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第五章 破滅を招くもの
392 豊の森樹園からの旅立ち
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「さっぱりした?」
「さっぱり出来るか!」
風呂ですっかり精神的に消耗し、大広間に戻った俺にモンクが声をかけて来た。
目が笑っているぞ、お前。
「お察しします」
聖騎士が気の毒そうに言う。
男同士で通じ合うものがあるらしい。
そういえばこいつの浮いた話は全く聞いたことがないんだが、彼女がいなかったはずないよな、何しろ剣聖と呼ばれるほど強かったんだし。
女ってのは強い男に惹かれるものだ。
今度絶対吐かせてやる。
「おっちゃん! あの化物、おっちゃんが倒したって本当?」
「おっちゃんスゲー」
「カッコイイ……」
子どもたちが寄って来た。
勇者がこそこそと隠れるように茶を飲んでいる。
お前、子どもの相手に疲れたからって、手柄を俺に押し付けるな!
「いやいや、俺は前脚を斬っただけだ。首を斬って倒したのはアルフ兄ちゃんだぞ」
「ほわぁ!」
「あんちゃんやるじゃん!」
「アニキ!」
相手に気を使ったりしない子どもたちは現金なもので、すぐさま勇者をたたえ出した。
「いや、ちがっ!」
子どもたちによじ登られた勇者は、まるでアリの群れにたかられる死骸のようだ。
俺は思わず死後の幸いを祈った。
そして額の前で印を切る。
「師匠、何弔いの印を切ってるんだ! 俺は死んでない!」
「大丈夫だ。この印は生きている内に切ってもらうと、厄落としになるからな」
「それはありがとうございました。……いや、そうじゃなくて、助けて……」
あいつもういい大人の男なのに、いつまで経ってもガキっぽいな。
がんばれ! 真の勇者。
「ふふ、子どもが多いと賑やかでいいね。こん里は子どもはあんまり多くなくてね、女が余ってるんだよ。どう、気に入った世帯なしの娘がいたら種だけでも蒔いてみる?」
ずっしりとふくよかな名主さんの奥さんが茶を淹れてくれるついでにとんでもないことを言い出して、思わず茶を吹き出しそうになった。
勘弁してくれ。
「そう言えば若い男衆は少ないように思いました。山に入っているからだと思っていましたが違うのですか?」
「最近はバスだ鉄道だって里から出る手段がたくさんあるから、若いのはきこりを嫌がって別の仕事を探しに中央に出ていくようになっちまってね。困ったもんだよ」
「あー」
俺も子どもの頃に故郷を飛び出した口なので、どちらかというと若者たちの気持ちがわかってしまう。
結果的にどちら寄りの意見も言えずに言葉を濁した。
「田舎だと舐めてるけど、けっこうかわいい娘もいるんだよ。まぁあんたさまのいい人ほどじゃないけどね」
名主の奥さんはケラケラと笑った。
「しっぽり二人で湯に浸かったんだろ? いいねーアツアツの頃はさ。あたしらだって若い頃は、激しかったんだよ?」
あ、駄目だ、これはからかわれている。
あれだな、俺とメルリルがイチャイチャ盛りの新婚カップルと思われたんだな。
田舎ってこういうネタ好きだよなぁ。
名主の奥さんのほか、台所手伝いのおばちゃんたちも代わる代わるやって来て、さんざんいじられてしまった。
子どもを頭に乗っけた勇者がフッと笑いやがった。
まぁあれだ、因果は巡るってことだな。
── ◇◇◇ ──
俺とメルリルが調査を終えて戻って来たときには既に日が中天より下りにそれなりに傾いていたので、この日の出立は当然無理ということで、次の日の乗り合いバスを予約してもらった。
人数が人数なので、特別に早朝便を一度戻して昼便として運行してくれるとのことで、大変ありがたい。
前庭の魔物の頭が乗った櫓の周りは、宴会場のような様相となって来ていて、網焼きやなどの料理もそこで行うらしい。
晩飯はそこでの振る舞いで食べることとなった。
「金属の道……ですか?」
そうやって一段落ついたところで壁の向こうで発見したもののことを伝えてみたが、名主さんは全く知らないとのことだった。
「そもそも我らは壁には近づかないのですよ。北のお人たちが作ったものはどうも、理解出来ないもので」
「ということは、その金属の道も北の人たちが設置した可能性があると」
「まぁ、そうでしょうね」
名主さんが肩をすくめる。
明らかに関わり合いになりたくないという雰囲気だ。
「その道の周囲には強力な魔物も多いようでした。ただ、強力だからこそ、あそこから離れて里まで来るということはあまり考えられないと思います。もちろん気になるなら一応国に報告したおいたほうがいいでしょう」
「倒してしまうことは出来ないので?」
これは言われ慣れた言葉だ。
調査で強大な魔物を発見すると、だいたいの依頼主はなぜ倒さないのかと言って来る。
