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第六章 その祈り、届かなくとも……
536 帰りの舟にて
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その夜、俺は不思議なことに安心しきった深い眠りに落ちた。
薬や魔法による強引さのない眠りだ。
こんな眠りは自宅ですら滅多に味わえない。
「知らないこと、新しいことばっかりでとてもとても苦労しました」
なぜかミャアが俺に向かって愚痴を言っている。
ふくれっ面で現れた彼女は、しかしすぐに破顔して笑顔になった。
「でも、でも、楽しかった! 苦しかったけど楽しかった! 失敗ばかりしたけど楽しかった! ありがとう、ありがとう……私の感謝の祈りがあなた方を護りますように」
ミャア……そうか、楽しかったのか。
大変だったろうな、荒野の地中に水路を作ったんだって? すごいことを考えたなぁ。
もし精霊の王なんて存在がいるのだとしたら、それはフォルテなんかじゃないさ。
ミャア、精霊の民全てを救い導いた、お前こそが精霊の王だ。
朝目が覚めると目がやたらシバシバした。
目をこするとボロボロと目やにのようなものが落ちる。
やれやれ疲れがたまっていたのかもしれない。
起き上がって背伸びをする。
全身が洗い流されたようにすっきりとしていた。
「おはようダスター」
俺より早く起きていたらしいメルリルがにこにこと水の入った桶と手巾を渡して来る。
「ありがとう」
顔を拭くと、ほんのりと甘い水の香りがした。
不思議だ。
味は普通の水と変わりないのに、なんとなく花のような香りを感じる。
あの湖が特別な証なのかもしれない。
「何か夢を見た?」
「ああ、見たような気がする。ミャアに会ったかもしれない」
「私も。なんだか励まされたような気がする」
夢というのは不思議だ。
目覚めた瞬間から細部は泡のように消えて行く。
だが、その夢がいいものだったのか悪いものだったのかということはなんとなくわかるのだ。
俺たちが泊めてもらった部屋は大部屋だった。
大連合の人たちには部屋を仕切るという感覚が薄いので、基本的には大部屋で、プライベートな空間を作りたいときには布で仕切りをするらしい。
俺たちは野営でごろ寝をするのも慣れているので、大部屋でそのまま全員寝たのだ。
寝具は分厚く織られた毛織物のラグと毛布だったが、とても柔らかくて快適だった。
そもそも床自体にふかふかの絨毯が敷かれているので普通に歩いているだけでも快適なのだ。
その快適な宿を後にして、俺たちは再び舟に乗って湖を渡る。
大巫女様もまた一緒だ。
忙しい人らしいのにずっと俺たちに付き合って大丈夫なのかな?
出立のときにはまた山程花飾りをフォルテに捧げられ、頭上はすごいことになっていたが俺はあえて無視することにして一切認識しなかった。
花を贈って来たなかには涙目の宿の少女たちがいたので断れなかったのである。
ハラハラ上から降って来る花びらとか知らん。
「ピャ?」
「おう、食べていいぞ。もらったものだからどうするのもお前の自由だ。出来るだけ可及的速やかに食って色鮮やかな帽子のようになった花を消してくれ」
「クルル!」
フォルテは花が好きらしく、パクパク食いやがった。
よかったよかった。
元の街に戻った時に深くフードを被る必要があると考えていたところだったからな。
「師匠。英雄を称える儀式で汚れなき乙女が花かんむりを捧げるのだが、まさに師匠にぴったりの冠だな」
勇者よ、それは俺を煽っているのか? 殴って欲しいのか?
俺は振り向きざまに勇者を殴った。
「痛い! なぜだ?」
「ガフン」『ニンゲンは精神が不安定で面白いな』
うっさいわ。
戻りの舟ではなぜか大巫女様がお付きを別の舟に残して俺とメルリルの舟に乗って来た。
漕ぎ手たちがものすごく緊張しているのがわかる。
俺はこの湖では酔わないとわかったので今回は聖女の魔法をかけてもらってない。
「あの……」
「はい?」
大巫女様が何やら話しかけて来た。
「皆様方は何を目的に旅をなさっておいでか?」
目的、目的か。
「俺とメルリルとフォルテは冒険者だからな、依頼を受けてそれを達成して金を……あーっと、生活をしている。勇者たちはいわば大聖堂の下請けのようなものだ。人間の世界の安定を脅かすものがあればそれを滅するのが仕事だな」
大連合の民にとって金銭を目的にするのはよくわからない価値観なので、金を受け取ることを生活と言い換える。
主旨は間違ってないだろう。
「なるほどのぅ。そなた、ダスター殿は勇者殿のお師匠であるのだから人の世を守るついでに依頼も請けているということであろうか?」
ん? 前後がごっちゃになってるぞ。
てか勇者の仕事も俺の仕事のように思われてしまっているのか。
あいつが師匠とか呼ぶからややこしいことに!
