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第四章 世界の片隅で生きる者たち
283 皇女殿下と勇者
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「勇者さまっ!」
車に乗っていた女性がダッと駆け出し、勇者の手前でわざとらしく転ぶ。
それを避ける勇者。
……なんで避けた?
「あっ!」
女性はたたらを踏んで転ぶ手前で持ちこたえた。
なかなか体捌きが様になっている。
ある程度体を動かしている人のようだ。
「なんだ?」
勇者は訝しむようにその女性を見る。
知り合いか? いや、眉根を寄せて考えているぞ。知らない相手か?
その勇者に聖騎士が歩み寄ると、何事かささやく。
「ああ。……皇女殿下、これはどういうことですか?」
皇女殿下だと? え? まさかこの国の皇女さま? なんでこんなところにいるんだ?
俺の頭が疑問でいっぱいになっている間にも事態は進行していた。
勇者の問いに皇女殿下は微笑む。
「わたくし、先日勇者さまに失礼をしてしまったでしょう? ですから今日はそのお詫びと、勇者さま方の向かう東方の、北冠にわたくしの出資している商会があるので、そこへの紹介状をさしあげようと思っていたのです。そうしたら宿泊所をもう出発された後でしたの。ただ行先を受付の者が覚えていたので、追って来たのですわ」
「昨日の失礼? ……まぁそれはいいとして、こんな道であの速度で馬車、いや、車を走らせるとはどういう了見だ? 危険だとは思わなかったのか? 民の庇護者たる皇族が民を害しかけるとは恥ずかしくはないのか?」
勇者が険しい顔で問い詰めると、皇女殿下はしおらしく面を伏せ、扇で顔を隠す。
「ああ、勇者さま。わたしく、恐ろしいからもっとゆっくり走って欲しいとお願い申しあげたのですよ。ですが、その殿方が、ご自分の車のご自慢をなさって」
「っ! あ、あなたさまがお急ぎになるからと!」
操縦者の男が抗議をすると、皇女殿下の手のなかで扇がパチンとたたまれた。
「ジャクダス卿。わたくしが嘘を言っているとおっしゃるの?」
「……い、いえ、まさか。いと賢き姫君が嘘偽りなど口にするはずもありません」
操縦者の男、ジャクダス卿? は、慌てて片膝を突いて頭を下げ、表情を隠す。
「どっちが悪かったのでもいいが、この場では皇女殿下が最も地位が高いはずだ。上のものが責任を取るのがものの道理。危険にさらした子どもたちに一言謝れ」
「ああ、勇者さま。どうぞアニサと」
「は?」
「アニサとお呼びください」
皇女殿下がそう言った途端に、面を伏せていたジャクダス卿が驚いたように顔を上げた。
なるほど、呼んではいけない名前なんだな。
俺は勇者を止めるかどうか考えながら視線を勇者と皇女殿下に戻す。
だが、それは余計な心配だったようだ。
「は? 親密な間柄でもないのに名前で呼ぶとかありないだろう。はしたないぞ皇女殿下」
「も、申し訳ありません。わたくし勇者さまをお慕いするあまりつい、先走ったようですわ」
「それで、謝るのか、謝らないのか?」
「もちろん、謝らせていただきます」
にっこりと、しかしどこか妖艶に年若い皇女殿下が笑顔できっぱりと言い切った。
そこへ聖女が小走りで駆け寄って来る。
「あの子達、もう帰った」
「あー、怖い思いをしたからな」
いや、おそらく子どもながら面倒事に気づいてさっさと逃げたんだと思うぞ。
明らかに身分の高そうな連中が揃っているこの状況だ。
ある程度ものを知っているなら危険を感じるだろう。
俺のガキの頃なら車を見た途端に逃げ出していること請け合いだ。
「これは聖女さま。昨日はゆっくりと歓待することも出来ず申し訳ありませんでした。お元気そうでなによりです」
皇女殿下は聖女に向かってスカートをつまんで挨拶をしてみせた。
それに対して聖女はびくっと体を震わせると、勇者の後ろに隠れてしまう。
「聖女さまは気の強い女が苦手なんだ。かまうな」
「まぁそんな。わたくしもか弱いただの女に過ぎません。父がたまたま皇帝であったというだけ。わたくし姉だけでも上に四人もいますもの。そんなに強い立場ではありませんわ」
「ふーん」
勇者は皇女殿下に全く興味がなさそうだが、皇女殿下側はまったくその態度にひるむ様子がない。
しかし、さっき皇女殿下がおっしゃった紹介状は気になるな。
向こうへ行った後の伝があるとないとじゃ動きやすさが全く違う。
ここは勇者に頑張ってもらって紹介状をもらうべきじゃないだろうか?