「危険度の問題ですね。発見した魔物は巨体の獣タイプでした。このタイプは出来るだけ魔力豊富な生き物を選んで食べないと体を維持出来ません。そのため、魔力濃度の高い場所の強い魔物を間引きしてくれます。もしこれを倒して次に群れを作るタイプの小型の魔物がやって来ると、少ない魔力でも餌の量を増やそうとします。かえって里が襲われる危険が増えてしまう結果になりかねません」
「なるほど。魔物によって性質が違うのですな」
「ええ、魔力濃度が高くて大きな魔物がいない場所には植物タイプの魔物や昆虫タイプの魔物が増える傾向があります。このタイプは本当に厄介ですから」
「おおなるほど、よくわかりました。しかし、あれですな。大先生は武術の師範なのに、まるで学者先生のように魔物に詳しいですな」
あ、そう言えば武術師範という設定だったんだっけ。
お、横で予知者のウルスが睨んでいるぞ。
「俺たちの武術は魔物を倒す武術です。だから魔物には詳しいのです」
「おおなんと!」
名主さんが感動したように膝を叩いた。
「そのような方々が道に迷われて魔物に困っている我らの里へ訪れるとは、これは天の主の思し召しですな」
そう言って、両手を組んで頭を垂れる。
ふむ、あれが東の地の祈り方か、覚えておいて損はなさそうだ。
そんな風に話がまとまって、夕方からはほぼ祭のような状態になった。
庭で、この日のために潰したという肉が焼かれ、大鍋で芋汁を煮ている。
竹という木の枝を渡されて、穀物の粉を水でこねたものをそれに刺してもらって、魔物を燻している火種から取った焚き火で焼いて食べるようにと言われた。
何やらそれこそ厄払いの意味があるらしい。そこで皆でワイワイ言いながら焼いて食べた。
あまり味はしないが香ばしく、芋汁と一緒に食べるとなかなか美味い。
里の子どもたちは芋汁のなかにちぎって入れているので真似をすると、それもまた美味かった。
芋汁は味としては騎士団秘蔵のスープに似ていたが、もう少し辛味が強いようだ。
なかの芋はうちの地元の芋と違ってシャキシャキとしていて、適度なとろみとほっくりとした味わいがいい。子どもたちにも大受けだった。
肉も炭で焼いたもの独特の味わいがあって美味かったな。
何よりも、もしかしたら家に帰れないかもしれないと不安がっていた子どもたちにとって、賑やかなことや美味しいもの、同じぐらいの年頃の子どもたちとの出会いは、寂しさを紛らわせてくれるものであったようだった。
子どもが元気がないのはよくないからな。本当によかった。
そして俺たちは次の日の昼過ぎ、帝国の車とはまた違った、不思議な四角い金属の箱型で、荷馬車を大きくしたような蒸気機関の車、バスに乗って豊の森樹園を後にしたのである。
「さっぱり出来るか!」
風呂ですっかり精神的に消耗し、大広間に戻った俺にモンクが声をかけて来た。
目が笑っているぞ、お前。
「お察しします」
聖騎士が気の毒そうに言う。
男同士で通じ合うものがあるらしい。
そういえばこいつの浮いた話は全く聞いたことがないんだが、彼女がいなかったはずないよな、何しろ剣聖と呼ばれるほど強かったんだし。
女ってのは強い男に惹かれるものだ。
今度絶対吐かせてやる。
「おっちゃん! あの化物、おっちゃんが倒したって本当?」
「おっちゃんスゲー」
「カッコイイ……」
子どもたちが寄って来た。
勇者がこそこそと隠れるように茶を飲んでいる。
お前、子どもの相手に疲れたからって、手柄を俺に押し付けるな!
「いやいや、俺は前脚を斬っただけだ。首を斬って倒したのはアルフ兄ちゃんだぞ」
「ほわぁ!」
「あんちゃんやるじゃん!」
「アニキ!」
相手に気を使ったりしない子どもたちは現金なもので、すぐさま勇者をたたえ出した。
「いや、ちがっ!」
子どもたちによじ登られた勇者は、まるでアリの群れにたかられる死骸のようだ。
俺は思わず死後の幸いを祈った。
そして額の前で印を切る。
「師匠、何弔いの印を切ってるんだ! 俺は死んでない!」
「大丈夫だ。この印は生きている内に切ってもらうと、厄落としになるからな」
「それはありがとうございました。……いや、そうじゃなくて、助けて……」
あいつもういい大人の男なのに、いつまで経ってもガキっぽいな。
がんばれ! 真の勇者。
「ふふ、子どもが多いと賑やかでいいね。こん里は子どもはあんまり多くなくてね、女が余ってるんだよ。どう、気に入った世帯なしの娘がいたら種だけでも蒔いてみる?」
ずっしりとふくよかな名主さんの奥さんが茶を淹れてくれるついでにとんでもないことを言い出して、思わず茶を吹き出しそうになった。
勘弁してくれ。
「そう言えば若い男衆は少ないように思いました。山に入っているからだと思っていましたが違うのですか?」
「最近はバスだ鉄道だって里から出る手段がたくさんあるから、若いのはきこりを嫌がって別の仕事を探しに中央に出ていくようになっちまってね。困ったもんだよ」
「あー」
俺も子どもの頃に故郷を飛び出した口なので、どちらかというと若者たちの気持ちがわかってしまう。
結果的にどちら寄りの意見も言えずに言葉を濁した。
