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第六章 その祈り、届かなくとも……
483 賑やかな道中
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カランカランカランと、どこかの教会から聞こえてくるらしい鐘の音が響く。
すると荷車を引っ張っていた人や、大荷物を抱えた人が立ち止まってしばし黙祷を捧げ、すぐに何事もなかったように歩き出した。
「あれは神さまに祈っているの?」
「ああ。この国は元々大聖堂を訪れた巡礼者が少しでも神の意思の近くにいたいという気持ちで留まって生活を始めたという経緯で出来たんで、信心深い人が多いんだ」
「門前町と同じ?」
「経緯としては似ているが、あそこは病人や修行者や商人が留まった町だ。こっちは生活の基盤をごっそり移して移住したという感じかな」
元々森のなかで他の種族とは交わらない暮らしをしていた森人のメルリルにとって、そもそも神に祈るという行為がよくわからないらしい。
メルリルにとっては神とは最上格の精霊であり、敬う気持ちはあるけれど、祈ったりはしないとのことだ。
祈りは主に祖霊に捧げるものという認識らしい。
ただ、平野人の国で暮らしはじめてからは平野人の考え方を尊重して、食事のときの神への祈りなどは一緒に捧げている。
メルリルの意見としては、神は特に意識して何かすることはないのでは? とのこと。
その言葉が本当だとすると、神との盟約が結ばれた経緯が気になるところだ。
事実として神と人間との間に盟約があるという理解だけで、生きるのに何の問題もない訳ではあるが。
「そう言えばメルリルはこの国は初めてか。この国の中心にある大教会は一見の価値があるぞ」
勇者が山岳馬の長女であるリンに擦り寄られながら言った。
どうもリンは勇者が気に入ったようでときどきマントを甘噛みしている。
勇者はじゃけんに押しのけたりしているのだが、リンは一切気にせず寄り添っていた。
「大教会?」
このメンバーのなかではメルリルだけが大教会を見たことがない。
確かにあれは見せてやりたいな。
「確かにあれは一度見ておいたほうがいいかもな。普通の大教会はその国の貴族が寄進した金を使っているので、貴族好みに派手に建てられていることが多いんだが、ここの大教会は国民が自ら労働力や建材を提供して自分たちの力で建てたものなんだ。土台部分以外は木材が使われていて、複雑に建材が組み合わされたその建物自体も美しいが、ところどこに名工が勝手に彫った彫刻や、飾りがあってな。あちこち見て回ると宝探しみたいで楽しいぞ」
「ああ、木で出来た大きな建物ならぜひ見たいです。私たちとは違う木の使い方をしていて、それでいて木との対話も出来ている建物があって、ワクワクするので」
「木と対話?」
「ええ、ちゃんと伐られた木が生き続けられるように呼吸をしやすく造っている家は、木から家として生まれ変わっていて、自分が家であると自覚しているんですよ」
「へえ」
俺はあまり家が生きているという風に考えたことがないので少し驚いた。
「逆に少しずつ木として死につつある家もある。そういう家は木が死ぬと危険なの」
「そういうものなのか」
やはりメルリルの見ている世界は俺とは違うようだ。
少しうらやましいような気もするが、こうやって話してもらえるだけで俺も同じものが見えるような気になる。
普通には気づかないものに気づかせてくれるメルリルは素晴らしい人だとつくづく思うのだ。
「ピャ!」
急にフォルテがバサバサ騒ぎ始めた。
「どうした? フォルテ」
『ヒドイ! ヒドイ! 僕を置いていった!』
何かが頭上に生い茂る枝葉を突き抜けて降って来て、勇者の頭に張り付いた。
思わず剣を抜きかけて、頭のなかでキンキンする声にソレが何かに気づく。
「くそっ、離れろバカトカゲが!」
「……若葉か」
フォルテと同じぐらいのサイズの羽のある緑色のトカゲ、そんなちょっと風変わりな魔物に見えるが、それは以前帝国のドラゴン営巣地の直下にある洞窟迷宮で知り合ったドラゴンの幼体だった。
本人の話によると、成体のドラゴンの入れ替わり前の個体で、全体で一つの生き物のような意識を持つ群れの一員とはなっていないらしい。
まぁドラゴンの生態なぞよくわからんけどな。
「なんでまたこんなとこまで来たんだ?」
「お師匠さま、実は若葉はあの天守山の一件以来わたくしたちにずっと着いて来ていたのです。ただ、大聖堂の結界に弾かれたらしくて、もう家に戻ったと思っていました」
