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第四章 世界の片隅で生きる者たち
323 力比べ
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「また煙い」
勇者がぼやくのも仕方ないだろう。
鉱山街は、思わず咳き込んでしまうほど空気に癖があった。
ベースとなっているのは金属の焼ける臭いだと思う。
だが、ほかにもいろいろな臭いが絡まって、とにかく酷いとしか言いようがない。
これは余所者には辛いな。
鉱山街の名前の通り、この土地は鉱山や精錬所などの関係者で、住人のほとんどが占められているのだろう。
「この国は煙を出すのが好きなのか」
勇者はよほどこの国の煙っぽさが腹に据えかねているのか文句を言い続けていた。
「おい、兄ちゃん、聞き捨てならないな。この煙はな、俺らが体を張って仕事をしてる証拠なんだよ。見たところ余所者のようだが、だからと言ってイチャモンつけていい訳じゃあねえんだよ」
おおう、本当に喧嘩っ早いな。
さっそく絡んで来たぞ。
乗り合いバスというよりも、運搬車と言ったほうがしっくり来るような車に揺られて、げっそり来ていたところだ。いきなり面倒事はごめんだぞ。
「それは悪かったな。俺はただ煙いから煙いと言っただけだ。仕事で煙を出しているのなら確かに仕方ないな」
それは勇者からしてみればかなり譲歩した言葉なんだと思う。
そもそもあいつ、気に食わないと全く口を利かなくなるしな。
だが、喧嘩腰の相手にそういう事情がわかるはずもない。
内容以前に尊大な態度で言われたというだけで、腹を立てた。
「このガキが! ちょっとお仕置きをしてやらねえとな。まぁそこのかわいいねーちゃんたちを貸してくれるなら許してやらんでもないけどな」
「は?」
なるほど、最初から女性たちが目当てだったか。
でもお前たち、それは喧嘩を売っちゃダメな相手だぞ?
「あー、あんたたち、一応忠告しておくが、こいつ見た目は優男だが、むちゃくちゃ強いからな。魔法も使うぞ」
「うひゃひゃ、魔法だってよ! 聞いたかよ!」
「そりゃあすげえや、おらぁ、魔法見たことないんだよなぁ、一度見せちゃあくれないか?」
俺の言葉に逆の意味で盛り上がる男たち。
ああうん。まぁそうだよな。こういう連中って人の言うこと聞かないもんな。
言うこと聞かないことにおいては勇者さまも引けは取らないんだが、そういうタイプって実際に痛い目に遭わないと理解出来ない。
なかには痛い目に遭っても理解出来ない奴らもいるが。
勇者は男たちに向かってつかつかと歩いて行くと、相手がニヤニヤしながらごついナイフを取り出したのを気にすることなく、二人の肩をガッと掴んだ。
「へ? ぐぎゃああああ!」
「あばばばばっ!」
男たちの体から怪しげな煙が一筋立ち昇る。
俺は急いで近づいて様子を見てみたが、外傷はないし呼吸はしていた。
単に白目をむいて気を失っているだけらしい。
「おお、アルフ、お前成長したな」
ちょっと感動してしまう。
勇者はいつの間にか手加減を覚えていたようだ。
「師匠のおかげです!」
勇者は照れたように頭を掻いている。
うんうん、苦労の甲斐があったな。
聖女や聖騎士、メルリルもにこにこ顔だ。
一人モンクだけが、呆れたような顔で勇者と俺を見ていた。
「はぁ、まぁいいけどね。早くその顔役とやらのところに行こうよ」
モンクは通りすがりに倒れた男二人を踏んづけると、先を促す。
そうだな、この分では早く顔役に挨拶したほうがいいだろう。
