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第五章 破滅を招くもの
372 破壊者の足音
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「あんた階段は上れないのか? 手を貸そうか?」
「ぬうっ、仕方あるまい」
可動式の椅子に座っていた男は、椅子からずるりと立ち上がった。
その動きは人間が立つときの動きとは全く違う。
見るとその男の下半身は蛇のようになっていた。
「蛇体の種族については聞いたことがなかった。驚いたな。こっちでは平野人以外は差別されるって話だったが」
「何を言うか!」
半蛇体の男がいきなり怒り出した。
「きさま、亜人共と我が福音を同列に語ったな! この半身は我らが天の主からの賜り物よ。いわば私は神の眷属たるぞ!」
なるほどこっちの連中が言うところの神さまとやらは蛇体なんだな。
しかしそれにしても理解出来ないな。
自分たちと違うからとほかの種族を亜人呼ばわりしているくせに同じように違いのある相手を神と呼んで讃えている。
俺からしてみれば、どちらも同じように姿が違うものなのに片方には迫害をして片方には従属をしているのは意味が通じないようにしか見えない。
「……許さない」
ふいに、近くで少女の声が聞こえたように思った。
「なんだ? 今のは」
勇者が周囲を見回している。
どうやら同じ声が聞こえたようだ。
廊下と階段の間には少しだけ空間がある。
俺たちは現在そこにいたのだが、廊下のほうから何かがひび割れる音と、ズルズルと重いものを引きずる音が聞こえて来た。
「きゃあああああああ!」
突然甲高い悲鳴のような、それでいて強弱のある唄のような声が響いた。
「ぐっ!」
その声を聞いていると、段々ものが考えられなくなり、体を動かすことが出来なくなって行くようだった。
この魔力の絡まり具合はメルリルの歌に似ているが、彼女の歌は精霊に向けたものだ。
だが、この声は、俺たちに向いている。
「ぐぅっ! ……師匠、大丈夫か?」
同じように硬直していた勇者だが、見えない何かを振り払うような仕草をして自分を取り戻したようだ。
俺は勇者ほど無理やり拘束を解いたりは出来ないが、問題が声にあるとわかればやることは決まっている。
魔力を耳に集中することでより聞こえるように出来るなら、もちろんより聞こえないようにも出来る。
以前使った手信号で勇者に耳を塞いだことを伝えると、勇者もそれを理解してうなずいた。
さて、俺たちはそれでどうにかなったのだが、どうにかならなかったのはもう一人のほうだった。
その男は耳を押さえてのたうち回ると、なにやら口をパクパクと開閉している。
何かを叫んでいるようだったが、いきなり自らの手で自分の喉を締め上げ始めた。
「おい、だいじょ……」
大丈夫か? と、俺自身には聞こえない声をかけようとして、その瞬間、ぞくりと背筋を冷たい手で撫でられるような、鳥肌の立つ感覚に飛び退いた。
勇者も、いつの間にか階段の三段目まで飛び退いている。
廊下の入り口から巨大な顔がこちらを覗き込んでいた。
通常の何倍もの大きさだが、それは少女の顔のようだった。
彼女は、のたうち回る半蛇体の男を見つけると、お菓子を見つけたかのような嬉しそうな顔になる。
床を突き破って植物のツタのようなものが飛び出したかと思うと、半蛇体の男の手と蛇体部分に絡まり、ためらいもなくそれぞれを違う方向へ引っ張った。
ブチブチブチというおぞましい音の響きに全身の血が引く。
少女の顔がにんまりと笑った。
それ以上見ている場合ではないと判断した俺は自分には聞こえない声で「行くぞ!」と叫んで階段を駆け上った。
今の所俺たちは眼中にない感じだが、いつ彼女の気が変わるかもしれない。
階段はずいぶん長く、背後を振り返らずに上り続けるにはかなりの精神力を摩耗したが、やがて頂上が見えた。
勇者が数歩先に頂上に到達して、俺を見てなにやら口を動かしている。
俺は手で落ち着けという合図を送った。
