるしかないが、こんなときはそれはそれでいいかもしれない。
メルリルは雨に濡れるのがさして苦にはならないらしく、楽し気に「びしょびしょになってしまいましたね」と言いながら俺の手を握った。
交わす会話が聞き取りにくく、ときどき互いの言葉を聞き返しつつ歩く。
やがてどちらからか歌が始まり、お互いに知らない歌を口ずさみながら二人でゆっくりと歩いて帰ったのだった。
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