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第五章 破滅を招くもの
437 巡礼者の真実
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初冬とは言えもう冬だ。
冬の時期の巡礼は少ないと聞いていたが、貧民門の先にあった建物のなかにはそれなりの数の人がいた。
全員が全身を覆う白いローブを着込んでいるので老若男女の差異がわかりにくいが、その行動やちらりと見えた顔、背丈などから、老人や女子どもが多いように思われる。
少なくとも若い男はほとんどいないようだ。
口を利いてはいけないので情報収集は出来ないが、逆に言えば俺たちの怪しさが暴露されることもない。
俺たちは、もし身体検査が行われた場合には、戦いつつ切り抜けて登山口に駆け込む予定だったが、全く何も詮索されなかった。拍子抜けである。
食事は振る舞いが出されるようで、薄い粥が全員に配られた。
本物の巡礼達はありがたく拝みながら食べているが、うちの食いざかり達はものすごく悲しそうにその味のほとんどない粥を啜っている。
そんななか、もうすぐ就寝という時刻に同じ白い衣装でもかなり凝った重ね着の位の高そうな女が現れた。
「切なる願いを抱え、我らが国護りの天の主に縋る信心深き者たちよ。喜び給え、我らが主は汝らの願いを受け入れたもうなり。明日の朝、入山の門を開く。我らが主に拝謁し、直にその願いを伝えるがよい」
ざわざわと声無きざわめきが起こる。
言葉を発しなくとも、周囲の人々の喜びの感情のうねりは感じることが出来た。
老人のなかには涙を流し山に向かって拝礼する者もいる。
しかし、これは俺たちにとっても好都合だ。
山に入れてもらえるのならそのまま文字通り山の主に拝謁させていただこう。
ただ、この善良な巡礼者たちを戦いに巻き込むのはためらわれた。
とは言え、ほかに方法も浮かばず、俺たちは体を休ませて次の日に備えた。
翌日、山から下りて来た白い霧がとりまくなか、山へと向かう小さな黒い門が開かれた。
気温はここ数日で最低だろう。
おそろしく冷え冷えとしている。
「いでよ!」
顔を布で隠し、黒い服を来た門衛のような者たちが、巡礼者を数人ずつ門のなかへと送り出す。
それを見ながら、俺は今更ながらに奇妙なことに気づいた。
入り口はここだ。
では出口はどこにあるんだ?
「いでよ!」
鋭い声に物思いを破られて、慌てて門のなかへと進む。
山のなかは朝霧で真っ白だ。
日が昇っていないので暗いのもあり、普通の視界しかない巡礼者たちには何も見えないのではないだろうか?
俺が暗視を使っても、霧が邪魔で遠くまで見通せない。
そう言えば、灯り一つ渡されなかったな。
「ダスター」
もう山のなかなので声を出さないという決まりを守る必要はないと言えばないが、メルリルが慌てて声をかけてきたので驚いた。
「どうした?」
細い手が俺の腕を掴む。
「この山は変。緑の精霊も風の精霊も全然いない。それなのに、こんなに木や植物が生い茂っている。とても怖い」
震えている。
「師匠、気づいているか?」
「ああ。恐ろしい数の魔物の気配がする」
勇者が鼻にシワを寄せて、ひどく気に入らなさそうに周囲を睥睨する。
そう言えば俺たちの前と後に入った巡礼者はどこに行ったのだろう? それほど離れているはずがないのだが。
「ギャアアア!」
遠くで人の悲鳴が上がった。
俺たちは顔を見合わせると悲鳴が聞こえて来た方向へと向かう。
「いやあああ!」
今度は違う方向からだ。
「くそっ! なんなんだ?」
魔力を持たない人間の気配は追いにくいので、魔物の気配が濃く、悲鳴の聞こえて来た方向を目指す。
「うっ!」
生臭い臭いに思わず怯みつつ、先を急ぐ。
「ああっ、天の主様、お救いを!」
ローブがはだけ、小さな子どもの手を引いた女性が必死に祈っている姿があった。
「この子だけは……」
勇者が加速した。
すると、まるでその行手を阻むように植物や木々が枝葉を伸ばす。
「くっ、なんだこれは!」
その間にも、魔物の群れに囲まれた母子の包囲は狭まる。
っ、笑った?