「田舎だと舐めてるけど、けっこうかわいい娘もいるんだよ。まぁあんたさまのいい人ほどじゃないけどね」
名主の奥さんはケラケラと笑った。
「しっぽり二人で湯に浸かったんだろ? いいねーアツアツの頃はさ。あたしらだって若い頃は、激しかったんだよ?」
あ、駄目だ、これはからかわれている。
あれだな、俺とメルリルがイチャイチャ盛りの新婚カップルと思われたんだな。
田舎ってこういうネタ好きだよなぁ。
名主の奥さんのほか、台所手伝いのおばちゃんたちも代わる代わるやって来て、さんざんいじられてしまった。
子どもを頭に乗っけた勇者がフッと笑いやがった。
まぁあれだ、因果は巡るってことだな。
── ◇◇◇ ──
俺とメルリルが調査を終えて戻って来たときには既に日が中天より下りにそれなりに傾いていたので、この日の出立は当然無理ということで、次の日の乗り合いバスを予約してもらった。
人数が人数なので、特別に早朝便を一度戻して昼便として運行してくれるとのことで、大変ありがたい。
前庭の魔物の頭が乗った櫓の周りは、宴会場のような様相となって来ていて、網焼きやなどの料理もそこで行うらしい。
晩飯はそこでの振る舞いで食べることとなった。
「金属の道……ですか?」
そうやって一段落ついたところで壁の向こうで発見したもののことを伝えてみたが、名主さんは全く知らないとのことだった。
「そもそも我らは壁には近づかないのですよ。北のお人たちが作ったものはどうも、理解出来ないもので」
「ということは、その金属の道も北の人たちが設置した可能性があると」
「まぁ、そうでしょうね」
名主さんが肩をすくめる。
明らかに関わり合いになりたくないという雰囲気だ。
「その道の周囲には強力な魔物も多いようでした。ただ、強力だからこそ、あそこから離れて里まで来るということはあまり考えられないと思います。もちろん気になるなら一応国に報告したおいたほうがいいでしょう」
「倒してしまうことは出来ないので?」
これは言われ慣れた言葉だ。
調査で強大な魔物を発見すると、だいたいの依頼主はなぜ倒さないのかと言って来る。
「危険度の問題ですね。発見した魔物は巨体の獣タイプでした。このタイプは出来るだけ魔力豊富な生き物を選んで食べないと体を維持出来ません。そのため、魔力濃度の高い場所の強い魔物を間引きしてくれます。もしこれを倒して次に群れを作るタイプの小型の魔物がやって来ると、少ない魔力でも餌の量を増やそうとします。かえって里が襲われる危険が増えてしまう結果になりかねません」
「なるほど。魔物によって性質が違うのですな」
「ええ、魔力濃度が高くて大きな魔物がいない場所には植物タイプの魔物や昆虫タイプの魔物が増える傾向があります。このタイプは本当に厄介ですから」
「おおなるほど、よくわかりました。しかし、あれですな。大先生は武術の師範なのに、まるで学者先生のように魔物に詳しいですな」
あ、そう言えば武術師範という設定だったんだっけ。
お、横で予知者のウルスが睨んでいるぞ。
「俺たちの武術は魔物を倒す武術です。だから魔物には詳しいのです」
「おおなんと!」
名主さんが感動したように膝を叩いた。
「そのような方々が道に迷われて魔物に困っている我らの里へ訪れるとは、これは天の主の思し召しですな」
そう言って、両手を組んで頭を垂れる。
ふむ、あれが東の地の祈り方か、覚えておいて損はなさそうだ。
そんな風に話がまとまって、夕方からはほぼ祭のような状態になった。
庭で、この日のために潰したという肉が焼かれ、大鍋で芋汁を煮ている。
竹という木の枝を渡されて、穀物の粉を水でこねたものをそれに刺してもらって、魔物を燻している火種から取った焚き火で焼いて食べるようにと言われた。
何やらそれこそ厄払いの意味があるらしい。そこで皆でワイワイ言いながら焼いて食べた。
あまり味はしないが香ばしく、芋汁と一緒に食べるとなかなか美味い。
里の子どもたちは芋汁のなかにちぎって入れているので真似をすると、それもまた美味かった。
芋汁は味としては騎士団秘蔵のスープに似ていたが、もう少し辛味が強いようだ。
なかの芋はうちの地元の芋と違ってシャキシャキとしていて、適度なとろみとほっくりとした味わいがいい。子どもたちにも大受けだった。
肉も炭で焼いたもの独特の味わいがあって美味かったな。
何よりも、もしかしたら家に帰れないかもしれないと不安がっていた子どもたちにとって、賑やかなことや美味しいもの、同じぐらいの年頃の子どもたちとの出会いは、寂しさを紛らわせてくれるものであったようだった。
子どもが元気がないのはよくないからな。本当によかった。
そして俺たちは次の日の昼過ぎ、帝国の車とはまた違った、不思議な四角い金属の箱型で、荷馬車を大きくしたような蒸気機関の車、バスに乗って豊の森樹園を後にしたのである。
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