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第四章 世界の片隅で生きる者たち
331 封印と伝言
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迷宮跡の入り口はほとんど普通の洞窟だった。
迷宮というのは魔力が濃くなることによってその場所の存在の濃度が上がり、周囲との差異によって歪みが出来て崩壊が起こるという繰り返しで生成されるというのが学者先生の説明だ。
実を言うと、一般的に話される迷宮の定義というのはかなり曖昧で、魔物がたくさんいる場所という人もいるし、魔物がひしめく穴が地中深く続いている場所という人もいる。
学者というのはそういう曖昧なものの定義を決めるのも仕事の一つらしい。
つまり迷宮にも一般論ではなく、定められた基準があるのだ。
学者先生による迷宮の定義は、異常な魔力が集中した場所であるということだった。
俺たちが迷宮の基準として考える魔物は、迷宮の単なる副産物に過ぎないというのだ。
そういう意味では、この迷宮跡はすでに迷宮ではない。
内部の魔力濃度は周辺とそう変わらないからだ。
これは近くに巣を作っているドラゴンのせいだとドラゴン研究者の二人が言っていたな。
ただし、一度生まれた魔物は殲滅されるまでその場所で繁殖を続ける。
すでに迷宮と呼ばれなくなったとしても、迷宮跡には魔物が多く存在するため、危険地帯であることに変わりはないのだ。
危険な魔物だけ残って、魔鉱石などのうまみはなくなった迷宮跡は、多くの場合、国が立ち入り禁止にしてしまう。
それが封印だ。
なかには名ばかりの封印で、立て札が立ててある程度のものもあるが、ここの封印は術式を使った正式なものだった。
それだけ内部が危険ということなのだろう。
そんな迷宮跡に足を踏み入れようとしたときに、メルリルが俺の腕を引いた。
「ダスター、聞いて」
真剣な顔だ。
「どうした?」
「さっきの蛇、精霊のような何かだった」
「なんだって?」
あまりのことに仰天する。
「どうしてあのとき言わなかったんだ?」
「気づいたのはダスターが掴んだとき。でも、刺激したらダスターの身に危険が及ぶかもしれないと思って。相手に敵意は感じなかったし」
「なるほど」
あの叫び声を上げかけたときか。
「だが、メイス……精霊は実体を持たないんじゃなかったか?」
「そう。だから普通じゃないモノだと感じた。後から気づいたのだけど、もしかすると封印をしたという山岳の民の術士が作った使役獣のような存在かも?」
「ああそうか、封印の監視役みたいなものとかかな?」
メルリルはこくんとうなずいた。
これは専門家に聞くしかないな。
「ミュリア、ちょっと」
「はい」
勇者と共に洞窟の先のほうをチェックしていた聖女が呼ばれて小走りで戻って来る。
何か癒やされる光景だ。
「メルリルがさっきの蛇はここを封印した者が置いておいた使役獣のような存在かもしれないと言うんだが、そういうことがあると思うか?」
聖女は俺の言葉に少し考えるように顎に手を添えて目を閉じる。
「……ありえます。封印というものは通常危険なものに施すのですが、その封印が破られるということは危険なものが開放されるということを意味します。その場合は速やかに対処する必要がありますよね。そう考えれば、封印が破られたことがわかる仕組みを施すのは当然でしょう。実際わたくしたち盟約の民は封印の術式のなかにそういった仕組みを組み込みます。今回の封印は山岳の民のものですから、わたくしたちと違う工夫がしてあってもおかしくはないですね」
「わかった。ありがとう」
「いいえ」
俺はしばし考える。
封印を破ったことを山岳の民が気づいてここに来るとして、果たしてすぐに来るだろうか? と。
