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第六章 その祈り、届かなくとも……
523 遠回りもときには必要
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大巫女様からの連絡が来るまでかなり時間がかかった。
まぁ問題が問題だから揉めたのかもしれない。
自分の一存でなんとかなるとか言っていたけど、聖地に余所者を入れるというのはそう簡単な話ではないだろう。
結論から言うと、大巫女様から連絡が来たのは俺たちが宿泊施設に滞在し始めてから十日後だった。
その間何をしていたかと言うと、さすがにずっとタダで滞在するのは心苦しいのでいろいろ宿の手伝いをしていた。
勇者には課題を出して、装備を全部外して、普段着、魔法なしの状態で地元の戦士との狩りに同行させた。
愛想の悪い勇者だが、戦士たちは気にせずにいろいろと教えてくれたようだ。
戦士たちからは「アル」と呼ばれていて、石投げが上手いと褒められていた。
戦士たちは強さで相手を評価するので、最初は西方人として警戒されていたが、すぐに馴染んだようだ。
と言うか、勇者自身も意外と居心地がよかったようだしな。
もちろん装備を外した聖騎士も同行した。
聖騎士は装備があろうがなかろうが何を使わせても強い。
そのため、たちまちのうちに戦士たちに心酔されて、常に食事に誘われるようになり、戦士の家族の女性たちから盛んにアピールされていた。
勇者と聖騎士は全く似ていないのだが、なぜか兄弟と思われていたようだ。
勇者はそのことをずっと俺に愚痴っていた。
はっきり否定すればいいのに。
俺は漁に付き合った。
宿屋の収入は西方人の商人から得る金銭だが、市場では金銭取り引きが出来ない場所も多い。
その分は漁で得た魚介で補っているのだ。
毎朝夜も明けぬうちから船を出し、網をしかけて魚を追い込んで網に絡ませて獲るというちょっと珍しい漁法である。
俺も川で魚を獲る投網は見たことがあるが、追い込み網というこの漁法は始めて見た。
そして、俺の仕事は漁そのものではなく、もっぱら樽いっぱいに詰め込まれた魚の運搬だ。
「いや、すまないね。湖の岸まで荷車は持って来れないから、荷車まで運ぶのは骨でな。魚をさばくのも上手いし、お前さんさえよければずっとうちで働かないか?」
「いや、俺は西の冒険者なんで、いずれ帰るからな」
「西なんて魔物の多い怖い場所と聞くが、そんなんでもやっぱり故郷がいいのか?」
「その魔物との騙し合いがけっこう楽しいんだよな」
「変わりもんだな、お前さんも。まぁ戦士連中はだいたいそんな感じだから似たようなもんか」
「あはは」
とまぁそんな感じだ。
ほかにもいろいろこまごまとしたことを手伝っていた。
メルリルはこの機に料理をものにすると厨房の手伝いをして、聖女とモンクは繕い物の手伝いを買って出た。
なんでも大聖堂では繕い物は必須技能だったとかで、二人共かなり上手かった。
特に聖女は穴や裂けた部分を繕うときに模様を縫いとるので、宿の女達にものすごく人気となっていた。
若葉は勇者について行った。
大丈夫か不安だったが、服の飾りのふりをしていたらしい。
おかげで勇者は洒落者だとか評判になっていた。
勇者は若葉を置いて行こうと奮闘したようだが、どうにもならなかったようだ。
もう諦めればいいのに。
さて、フォルテだが。
上空の見張りは半日で飽きて降りて来ようとしたので、先に聖地に行ってもいいと言ったのだが、承知せず、さんざん揉めた挙げ句若葉のマネをした。
かなりがんばって小さくなり、俺の髪のなかに隠れたのだ。
小さくなるのは疲れるようで毎晩耳元で文句をさえずり続ける。
これには俺もまいったが、フォルテの姿だけは見せる訳にはいかない。
絶対に精霊王様とか言われるに決まっているからな。
身内はそんな感じだったが、ほかはいろいろと朗報があった。
割れ棚に巣食っていた盗賊に捕まっていた人たちのうち、大人は無事家に戻り、子どもたちは働き先を見つけてもらうことが出来た。
この子たちは身元がはっきりしているので話が早かったのだ。
問題はピャラウとフォウだ。
この二人には後ろ盾になる部族そのものが存在しない。
大巫女様の口利きで身寄りのない者が仕事の下請けをしている習いどころという場所で働いていたのだが、たまたまピャラウが機織りをしていたところ、その技巧が織手のいなくなった部族のものであることが判明して、その部族に養女として迎えられることが決まったのだ。
前に言っていた枝分かれした部族の同系列の技術だったのだろう。
二人一緒に姉妹として引き取ってくれるそうだ。
「いろいろお世話になりました」