それで落ち着いたのか、勇者は壁を指さして、先に行けないという手信号をしてみせる。
あー、出るのにも登録している人間の手が必要なのか。
俺は無言で「星降りの剣」を抜くと、入り口があるであろうほうの壁を斬った。
なんか最近こういうことばっかりに使っていて剣に申し訳ない気持ちだ。
思った通り切り裂かれた壁の向こうは通路になっているようだった。
そこに出ると、勇者が口をパクパクさせながら自分の耳を示して、大丈夫という手信号をしてみせる。
もうあの歌は聞こえないということか。
俺はうなずいて耳の状態を戻す。
「あれは呪歌に似ていたな」
「呪歌とはなんだ?」
出た場所の位置ははっきりとしなかったが、俺たちが前に閉じ込められた場所とも違うようだった。
あの子どもたちはどこにいるのだろう? そう思いながら周囲を見回す。
「歌に魔法を込める技術だ。聖女の魔法と似たようなことを歌でやるんだが、一人だと効果が薄いから大人数で使う魔法だな。さっきのは技術のない力技に近いものだったが」
「魔法もいろいろあるんだな」
勇者の説明に感心する。
「お、また人がいたぞ」
「さっきから出会う人間がどんどん死んでいくんで気分が悪いんだが」
「さっきの奴はそうとう恨まれていたみたいだったな」
俺たちの発見した人は、どうも山岳の民の女性のようだった。
呆けたように床に座り込んでいる。
「おい、大丈夫か?」
声を掛けると、その女性はびくっと体を跳ねさせて、その場に平服した。
「も、申し訳ありません! 決して逃げようとした訳ではないのです!」
「おい、俺たちはここの連中じゃない。あんたの主人じゃないから罰したりしない。大丈夫か?」
安心させるように言ってみたが、ガクガクと震えている。
「おい、俺の目を見ろ」
勇者がひざまづいてその女性の目を覗き込む。
「え?」
「俺たちはお前を苦しめない。絶対にだ。信じろ」
間近で、勇者の顔を見つめることになった女性は真っ赤になってもじもじし始めた。
「は、はい」
そう返事を返す声を聞くと、どうやら落ち着いたようだった。
「すまない。俺たちはここに閉じ込められている魔人と呼ばれる人々を探している。どこにいるかわかるか?」
女性はコクンとうなずくと手で方向を指し示した。
「まだ使用されていない魔人は素体フロアに、使用済みの廃棄予定の魔人は廃棄フロアに、実験体はもっと地下の実験区画にいるはずです」
「使用……だと?」
勇者が怒気を発した。
「ヒィッ! あの、あの、お許しを!」
「おい、信じろと言っておいてその人を脅すな。そもそもその人のせいじゃないだろ」
「う、……悪かったな」
「い、いえ……」
その女性は奴隷となって長いのだろう。もしかすると生まれてからずっと奴隷だったのかもしれない。
約束が違うと勇者に食って掛かることもなく、大人しく俺たちの動向を窺っている。
命令されるのに慣れすぎていて、自分ではものごとを決められないのだ。
「あの子どもたちは廃棄……ふろあとかいう場所か。しかし、連れて来られたままの人もいるみたいだな。どうする?」
『……リミットカウント……二百』
俺の言葉に被せるように、あの感情のない声が、以前より弱々しく聞こえて来た。
「このリミットカウントというのは何か知っているか?」
山岳の民の女性に聞いたが首を横に振って知らないというそぶりをする。
どうも嫌な予感しかしないんだよな。
「ありがとう。君はもう逃げたほうがいい。長く留まると危険だ」
「わかりました」
女性はうなずいて通路の奥へと走り出した。
「手分けしよう。お前はあの子どもたちのほうへ行きたいんだろう? 俺はほかの囚われた人のほうへ行く」
「わかった。師匠、ありがとう」
「俺に礼を言う必要ない。お前は勇者だ。助けたい者を助けろ」
「……はい」
そうして俺たちは別々の方向へと走り出した。
この場所は下と違って目立つ破壊にはまだ至っていないようだった。
それに壁や天井に色分けされた線が引いてあって、そのなかに階段を描いたものがある。
おそらくこの線はいろいろな場所に導くためのものであり、階段の印のある線を辿って行けば階段があるのだろう。