確かに迷宮跡は魔物が繁殖しているから危険とされるが、それは山のなかだって同じことだ。
ここの封印が破れてもすぐに危険な訳ではない。
優先順位としては低いのではないだろうか。
ということは、ここで相手を待って事情を説明するということは難しいし、避けたいよなぁ。
「アルフ、みんな、ちょっと来てくれ」
俺は全員を呼び寄せると事情を説明した。
こういう結果が予測出来ないことは、全員で意見を出し合って決めるのが一番だ。
「どうせミュリアが再封印するんだし、それを見れば相手も納得するんじゃないか?」
勇者の意見はもっともなものだった。
「しかし誤解される可能性はありますね」
と、聖騎士。
それはあり得るな。
「私はこんなとこでずっと待ってるのなんか嫌だからね」
モンクが周囲を覗いながら口を尖らせて言う。
まぁ確かにここで待つという選択肢は俺もないと思うぞ。
「メルリル、他種族という意味ではメルリルが一番相手を理解しやすいかもしれない。どう思う?」
「ダスター。いくら平野の民ではないとは言え、森の民と山の民では全く違いますよ。だから私には判断が出来ない。ただ……」
「ただ?」
「相手が私のような精霊を使う術士だと考えると、敵対したくはないと思う」
「ああ……すごく参考になった」
確かに。
精霊という掴みどころのない存在を使役する相手と敵対するのは危険だな。
「あの」
聖女がおずおずと声を上げた。
「伝言はどうでしょう?」
「伝言? ああ、なるほど。手紙を置いておくんだな」
「はい」
手紙ならいきなり敵対という事態は避けられるし、待っている必要もない。
鉱山会社に許可を取っていることを説明しておけばあっちに確認に行くだろうしな。
「そうするか」
「はい!」
聖女がうれしそうに跳ねた。
帝国で手に入れた紙を取り出して、いざ手紙を書くとなって、はたと困った。
「文字はどうする?」
山岳民族の使う文字など俺は知らん。
「そいつら鉱山会社と取引をしているんだろ? それなら帝国の文字はわかるんじゃないか?」
勇者が助言してくれる。
「なるほど。ええっとあそこで出された契約書の書式は、本に使われている古式の文字とは違ったよな。偉いさんたちの書類で馴染みの形式だった」
「あれは神意文字だな。ちょっと癖があったが、だいたい同じだった」
「あれは俺には無理だ。読めるが書けない」
「なら俺が書こう。何を書けばいいんだ?」
「じゃあ内容は俺が言うから文章はお前が書いてくれ」
「わかった」
帝国で手に入れたインクを内蔵するタイプのペンを勇者に渡す。
内容は完結に事情を説明すればいいだろう。
「調査のために封印を解除した。鉱山会社には連絡してある……以上だ」
「書いたぞ」
勇者の書いた文章をチェックする。
勇者が神意文字と言った装飾された文字は、短い文章で多くの意味を含ませることが出来る文字だ。
そのため、勇者の書いた文章はやや仰々しい表現になってしまう。
今の俺の言葉が、『封印は我らの使命のために解除する。鉱山会社との誓約は成されている』というような感じになる。
「これを洞窟の外に置いておけばいいか」
「あ、私が」
メルリルが手紙を受け取ると、口笛を吹いた。
すると洞窟前に生い茂っている背の低い灌木から細い枝が伸びて来て、その手紙を絡め取り、洞窟の入り口にその枝で手紙を留めた。
「人が来たら渡すようにしてあります」
「便利だな」
俺たちは後顧の憂いもなくなり、封印を掛け直して迷宮跡の奥へ進むことにした。
「それでは封印をいたします」
聖女は自分の髪を一本プチッと抜く。
おう、痛そうだな。
その髪を神璽に押し当てると、細長い糸がするすると伸びて、まるで蜘蛛の糸のように洞窟の入り口を覆って行く。
「道よ、閉じよ」
聖女がそう唱えた途端、入り口を覆っているものが糸のようなものから岩のようなものへと変化した。
