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第四章 世界の片隅で生きる者たち
303 ドラゴンの廻す世界
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「全く方法はないんですか?」
一応水を向けてみた。
「ふむ」
エリエル氏の目がキランと光ったように錯覚して俺は自分の目をこすった。
「その話をするには、まずはドラゴンが営巣する条件を語るべきでしょう。それがわからないと理解し難い話ですからね」
「ほう」
これは長くなりそうだと感じた。
とは言え聞いておかなければ肝心なところでへそを曲げられてしまってもまずい。
俺はうなずいてその先を促した。
「ドラゴンというのは適当に営巣しているように思っている人も多いでしょうが、実はドラゴンの営巣地には大きな条件があります。そ・れ・は、魔力です! そう、ドラゴンは大きな魔力溜まりを発見するとそこに巣を作るのです。そういう本能があるんですね」
「ドラゴン自体が魔力の塊なのに、か?」
「そこです! ドラゴンは己の魔力を維持するために大量の魔力を必要とするのです。そのため、常に魔力を噴出している場所に営巣する必要がある。ようするに彼らは魔力を食べているのですよ」
エリエル氏の言葉に納得する。
ドラゴンは魔物を食べる。
つまりそれは魔力が多いものを食べるということだからだ。
それは何らおかしなことではない。
「そしてドラゴンは魔力を空中に放出しています。彼らの息、彼らの体表から放たれる放射魔力、それは地に溜まる魔力と違い大気に溶け込んで新たな命の源となっているのです。つ・ま・り、ドラゴンは魔力を循環しているのです」
「しかしそれだと魔力溜まりを消費し尽くしたら移動する必要があるんじゃないか?」
エリエル氏の説明に勇者が質問した。
段々エリエル氏の説明についていけなくなりつつあった俺は、勇者の説明を考えてみた。
魔力溜りには固定のものと移動するものがある。
固定の魔力溜まりは消費し尽くせるものなのだろうか?
「さすがは勇者さま。いい着眼点ですね。世界の息吹である魔力はこの世界が生きている証でもありますから、尽きることがないと思われがちです。しかし、ときにポイントを移動することはあるのです。そうなればドラゴンだって移動するしかない。そういったドラゴンの巣分けや渡りは過去何度か報告されています。そして魔力溜まりの移動は火山の噴火などの地中エネルギーの流れと連動して起こると考えられています。さて、多くの人が魔力溜まりを探すのはそう難しいことではないと考えていますよね。魔力溜まりでは必ず豊かな生命活動が行われている。大森林しかり、身分け山しかり、多彩で豊かな場所だ。と言うのが多くの一般人や学者の見解です。しかし、実はそれがドラゴンが調整しているからこその話なのだとしたら? そう、本来の魔力溜まりというのはそうではないのです!」
勇者の問いに答えて、さらにそこから話がまた展開した。
というか話が飛んだような気がする。
「本来の魔力溜まり?」
勇者が不思議そうに口にする。
ん? 本来の魔力溜まりと言えば、あれじゃねえか?
「迷宮の話か?」
「さすがダスター殿」
俺の言葉にエリエル氏が大げさに喜び、勇者がうなずきながらも顔をしかめる。
ああ、例の保養所の裏手で行われた実験を思い出したんだな。
丁度俺もそれを思い出した。
「つまり本来の魔力溜まりは迷宮になるが、ドラゴンが巣にするとそこは迷宮ではなく森や豊かな土地になるという話でいいのか?」
「そうですそうです! 最近我が国にあるドラゴン営巣地のドラゴンの動きが活発になっているのですが、巣分けが始まるのではないかと僕は睨んでいます。つまり彼らが飛ぶ先には濃い魔力溜まりがあるのですよ」
巣分けということは今の営巣地の魔力が少なくなって来たから新しい巣の候補地を探しているということではなくって、新しい大きな魔力溜まりが見つかったってことでいいのかな?
……ん? それって、東方の魔人収容所かその近くに迷宮があるって意味か?
おいおい、まさか。
「おい、それは人間が作った迷宮にも当てはまるのか?」
同じ懸念を感じたのか、勇者がそんな質問をする。
「……勇者さまは人間が迷宮を作れるとお思いなのですね?」
それまでのウキウキした様子と違い、エリエル氏は真剣な顔になって勇者を見つめた。
「実際にやらかしたものを見たことがある」
「そこにはドラゴンは来ましたか?」
「いや」
エリエル氏はうなずきながら歩き回り始めた。
「そこから導き出されるのは、おそらくは勇者さまが見た人の作りし迷宮程度ではドラゴンの営巣地としてはまだまだ不足ということです。ドラゴンが営巣するには深き……そう、真に深き迷宮が必要なのです」
「あれ以上の迷宮……」
まぁあれは実験的なもので、ある意味失敗作だった。
しかし人間が深い迷宮を作ることに何の意味があるんだ? 魔宝石が必要だから? あまり深いと逆に採れないだろ。
そもそも魔力溜まりがその力によって沈下し、そこに魔物が集まりどんどん深くなって行くというのが迷宮が大きくなる流れのはずだ。
そして大公国の研究者は魔物を集めて閉じ込めることで人工的な迷宮にしようとして、とんでもない魔物を生み出していた。
もっと深い迷宮ならあれ以上の化物がいるってことだよな。
いや、そもそも深い迷宮はドラゴンが潰しているんだから問題ないのか?