その部族の居留地がオアシスから離れたところにあるということで、出立前日に二人を俺たち全員で祝った。
あの森の館からどれほど経っただろう。
なかなかに感慨深い。
宿の主も気を利かせてごちそうを用意してくれた。
勇者たちの戦士仲間も、肉が美味いというめったに獲れない鳥を持ち込んで、一緒に混ざって祝った。
こいつらは口実を作って飲みたかっただけじゃないかと俺は疑っている。
家庭持ちはあまり飲み歩くと奥さんがうるさいらしいからな。
「あのね。これ、受け取って欲しい」
宴も終わりに近づいて、男共が酔いつぶれた頃、メルリルがピャラウにある贈り物をした。
「え、これは?」
「きれい!」
ピャラウとフォウが不思議そうにメルリルの手にあるものを見た。
「これはね、あなたたちを助けて欲しいと言った館の精霊が私たちにくれたものなの。私にはどうにも相性がよくないみたいだから、縁のあるあなたたちにこそふさわしいんじゃないかって思って。持ち主を災いから守る護符のようなものらしいわ」
それは、あの森の館で少女の幽霊から報酬としてもらった首飾りだった。
大粒の宝石で重みのあるデザインだ。
西方の衣装にはいまひとつ合わない首飾りだったが、なるほど、大連合の彩り鮮やかな衣装にはぴったりだった。
「あの館の精霊が……」
ピャラウはどこか懐かしそうに呟いた。
「いつも歌ってた人?」
フォウが言う。
「知っていたのか?」
俺はつい口を挟んでしまった。
ピャラウは首を振って否定する。
「いえ、私はなんとなく何かがいるような感じはしていたのですが、フォウが詩を歌う女の子がいるって言っていたので、何かに守られた場所なのだろうとは思っていました。そうですか、精霊が私たちを救ってくださったのですね。……でもこれはあなたがたに託されたものでしょう?」
「でも私たちにはこれは必要ないの。たくさんの護りをもらっていて、そのなかに埋もれてしまう。だけど、全てを失ってこれから自分たちの居場所を作るあなたたちには役に立つはずよ。感じるの。この首飾りはそのほうが幸せなんだと」
「メルリルさんは、森人の巫女、なんですよね?」
「ええ。巫女と言うのよ」
「わかりました。巫女の言葉に従わない者は愚か者だけですから。ありがとうございます」
「ありがとう! 巫女様!」
元気のいいフォウのお礼に思わず笑みが浮かぶ。
行き場のなかった首飾りもこれでやっとその役割を果たせるだろう。
巡り巡って辿り着いた不思議な縁だが、きっと二人を守ってくれるはずだ。
まぁ問題が問題だから揉めたのかもしれない。
自分の一存でなんとかなるとか言っていたけど、聖地に余所者を入れるというのはそう簡単な話ではないだろう。
結論から言うと、大巫女様から連絡が来たのは俺たちが宿泊施設に滞在し始めてから十日後だった。
その間何をしていたかと言うと、さすがにずっとタダで滞在するのは心苦しいのでいろいろ宿の手伝いをしていた。
勇者には課題を出して、装備を全部外して、普段着、魔法なしの状態で地元の戦士との狩りに同行させた。
愛想の悪い勇者だが、戦士たちは気にせずにいろいろと教えてくれたようだ。
戦士たちからは「アル」と呼ばれていて、石投げが上手いと褒められていた。
戦士たちは強さで相手を評価するので、最初は西方人として警戒されていたが、すぐに馴染んだようだ。
と言うか、勇者自身も意外と居心地がよかったようだしな。
もちろん装備を外した聖騎士も同行した。
聖騎士は装備があろうがなかろうが何を使わせても強い。
そのため、たちまちのうちに戦士たちに心酔されて、常に食事に誘われるようになり、戦士の家族の女性たちから盛んにアピールされていた。
勇者と聖騎士は全く似ていないのだが、なぜか兄弟と思われていたようだ。
勇者はそのことをずっと俺に愚痴っていた。
はっきり否定すればいいのに。
俺は漁に付き合った。
宿屋の収入は西方人の商人から得る金銭だが、市場では金銭取り引きが出来ない場所も多い。
その分は漁で得た魚介で補っているのだ。
毎朝夜も明けぬうちから船を出し、網をしかけて魚を追い込んで網に絡ませて獲るというちょっと珍しい漁法である。
俺も川で魚を獲る投網は見たことがあるが、追い込み網というこの漁法は始めて見た。
そして、俺の仕事は漁そのものではなく、もっぱら樽いっぱいに詰め込まれた魚の運搬だ。
「いや、すまないね。湖の岸まで荷車は持って来れないから、荷車まで運ぶのは骨でな。魚をさばくのも上手いし、お前さんさえよければずっとうちで働かないか?」
「いや、俺は西の冒険者なんで、いずれ帰るからな」
「西なんて魔物の多い怖い場所と聞くが、そんなんでもやっぱり故郷がいいのか?」
「その魔物との騙し合いがけっこう楽しいんだよな」
