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第四章 世界の片隅で生きる者たち
245 最上の部屋
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「おおう」
案内された部屋? は、とんでもない場所だった。
その階全てが一つの部屋になっていたのだ。
とてつもなく広い。
これはもはや屋敷みたいなもんだろうと思ってしまう。
内部の部屋数も多く、受付で言っていたベッドルームが三つ、ふかふかの敷布が敷き詰めてある部屋が一つ、テラスのある大きな部屋が一つ、便所や、体を洗うための設備と風呂場まであった。
それと保管庫のついた調理場と酒が並んだ小さな酒場のような場所まであったんだが、ここで店でも開けってか?
さて、問題は一番大きな部屋だ。
なんと、ど真ん中に噴水がある。
宿の部屋に噴水がある。
「この宿造ったやつは頭がどうかしてるな」
「ん~、こういう屋敷を持っているやつなら知っているぞ。確かディスタス大公国の大使だったか」
「なるほど、センスは似ているんだな」
勇者の言葉に納得する。
今は敵対しているが、元々ディスタス大公国と大神聖帝国は一つの国だったのだ。
昔のことすぎてよくわからないが、どうやら大聖堂を独立させるときに何かあったらしい。
「ダスター、この噴水、お酒みたい」
「はあ?」
メルリルの報告に呆れる。もう意味がわからないな。
勇者がどれどれと指をつけてその酒を舐めてみていた。
「なかなか上等なワインじゃないか? ん~、ああ、ここで調整出来るっぽいぞ」
噴水は部屋のなかの階段状になった場所のてっぺんに設置されていて、そこから流れ下って下の受け皿に溜まるようになっていた。
段の上まで上った勇者はあちこち確認して酒を噴出させたり止めたり出来るスイッチを見つけたらしい。
「お、これはなんだ?」
勇者が何か操作すると、ワインの流れが内側からほのかな黄金の光に包まれた。
「凝ってるなぁ」
さすが金貨五枚の部屋である。
「とりあえず止めておいてくれ、もったいない」
流れた分を請求されたらたまったもんじゃないからな。
「おう」
既に流れ落ちた分は飲んでしまうか料理に使うかしよう。
そういえばトカゲの肉があったな。
調理場を見渡すと大きな銅鍋があったので、そこに肉を入れ、汲んで来たワインを注ぐ。ついでにワインと相性のいいハーブや調味料を加えておく。
後でじっくり煮込むことにしよう。
「さて」
ここのカマドの使い方がよくわからない。
どうも魔道具らしいんだが、燃料らしき木炭も用意されていた。
「ここに燃料を入れて、ああ、この装置が着火の魔具になっているのか。なるほど」
保管庫も保存するものによって冷気の量が調節出来るようだ。
さすがほかの西側諸国を蛮族と言うだけあって、かなり進んだ技術が使われているな。
「師匠。これからのことだが」
「ああ、待ってくれ。茶を淹れよう」
「あ、手伝う」
勇者の言葉に返事をすると、メルリルがさっとこちらにやって来る。
最初は料理どころかお茶の淹れ方も怪しかったメルリルだが、最近は進んでお茶の用意や料理の手伝いをするようになって来た。
わからないからやらなかったという状態から、自分が作ったもので人に喜んでもらうという喜びを発見した状態だ。
いい傾向である。
「保管庫に何かすごい豪華な菓子があるな。高そうで怖いが食わなきゃ悪くなるだけなんで切り分けて茶菓子にしよう」
「夜ご飯前だけど大丈夫?」
「みんなそうとう腹減ってるはずだから問題ないだろ」
この国に辿り着くまでまともに料理した食事を摂ってない。
何か軽く食ってから夕食にしても大丈夫だろう。
保管庫にあった菓子はフルーツをたっぷり使った焼き菓子のようだ。
普通焼き菓子はパサパサで固くなるのだが、この焼き菓子は弾力があってやわらかい。
やわらかいものはあまり長持ちしないんだが、この量を今食べてしまうのは辛いかもしれないな。
ん? 酒を使っているのか。
これなら今は三分の一程度にして、明日の朝残りを食うことにしても大丈夫かな。
俺が菓子を切り分けている間に、メルリルが茶を淹れてくれた。
調理場の奥に、下に車のついた台があり、それに乗せて茶や菓子を運ぶことが出来るようだ。
これは確か保養所で見たような気がする。
「待たせた」
噴水とテラスの間に大きなテーブルがあり、それを囲んでゆったりと大きなクッションのような椅子が設置してある。
