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第五章 破滅を招くもの
347 東部諸国の事情
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「奴隷と言うと身売りか軽犯罪ですよね? ですが東では平野人以外は人扱いされずに街で暮らせないような話を聞いたのですが」
俺は疑問に感じたところを確認した。
そもそも奴隷とは生活がままならなくなった者が身売りするか、軽犯罪者がその被害額の支払いのために売り払われるかというものが主流だ。
なかには重犯罪者を効率的に使い潰すための鉱山奴隷という者もいるが、ミホム王国では鉱山奴隷は認められていない。
逆にディスタス大公国では表向きには奴隷は犯罪者のみということになっていて、一般人の売買は禁じられている。
とにかく共通するのは、奴隷というのはその国の民であるということだ。
貴族や王族は民が減るのを嫌がるので、奴隷と言えども勝手に殺したりすれば罪になる。
そういうものだという認識があった。
しかし東部諸国では平野人以外は人間ではないとされている。
ということは平野人以外の種族はそもそも国の民ではないということになるはずだ。
なぜ自分の民ではない者を奴隷に出来るのだろう?
「おいダルス、俺から説明しようか? こいつらの常識とお前らの常識は違いすぎる。話が通じんだろう」
師匠が奥から何やら持ち出しながらそんなことを言った。
しかし勝手知ったる他人の家ということなのか、師匠も自由だな。
あれは酒か?
「……そうだな。それがいいかもしれぬ」
里長がうなずいて、話し手が師匠に交代した。
「いいか小僧ども、東の国のほとんどでは平野人以外は人間と認められない。これはわかるな?」
「ああ」
「彼らにとっては人間ではないとは言え、東部諸国の周辺や国のあちこちには昔から住んでいた種族もいた。森には森人が、山には山岳の民が、地中には大地人が、水場には水棲人が自分たちの暮らしをしている訳だ。自分たちが唯一の人間であるとする東部の平野人国家にとってはそういう集落は邪魔だ。特に生産性の高い場所は自分たちが使いたい。そこで次々とほかの種族の集落を襲って奪い取った」
「……うそだろ」
「そんな……」
勇者が信じられないという顔をしてうめくように言い、メルリルが蒼白になって首を振った。
全員が同じ気持ちだろう。
野蛮とひと言で片付けられるような話ではない。
人間のやることではないとしか思えない。
帝国で遭遇した東部貴族の、あの傲慢さは特殊なものだと思っていたが、そういう国の歴史を背景にしたものだったのだ。
他者を人間と見なさず一方的に蹂躙する。
どれほどの技術を持っていたとしても、彼らのほうが野蛮人ではないか。
「さて、土地を奪い取ったはいいが生き残った者もいる。そういった現地の者をやつらは奴隷にした。扱いとしては家畜や魔物と同じだ。ろくに住居や衣服も与えず使い潰すか、見世物に使うか。このダルスは戦闘奴隷として魔物や同じ奴隷と戦わされていた。森人は里から離されると長生きしないということは知られていたから、労働力に使うよりも見世物として短期に使い潰すほうが好まれるんだ」
師匠が淡々と話す。
「そんな、恐ろしいことが。……あ、教会は何をしていたのでしょう? 東の地には敬虔な教主が派遣されていたはずです」
聖女が震えながら師匠に尋ねる。
「ん~、東の教会については俺は詳しくしらねえが、おそらく教会を建ててその範囲から出るのを禁じてるんじゃないか? 民とも接触させないようすれば在ってないようなもんだろ」
「そんな……」
ほろほろと聖女の頬に涙が伝う。
自分たちの無力さを感じているのだろうか?
「そいつらおかしいだろ! そもそも人間が多様に進化したのは生き残るための方策だったはずだ。世界の片隅で弱者として震えていた頃に、生き残りをかけて勇気ある者たちが違う環境に旅立った。それぞれの種族はその子孫だと聞いたぞ。平野の民は幸いにも神との盟約が成ったが、それがなかったら最弱の人間種族は平野人だったはず。いや、生き残りさえしなかったかもしれない。だから、旅立った者の子孫を尊重せよ。と俺は子どもの頃に教わった。全ての種族は兄弟として手を取り合って生きべきだろ!」
あまりの話にいきり立った勇者が、何やら人間種族の成り立ちの話らしきものを口にした。
初耳だな。
もしかして貴族や王族にだけ伝わっている話なのか?