触れてみると、周囲の壁と同じ触感だ。
「大したもんだな」
感心したが、これは俺たちにとっては戻れないということでもある。
注意しながら先へ進まないとな。
迷宮というのは魔力が濃くなることによってその場所の存在の濃度が上がり、周囲との差異によって歪みが出来て崩壊が起こるという繰り返しで生成されるというのが学者先生の説明だ。
実を言うと、一般的に話される迷宮の定義というのはかなり曖昧で、魔物がたくさんいる場所という人もいるし、魔物がひしめく穴が地中深く続いている場所という人もいる。
学者というのはそういう曖昧なものの定義を決めるのも仕事の一つらしい。
つまり迷宮にも一般論ではなく、定められた基準があるのだ。
学者先生による迷宮の定義は、異常な魔力が集中した場所であるということだった。
俺たちが迷宮の基準として考える魔物は、迷宮の単なる副産物に過ぎないというのだ。
そういう意味では、この迷宮跡はすでに迷宮ではない。
内部の魔力濃度は周辺とそう変わらないからだ。
これは近くに巣を作っているドラゴンのせいだとドラゴン研究者の二人が言っていたな。
ただし、一度生まれた魔物は殲滅されるまでその場所で繁殖を続ける。
すでに迷宮と呼ばれなくなったとしても、迷宮跡には魔物が多く存在するため、危険地帯であることに変わりはないのだ。
危険な魔物だけ残って、魔鉱石などのうまみはなくなった迷宮跡は、多くの場合、国が立ち入り禁止にしてしまう。
それが封印だ。
なかには名ばかりの封印で、立て札が立ててある程度のものもあるが、ここの封印は術式を使った正式なものだった。
それだけ内部が危険ということなのだろう。
そんな迷宮跡に足を踏み入れようとしたときに、メルリルが俺の腕を引いた。
「ダスター、聞いて」
真剣な顔だ。
「どうした?」
「さっきの蛇、精霊のような何かだった」
「なんだって?」
あまりのことに仰天する。
「どうしてあのとき言わなかったんだ?」
「気づいたのはダスターが掴んだとき。でも、刺激したらダスターの身に危険が及ぶかもしれないと思って。相手に敵意は感じなかったし」
「なるほど」
あの叫び声を上げかけたときか。
「だが、メイス……精霊は実体を持たないんじゃなかったか?」
「そう。だから普通じゃないモノだと感じた。後から気づいたのだけど、もしかすると封印をしたという山岳の民の術士が作った使役獣のような存在かも?」
「ああそうか、封印の監視役みたいなものとかかな?」
メルリルはこくんとうなずいた。
これは専門家に聞くしかないな。
「ミュリア、ちょっと」
「はい」
勇者と共に洞窟の先のほうをチェックしていた聖女が呼ばれて小走りで戻って来る。
何か癒やされる光景だ。
「メルリルがさっきの蛇はここを封印した者が置いておいた使役獣のような存在かもしれないと言うんだが、そういうことがあると思うか?」
聖女は俺の言葉に少し考えるように顎に手を添えて目を閉じる。
「……ありえます。封印というものは通常危険なものに施すのですが、その封印が破られるということは危険なものが開放されるということを意味します。その場合は速やかに対処する必要がありますよね。そう考えれば、封印が破られたことがわかる仕組みを施すのは当然でしょう。実際わたくしたち盟約の民は封印の術式のなかにそういった仕組みを組み込みます。今回の封印は山岳の民のものですから、わたくしたちと違う工夫がしてあってもおかしくはないですね」
「わかった。ありがとう」
「いいえ」
俺はしばし考える。
封印を破ったことを山岳の民が気づいてここに来るとして、果たしてすぐに来るだろうか? と。
確かに迷宮跡は魔物が繁殖しているから危険とされるが、それは山のなかだって同じことだ。
ここの封印が破れてもすぐに危険な訳ではない。
優先順位としては低いのではないだろうか。