囚われている人たちを逃したら、とりあえずその階段を目指すか。
俺は素体フロアなる場所へと急いだのだった。
「ぬうっ、仕方あるまい」
可動式の椅子に座っていた男は、椅子からずるりと立ち上がった。
その動きは人間が立つときの動きとは全く違う。
見るとその男の下半身は蛇のようになっていた。
「蛇体の種族については聞いたことがなかった。驚いたな。こっちでは平野人以外は差別されるって話だったが」
「何を言うか!」
半蛇体の男がいきなり怒り出した。
「きさま、亜人共と我が福音を同列に語ったな! この半身は我らが天の主からの賜り物よ。いわば私は神の眷属たるぞ!」
なるほどこっちの連中が言うところの神さまとやらは蛇体なんだな。
しかしそれにしても理解出来ないな。
自分たちと違うからとほかの種族を亜人呼ばわりしているくせに同じように違いのある相手を神と呼んで讃えている。
俺からしてみれば、どちらも同じように姿が違うものなのに片方には迫害をして片方には従属をしているのは意味が通じないようにしか見えない。
「……許さない」
ふいに、近くで少女の声が聞こえたように思った。
「なんだ? 今のは」
勇者が周囲を見回している。
どうやら同じ声が聞こえたようだ。
廊下と階段の間には少しだけ空間がある。
俺たちは現在そこにいたのだが、廊下のほうから何かがひび割れる音と、ズルズルと重いものを引きずる音が聞こえて来た。
「きゃあああああああ!」
突然甲高い悲鳴のような、それでいて強弱のある唄のような声が響いた。
「ぐっ!」
その声を聞いていると、段々ものが考えられなくなり、体を動かすことが出来なくなって行くようだった。
この魔力の絡まり具合はメルリルの歌に似ているが、彼女の歌は精霊に向けたものだ。
だが、この声は、俺たちに向いている。
「ぐぅっ! ……師匠、大丈夫か?」
同じように硬直していた勇者だが、見えない何かを振り払うような仕草をして自分を取り戻したようだ。
俺は勇者ほど無理やり拘束を解いたりは出来ないが、問題が声にあるとわかればやることは決まっている。
魔力を耳に集中することでより聞こえるように出来るなら、もちろんより聞こえないようにも出来る。
以前使った手信号で勇者に耳を塞いだことを伝えると、勇者もそれを理解してうなずいた。
さて、俺たちはそれでどうにかなったのだが、どうにかならなかったのはもう一人のほうだった。
その男は耳を押さえてのたうち回ると、なにやら口をパクパクと開閉している。
何かを叫んでいるようだったが、いきなり自らの手で自分の喉を締め上げ始めた。
「おい、だいじょ……」
大丈夫か? と、俺自身には聞こえない声をかけようとして、その瞬間、ぞくりと背筋を冷たい手で撫でられるような、鳥肌の立つ感覚に飛び退いた。
勇者も、いつの間にか階段の三段目まで飛び退いている。
廊下の入り口から巨大な顔がこちらを覗き込んでいた。
通常の何倍もの大きさだが、それは少女の顔のようだった。
彼女は、のたうち回る半蛇体の男を見つけると、お菓子を見つけたかのような嬉しそうな顔になる。
床を突き破って植物のツタのようなものが飛び出したかと思うと、半蛇体の男の手と蛇体部分に絡まり、ためらいもなくそれぞれを違う方向へ引っ張った。
ブチブチブチというおぞましい音の響きに全身の血が引く。
少女の顔がにんまりと笑った。
それ以上見ている場合ではないと判断した俺は自分には聞こえない声で「行くぞ!」と叫んで階段を駆け上った。
今の所俺たちは眼中にない感じだが、いつ彼女の気が変わるかもしれない。
階段はずいぶん長く、背後を振り返らずに上り続けるにはかなりの精神力を摩耗したが、やがて頂上が見えた。
勇者が数歩先に頂上に到達して、俺を見てなにやら口を動かしている。
俺は手で落ち着けという合図を送った。
それで落ち着いたのか、勇者は壁を指さして、先に行けないという手信号をしてみせる。
あー、出るのにも登録している人間の手が必要なのか。
俺は無言で「星降りの剣」を抜くと、入り口があるであろうほうの壁を斬った。