「のう。精霊王を従える英雄殿よ……」
「誤解だ!」
俺は素早く否定した。
精霊王を従えてもいないし、英雄でもない。
大巫女様はニコニコと笑うと、うんうんとうなずく。
「英雄は自らを英雄とは思わぬもの。奥ゆかしい方々であることよ」
「違う。誤解だ」
大巫女様はさらにうんうんとうなずいた。
いや、絶対誤解したままだよな?
「この地の奥、太陽の昇る方向にあるものをご存知か?」
「……? 東方の国々があるだろう」
「もっと手前、東の人の住まう地と我らが大地との間にな、砂の大地がある。ここ以上の不毛の土地だ」
「それは……知らなかったな」
「我らはそこを地獄と呼んでおる」
「ぶっそうな名前だな」
「あそこにはな、精霊を吸い込む場所があるのだよ。だから精霊を崇める我らにとっては近寄ってはならぬ場所なのだ」
「それは……不思議だな」
精霊を吸い込む場所か、メルリルにとってもあまりよくない場所のような気がする。
「人は全てを知る必要はないと私は思うておる」
「ああ」
「だが、そなたらのように世界を守る戦いを続けておる者たちにとって知ることもまた大事であろう。何かの役に立つかもしれぬゆえ、教えておこうと思うたのだ」
「世界じゃなくて人を守る戦いをしているのは勇者たちだな。俺は関係ない。だがご配慮痛み入る。勇者に伝えておこう」
「うむ」
まぁそんな物騒なところに用はないだろうけどな。
薬や魔法による強引さのない眠りだ。
こんな眠りは自宅ですら滅多に味わえない。
「知らないこと、新しいことばっかりでとてもとても苦労しました」
なぜかミャアが俺に向かって愚痴を言っている。
ふくれっ面で現れた彼女は、しかしすぐに破顔して笑顔になった。
「でも、でも、楽しかった! 苦しかったけど楽しかった! 失敗ばかりしたけど楽しかった! ありがとう、ありがとう……私の感謝の祈りがあなた方を護りますように」
ミャア……そうか、楽しかったのか。
大変だったろうな、荒野の地中に水路を作ったんだって? すごいことを考えたなぁ。
もし精霊の王なんて存在がいるのだとしたら、それはフォルテなんかじゃないさ。
ミャア、精霊の民全てを救い導いた、お前こそが精霊の王だ。
朝目が覚めると目がやたらシバシバした。
目をこするとボロボロと目やにのようなものが落ちる。
やれやれ疲れがたまっていたのかもしれない。
起き上がって背伸びをする。
全身が洗い流されたようにすっきりとしていた。
「おはようダスター」
俺より早く起きていたらしいメルリルがにこにこと水の入った桶と手巾を渡して来る。
「ありがとう」
顔を拭くと、ほんのりと甘い水の香りがした。
不思議だ。
味は普通の水と変わりないのに、なんとなく花のような香りを感じる。
あの湖が特別な証なのかもしれない。
「何か夢を見た?」
「ああ、見たような気がする。ミャアに会ったかもしれない」
「私も。なんだか励まされたような気がする」
夢というのは不思議だ。
目覚めた瞬間から細部は泡のように消えて行く。
だが、その夢がいいものだったのか悪いものだったのかということはなんとなくわかるのだ。
俺たちが泊めてもらった部屋は大部屋だった。
大連合の人たちには部屋を仕切るという感覚が薄いので、基本的には大部屋で、プライベートな空間を作りたいときには布で仕切りをするらしい。
俺たちは野営でごろ寝をするのも慣れているので、大部屋でそのまま全員寝たのだ。
寝具は分厚く織られた毛織物のラグと毛布だったが、とても柔らかくて快適だった。
そもそも床自体にふかふかの絨毯が敷かれているので普通に歩いているだけでも快適なのだ。
その快適な宿を後にして、俺たちは再び舟に乗って湖を渡る。
大巫女様もまた一緒だ。
忙しい人らしいのにずっと俺たちに付き合って大丈夫なのかな?