ということは、ここで相手を待って事情を説明するということは難しいし、避けたいよなぁ。
「アルフ、みんな、ちょっと来てくれ」
俺は全員を呼び寄せると事情を説明した。
こういう結果が予測出来ないことは、全員で意見を出し合って決めるのが一番だ。
「どうせミュリアが再封印するんだし、それを見れば相手も納得するんじゃないか?」
勇者の意見はもっともなものだった。
「しかし誤解される可能性はありますね」
と、聖騎士。
それはあり得るな。
「私はこんなとこでずっと待ってるのなんか嫌だからね」
モンクが周囲を覗いながら口を尖らせて言う。
まぁ確かにここで待つという選択肢は俺もないと思うぞ。
「メルリル、他種族という意味ではメルリルが一番相手を理解しやすいかもしれない。どう思う?」
「ダスター。いくら平野の民ではないとは言え、森の民と山の民では全く違いますよ。だから私には判断が出来ない。ただ……」
「ただ?」
「相手が私のような精霊を使う術士だと考えると、敵対したくはないと思う」
「ああ……すごく参考になった」
確かに。
精霊という掴みどころのない存在を使役する相手と敵対するのは危険だな。
「あの」
聖女がおずおずと声を上げた。
「伝言はどうでしょう?」
「伝言? ああ、なるほど。手紙を置いておくんだな」
「はい」
手紙ならいきなり敵対という事態は避けられるし、待っている必要もない。
鉱山会社に許可を取っていることを説明しておけばあっちに確認に行くだろうしな。
「そうするか」
「はい!」
聖女がうれしそうに跳ねた。
帝国で手に入れた紙を取り出して、いざ手紙を書くとなって、はたと困った。
「文字はどうする?」
山岳民族の使う文字など俺は知らん。
「そいつら鉱山会社と取引をしているんだろ? それなら帝国の文字はわかるんじゃないか?」
勇者が助言してくれる。
「なるほど。ええっとあそこで出された契約書の書式は、本に使われている古式の文字とは違ったよな。偉いさんたちの書類で馴染みの形式だった」
「あれは神意文字だな。ちょっと癖があったが、だいたい同じだった」
「あれは俺には無理だ。読めるが書けない」
「なら俺が書こう。何を書けばいいんだ?」
「じゃあ内容は俺が言うから文章はお前が書いてくれ」
「わかった」
帝国で手に入れたインクを内蔵するタイプのペンを勇者に渡す。
内容は完結に事情を説明すればいいだろう。
「調査のために封印を解除した。鉱山会社には連絡してある……以上だ」
「書いたぞ」
勇者の書いた文章をチェックする。
勇者が神意文字と言った装飾された文字は、短い文章で多くの意味を含ませることが出来る文字だ。
そのため、勇者の書いた文章はやや仰々しい表現になってしまう。
今の俺の言葉が、『封印は我らの使命のために解除する。鉱山会社との誓約は成されている』というような感じになる。
「これを洞窟の外に置いておけばいいか」
「あ、私が」
メルリルが手紙を受け取ると、口笛を吹いた。
すると洞窟前に生い茂っている背の低い灌木から細い枝が伸びて来て、その手紙を絡め取り、洞窟の入り口にその枝で手紙を留めた。
「人が来たら渡すようにしてあります」
「便利だな」
俺たちは後顧の憂いもなくなり、封印を掛け直して迷宮跡の奥へ進むことにした。
「それでは封印をいたします」
聖女は自分の髪を一本プチッと抜く。
おう、痛そうだな。
その髪を神璽に押し当てると、細長い糸がするすると伸びて、まるで蜘蛛の糸のように洞窟の入り口を覆って行く。
「道よ、閉じよ」
聖女がそう唱えた途端、入り口を覆っているものが糸のようなものから岩のようなものへと変化した。
触れてみると、周囲の壁と同じ触感だ。
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