「あー、そうなんだ」
聖女の説明になんと言っていいやら困ってしまった。
勇者の背中に回って這い回り出した若葉に、山岳馬のリンが何を思ったか噛みつき攻撃を開始する。
そしてそれを煽るように弟たちも歯を剥き出しにして跳ね回った。
「こらやめろ、リン。若葉を齧ったらお前の歯が砕けるぞ。おいクルス、トンとシャンを押さえてくれ」
「あ、はい」
俺はカチカチと歯を鳴らすリンを若葉から、というか、勇者のマントから引き離し、首を撫でて落ち着かせた。
今まで甘噛みされていたこともあり、勇者のマントがよだれまみれになっている。
千切れたりしないのはさすがの頑丈さだな。
『臭い獣、好き嫌いしない、僕食べる!』
「やめろ若葉! それは仲間だ」
勇者が慌てて若葉を止める。
「ガウ?」
若葉はコテンと首をかしげた。
『ご飯は人間じゃないよ』
あ、すでにご飯として認識してしまっている。
やばい。
「言うこと聞かないからさっさと帰れ! 俺がいつまでもやさしいと思うなよ?」
勇者がすらりと剣を抜いた。
なんというおとなげない対応だ。
周囲を歩いていた人たちが勇者の剣を見て怯えているぞ。
俺は無言で勇者と若葉の頭を殴った。
「アルフ、剣を抜くな、周りの人が怯えるだろうが! 若葉はちゃんとアルフの言うことを聞け。リンたちは荷運びという仕事をしている。お前は何もしていないだろ。今この集団ではお前よりもこの山岳馬たちのほうが立場が上だ」
俺の言葉に、勇者と若葉が同時にショックを受けたような顔になった。
いや、ショックを受けるようなことか? 事実しか言ってないぞ。
「いきなり剣を抜いて悪かった」
勇者は剣をしまいつつ周囲の人たちに頭を下げる。
警戒していた周囲の人たちがほっとしたように笑顔になって頭を下げ返して来た。
『僕が、ご飯よりも立場が下……』
若葉はぶつぶつ言いながら姿をさらに小さくして精緻に作られた宝石細工のような姿になる。
勇者のマント留めの上にくるりと巻き付くと、もはや飾りのようにしか見えなかった。
「キュウ……」
どうやらそのままふて寝してしまったらしい。
というか、意地でも帰る気はないんだな。
俺は気持ちを落ち着かせるために深呼吸をした。
「ブフン……」
首を抱え込んで抑えたままでいたリンが、鼻を鳴らしたかと思うと俺の手を噛み始める。
俺の手は美味しくないからやめなさい。
すると荷車を引っ張っていた人や、大荷物を抱えた人が立ち止まってしばし黙祷を捧げ、すぐに何事もなかったように歩き出した。
「あれは神さまに祈っているの?」
「ああ。この国は元々大聖堂を訪れた巡礼者が少しでも神の意思の近くにいたいという気持ちで留まって生活を始めたという経緯で出来たんで、信心深い人が多いんだ」
「門前町と同じ?」
「経緯としては似ているが、あそこは病人や修行者や商人が留まった町だ。こっちは生活の基盤をごっそり移して移住したという感じかな」
元々森のなかで他の種族とは交わらない暮らしをしていた森人のメルリルにとって、そもそも神に祈るという行為がよくわからないらしい。
メルリルにとっては神とは最上格の精霊であり、敬う気持ちはあるけれど、祈ったりはしないとのことだ。
祈りは主に祖霊に捧げるものという認識らしい。
ただ、平野人の国で暮らしはじめてからは平野人の考え方を尊重して、食事のときの神への祈りなどは一緒に捧げている。
メルリルの意見としては、神は特に意識して何かすることはないのでは? とのこと。
その言葉が本当だとすると、神との盟約が結ばれた経緯が気になるところだ。
事実として神と人間との間に盟約があるという理解だけで、生きるのに何の問題もない訳ではあるが。
「そう言えばメルリルはこの国は初めてか。この国の中心にある大教会は一見の価値があるぞ」
勇者が山岳馬の長女であるリンに擦り寄られながら言った。
どうもリンは勇者が気に入ったようでときどきマントを甘噛みしている。
勇者はじゃけんに押しのけたりしているのだが、リンは一切気にせず寄り添っていた。
「大教会?」
このメンバーのなかではメルリルだけが大教会を見たことがない。
確かにあれは見せてやりたいな。
「確かにあれは一度見ておいたほうがいいかもな。普通の大教会はその国の貴族が寄進した金を使っているので、貴族好みに派手に建てられていることが多いんだが、ここの大教会は国民が自ら労働力や建材を提供して自分たちの力で建てたものなんだ。土台部分以外は木材が使われていて、複雑に建材が組み合わされたその建物自体も美しいが、ところどこに名工が勝手に彫った彫刻や、飾りがあってな。あちこち見て回ると宝探しみたいで楽しいぞ」