信じられないことに、母子を前に人面の狼のような魔物が楽しげに笑うのを見た。
いや、もっと信じられないことは、母子を囲んでいるのが種類の違う魔物であるということだ。
本来は争いあう者たちが共に獲物を喰らおうとしている。
「くそっ!」
俺たちは無限に増えているのではと思える植物を切り払い、先へと進もうとする。
一瞬、植物に前方が完全に塞がれた。
「ぎゃあああっ!」
甲高い悲鳴。
子どものものだ。
「うおおおおおおっ! 燃やせええ!」
勇者の炎の魔法が行手を遮る植物をまとめて燃やし尽くした。
そして開けた先に見えた光景は、想像を絶するものだった。
「ガフッ!」「ガアアア!」
魔物たちが我先にと肉を喰らっている。
小さな小競り合いもあるようだ。
その肉は、今の今まで生きていた人間のものだった。
「っ!」
俺は「星降りの剣」を抜くと、母子がいた場所を避けて周囲の魔物をまとめて薙いだ。
ドラゴンの爪の威力で、二、三匹がまとめて切断される。
その間に勇者と聖騎士の剣が魔物を駆逐し、モンクが聖女を守りながら後ろにぴたりとつけていた。
「メルリル、ミュリアの傍にいてくれ」
「く、……はい」
精霊を操れないメルリルは普通の女性に過ぎない。
聖女と一緒にいてくれると安心だ。
本人も俺の気持ちを汲んで、すぐに聖女のほうへと駆けて行った。
「くそが!」
勇者が悪態をつきながら魔物の群れをまとめて吹き飛ばして殲滅する。
魔物たちの集まっていた中心には、人の形を留めない女が一人。
子どもの姿は既になかった。
「あ……、あ……あるじさま、どう……か、わたくしどもを……」
ゴボリと血の泡が口から溢れると、彼女の声が聞こえなくなる。
「これは、なんなんだ!」
勇者がその亡骸を抱えて、怒りに震えていた。
「……もしかすると……」
そう口にしかけて、俺は言葉を止めた。
とてもその先を言う気にはならない。
「師匠?」
「まだ生きている人がいるかもしれない。……さがそう」
「わかった!」
俺たちは魔物の気配の濃い場所をひたすら目指した。
「ひえええっ! あるじさまああ!」
「でえいっ!」
危うく巨大な口だけの魔物に飲まれそうになっていた老人を勇者が救う。
口だけの魔物はバラバラの肉片となって飛び散った。
「大丈夫か?」
勇者がやさしく声をかけると、老人は一瞬ほうけたように俺たちを見て、急に怒りだした。
「な、何を罰当たりな! 主様の眷属様方を傷つけるなど、正気の沙汰ではないわ!」
「何を言っている。喰われるところだったんだぞ?」
「ち、違う、あ、あれは、主様の元へ案内してくださる……ところじゃったんじゃ」
「あんただって悲鳴を上げてたじゃないか!」
「わ、わしの信心が足りんかったんじゃ」
老人の答えに、勇者の周囲に炎のような陽炎がゆらめき立った。
「ひいいいっ!」
「あんたの信じる神は女子どもを殺すのか! 老人を喰らうのか! それならそれは俺の敵だ! そんな神は邪神だ! あんたがそれを信じるのは勝手だが、俺は必ず奴を滅ぼすぞ!」
「ひいいいっ! ま、魔人じゃ! いや、魔王じゃ! お、おたすけえええ!」
止める間もなく老人は必死で走り、斜面を転がり落ちる。
「あ、待て!」
「ぎゃあああ! あるじさまあああ!」
斜面の下の茂みから無数の蔦が伸び、落ちて来た老人をとらえて引きちぎった。
「いやあああ!」
聖女が泣きながら顔を覆う。
何度繰り返しても同じことだった。
助けても巡礼者はそれに怒り、俺たちから隙を見て逃げ出し、魔物に喰われる。
繰り返すたびに精神が削れて行く。
「駄目だ、大本を目指そう」
俺は心を鬼にして勇者に言った。
「この山に棲む神をなんとかしなければ、誰も救うことは出来ない」
「どうして、どうしてだっ! 誰一人救われてなどいないのに、なんで自分から魔物の口のなかへ飛び込んで行くんだ!」
「巡礼者は命を捨てに来た者たちなんだ。……いや、命を捨てても願いを叶えたい者たちなんだ。そしてそれを邪神は、魔物の餌にしている。……おそらく、そういうことなんだ」