今存在する迷宮はいくつか知られているが、人間が管理出来る範囲の魔物が徘徊していると聞く。
もしこのエリエル氏の言う通りだとしたら、本来はそれ以上の迷宮が存在したが、それをことごとくドラゴンが巣にしてしまったことで手に負えない魔物を潰していると考えることが出来る。
そして、俺は突然、以前エリエル氏から聞いた、ドラゴンの盟約が世界を滅ぼさないことではないのか? という言葉の理由に思い至った。
そうか、魔力が世界の息吹だとすればそれを食うドラゴンは世界を滅ぼせる。
だが、ドラゴンは魔力を調整することで逆に世界を豊かに整えているんだ。
おそらくはそれこそがドラゴンが世界を交わしたという盟約。
世界を滅ぼさず、逆に豊かに整えるのがドラゴンのほうの約束なのだ。
それなら世界がドラゴンに与えた約束はなんなのだろう?
俺はそんな疑問をちらりと考えつつ、先にエリエル氏に尋ねるべきことを尋ねておくことにする。
「ドラゴンが偉大な存在だということと、東方がヤバいということは理解した」
「おお! ダスター殿もドラゴンの偉大さを理解してくださいましたか! ええ、きっと理解してくださると思っていました! 何しろドラゴンと盟約を交わすような御方ですからね! 僕は感激で震えています! ああ、神よ、ドラゴンよ、この出会いに感謝いたします!」
「お、おう」
そのノリをなんとかして欲しいぞ。
「それで、ドラゴンの棲み家を経由して東方に向かう無茶な方法とはなんだ?」
さすがに勇者がじれて尋ねる。
「ですからドラゴン営巣地は経由出来ないと言っているでしょう。そこはちゃんと理解してくださらないといけませんよ。ただし、ドラゴン営巣地の成り立ちを理解してもらったのは、営巣地にはドラゴンの巣であるという以外にもう一つの顔があるということを説明したかったからなのですよ」
「ドラゴンの巣以外の顔、だと?」
眉間にシワを寄せる勇者に怖じること無く、エリエル氏がにこやかに答えた。
「それは、迷宮です。ドラゴン営巣地の地下には迷宮が眠っているのです。そして我が国にあるドラゴン営巣地の地下迷宮は、東国の西の山脈まで続いてるのです」
一応水を向けてみた。
「ふむ」
エリエル氏の目がキランと光ったように錯覚して俺は自分の目をこすった。
「その話をするには、まずはドラゴンが営巣する条件を語るべきでしょう。それがわからないと理解し難い話ですからね」
「ほう」
これは長くなりそうだと感じた。
とは言え聞いておかなければ肝心なところでへそを曲げられてしまってもまずい。
俺はうなずいてその先を促した。
「ドラゴンというのは適当に営巣しているように思っている人も多いでしょうが、実はドラゴンの営巣地には大きな条件があります。そ・れ・は、魔力です! そう、ドラゴンは大きな魔力溜まりを発見するとそこに巣を作るのです。そういう本能があるんですね」
「ドラゴン自体が魔力の塊なのに、か?」
「そこです! ドラゴンは己の魔力を維持するために大量の魔力を必要とするのです。そのため、常に魔力を噴出している場所に営巣する必要がある。ようするに彼らは魔力を食べているのですよ」
エリエル氏の言葉に納得する。
ドラゴンは魔物を食べる。
つまりそれは魔力が多いものを食べるということだからだ。
それは何らおかしなことではない。
「そしてドラゴンは魔力を空中に放出しています。彼らの息、彼らの体表から放たれる放射魔力、それは地に溜まる魔力と違い大気に溶け込んで新たな命の源となっているのです。つ・ま・り、ドラゴンは魔力を循環しているのです」
「しかしそれだと魔力溜まりを消費し尽くしたら移動する必要があるんじゃないか?」
エリエル氏の説明に勇者が質問した。
段々エリエル氏の説明についていけなくなりつつあった俺は、勇者の説明を考えてみた。
魔力溜りには固定のものと移動するものがある。
固定の魔力溜まりは消費し尽くせるものなのだろうか?
「さすがは勇者さま。いい着眼点ですね。世界の息吹である魔力はこの世界が生きている証でもありますから、尽きることがないと思われがちです。しかし、ときにポイントを移動することはあるのです。そうなればドラゴンだって移動するしかない。そういったドラゴンの巣分けや渡りは過去何度か報告されています。そして魔力溜まりの移動は火山の噴火などの地中エネルギーの流れと連動して起こると考えられています。さて、多くの人が魔力溜まりを探すのはそう難しいことではないと考えていますよね。魔力溜まりでは必ず豊かな生命活動が行われている。大森林しかり、身分け山しかり、多彩で豊かな場所だ。と言うのが多くの一般人や学者の見解です。しかし、実はそれがドラゴンが調整しているからこその話なのだとしたら? そう、本来の魔力溜まりというのはそうではないのです!」
勇者の問いに答えて、さらにそこから話がまた展開した。
というか話が飛んだような気がする。
「本来の魔力溜まり?」
勇者が不思議そうに口にする。
ん? 本来の魔力溜まりと言えば、あれじゃねえか?