ちょっと勇者がサービスで笑ってみせるだけで紹介状だけじゃなくて旅費とか都合つけてくれそうなんだが。
「し……ダスター……さん。ケガはないか?」
お前また師匠と言いかけたな。それとダスターさんとはなんだ、俺は従者だぞ、呼び捨てだろう、そこは!
どうも勇者は敏感に俺の不穏な雰囲気を感じたらしく、俺に話を振りやがった。
「あら、そこの方は昨日いらっしゃらなかったようですわね。ご紹介いただけます?」
「ああ、ダスター……さんと、メルリルは俺たちと同行している冒険者だ」
「勇者さまのお付きの冒険者? それではあの吟遊詩人が語っていた詩の英雄さまなのですか?」
ちょっと待て、英雄ってなんだ?
「いえ、俺はしがない冒険者で、皇女殿下と直接口が利けるような身分ではありません。吟遊詩人は話を盛るのが仕事ですから、随分大げさに語ったのでしょう」
じいっと探るような視線を感じる。
こええ。なんだ、この姫さま。
「そのようなご謙遜をなさる必要はありませんわ。勇者さまが直々に勇敢な冒険者殿の活躍を語ってくださったのですもの。その場にいた誰もが感銘を受けたものです」
嘘だろ、勇者。お前ほんと、何してくれてんだ。
「それで、そちらの方が森人の巫女さまなのですね。ダスターさまの奥方さまなのだとか」
「奥方!」
メルリルが俺の腕を抱え込んで真っ赤になった。
耳がすごくピコピコ動いている。
メルリル、俺の腕は絞れないから。腕がちょっと痛いぞ。
俺は訂正するべきかどうか悩んだが、メルリルがフリーとなるともしかするとこの皇女殿下に敵視されるかもしれないと思って、あえて何も言わなかった。
まぁメルリルもうれしそうだし、問題ないだろう。
「まだ奥方じゃない」
しかし、空気を読まない勇者がすかさず訂正した。
「一緒のパーティというだけだ」
その勇者の言葉に何を感じたのか、皇女殿下がメルリルを強く意識したのを感じる。
メルリルはメルリルで、何か思うところがあるのか皇女殿下に警戒しているようだった。
と、そこでカンカンカン! と、聞き覚えのある鐘の音が聞こえて来た。
まだ遠いが、赤を基本にしたあの車は衛兵隊のものだ。
……これはまた厄介事が増えたな。
車に乗っていた女性がダッと駆け出し、勇者の手前でわざとらしく転ぶ。
それを避ける勇者。
……なんで避けた?
「あっ!」
女性はたたらを踏んで転ぶ手前で持ちこたえた。
なかなか体捌きが様になっている。
ある程度体を動かしている人のようだ。
「なんだ?」
勇者は訝しむようにその女性を見る。
知り合いか? いや、眉根を寄せて考えているぞ。知らない相手か?
その勇者に聖騎士が歩み寄ると、何事かささやく。
「ああ。……皇女殿下、これはどういうことですか?」
皇女殿下だと? え? まさかこの国の皇女さま? なんでこんなところにいるんだ?
俺の頭が疑問でいっぱいになっている間にも事態は進行していた。
勇者の問いに皇女殿下は微笑む。
「わたくし、先日勇者さまに失礼をしてしまったでしょう? ですから今日はそのお詫びと、勇者さま方の向かう東方の、北冠にわたくしの出資している商会があるので、そこへの紹介状をさしあげようと思っていたのです。そうしたら宿泊所をもう出発された後でしたの。ただ行先を受付の者が覚えていたので、追って来たのですわ」
「昨日の失礼? ……まぁそれはいいとして、こんな道であの速度で馬車、いや、車を走らせるとはどういう了見だ? 危険だとは思わなかったのか? 民の庇護者たる皇族が民を害しかけるとは恥ずかしくはないのか?」
勇者が険しい顔で問い詰めると、皇女殿下はしおらしく面を伏せ、扇で顔を隠す。
「ああ、勇者さま。わたしく、恐ろしいからもっとゆっくり走って欲しいとお願い申しあげたのですよ。ですが、その殿方が、ご自分の車のご自慢をなさって」
「っ! あ、あなたさまがお急ぎになるからと!」
操縦者の男が抗議をすると、皇女殿下の手のなかで扇がパチンとたたまれた。
「ジャクダス卿。わたくしが嘘を言っているとおっしゃるの?」
「……い、いえ、まさか。いと賢き姫君が嘘偽りなど口にするはずもありません」
操縦者の男、ジャクダス卿? は、慌てて片膝を突いて頭を下げ、表情を隠す。
「どっちが悪かったのでもいいが、この場では皇女殿下が最も地位が高いはずだ。上のものが責任を取るのがものの道理。危険にさらした子どもたちに一言謝れ」