「おい、てめえら! 何ほのぼの楽しい旅行気分みたいな顔してやがんだ! そんだけのことやらかしてそのまま何もなしってわきゃあねえだろうが!」
なぜかいきり立っている筋骨隆々のハゲ頭のおっさんが見逃してくれたらの話だがな。
「こんだけのことって、絡んで来た柄の悪い男をノシただけだろ? 通行の邪魔になるってんならどかすぐらいはするけどな」
「へっ、いい度胸じゃねえか、なら俺を力づくでどかしてみろよ。そしたらここを通っていいぜ」
ハゲ頭のおっさんが筋肉を見せつけながら言った。
場所柄力が正義って感じなんだろうか。
しかもたちまち大勢の男たちが集まって来て、やんやと囃し立て始めた。
「おほっ! まーたロージーのやろうが因縁つけてやがるぜ」
「新入りが来るとすぐあれだからな」
「おい、いくら賭ける?」
「俺はロージーに百」
「へっ、俺なんかロージーに千だぜ!」
「ちっ、全員がロージーに賭けたんじゃ賭けになんねえだろうが!」
いつの間にか賭け事が始まっていた。
肉体労働者って、なんでこう賭け事が好きなんだろう? 冒険者もたいがい賭け事が好きなんだよなぁ。
「師匠、俺が」
勇者がイラッとした顔をして、ハゲ頭のおっさんを見た。
「いや、ここは俺がやろう。お前がやるとあいつらずっと納得出来なくて言いがかりをつけて来そうだし」
勇者は一見してひょろっとして見えるからな。
最近は鍛錬をしているからかなり体つきもよくなって来ているんだが、まだ見た目で侮られてしまう。
俺は勇者に女性たちを守るように言ってから下がらせた後、無駄にバキバキと指を鳴らしているロージーとか言うハゲのおっさんにゆっくりと歩み寄る。
「俺が勝ったらお前がほかの連中も抑えてくれるか?」
「は、ほかの連中はほかの連中だ。俺にはカンケーねぇ」
「そりゃあ道理だな」
ふむ、どうやらこの連中は別に横の繋がりが強固という訳でもないらしい。
あれだな、退屈しているんだな。
「ダスター」
メルリルが不安そうに声をかけて来た。
「なんだったら旋風を起こして何人か飛ばすことも出来るけど」
ゲホッと思わずむせてしまった。
「いや、穏便に行こう。こういう連中は目に見えるものじゃないと理解出来ないんだ」
「わかった」
メルリル、過激になったな。
いや、よく考えてみればもともとちょっと過激だったな。
俺はメルリルとの将来にわずかに不安を覚えながらも、腕まくりをして筋肉を盛り上げて見せた。
ハゲのおっさんことロージーはにやりと笑う。
鉱山の男も冒険者と基本的には同じ分類の連中っぽい。
腕っぷしでものごとを決めるのだ。
俺とロージーはゆっくりと歩み寄ると、両手を合わせてがっちりと組み合った。
お互いの筋肉が勢いよく盛り上がる。
そして、全力で相手を押しやろうと力を込めた。
ギリギリと筋肉が引き絞られる音が聞こえる。
地面に足がぐっと沈み込む。
「うがあああああ!」
ロージーが吠える。
体中の筋肉が弾けんばかりに盛り上がった。
急激に周囲の温度が上がる。
吹き出す汗でロージーの来ているシャツの色が変わった。
「ふうううううう」
対する俺は、細く長く息を吐きながら、体に魔力を巡らせる。
相手が体格差で押し切ろうというなら、こっちは魔力のサポートで対抗するしかない。
瞬間、俺の体表が真っ赤に染まった。
「おおおおらぁっ!」
ぐっと絡んだ手に込めた力がわずかに均衡を崩す。
その崩れた部分を逃すことなく掬い取るように力を押し込んだ。
ふわっと、力が相手側に抜ける。
「どわああああっ!」
ドーン! という音と共にハゲ頭のロージーの体が浮き上がり、一回転して地面に叩きつけられた。
