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第五章 破滅を招くもの
349 堅い角という少年
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里長の家の階段を下りると、里の人たちはそれぞれの仕事に戻ったらしく、俺たちが到着したときのような人だかりはすでに解消されていた。
だからと言って、俺たちが顔を出しても何も反応がないということはない。
憎々しげに見ている人や不安そうに見ている人はそれなりの数存在している。
いろいろ言いたいことはあるのだろうが、きっかけがない限り、そういう人たちが直接ぶつかって来ることはない。
とは言え、どこの場所でも無鉄砲に行動する者がいる。
たいていの場合、それは子どもだ。
一人の少年が、素早く駆け寄って来ると、いきなり泥団子をぶつけて来た。
投げつけてすぐ逃走に移れるように、足を止めずに走り抜けながら投擲を行うという玄人っぷりだ。
おそらくは手のつけられない悪ガキなんだろう。
俺は泥団子を片手でキャッチすると、そのまま投げ帰してやった。
もちろん全力で投げ返すほど大人気なくはないので、手首のスナップだけで軽く投げた。
「受け取れ!」
少年はまさか投げ返されるとは思わなかったらしく、ぎょっとした顔をしながらも、慌てて避けるか受け止めるかの判断を下そうとする。
避けられないと思ったのだろう、キャッチしようと構えたが、一瞬遅く、泥団子は体にぶつかってしまった。
「何すんだ!」
「いや、投げてよこしたのはお前だろ? 投げあいをして遊ぼうという誘いじゃないのか?」
「バカ言うな! 外道人なんかと遊ぶわけねーだろ!」
「外道人というのはお前たちに酷いことをした平野人のことか」
「そうだ!」
「なるほどね。だが、俺はお前たちに酷いことはしたことないぞ」
「は? 同じ種族だろうが、違いはねえよ」
「ふむ。それなら俺はお前以外の里人にも泥団子をぶつけてかまわないのか?」
「なんでだよ!」
「お前がやったことはお前の仲間がしたも同然なんだろう?」
「難しいことを言って俺を煙に巻こうって魂胆だな、外道の言うことなんか聞かないぞ!」
「ふむふむ」
元気がいいし思い切りもいい。
それに頭も悪くないようだ。
なかなかに冒険者向きの人材だな。
「それはともかくとして、服が汚れてしまったな」
「お前が泥団子をぶつけたからだろ」
「そうだな。俺が悪かった。許してくれるか?」
「許す訳ねーだろ!」
「最初に泥団子をぶつけようとしたのはお前のほうだが、そうなるとお前は許されないことをわかった上でやったということか?」
「あー言えばこー言う、面倒くさいおっさんだな」
なんだか楽しくなって来たぞ。
「おい、その子から離れろ!」
俺と少年が子どもじみた言い合いを続けていると、体格のいい里人が割って入って来た。
子どもは山岳の民だが、割って入ったのは大地人だ。
親子という訳ではないらしい。
「安心してくれ。今、俺はこいつに詫びているところだ」
「いや、詫びてねーだろ。絡んで来てただけじゃねえか!」
「なんだと! おれの誠意が通じなかったとは」
「このおっさん、めんどくせーな」
俺と少年が言い合いしているのを見て、大地人の男性は顔を盛大にしかめた。
「あんたらが何さまだか知らないが、やっと手に入れた平穏な生活を壊すようなら容赦しねえ」
「平穏な生活、か。まともに食えてないと聞いたが」
「よそもんのあんたらには関係ないだろうが」
「うーん、実は関係なくもない。実は俺はあのイルハスの弟子なんだ」
「へっ?」
大地人の男は急に聞かされた言葉にどう反応していいかわからない風だった。
一方で少年のほうは素早く反応を返す。
「そう言えばさっきそういう話をしてたよな。あんた名前は?」
「ダスターだ」
俺の名前を聞いて、少年がプッと吹き出した。
「え? あの、弟子入りを断られたのにどこまでもついてきてイルハスのおっさんを根負けさせたあのダスター?」