「変わりもんだな、お前さんも。まぁ戦士連中はだいたいそんな感じだから似たようなもんか」
「あはは」
とまぁそんな感じだ。
ほかにもいろいろこまごまとしたことを手伝っていた。
メルリルはこの機に料理をものにすると厨房の手伝いをして、聖女とモンクは繕い物の手伝いを買って出た。
なんでも大聖堂では繕い物は必須技能だったとかで、二人共かなり上手かった。
特に聖女は穴や裂けた部分を繕うときに模様を縫いとるので、宿の女達にものすごく人気となっていた。
若葉は勇者について行った。
大丈夫か不安だったが、服の飾りのふりをしていたらしい。
おかげで勇者は洒落者だとか評判になっていた。
勇者は若葉を置いて行こうと奮闘したようだが、どうにもならなかったようだ。
もう諦めればいいのに。
さて、フォルテだが。
上空の見張りは半日で飽きて降りて来ようとしたので、先に聖地に行ってもいいと言ったのだが、承知せず、さんざん揉めた挙げ句若葉のマネをした。
かなりがんばって小さくなり、俺の髪のなかに隠れたのだ。
小さくなるのは疲れるようで毎晩耳元で文句をさえずり続ける。
これには俺もまいったが、フォルテの姿だけは見せる訳にはいかない。
絶対に精霊王様とか言われるに決まっているからな。
身内はそんな感じだったが、ほかはいろいろと朗報があった。
割れ棚に巣食っていた盗賊に捕まっていた人たちのうち、大人は無事家に戻り、子どもたちは働き先を見つけてもらうことが出来た。
この子たちは身元がはっきりしているので話が早かったのだ。
問題はピャラウとフォウだ。
この二人には後ろ盾になる部族そのものが存在しない。
大巫女様の口利きで身寄りのない者が仕事の下請けをしている習いどころという場所で働いていたのだが、たまたまピャラウが機織りをしていたところ、その技巧が織手のいなくなった部族のものであることが判明して、その部族に養女として迎えられることが決まったのだ。
前に言っていた枝分かれした部族の同系列の技術だったのだろう。
二人一緒に姉妹として引き取ってくれるそうだ。
「いろいろお世話になりました」
その部族の居留地がオアシスから離れたところにあるということで、出立前日に二人を俺たち全員で祝った。
あの森の館からどれほど経っただろう。
なかなかに感慨深い。
宿の主も気を利かせてごちそうを用意してくれた。
勇者たちの戦士仲間も、肉が美味いというめったに獲れない鳥を持ち込んで、一緒に混ざって祝った。
こいつらは口実を作って飲みたかっただけじゃないかと俺は疑っている。
家庭持ちはあまり飲み歩くと奥さんがうるさいらしいからな。
「あのね。これ、受け取って欲しい」
宴も終わりに近づいて、男共が酔いつぶれた頃、メルリルがピャラウにある贈り物をした。
「え、これは?」
「きれい!」
ピャラウとフォウが不思議そうにメルリルの手にあるものを見た。
「これはね、あなたたちを助けて欲しいと言った館の精霊が私たちにくれたものなの。私にはどうにも相性がよくないみたいだから、縁のあるあなたたちにこそふさわしいんじゃないかって思って。持ち主を災いから守る護符のようなものらしいわ」
それは、あの森の館で少女の幽霊から報酬としてもらった首飾りだった。
大粒の宝石で重みのあるデザインだ。
西方の衣装にはいまひとつ合わない首飾りだったが、なるほど、大連合の彩り鮮やかな衣装にはぴったりだった。
「あの館の精霊が……」
ピャラウはどこか懐かしそうに呟いた。
「いつも歌ってた人?」
フォウが言う。
「知っていたのか?」
俺はつい口を挟んでしまった。
ピャラウは首を振って否定する。
「いえ、私はなんとなく何かがいるような感じはしていたのですが、フォウが詩を歌う女の子がいるって言っていたので、何かに守られた場所なのだろうとは思っていました。そうですか、精霊が私たちを救ってくださったのですね。……でもこれはあなたがたに託されたものでしょう?」
「でも私たちにはこれは必要ないの。たくさんの護りをもらっていて、そのなかに埋もれてしまう。だけど、全てを失ってこれから自分たちの居場所を作るあなたたちには役に立つはずよ。感じるの。この首飾りはそのほうが幸せなんだと」
「メルリルさんは、森人の巫女、なんですよね?」
「ええ。巫女と言うのよ」
「わかりました。巫女の言葉に従わない者は愚か者だけですから。ありがとうございます」
「ありがとう! 巫女様!」
元気のいいフォウのお礼に思わず笑みが浮かぶ。
行き場のなかった首飾りもこれでやっとその役割を果たせるだろう。
巡り巡って辿り着いた不思議な縁だが、きっと二人を守ってくれるはずだ。
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