勇者たちはそこに思い思いに座っていた。
ああいや、聖騎士はなぜか立っている。
「クルス、座ったらどうだ?」
「こちらの椅子が、あまりにもやわらかそうなので、私が座ったら破れてしまうのではないかと」
「ああ、なるほど。ちょっと待ってろ」
聖騎士のクルスはフルプレートだ。
中身が何かわからないが、革張りでやわらかそうな造りのここの椅子に座ると穴が開きそうではある。
俺は毛の長い敷物の部屋に行くと、そこから平べったいクッションを数枚持って来た。
「こっちなら気が楽だろ」
「ありがとうございます」
しかし、この椅子、確かにやわらかすぎるな。どうやって作っているのやら。
同じようにどうやって作っているのかわからない、美しい光沢があり、中心部分に細工で模様がはめ込んである芸術品のようなテーブルの上に茶と焼き菓子を並べる。
「とりあえず、大神聖帝国に入ることは出来たな」
「思ったよりは楽だった」
「一応、この国は大聖堂の守護者を宣言している、から」
勇者の考えと、聖女の考えは少し違っていたようだ。
勇者は元々はこの国と国交を持たない我がミホム王国の貴族で、聖女は大聖堂育ち。
その辺りの認識の違いだろう。
「ミュリア、この国は勇者に対してどんな感情を持っているかわかるか? さっきの対応を見ると悪い印象はなさそうだが」
「ん。この国は勇者を神の御子として認めている。でも、その一方で、西側の国々が勇者を自分たちの私利私欲のために利用しているって喧伝している、みたい」
「あー、うん。なるほど」
「そうなのか」
「アルフも知らなかった訳だな」
「この国の情報はほとんど入らないからな」
国交がないということは情報がないということだ。
相手が自分たちをどう思っているかということがわからないのは怖い。
ただ、大神聖帝国は大聖堂を聖地としてその守護国であると表明している国なので、神の盟約の祝福を受けた勇者を悪くは扱わないだろうということは事前に話し合っていた。
その話し合いのときにあまり聖女に話を振らなかったことは失敗だったな。
意外と政治向きのことも聖女は理解していそうだ。
ただ、話を振らないと自分からはあんまり発言しないところがある。
前よりはだいぶマシになったが。
「あとは領主からの呼び出しに備えるか」
そんなことを相談していたら、さっそく領主からの伝言が来た。
ここの領主は行動が早いな。
案内された部屋? は、とんでもない場所だった。
その階全てが一つの部屋になっていたのだ。
とてつもなく広い。
これはもはや屋敷みたいなもんだろうと思ってしまう。
内部の部屋数も多く、受付で言っていたベッドルームが三つ、ふかふかの敷布が敷き詰めてある部屋が一つ、テラスのある大きな部屋が一つ、便所や、体を洗うための設備と風呂場まであった。
それと保管庫のついた調理場と酒が並んだ小さな酒場のような場所まであったんだが、ここで店でも開けってか?
さて、問題は一番大きな部屋だ。
なんと、ど真ん中に噴水がある。
宿の部屋に噴水がある。
「この宿造ったやつは頭がどうかしてるな」
「ん~、こういう屋敷を持っているやつなら知っているぞ。確かディスタス大公国の大使だったか」
「なるほど、センスは似ているんだな」
勇者の言葉に納得する。
今は敵対しているが、元々ディスタス大公国と大神聖帝国は一つの国だったのだ。
昔のことすぎてよくわからないが、どうやら大聖堂を独立させるときに何かあったらしい。
「ダスター、この噴水、お酒みたい」
「はあ?」
メルリルの報告に呆れる。もう意味がわからないな。
勇者がどれどれと指をつけてその酒を舐めてみていた。
「なかなか上等なワインじゃないか? ん~、ああ、ここで調整出来るっぽいぞ」
噴水は部屋のなかの階段状になった場所のてっぺんに設置されていて、そこから流れ下って下の受け皿に溜まるようになっていた。
段の上まで上った勇者はあちこち確認して酒を噴出させたり止めたり出来るスイッチを見つけたらしい。
「お、これはなんだ?」
勇者が何か操作すると、ワインの流れが内側からほのかな黄金の光に包まれた。
「凝ってるなぁ」
さすが金貨五枚の部屋である。
「とりあえず止めておいてくれ、もったいない」
流れた分を請求されたらたまったもんじゃないからな。
「おう」
既に流れ落ちた分は飲んでしまうか料理に使うかしよう。
そういえばトカゲの肉があったな。
調理場を見渡すと大きな銅鍋があったので、そこに肉を入れ、汲んで来たワインを注ぐ。ついでにワインと相性のいいハーブや調味料を加えておく。