「そのダスターだ」
途端に少年はゲラゲラ笑いだした。
「そうだったんだ」
それを横で聞いていたメルリルがなぜかうれしそうに一人うなずいている。
「お前の名前は?」
「俺は堅い角だ」
「ほう、いい名前だな」
「そうだろう」
少年はフフンと胸を張った。
山岳の民の名前は独特で、身体的な特徴を代々名前として引き継ぐ一族や、得意な武器を名前につける一族などがいる。
そのなかでも角や蹄の名を持つのは部族のなかでも名家だと聞いたことがあった。
「そう言えば、さっきアルフともめていたのはお前だったよな?」
「アルフ?」
「勇者さまだ」
「あれが勇者さま? 性格悪そうだったぞ!」
「まぁ可愛げはないな」
勇者が聞いたら怒りそうなことを言い合っていると、ようやく話が飲み込めたらしい大地人の男が話に加わった。
「はぁ? イルハスの旦那の弟子ぃ? それに勇者だって?」
「世の中にはいろいろな巡り合わせがあるもんだ。俺は最近運命ってやつに振り回されているから、あんたの驚きは理解出来る」
「はぁ、あんた、話に聞いていた以上に変な奴だな」
「話とは?」
「イルハスの旦那がな、ダスターって弟子の話をよくするのさ。剣の才能はからっきしのくせに、たった一人、根性だけで極意まで習得した、沼蛭のように食いついたら離れない厄介な弟子がいたってな」
おのれ師匠め。
いや、確かに俺はしつこかったけどな。
言いふらす必要ねえだろうが。
「ってことは、あんたらは東の人間じゃないのか」
「ああ、西から来た。勇者さまのお供としてな」
「……勇者か。確かに生きてるといろんなことが起こるもんだよなぁ。ああ、名乗るのが遅れたな。俺はボリスだ」
「おう、改めて名乗ろう。俺はダスターだ属名はない。冒険者だ。それとこっちはメルリル。あと、これがフォルテであっちが若葉だ」
「ペット連れかよ!」
「従魔だ。ペットじゃない。こっちにはペットが多いのか?」
そう言えば帝国でも従魔よりもペットとして認識されていたなと思い出す。
「そりゃあ、東の平野人が動物を飼うのは基本的には楽しみのためだからな」
「ふーん。余裕があるんだな」
楽しみのためだけに動物を飼うというのはよほど余裕がないと出来ないことだ。
「うむ。連中はそりゃあ豊かに生活しているさ。俺たちから奪った土地から鉱物や燃料を得て、やれ蒸気機関だ、工場だと動かしているからな」
「西にも東と取引している国があったから多少は知っているが、ありゃあなかなか凄いもんだな」
「何が凄いもんか!」
俺とボリスが情報交換をしていると、堅い角の名を持つ少年が突然怒り出した。
「そのペットって奴に俺らも入っているんだぞ! 俺のねーちゃんは奴らに動物みたいに飼われているんだ!」
「奴隷として見世物にされているとは聞いたが」
「奴隷ってのは人間のことだろ。連中にとって俺たちは人間じゃないんだ。獣と同じなんだ。檻に閉じ込めて芸をさせたり、鬱憤晴らしに使ったり、狩りの獲物として追い立てたり、そういうことを平気でやるんだ。あんたも同じ仲間なんだろ。俺は、勇者とか認めねえからな!」
叫んで、堅い角少年は駆け去ってしまった。
そういう事情があるなら彼が平野人を憎むのは仕方のないことかもしれない。
「まだ捕まっている人たちは多いのか?」
「俺たちは運がよかったのさ。大きな列車事故があってな、最初の集団はその隙に逃げ出したんだ。それからは地道に仲間の開放を続けてるが、そう簡単には行かねえってのが現状だ」
「ここの受け入れ環境も整ってないからむやみに人数も増やせないというところか」
「そういうことだ」
東部諸国の問題はかなり根が深そうだ。
東部の平野人がほかの種族を亜人扱いにしたのは、もともとは自分たちが資源を占有するためだったんじゃないかと思う。
だが、それにしても行き過ぎた行いだ。
それに亜人のことだけじゃない。
魔人と呼ばれる魔力持ちの同族も彼らは迫害しているとのことだった。
「敵ばかり作っていればいずれ全て自分たちに因果が巡って来るだろうに。東の連中も何を考えているんだか」