「ああ、勇者さま。どうぞアニサと」
「は?」
「アニサとお呼びください」
皇女殿下がそう言った途端に、面を伏せていたジャクダス卿が驚いたように顔を上げた。
なるほど、呼んではいけない名前なんだな。
俺は勇者を止めるかどうか考えながら視線を勇者と皇女殿下に戻す。
だが、それは余計な心配だったようだ。
「は? 親密な間柄でもないのに名前で呼ぶとかありないだろう。はしたないぞ皇女殿下」
「も、申し訳ありません。わたくし勇者さまをお慕いするあまりつい、先走ったようですわ」
「それで、謝るのか、謝らないのか?」
「もちろん、謝らせていただきます」
にっこりと、しかしどこか妖艶に年若い皇女殿下が笑顔できっぱりと言い切った。
そこへ聖女が小走りで駆け寄って来る。
「あの子達、もう帰った」
「あー、怖い思いをしたからな」
いや、おそらく子どもながら面倒事に気づいてさっさと逃げたんだと思うぞ。
明らかに身分の高そうな連中が揃っているこの状況だ。
ある程度ものを知っているなら危険を感じるだろう。
俺のガキの頃なら車を見た途端に逃げ出していること請け合いだ。
「これは聖女さま。昨日はゆっくりと歓待することも出来ず申し訳ありませんでした。お元気そうでなによりです」
皇女殿下は聖女に向かってスカートをつまんで挨拶をしてみせた。
それに対して聖女はびくっと体を震わせると、勇者の後ろに隠れてしまう。
「聖女さまは気の強い女が苦手なんだ。かまうな」
「まぁそんな。わたくしもか弱いただの女に過ぎません。父がたまたま皇帝であったというだけ。わたくし姉だけでも上に四人もいますもの。そんなに強い立場ではありませんわ」
「ふーん」
勇者は皇女殿下に全く興味がなさそうだが、皇女殿下側はまったくその態度にひるむ様子がない。
しかし、さっき皇女殿下がおっしゃった紹介状は気になるな。
向こうへ行った後の伝があるとないとじゃ動きやすさが全く違う。
ここは勇者に頑張ってもらって紹介状をもらうべきじゃないだろうか?
ちょっと勇者がサービスで笑ってみせるだけで紹介状だけじゃなくて旅費とか都合つけてくれそうなんだが。
「し……ダスター……さん。ケガはないか?」
お前また師匠と言いかけたな。それとダスターさんとはなんだ、俺は従者だぞ、呼び捨てだろう、そこは!
どうも勇者は敏感に俺の不穏な雰囲気を感じたらしく、俺に話を振りやがった。
「あら、そこの方は昨日いらっしゃらなかったようですわね。ご紹介いただけます?」
「ああ、ダスター……さんと、メルリルは俺たちと同行している冒険者だ」
「勇者さまのお付きの冒険者? それではあの吟遊詩人が語っていた詩の英雄さまなのですか?」
ちょっと待て、英雄ってなんだ?
「いえ、俺はしがない冒険者で、皇女殿下と直接口が利けるような身分ではありません。吟遊詩人は話を盛るのが仕事ですから、随分大げさに語ったのでしょう」
じいっと探るような視線を感じる。
こええ。なんだ、この姫さま。
「そのようなご謙遜をなさる必要はありませんわ。勇者さまが直々に勇敢な冒険者殿の活躍を語ってくださったのですもの。その場にいた誰もが感銘を受けたものです」
嘘だろ、勇者。お前ほんと、何してくれてんだ。
「それで、そちらの方が森人の巫女さまなのですね。ダスターさまの奥方さまなのだとか」
「奥方!」
メルリルが俺の腕を抱え込んで真っ赤になった。
耳がすごくピコピコ動いている。
メルリル、俺の腕は絞れないから。腕がちょっと痛いぞ。
俺は訂正するべきかどうか悩んだが、メルリルがフリーとなるともしかするとこの皇女殿下に敵視されるかもしれないと思って、あえて何も言わなかった。
まぁメルリルもうれしそうだし、問題ないだろう。
「まだ奥方じゃない」
しかし、空気を読まない勇者がすかさず訂正した。
「一緒のパーティというだけだ」
その勇者の言葉に何を感じたのか、皇女殿下がメルリルを強く意識したのを感じる。
メルリルはメルリルで、何か思うところがあるのか皇女殿下に警戒しているようだった。
と、そこでカンカンカン! と、聞き覚えのある鐘の音が聞こえて来た。
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