周囲が静まり返る。
「ふう。で、もう通っていいよな?」
周囲でバカのように口を開けたまま固まっている男共に向かって、俺はそう問いかけたのだった。
勇者がぼやくのも仕方ないだろう。
鉱山街は、思わず咳き込んでしまうほど空気に癖があった。
ベースとなっているのは金属の焼ける臭いだと思う。
だが、ほかにもいろいろな臭いが絡まって、とにかく酷いとしか言いようがない。
これは余所者には辛いな。
鉱山街の名前の通り、この土地は鉱山や精錬所などの関係者で、住人のほとんどが占められているのだろう。
「この国は煙を出すのが好きなのか」
勇者はよほどこの国の煙っぽさが腹に据えかねているのか文句を言い続けていた。
「おい、兄ちゃん、聞き捨てならないな。この煙はな、俺らが体を張って仕事をしてる証拠なんだよ。見たところ余所者のようだが、だからと言ってイチャモンつけていい訳じゃあねえんだよ」
おおう、本当に喧嘩っ早いな。
さっそく絡んで来たぞ。
乗り合いバスというよりも、運搬車と言ったほうがしっくり来るような車に揺られて、げっそり来ていたところだ。いきなり面倒事はごめんだぞ。
「それは悪かったな。俺はただ煙いから煙いと言っただけだ。仕事で煙を出しているのなら確かに仕方ないな」
それは勇者からしてみればかなり譲歩した言葉なんだと思う。
そもそもあいつ、気に食わないと全く口を利かなくなるしな。
だが、喧嘩腰の相手にそういう事情がわかるはずもない。
内容以前に尊大な態度で言われたというだけで、腹を立てた。
「このガキが! ちょっとお仕置きをしてやらねえとな。まぁそこのかわいいねーちゃんたちを貸してくれるなら許してやらんでもないけどな」
「は?」
なるほど、最初から女性たちが目当てだったか。
でもお前たち、それは喧嘩を売っちゃダメな相手だぞ?
「あー、あんたたち、一応忠告しておくが、こいつ見た目は優男だが、むちゃくちゃ強いからな。魔法も使うぞ」
「うひゃひゃ、魔法だってよ! 聞いたかよ!」
「そりゃあすげえや、おらぁ、魔法見たことないんだよなぁ、一度見せちゃあくれないか?」
俺の言葉に逆の意味で盛り上がる男たち。
ああうん。まぁそうだよな。こういう連中って人の言うこと聞かないもんな。
言うこと聞かないことにおいては勇者さまも引けは取らないんだが、そういうタイプって実際に痛い目に遭わないと理解出来ない。
なかには痛い目に遭っても理解出来ない奴らもいるが。
勇者は男たちに向かってつかつかと歩いて行くと、相手がニヤニヤしながらごついナイフを取り出したのを気にすることなく、二人の肩をガッと掴んだ。
「へ? ぐぎゃああああ!」
「あばばばばっ!」
男たちの体から怪しげな煙が一筋立ち昇る。
俺は急いで近づいて様子を見てみたが、外傷はないし呼吸はしていた。
単に白目をむいて気を失っているだけらしい。
「おお、アルフ、お前成長したな」
ちょっと感動してしまう。
勇者はいつの間にか手加減を覚えていたようだ。
「師匠のおかげです!」
勇者は照れたように頭を掻いている。
うんうん、苦労の甲斐があったな。
聖女や聖騎士、メルリルもにこにこ顔だ。
一人モンクだけが、呆れたような顔で勇者と俺を見ていた。
「はぁ、まぁいいけどね。早くその顔役とやらのところに行こうよ」
モンクは通りすがりに倒れた男二人を踏んづけると、先を促す。
そうだな、この分では早く顔役に挨拶したほうがいいだろう。
「おい、てめえら! 何ほのぼの楽しい旅行気分みたいな顔してやがんだ! そんだけのことやらかしてそのまま何もなしってわきゃあねえだろうが!」