東部諸国のことは知れば知るほど理解出来なくなって行く。
まぁ今はそのことを考えている場足じゃない。
ここを無事に通過出来るように、信用してもらわないとな。
だからと言って、俺たちが顔を出しても何も反応がないということはない。
憎々しげに見ている人や不安そうに見ている人はそれなりの数存在している。
いろいろ言いたいことはあるのだろうが、きっかけがない限り、そういう人たちが直接ぶつかって来ることはない。
とは言え、どこの場所でも無鉄砲に行動する者がいる。
たいていの場合、それは子どもだ。
一人の少年が、素早く駆け寄って来ると、いきなり泥団子をぶつけて来た。
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おそらくは手のつけられない悪ガキなんだろう。
俺は泥団子を片手でキャッチすると、そのまま投げ帰してやった。
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「受け取れ!」
少年はまさか投げ返されるとは思わなかったらしく、ぎょっとした顔をしながらも、慌てて避けるか受け止めるかの判断を下そうとする。
避けられないと思ったのだろう、キャッチしようと構えたが、一瞬遅く、泥団子は体にぶつかってしまった。
「何すんだ!」
「いや、投げてよこしたのはお前だろ? 投げあいをして遊ぼうという誘いじゃないのか?」
「バカ言うな! 外道人なんかと遊ぶわけねーだろ!」
「外道人というのはお前たちに酷いことをした平野人のことか」
「そうだ!」
「なるほどね。だが、俺はお前たちに酷いことはしたことないぞ」
「は? 同じ種族だろうが、違いはねえよ」
「ふむ。それなら俺はお前以外の里人にも泥団子をぶつけてかまわないのか?」
「なんでだよ!」
「お前がやったことはお前の仲間がしたも同然なんだろう?」
「難しいことを言って俺を煙に巻こうって魂胆だな、外道の言うことなんか聞かないぞ!」
「ふむふむ」
元気がいいし思い切りもいい。
それに頭も悪くないようだ。
なかなかに冒険者向きの人材だな。
「それはともかくとして、服が汚れてしまったな」
「お前が泥団子をぶつけたからだろ」
「そうだな。俺が悪かった。許してくれるか?」
「許す訳ねーだろ!」
「最初に泥団子をぶつけようとしたのはお前のほうだが、そうなるとお前は許されないことをわかった上でやったということか?」
「あー言えばこー言う、面倒くさいおっさんだな」
なんだか楽しくなって来たぞ。
「おい、その子から離れろ!」
俺と少年が子どもじみた言い合いを続けていると、体格のいい里人が割って入って来た。
子どもは山岳の民だが、割って入ったのは大地人だ。
親子という訳ではないらしい。
「安心してくれ。今、俺はこいつに詫びているところだ」
「いや、詫びてねーだろ。絡んで来てただけじゃねえか!」
「なんだと! おれの誠意が通じなかったとは」
「このおっさん、めんどくせーな」
俺と少年が言い合いしているのを見て、大地人の男性は顔を盛大にしかめた。
「あんたらが何さまだか知らないが、やっと手に入れた平穏な生活を壊すようなら容赦しねえ」
「平穏な生活、か。まともに食えてないと聞いたが」
「よそもんのあんたらには関係ないだろうが」
「うーん、実は関係なくもない。実は俺はあのイルハスの弟子なんだ」
「へっ?」
大地人の男は急に聞かされた言葉にどう反応していいかわからない風だった。
一方で少年のほうは素早く反応を返す。
「そう言えばさっきそういう話をしてたよな。あんた名前は?」
「ダスターだ」
俺の名前を聞いて、少年がプッと吹き出した。
「え? あの、弟子入りを断られたのにどこまでもついてきてイルハスのおっさんを根負けさせたあのダスター?」
「そのダスターだ」
途端に少年はゲラゲラ笑いだした。
「そうだったんだ」
それを横で聞いていたメルリルがなぜかうれしそうに一人うなずいている。
「お前の名前は?」