「……なるほど。西にはそのような話が伝わっておるのですな。蔑まれて来た我らには勇気を貰えるお話です」
里長が勇者の言葉に感銘を受けたように言う。
それにしても勇者の話はそうとう昔のものだよな。
言われてみれば俺が教わった話とも矛盾はない。
教会でも、昔は人間は弱く穴のなかに隠れ暮らす生き物だったと教わるから、その頃の話か。
「まぁまぁ勇者の坊や、それと聖女の嬢ちゃんも落ち着きなって。人間てのはよ、本来こずるい生き物だ。昔こそこそと生き延びていた頃の性質が残ってるんだろうよ。神さまからの魔法の力を受け入れずに、自分たちのずる賢さで発展を遂げた東の民は特にその傾向が強いんだろうな。とは言え、ほかの種族だって大人しくやられているばっかじゃないんだぜ? そりゃあ数の上では劣るし、やつらは技術も優れている。なかなか大変な戦いだが、こうやって逃げ延びて里を作ってる連中もいる。それに東の国もバカばっかりじゃねえんだぜ?」
「と言うと?」
師匠の言い方からすると、東の国のなかに、今の現状を良しとしていない国もあるということか。
「東部諸国も北と南じゃ性質が違うんだ。北はぎちぎちの平野人のみの人類主義だが、南のほうはおおらかで他種族を受け入れている。と言うか、南には大湿地帯があってな。そこには水棲人の一大国家があってそこと国同士の交流がある。ついでに南は西の大障壁も森もなくて直接山岳地帯と地続きになっているんで山岳の民の集落とも交流があるのさ。その影響で南の国は他種族に寛容なんだ」
「なるほど。俺たちは東部諸国として東の国々をひとまとめに考えていたが、国ごとに特色があるってことだな」
考えてみれば当然のことだ。
「唯一西部との交流がある、大きな港がある国というのが確か北冠とかいう国だったよな」
俺が知っている国の名前はこれだけだな。
あのクソ貴族が所属している国の名だ。
「北冠は東部諸国では最も影響力が大きい国だ。資源も多いし技術の最先端を行っている。そして、国護りの天の主に対する信仰が最も篤い国でもある」
師匠の説明のなかにふと、どこかで聞いたような言葉が出て来た。
どこだったか……あ、そうだ、あの亡命して来た兄妹の言ってた神さまの名前じゃなかったか?
「その信仰があるから神の盟約の教えを受け入れないってことか」
「そうだ。それは東の国々全体でも同じようなものだな。北冠に反発している国も多少の信仰心の差はあるが、国護りの天の主を奉じている」
ううむ、話を聞いてみると、ますます東部の国に起こっている問題を解決するのは難しそうな気がして来るな。
まぁ俺たちがやることは別に国家の転覆じゃない。
収容所とやらが何をしているのかを知って、とんでもない目的ならそれを阻止すること。
世界を滅ぼしそうな歪みの原因を調べること。
この目的を見失わないことが大切だ。
国とか大きな単位でものを考える必要はないからな。
俺は疑問に感じたところを確認した。
そもそも奴隷とは生活がままならなくなった者が身売りするか、軽犯罪者がその被害額の支払いのために売り払われるかというものが主流だ。
なかには重犯罪者を効率的に使い潰すための鉱山奴隷という者もいるが、ミホム王国では鉱山奴隷は認められていない。
逆にディスタス大公国では表向きには奴隷は犯罪者のみということになっていて、一般人の売買は禁じられている。
とにかく共通するのは、奴隷というのはその国の民であるということだ。
貴族や王族は民が減るのを嫌がるので、奴隷と言えども勝手に殺したりすれば罪になる。
そういうものだという認識があった。
しかし東部諸国では平野人以外は人間ではないとされている。
ということは平野人以外の種族はそもそも国の民ではないということになるはずだ。
なぜ自分の民ではない者を奴隷に出来るのだろう?
「おいダルス、俺から説明しようか? こいつらの常識とお前らの常識は違いすぎる。話が通じんだろう」
師匠が奥から何やら持ち出しながらそんなことを言った。
しかし勝手知ったる他人の家ということなのか、師匠も自由だな。
あれは酒か?