この神は人を救わない。
今更ながら、俺はそのことを確信した。
勇者の言った通りだ。もし弱者を殺すのが神だとしたら、俺もまた、その神を認めない。
冬の時期の巡礼は少ないと聞いていたが、貧民門の先にあった建物のなかにはそれなりの数の人がいた。
全員が全身を覆う白いローブを着込んでいるので老若男女の差異がわかりにくいが、その行動やちらりと見えた顔、背丈などから、老人や女子どもが多いように思われる。
少なくとも若い男はほとんどいないようだ。
口を利いてはいけないので情報収集は出来ないが、逆に言えば俺たちの怪しさが暴露されることもない。
俺たちは、もし身体検査が行われた場合には、戦いつつ切り抜けて登山口に駆け込む予定だったが、全く何も詮索されなかった。拍子抜けである。
食事は振る舞いが出されるようで、薄い粥が全員に配られた。
本物の巡礼達はありがたく拝みながら食べているが、うちの食いざかり達はものすごく悲しそうにその味のほとんどない粥を啜っている。
そんななか、もうすぐ就寝という時刻に同じ白い衣装でもかなり凝った重ね着の位の高そうな女が現れた。
「切なる願いを抱え、我らが国護りの天の主に縋る信心深き者たちよ。喜び給え、我らが主は汝らの願いを受け入れたもうなり。明日の朝、入山の門を開く。我らが主に拝謁し、直にその願いを伝えるがよい」
ざわざわと声無きざわめきが起こる。
言葉を発しなくとも、周囲の人々の喜びの感情のうねりは感じることが出来た。
老人のなかには涙を流し山に向かって拝礼する者もいる。
しかし、これは俺たちにとっても好都合だ。
山に入れてもらえるのならそのまま文字通り山の主に拝謁させていただこう。
ただ、この善良な巡礼者たちを戦いに巻き込むのはためらわれた。
とは言え、ほかに方法も浮かばず、俺たちは体を休ませて次の日に備えた。
翌日、山から下りて来た白い霧がとりまくなか、山へと向かう小さな黒い門が開かれた。
気温はここ数日で最低だろう。
おそろしく冷え冷えとしている。
「いでよ!」
顔を布で隠し、黒い服を来た門衛のような者たちが、巡礼者を数人ずつ門のなかへと送り出す。
それを見ながら、俺は今更ながらに奇妙なことに気づいた。
入り口はここだ。
では出口はどこにあるんだ?
「いでよ!」
鋭い声に物思いを破られて、慌てて門のなかへと進む。
山のなかは朝霧で真っ白だ。
日が昇っていないので暗いのもあり、普通の視界しかない巡礼者たちには何も見えないのではないだろうか?
俺が暗視を使っても、霧が邪魔で遠くまで見通せない。
そう言えば、灯り一つ渡されなかったな。
「ダスター」
もう山のなかなので声を出さないという決まりを守る必要はないと言えばないが、メルリルが慌てて声をかけてきたので驚いた。
「どうした?」
細い手が俺の腕を掴む。
「この山は変。緑の精霊も風の精霊も全然いない。それなのに、こんなに木や植物が生い茂っている。とても怖い」
震えている。
「師匠、気づいているか?」
「ああ。恐ろしい数の魔物の気配がする」
勇者が鼻にシワを寄せて、ひどく気に入らなさそうに周囲を睥睨する。
そう言えば俺たちの前と後に入った巡礼者はどこに行ったのだろう? それほど離れているはずがないのだが。
「ギャアアア!」
遠くで人の悲鳴が上がった。
俺たちは顔を見合わせると悲鳴が聞こえて来た方向へと向かう。
「いやあああ!」
今度は違う方向からだ。
「くそっ! なんなんだ?」
魔力を持たない人間の気配は追いにくいので、魔物の気配が濃く、悲鳴の聞こえて来た方向を目指す。
「うっ!」
生臭い臭いに思わず怯みつつ、先を急ぐ。
「ああっ、天の主様、お救いを!」
ローブがはだけ、小さな子どもの手を引いた女性が必死に祈っている姿があった。
「この子だけは……」
勇者が加速した。
すると、まるでその行手を阻むように植物や木々が枝葉を伸ばす。
「くっ、なんだこれは!」
その間にも、魔物の群れに囲まれた母子の包囲は狭まる。
っ、笑った?