「俺は堅い角だ」
「ほう、いい名前だな」
「そうだろう」
少年はフフンと胸を張った。
山岳の民の名前は独特で、身体的な特徴を代々名前として引き継ぐ一族や、得意な武器を名前につける一族などがいる。
そのなかでも角や蹄の名を持つのは部族のなかでも名家だと聞いたことがあった。
「そう言えば、さっきアルフともめていたのはお前だったよな?」
「アルフ?」
「勇者さまだ」
「あれが勇者さま? 性格悪そうだったぞ!」
「まぁ可愛げはないな」
勇者が聞いたら怒りそうなことを言い合っていると、ようやく話が飲み込めたらしい大地人の男が話に加わった。
「はぁ? イルハスの旦那の弟子ぃ? それに勇者だって?」
「世の中にはいろいろな巡り合わせがあるもんだ。俺は最近運命ってやつに振り回されているから、あんたの驚きは理解出来る」
「はぁ、あんた、話に聞いていた以上に変な奴だな」
「話とは?」
「イルハスの旦那がな、ダスターって弟子の話をよくするのさ。剣の才能はからっきしのくせに、たった一人、根性だけで極意まで習得した、沼蛭のように食いついたら離れない厄介な弟子がいたってな」
おのれ師匠め。
いや、確かに俺はしつこかったけどな。
言いふらす必要ねえだろうが。
「ってことは、あんたらは東の人間じゃないのか」
「ああ、西から来た。勇者さまのお供としてな」
「……勇者か。確かに生きてるといろんなことが起こるもんだよなぁ。ああ、名乗るのが遅れたな。俺はボリスだ」
「おう、改めて名乗ろう。俺はダスターだ属名はない。冒険者だ。それとこっちはメルリル。あと、これがフォルテであっちが若葉だ」
「ペット連れかよ!」
「従魔だ。ペットじゃない。こっちにはペットが多いのか?」
そう言えば帝国でも従魔よりもペットとして認識されていたなと思い出す。
「そりゃあ、東の平野人が動物を飼うのは基本的には楽しみのためだからな」
「ふーん。余裕があるんだな」
楽しみのためだけに動物を飼うというのはよほど余裕がないと出来ないことだ。
「うむ。連中はそりゃあ豊かに生活しているさ。俺たちから奪った土地から鉱物や燃料を得て、やれ蒸気機関だ、工場だと動かしているからな」
「西にも東と取引している国があったから多少は知っているが、ありゃあなかなか凄いもんだな」
「何が凄いもんか!」
俺とボリスが情報交換をしていると、堅い角の名を持つ少年が突然怒り出した。
「そのペットって奴に俺らも入っているんだぞ! 俺のねーちゃんは奴らに動物みたいに飼われているんだ!」
「奴隷として見世物にされているとは聞いたが」
「奴隷ってのは人間のことだろ。連中にとって俺たちは人間じゃないんだ。獣と同じなんだ。檻に閉じ込めて芸をさせたり、鬱憤晴らしに使ったり、狩りの獲物として追い立てたり、そういうことを平気でやるんだ。あんたも同じ仲間なんだろ。俺は、勇者とか認めねえからな!」
叫んで、堅い角少年は駆け去ってしまった。
そういう事情があるなら彼が平野人を憎むのは仕方のないことかもしれない。
「まだ捕まっている人たちは多いのか?」
「俺たちは運がよかったのさ。大きな列車事故があってな、最初の集団はその隙に逃げ出したんだ。それからは地道に仲間の開放を続けてるが、そう簡単には行かねえってのが現状だ」
「ここの受け入れ環境も整ってないからむやみに人数も増やせないというところか」
「そういうことだ」
東部諸国の問題はかなり根が深そうだ。
東部の平野人がほかの種族を亜人扱いにしたのは、もともとは自分たちが資源を占有するためだったんじゃないかと思う。
だが、それにしても行き過ぎた行いだ。
それに亜人のことだけじゃない。
魔人と呼ばれる魔力持ちの同族も彼らは迫害しているとのことだった。
「敵ばかり作っていればいずれ全て自分たちに因果が巡って来るだろうに。東の連中も何を考えているんだか」
東部諸国のことは知れば知るほど理解出来なくなって行く。
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