「……そうだな。それがいいかもしれぬ」
里長がうなずいて、話し手が師匠に交代した。
「いいか小僧ども、東の国のほとんどでは平野人以外は人間と認められない。これはわかるな?」
「ああ」
「彼らにとっては人間ではないとは言え、東部諸国の周辺や国のあちこちには昔から住んでいた種族もいた。森には森人が、山には山岳の民が、地中には大地人が、水場には水棲人が自分たちの暮らしをしている訳だ。自分たちが唯一の人間であるとする東部の平野人国家にとってはそういう集落は邪魔だ。特に生産性の高い場所は自分たちが使いたい。そこで次々とほかの種族の集落を襲って奪い取った」
「……うそだろ」
「そんな……」
勇者が信じられないという顔をしてうめくように言い、メルリルが蒼白になって首を振った。
全員が同じ気持ちだろう。
野蛮とひと言で片付けられるような話ではない。
人間のやることではないとしか思えない。
帝国で遭遇した東部貴族の、あの傲慢さは特殊なものだと思っていたが、そういう国の歴史を背景にしたものだったのだ。
他者を人間と見なさず一方的に蹂躙する。
どれほどの技術を持っていたとしても、彼らのほうが野蛮人ではないか。
「さて、土地を奪い取ったはいいが生き残った者もいる。そういった現地の者をやつらは奴隷にした。扱いとしては家畜や魔物と同じだ。ろくに住居や衣服も与えず使い潰すか、見世物に使うか。このダルスは戦闘奴隷として魔物や同じ奴隷と戦わされていた。森人は里から離されると長生きしないということは知られていたから、労働力に使うよりも見世物として短期に使い潰すほうが好まれるんだ」
師匠が淡々と話す。
「そんな、恐ろしいことが。……あ、教会は何をしていたのでしょう? 東の地には敬虔な教主が派遣されていたはずです」
聖女が震えながら師匠に尋ねる。
「ん~、東の教会については俺は詳しくしらねえが、おそらく教会を建ててその範囲から出るのを禁じてるんじゃないか? 民とも接触させないようすれば在ってないようなもんだろ」
「そんな……」
ほろほろと聖女の頬に涙が伝う。
自分たちの無力さを感じているのだろうか?
「そいつらおかしいだろ! そもそも人間が多様に進化したのは生き残るための方策だったはずだ。世界の片隅で弱者として震えていた頃に、生き残りをかけて勇気ある者たちが違う環境に旅立った。それぞれの種族はその子孫だと聞いたぞ。平野の民は幸いにも神との盟約が成ったが、それがなかったら最弱の人間種族は平野人だったはず。いや、生き残りさえしなかったかもしれない。だから、旅立った者の子孫を尊重せよ。と俺は子どもの頃に教わった。全ての種族は兄弟として手を取り合って生きべきだろ!」
あまりの話にいきり立った勇者が、何やら人間種族の成り立ちの話らしきものを口にした。
初耳だな。
もしかして貴族や王族にだけ伝わっている話なのか?
「……なるほど。西にはそのような話が伝わっておるのですな。蔑まれて来た我らには勇気を貰えるお話です」
里長が勇者の言葉に感銘を受けたように言う。
それにしても勇者の話はそうとう昔のものだよな。
言われてみれば俺が教わった話とも矛盾はない。
教会でも、昔は人間は弱く穴のなかに隠れ暮らす生き物だったと教わるから、その頃の話か。
「まぁまぁ勇者の坊や、それと聖女の嬢ちゃんも落ち着きなって。人間てのはよ、本来こずるい生き物だ。昔こそこそと生き延びていた頃の性質が残ってるんだろうよ。神さまからの魔法の力を受け入れずに、自分たちのずる賢さで発展を遂げた東の民は特にその傾向が強いんだろうな。とは言え、ほかの種族だって大人しくやられているばっかじゃないんだぜ? そりゃあ数の上では劣るし、やつらは技術も優れている。なかなか大変な戦いだが、こうやって逃げ延びて里を作ってる連中もいる。それに東の国もバカばっかりじゃねえんだぜ?」
「と言うと?」
師匠の言い方からすると、東の国のなかに、今の現状を良しとしていない国もあるということか。
「東部諸国も北と南じゃ性質が違うんだ。北はぎちぎちの平野人のみの人類主義だが、南のほうはおおらかで他種族を受け入れている。と言うか、南には大湿地帯があってな。そこには水棲人の一大国家があってそこと国同士の交流がある。ついでに南は西の大障壁も森もなくて直接山岳地帯と地続きになっているんで山岳の民の集落とも交流があるのさ。その影響で南の国は他種族に寛容なんだ」
「なるほど。俺たちは東部諸国として東の国々をひとまとめに考えていたが、国ごとに特色があるってことだな」
考えてみれば当然のことだ。
「唯一西部との交流がある、大きな港がある国というのが確か北冠とかいう国だったよな」
俺が知っている国の名前はこれだけだな。
あのクソ貴族が所属している国の名だ。
「北冠は東部諸国では最も影響力が大きい国だ。資源も多いし技術の最先端を行っている。そして、国護りの天の主に対する信仰が最も篤い国でもある」
師匠の説明のなかにふと、どこかで聞いたような言葉が出て来た。
どこだったか……あ、そうだ、あの亡命して来た兄妹の言ってた神さまの名前じゃなかったか?
「その信仰があるから神の盟約の教えを受け入れないってことか」
「そうだ。それは東の国々全体でも同じようなものだな。北冠に反発している国も多少の信仰心の差はあるが、国護りの天の主を奉じている」
ううむ、話を聞いてみると、ますます東部の国に起こっている問題を解決するのは難しそうな気がして来るな。
まぁ俺たちがやることは別に国家の転覆じゃない。
収容所とやらが何をしているのかを知って、とんでもない目的ならそれを阻止すること。
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