信じられないことに、母子を前に人面の狼のような魔物が楽しげに笑うのを見た。
いや、もっと信じられないことは、母子を囲んでいるのが種類の違う魔物であるということだ。
本来は争いあう者たちが共に獲物を喰らおうとしている。
「くそっ!」
俺たちは無限に増えているのではと思える植物を切り払い、先へと進もうとする。
一瞬、植物に前方が完全に塞がれた。
「ぎゃあああっ!」
甲高い悲鳴。
子どものものだ。
「うおおおおおおっ! 燃やせええ!」
勇者の炎の魔法が行手を遮る植物をまとめて燃やし尽くした。
そして開けた先に見えた光景は、想像を絶するものだった。
「ガフッ!」「ガアアア!」
魔物たちが我先にと肉を喰らっている。
小さな小競り合いもあるようだ。
その肉は、今の今まで生きていた人間のものだった。
「っ!」
俺は「星降りの剣」を抜くと、母子がいた場所を避けて周囲の魔物をまとめて薙いだ。
ドラゴンの爪の威力で、二、三匹がまとめて切断される。
その間に勇者と聖騎士の剣が魔物を駆逐し、モンクが聖女を守りながら後ろにぴたりとつけていた。
「メルリル、ミュリアの傍にいてくれ」
「く、……はい」
精霊を操れないメルリルは普通の女性に過ぎない。
聖女と一緒にいてくれると安心だ。
本人も俺の気持ちを汲んで、すぐに聖女のほうへと駆けて行った。
「くそが!」
勇者が悪態をつきながら魔物の群れをまとめて吹き飛ばして殲滅する。
魔物たちの集まっていた中心には、人の形を留めない女が一人。
子どもの姿は既になかった。
「あ……、あ……あるじさま、どう……か、わたくしどもを……」
ゴボリと血の泡が口から溢れると、彼女の声が聞こえなくなる。
「これは、なんなんだ!」
勇者がその亡骸を抱えて、怒りに震えていた。
「……もしかすると……」
そう口にしかけて、俺は言葉を止めた。
とてもその先を言う気にはならない。
「師匠?」
「まだ生きている人がいるかもしれない。……さがそう」
「わかった!」
俺たちは魔物の気配の濃い場所をひたすら目指した。
「ひえええっ! あるじさまああ!」
「でえいっ!」
危うく巨大な口だけの魔物に飲まれそうになっていた老人を勇者が救う。
口だけの魔物はバラバラの肉片となって飛び散った。
「大丈夫か?」
勇者がやさしく声をかけると、老人は一瞬ほうけたように俺たちを見て、急に怒りだした。
「な、何を罰当たりな! 主様の眷属様方を傷つけるなど、正気の沙汰ではないわ!」
「何を言っている。喰われるところだったんだぞ?」
「ち、違う、あ、あれは、主様の元へ案内してくださる……ところじゃったんじゃ」
「あんただって悲鳴を上げてたじゃないか!」
「わ、わしの信心が足りんかったんじゃ」
老人の答えに、勇者の周囲に炎のような陽炎がゆらめき立った。
「ひいいいっ!」
「あんたの信じる神は女子どもを殺すのか! 老人を喰らうのか! それならそれは俺の敵だ! そんな神は邪神だ! あんたがそれを信じるのは勝手だが、俺は必ず奴を滅ぼすぞ!」
「ひいいいっ! ま、魔人じゃ! いや、魔王じゃ! お、おたすけえええ!」
止める間もなく老人は必死で走り、斜面を転がり落ちる。
「あ、待て!」
「ぎゃあああ! あるじさまあああ!」
斜面の下の茂みから無数の蔦が伸び、落ちて来た老人をとらえて引きちぎった。
「いやあああ!」
聖女が泣きながら顔を覆う。
何度繰り返しても同じことだった。
助けても巡礼者はそれに怒り、俺たちから隙を見て逃げ出し、魔物に喰われる。
繰り返すたびに精神が削れて行く。
「駄目だ、大本を目指そう」
俺は心を鬼にして勇者に言った。
「この山に棲む神をなんとかしなければ、誰も救うことは出来ない」
「どうして、どうしてだっ! 誰一人救われてなどいないのに、なんで自分から魔物の口のなかへ飛び込んで行くんだ!」
「巡礼者は命を捨てに来た者たちなんだ。……いや、命を捨てても願いを叶えたい者たちなんだ。そしてそれを邪神は、魔物の餌にしている。……おそらく、そういうことなんだ」
この神は人を救わない。
今更ながら、俺はそのことを確信した。
勇者の言った通りだ。もし弱者を殺すのが神だとしたら、俺もまた、その神を認めない。
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