後でじっくり煮込むことにしよう。
「さて」
ここのカマドの使い方がよくわからない。
どうも魔道具らしいんだが、燃料らしき木炭も用意されていた。
「ここに燃料を入れて、ああ、この装置が着火の魔具になっているのか。なるほど」
保管庫も保存するものによって冷気の量が調節出来るようだ。
さすがほかの西側諸国を蛮族と言うだけあって、かなり進んだ技術が使われているな。
「師匠。これからのことだが」
「ああ、待ってくれ。茶を淹れよう」
「あ、手伝う」
勇者の言葉に返事をすると、メルリルがさっとこちらにやって来る。
最初は料理どころかお茶の淹れ方も怪しかったメルリルだが、最近は進んでお茶の用意や料理の手伝いをするようになって来た。
わからないからやらなかったという状態から、自分が作ったもので人に喜んでもらうという喜びを発見した状態だ。
いい傾向である。
「保管庫に何かすごい豪華な菓子があるな。高そうで怖いが食わなきゃ悪くなるだけなんで切り分けて茶菓子にしよう」
「夜ご飯前だけど大丈夫?」
「みんなそうとう腹減ってるはずだから問題ないだろ」
この国に辿り着くまでまともに料理した食事を摂ってない。
何か軽く食ってから夕食にしても大丈夫だろう。
保管庫にあった菓子はフルーツをたっぷり使った焼き菓子のようだ。
普通焼き菓子はパサパサで固くなるのだが、この焼き菓子は弾力があってやわらかい。
やわらかいものはあまり長持ちしないんだが、この量を今食べてしまうのは辛いかもしれないな。
ん? 酒を使っているのか。
これなら今は三分の一程度にして、明日の朝残りを食うことにしても大丈夫かな。
俺が菓子を切り分けている間に、メルリルが茶を淹れてくれた。
調理場の奥に、下に車のついた台があり、それに乗せて茶や菓子を運ぶことが出来るようだ。
これは確か保養所で見たような気がする。
「待たせた」
噴水とテラスの間に大きなテーブルがあり、それを囲んでゆったりと大きなクッションのような椅子が設置してある。
勇者たちはそこに思い思いに座っていた。
ああいや、聖騎士はなぜか立っている。
「クルス、座ったらどうだ?」
「こちらの椅子が、あまりにもやわらかそうなので、私が座ったら破れてしまうのではないかと」
「ああ、なるほど。ちょっと待ってろ」
聖騎士のクルスはフルプレートだ。
中身が何かわからないが、革張りでやわらかそうな造りのここの椅子に座ると穴が開きそうではある。
俺は毛の長い敷物の部屋に行くと、そこから平べったいクッションを数枚持って来た。
「こっちなら気が楽だろ」
「ありがとうございます」
しかし、この椅子、確かにやわらかすぎるな。どうやって作っているのやら。
同じようにどうやって作っているのかわからない、美しい光沢があり、中心部分に細工で模様がはめ込んである芸術品のようなテーブルの上に茶と焼き菓子を並べる。
「とりあえず、大神聖帝国に入ることは出来たな」
「思ったよりは楽だった」
「一応、この国は大聖堂の守護者を宣言している、から」
勇者の考えと、聖女の考えは少し違っていたようだ。
勇者は元々はこの国と国交を持たない我がミホム王国の貴族で、聖女は大聖堂育ち。
その辺りの認識の違いだろう。
「ミュリア、この国は勇者に対してどんな感情を持っているかわかるか? さっきの対応を見ると悪い印象はなさそうだが」
「ん。この国は勇者を神の御子として認めている。でも、その一方で、西側の国々が勇者を自分たちの私利私欲のために利用しているって喧伝している、みたい」
「あー、うん。なるほど」
「そうなのか」
「アルフも知らなかった訳だな」
「この国の情報はほとんど入らないからな」
国交がないということは情報がないということだ。
相手が自分たちをどう思っているかということがわからないのは怖い。
ただ、大神聖帝国は大聖堂を聖地としてその守護国であると表明している国なので、神の盟約の祝福を受けた勇者を悪くは扱わないだろうということは事前に話し合っていた。
その話し合いのときにあまり聖女に話を振らなかったことは失敗だったな。
意外と政治向きのことも聖女は理解していそうだ。
ただ、話を振らないと自分からはあんまり発言しないところがある。
前よりはだいぶマシになったが。
「あとは領主からの呼び出しに備えるか」
そんなことを相談していたら、さっそく領主からの伝言が来た。
ここの領主は行動が早いな。
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