なぜかいきり立っている筋骨隆々のハゲ頭のおっさんが見逃してくれたらの話だがな。
「こんだけのことって、絡んで来た柄の悪い男をノシただけだろ? 通行の邪魔になるってんならどかすぐらいはするけどな」
「へっ、いい度胸じゃねえか、なら俺を力づくでどかしてみろよ。そしたらここを通っていいぜ」
ハゲ頭のおっさんが筋肉を見せつけながら言った。
場所柄力が正義って感じなんだろうか。
しかもたちまち大勢の男たちが集まって来て、やんやと囃し立て始めた。
「おほっ! まーたロージーのやろうが因縁つけてやがるぜ」
「新入りが来るとすぐあれだからな」
「おい、いくら賭ける?」
「俺はロージーに百」
「へっ、俺なんかロージーに千だぜ!」
「ちっ、全員がロージーに賭けたんじゃ賭けになんねえだろうが!」
いつの間にか賭け事が始まっていた。
肉体労働者って、なんでこう賭け事が好きなんだろう? 冒険者もたいがい賭け事が好きなんだよなぁ。
「師匠、俺が」
勇者がイラッとした顔をして、ハゲ頭のおっさんを見た。
「いや、ここは俺がやろう。お前がやるとあいつらずっと納得出来なくて言いがかりをつけて来そうだし」
勇者は一見してひょろっとして見えるからな。
最近は鍛錬をしているからかなり体つきもよくなって来ているんだが、まだ見た目で侮られてしまう。
俺は勇者に女性たちを守るように言ってから下がらせた後、無駄にバキバキと指を鳴らしているロージーとか言うハゲのおっさんにゆっくりと歩み寄る。
「俺が勝ったらお前がほかの連中も抑えてくれるか?」
「は、ほかの連中はほかの連中だ。俺にはカンケーねぇ」
「そりゃあ道理だな」
ふむ、どうやらこの連中は別に横の繋がりが強固という訳でもないらしい。
あれだな、退屈しているんだな。
「ダスター」
メルリルが不安そうに声をかけて来た。
「なんだったら旋風を起こして何人か飛ばすことも出来るけど」
ゲホッと思わずむせてしまった。
「いや、穏便に行こう。こういう連中は目に見えるものじゃないと理解出来ないんだ」
「わかった」
メルリル、過激になったな。
いや、よく考えてみればもともとちょっと過激だったな。
俺はメルリルとの将来にわずかに不安を覚えながらも、腕まくりをして筋肉を盛り上げて見せた。
ハゲのおっさんことロージーはにやりと笑う。
鉱山の男も冒険者と基本的には同じ分類の連中っぽい。
腕っぷしでものごとを決めるのだ。
俺とロージーはゆっくりと歩み寄ると、両手を合わせてがっちりと組み合った。
お互いの筋肉が勢いよく盛り上がる。
そして、全力で相手を押しやろうと力を込めた。
ギリギリと筋肉が引き絞られる音が聞こえる。
地面に足がぐっと沈み込む。
「うがあああああ!」
ロージーが吠える。
体中の筋肉が弾けんばかりに盛り上がった。
急激に周囲の温度が上がる。
吹き出す汗でロージーの来ているシャツの色が変わった。
「ふうううううう」
対する俺は、細く長く息を吐きながら、体に魔力を巡らせる。
相手が体格差で押し切ろうというなら、こっちは魔力のサポートで対抗するしかない。
瞬間、俺の体表が真っ赤に染まった。
「おおおおらぁっ!」
ぐっと絡んだ手に込めた力がわずかに均衡を崩す。
その崩れた部分を逃すことなく掬い取るように力を押し込んだ。
ふわっと、力が相手側に抜ける。
「どわああああっ!」
ドーン! という音と共にハゲ頭のロージーの体が浮き上がり、一回転して地面に叩きつけられた。
周囲が静まり返る。
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