「ああ、木で出来た大きな建物ならぜひ見たいです。私たちとは違う木の使い方をしていて、それでいて木との対話も出来ている建物があって、ワクワクするので」
「木と対話?」
「ええ、ちゃんと伐られた木が生き続けられるように呼吸をしやすく造っている家は、木から家として生まれ変わっていて、自分が家であると自覚しているんですよ」
「へえ」
俺はあまり家が生きているという風に考えたことがないので少し驚いた。
「逆に少しずつ木として死につつある家もある。そういう家は木が死ぬと危険なの」
「そういうものなのか」
やはりメルリルの見ている世界は俺とは違うようだ。
少しうらやましいような気もするが、こうやって話してもらえるだけで俺も同じものが見えるような気になる。
普通には気づかないものに気づかせてくれるメルリルは素晴らしい人だとつくづく思うのだ。
「ピャ!」
急にフォルテがバサバサ騒ぎ始めた。
「どうした? フォルテ」
『ヒドイ! ヒドイ! 僕を置いていった!』
何かが頭上に生い茂る枝葉を突き抜けて降って来て、勇者の頭に張り付いた。
思わず剣を抜きかけて、頭のなかでキンキンする声にソレが何かに気づく。
「くそっ、離れろバカトカゲが!」
「……若葉か」
フォルテと同じぐらいのサイズの羽のある緑色のトカゲ、そんなちょっと風変わりな魔物に見えるが、それは以前帝国のドラゴン営巣地の直下にある洞窟迷宮で知り合ったドラゴンの幼体だった。
本人の話によると、成体のドラゴンの入れ替わり前の個体で、全体で一つの生き物のような意識を持つ群れの一員とはなっていないらしい。
まぁドラゴンの生態なぞよくわからんけどな。
「なんでまたこんなとこまで来たんだ?」
「お師匠さま、実は若葉はあの天守山の一件以来わたくしたちにずっと着いて来ていたのです。ただ、大聖堂の結界に弾かれたらしくて、もう家に戻ったと思っていました」
「あー、そうなんだ」
聖女の説明になんと言っていいやら困ってしまった。
勇者の背中に回って這い回り出した若葉に、山岳馬のリンが何を思ったか噛みつき攻撃を開始する。
そしてそれを煽るように弟たちも歯を剥き出しにして跳ね回った。
「こらやめろ、リン。若葉を齧ったらお前の歯が砕けるぞ。おいクルス、トンとシャンを押さえてくれ」
「あ、はい」
俺はカチカチと歯を鳴らすリンを若葉から、というか、勇者のマントから引き離し、首を撫でて落ち着かせた。
今まで甘噛みされていたこともあり、勇者のマントがよだれまみれになっている。
千切れたりしないのはさすがの頑丈さだな。
『臭い獣、好き嫌いしない、僕食べる!』
「やめろ若葉! それは仲間だ」
勇者が慌てて若葉を止める。
「ガウ?」
若葉はコテンと首をかしげた。
『ご飯は人間じゃないよ』
あ、すでにご飯として認識してしまっている。
やばい。
「言うこと聞かないからさっさと帰れ! 俺がいつまでもやさしいと思うなよ?」
勇者がすらりと剣を抜いた。
なんというおとなげない対応だ。
周囲を歩いていた人たちが勇者の剣を見て怯えているぞ。
俺は無言で勇者と若葉の頭を殴った。
「アルフ、剣を抜くな、周りの人が怯えるだろうが! 若葉はちゃんとアルフの言うことを聞け。リンたちは荷運びという仕事をしている。お前は何もしていないだろ。今この集団ではお前よりもこの山岳馬たちのほうが立場が上だ」
俺の言葉に、勇者と若葉が同時にショックを受けたような顔になった。
いや、ショックを受けるようなことか? 事実しか言ってないぞ。
「いきなり剣を抜いて悪かった」
勇者は剣をしまいつつ周囲の人たちに頭を下げる。
警戒していた周囲の人たちがほっとしたように笑顔になって頭を下げ返して来た。
『僕が、ご飯よりも立場が下……』
若葉はぶつぶつ言いながら姿をさらに小さくして精緻に作られた宝石細工のような姿になる。
勇者のマント留めの上にくるりと巻き付くと、もはや飾りのようにしか見えなかった。
「キュウ……」
どうやらそのままふて寝してしまったらしい。
というか、意地でも帰る気はないんだな。
俺は気持ちを落ち着かせるために深呼吸をした。
「ブフン……」
首を抱え込んで抑えたままでいたリンが、鼻を鳴らしたかと思うと俺の手を噛み始める。
俺の手は美味しくないからやめなさい。
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