「迷宮の話か?」
「さすがダスター殿」
俺の言葉にエリエル氏が大げさに喜び、勇者がうなずきながらも顔をしかめる。
ああ、例の保養所の裏手で行われた実験を思い出したんだな。
丁度俺もそれを思い出した。
「つまり本来の魔力溜まりは迷宮になるが、ドラゴンが巣にするとそこは迷宮ではなく森や豊かな土地になるという話でいいのか?」
「そうですそうです! 最近我が国にあるドラゴン営巣地のドラゴンの動きが活発になっているのですが、巣分けが始まるのではないかと僕は睨んでいます。つまり彼らが飛ぶ先には濃い魔力溜まりがあるのですよ」
巣分けということは今の営巣地の魔力が少なくなって来たから新しい巣の候補地を探しているということではなくって、新しい大きな魔力溜まりが見つかったってことでいいのかな?
……ん? それって、東方の魔人収容所かその近くに迷宮があるって意味か?
おいおい、まさか。
「おい、それは人間が作った迷宮にも当てはまるのか?」
同じ懸念を感じたのか、勇者がそんな質問をする。
「……勇者さまは人間が迷宮を作れるとお思いなのですね?」
それまでのウキウキした様子と違い、エリエル氏は真剣な顔になって勇者を見つめた。
「実際にやらかしたものを見たことがある」
「そこにはドラゴンは来ましたか?」
「いや」
エリエル氏はうなずきながら歩き回り始めた。
「そこから導き出されるのは、おそらくは勇者さまが見た人の作りし迷宮程度ではドラゴンの営巣地としてはまだまだ不足ということです。ドラゴンが営巣するには深き……そう、真に深き迷宮が必要なのです」
「あれ以上の迷宮……」
まぁあれは実験的なもので、ある意味失敗作だった。
しかし人間が深い迷宮を作ることに何の意味があるんだ? 魔宝石が必要だから? あまり深いと逆に採れないだろ。
そもそも魔力溜まりがその力によって沈下し、そこに魔物が集まりどんどん深くなって行くというのが迷宮が大きくなる流れのはずだ。
そして大公国の研究者は魔物を集めて閉じ込めることで人工的な迷宮にしようとして、とんでもない魔物を生み出していた。
もっと深い迷宮ならあれ以上の化物がいるってことだよな。
いや、そもそも深い迷宮はドラゴンが潰しているんだから問題ないのか?
今存在する迷宮はいくつか知られているが、人間が管理出来る範囲の魔物が徘徊していると聞く。
もしこのエリエル氏の言う通りだとしたら、本来はそれ以上の迷宮が存在したが、それをことごとくドラゴンが巣にしてしまったことで手に負えない魔物を潰していると考えることが出来る。
そして、俺は突然、以前エリエル氏から聞いた、ドラゴンの盟約が世界を滅ぼさないことではないのか? という言葉の理由に思い至った。
そうか、魔力が世界の息吹だとすればそれを食うドラゴンは世界を滅ぼせる。
だが、ドラゴンは魔力を調整することで逆に世界を豊かに整えているんだ。
おそらくはそれこそがドラゴンが世界を交わしたという盟約。
世界を滅ぼさず、逆に豊かに整えるのがドラゴンのほうの約束なのだ。
それなら世界がドラゴンに与えた約束はなんなのだろう?
俺はそんな疑問をちらりと考えつつ、先にエリエル氏に尋ねるべきことを尋ねておくことにする。
「ドラゴンが偉大な存在だということと、東方がヤバいということは理解した」
「おお! ダスター殿もドラゴンの偉大さを理解してくださいましたか! ええ、きっと理解してくださると思っていました! 何しろドラゴンと盟約を交わすような御方ですからね! 僕は感激で震えています! ああ、神よ、ドラゴンよ、この出会いに感謝いたします!」
「お、おう」
そのノリをなんとかして欲しいぞ。
「それで、ドラゴンの棲み家を経由して東方に向かう無茶な方法とはなんだ?」
さすがに勇者がじれて尋ねる。
「ですからドラゴン営巣地は経由出来ないと言っているでしょう。そこはちゃんと理解してくださらないといけませんよ。ただし、ドラゴン営巣地の成り立ちを理解してもらったのは、営巣地にはドラゴンの巣であるという以外にもう一つの顔があるということを説明したかったからなのですよ」
「ドラゴンの巣以外の顔、だと?」
眉間にシワを寄せる勇者に怖じること無く、エリエル氏がにこやかに答えた。
「それは、迷宮です。ドラゴン営巣地の地下には迷宮が眠っているのです。そして我が国にあるドラゴン営巣地の地下迷宮は、東国の西の山脈まで続いてるのです」
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