出立のときにはまた山程花飾りをフォルテに捧げられ、頭上はすごいことになっていたが俺はあえて無視することにして一切認識しなかった。
花を贈って来たなかには涙目の宿の少女たちがいたので断れなかったのである。
ハラハラ上から降って来る花びらとか知らん。
「ピャ?」
「おう、食べていいぞ。もらったものだからどうするのもお前の自由だ。出来るだけ可及的速やかに食って色鮮やかな帽子のようになった花を消してくれ」
「クルル!」
フォルテは花が好きらしく、パクパク食いやがった。
よかったよかった。
元の街に戻った時に深くフードを被る必要があると考えていたところだったからな。
「師匠。英雄を称える儀式で汚れなき乙女が花かんむりを捧げるのだが、まさに師匠にぴったりの冠だな」
勇者よ、それは俺を煽っているのか? 殴って欲しいのか?
俺は振り向きざまに勇者を殴った。
「痛い! なぜだ?」
「ガフン」『ニンゲンは精神が不安定で面白いな』
うっさいわ。
戻りの舟ではなぜか大巫女様がお付きを別の舟に残して俺とメルリルの舟に乗って来た。
漕ぎ手たちがものすごく緊張しているのがわかる。
俺はこの湖では酔わないとわかったので今回は聖女の魔法をかけてもらってない。
「あの……」
「はい?」
大巫女様が何やら話しかけて来た。
「皆様方は何を目的に旅をなさっておいでか?」
目的、目的か。
「俺とメルリルとフォルテは冒険者だからな、依頼を受けてそれを達成して金を……あーっと、生活をしている。勇者たちはいわば大聖堂の下請けのようなものだ。人間の世界の安定を脅かすものがあればそれを滅するのが仕事だな」
大連合の民にとって金銭を目的にするのはよくわからない価値観なので、金を受け取ることを生活と言い換える。
主旨は間違ってないだろう。
「なるほどのぅ。そなた、ダスター殿は勇者殿のお師匠であるのだから人の世を守るついでに依頼も請けているということであろうか?」
ん? 前後がごっちゃになってるぞ。
てか勇者の仕事も俺の仕事のように思われてしまっているのか。
あいつが師匠とか呼ぶからややこしいことに!
「のう。精霊王を従える英雄殿よ……」
「誤解だ!」
俺は素早く否定した。
精霊王を従えてもいないし、英雄でもない。
大巫女様はニコニコと笑うと、うんうんとうなずく。
「英雄は自らを英雄とは思わぬもの。奥ゆかしい方々であることよ」
「違う。誤解だ」
大巫女様はさらにうんうんとうなずいた。
いや、絶対誤解したままだよな?
「この地の奥、太陽の昇る方向にあるものをご存知か?」
「……? 東方の国々があるだろう」
「もっと手前、東の人の住まう地と我らが大地との間にな、砂の大地がある。ここ以上の不毛の土地だ」
「それは……知らなかったな」
「我らはそこを地獄と呼んでおる」
「ぶっそうな名前だな」
「あそこにはな、精霊を吸い込む場所があるのだよ。だから精霊を崇める我らにとっては近寄ってはならぬ場所なのだ」
「それは……不思議だな」
精霊を吸い込む場所か、メルリルにとってもあまりよくない場所のような気がする。
「人は全てを知る必要はないと私は思うておる」
「ああ」
「だが、そなたらのように世界を守る戦いを続けておる者たちにとって知ることもまた大事であろう。何かの役に立つかもしれぬゆえ、教えておこうと思うたのだ」
「世界じゃなくて人を守る戦いをしているのは勇者たちだな。俺は関係ない。だがご配慮痛み入る。勇者に伝えておこう」
「うむ」
まぁそんな物騒なところに用はないだろうけどな。
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