なんか最近こういうことばっかりに使っていて剣に申し訳ない気持ちだ。
思った通り切り裂かれた壁の向こうは通路になっているようだった。
そこに出ると、勇者が口をパクパクさせながら自分の耳を示して、大丈夫という手信号をしてみせる。
もうあの歌は聞こえないということか。
俺はうなずいて耳の状態を戻す。
「あれは呪歌に似ていたな」
「呪歌とはなんだ?」
出た場所の位置ははっきりとしなかったが、俺たちが前に閉じ込められた場所とも違うようだった。
あの子どもたちはどこにいるのだろう? そう思いながら周囲を見回す。
「歌に魔法を込める技術だ。聖女の魔法と似たようなことを歌でやるんだが、一人だと効果が薄いから大人数で使う魔法だな。さっきのは技術のない力技に近いものだったが」
「魔法もいろいろあるんだな」
勇者の説明に感心する。
「お、また人がいたぞ」
「さっきから出会う人間がどんどん死んでいくんで気分が悪いんだが」
「さっきの奴はそうとう恨まれていたみたいだったな」
俺たちの発見した人は、どうも山岳の民の女性のようだった。
呆けたように床に座り込んでいる。
「おい、大丈夫か?」
声を掛けると、その女性はびくっと体を跳ねさせて、その場に平服した。
「も、申し訳ありません! 決して逃げようとした訳ではないのです!」
「おい、俺たちはここの連中じゃない。あんたの主人じゃないから罰したりしない。大丈夫か?」
安心させるように言ってみたが、ガクガクと震えている。
「おい、俺の目を見ろ」
勇者がひざまづいてその女性の目を覗き込む。
「え?」
「俺たちはお前を苦しめない。絶対にだ。信じろ」
間近で、勇者の顔を見つめることになった女性は真っ赤になってもじもじし始めた。
「は、はい」
そう返事を返す声を聞くと、どうやら落ち着いたようだった。
「すまない。俺たちはここに閉じ込められている魔人と呼ばれる人々を探している。どこにいるかわかるか?」
女性はコクンとうなずくと手で方向を指し示した。
「まだ使用されていない魔人は素体フロアに、使用済みの廃棄予定の魔人は廃棄フロアに、実験体はもっと地下の実験区画にいるはずです」
「使用……だと?」
勇者が怒気を発した。
「ヒィッ! あの、あの、お許しを!」
「おい、信じろと言っておいてその人を脅すな。そもそもその人のせいじゃないだろ」
「う、……悪かったな」
「い、いえ……」
その女性は奴隷となって長いのだろう。もしかすると生まれてからずっと奴隷だったのかもしれない。
約束が違うと勇者に食って掛かることもなく、大人しく俺たちの動向を窺っている。
命令されるのに慣れすぎていて、自分ではものごとを決められないのだ。
「あの子どもたちは廃棄……ふろあとかいう場所か。しかし、連れて来られたままの人もいるみたいだな。どうする?」
『……リミットカウント……二百』
俺の言葉に被せるように、あの感情のない声が、以前より弱々しく聞こえて来た。
「このリミットカウントというのは何か知っているか?」
山岳の民の女性に聞いたが首を横に振って知らないというそぶりをする。
どうも嫌な予感しかしないんだよな。
「ありがとう。君はもう逃げたほうがいい。長く留まると危険だ」
「わかりました」
女性はうなずいて通路の奥へと走り出した。
「手分けしよう。お前はあの子どもたちのほうへ行きたいんだろう? 俺はほかの囚われた人のほうへ行く」
「わかった。師匠、ありがとう」
「俺に礼を言う必要ない。お前は勇者だ。助けたい者を助けろ」
「……はい」
そうして俺たちは別々の方向へと走り出した。
この場所は下と違って目立つ破壊にはまだ至っていないようだった。
それに壁や天井に色分けされた線が引いてあって、そのなかに階段を描いたものがある。
おそらくこの線はいろいろな場所に導くためのものであり、階段の印のある線を辿って行けば階段があるのだろう。
囚われている人たちを逃したら、とりあえずその階段を目指すか。
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