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光と影
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「あの……」
僕は言葉を発して、次の瞬間には黙り込む。
言うべきかどうか判断がつかない。
「言ってくれ……」
ボーンさんが、重々しく言った。
「三年、あちこちを探した。闇のルートというのは、案外と狭いもんでな。三年もあればだいたい辿れる。辿るだけ、なら」
僕はボーンさんの言葉を静かに聞く。
「そのなかで、妻らしき者も、娘らしき者も引っかからなかった。俺にだってわかってる。覚悟はしているんだ。だから、せめて、どういう最期だったのか、教えてくれ」
僕は、小さくうなずいた。
うなずかざるを得なかった。
彼は、ボーンさんは、凍てつくような冷たい心のなかに、冷え冷えとした炎を揺らめかせている。
その炎は、決して熱を持たない代わりに、決して消えることはないのだ。
あきらめと、憎しみと、己に対する絶望。
僕は、ここまで心を凍てつかせた人を見たことがない。
馬車のなかで、この人だけ、ト書きが見えなかったのは、そこに何もなかったからだ。
もうこの人は空っぽなのだ。
「……娘さんが泣いて。賊の一人が、泣いてる娘さんの顎を掴んで怒鳴ったときに、娘さんがその相手を払い除けたんだけど、そのとき爪が伸びて、相手を引っ掻いたんです。相手が激高して、娘さんを斬ろうとして、それを奥さんが庇って、どのまま二人共、剣で……」
殺された母子は二組で、その片方が、ボーンさんの妻子だった。
それでも、もう一組の母子に比べれば、まだ、人としての尊厳を守った死であったと言える。
だが、死は死だ。
尊厳も何も、死んでしまっては同じなのだ。
ボーンさんは、無言だった。
無言ですっと立ち上がり、しばらく姿が見えなくなる。
僕はその間に、生き残った賊達に枷を嵌めた。
枷は賊達が持っていたものを利用した。
「待たせた、か?」
「いえ」
「それで、こいつらのアジトはわかったか?」
「なんとなく、ですけど」
「そうか。じゃあ、こいつらはもう必要ないな」
ボーンさんは、そう言うと、枷を嵌められ、抵抗できない賊の三人を、瞬く間に斬り捨てた。
怖ろしい速さだった。
「俺の娘は、賊に屈しなかった。最期まで戦った。そして、妻は最期まで娘を守った。俺は、二人を誇りに思う」
体のなかの息を全て吐き出すように、息を吐き、ギリリと奥歯を鳴らす。
「案内を、頼む」
「あ、あの、その前に……」
僕は、言った。
「眠っている乗客の人達を安全な場所に」
ハッとしたようにボーンさんは僕を見ると、小さくうなずきを返す。
眠っている三人の乗客は、皮肉なことに親子連れだった。
父親と母親と十歳ぐらいの男の子。
ボーンさんのところとは構成が違うけれど、家族で移動中に賊の襲撃に巻き込まれたのだ。
だけど、この親子はきっと運がいい。
こんな風に助かった人など、ほかに居はしないのだから。
馬車の馬は無事だったので、そのまま馬を操って近くの町まで行く。
僕には場所がわからないので、乗合馬車の使う道を熟知しているボーンさんに案内してもらった。
一番近くにあったのは、ごく小さな町で、領主の兵は常駐してなくて、自警団のようなものしかない場所だったけれど、とりあえず事情を話して一家を預ける。
そして、引き留められるのをほぼ振り切るように、僕達は馬車に繋がれていた二頭の馬を拝借して、賊のアジトへと向かった。
そこに来て、メディが目覚めそうになる。
「あの、一度休憩してもらっていいですか? 仲間とも合流したいし」
「別に動いていると言った男か? 場所はわかるのか?」
「はい」
馬を停めて、ボーンさんを待たせて、一人で歩くうちに、メディの意識がはっきりと戻った。
「あっ」
びっくりしたように声を上げるメディから、僕はふわりと離れて実体化する。
メディは全てを覚えているはずだ。
もともとの主だった勇者と僕の親和性はとてつもなく低かったので、勇者は僕の存在を認識出来ずに、自分が無意識に活躍したと思い込んだものだが、メディは僕のことを認識出来ていただろうか?
メディはじっと僕を見て、ぽろりと涙をこぼした。
僕はぎょっとしたものの、どうしていいかわからず、両手を上げたり下げたりするのみだ。
「なんで、言ってくれなかったんですか?」
「あのときは、下手に動けなかったんだ。怖かったよね。ごめん」
僕の言葉に、メディは首を激しく横に振る。
「違うんです。謝らないで」
メディは泣き笑いのような複雑な表情になって僕を見た。
「ありがとう、カゲルさん。でも……この魔法、私、ちょっと嫌い……かもしれません」
「あ、勝手に体を使って、ごめん」
「違うんです。それは、仕方ないっていうか、私が悪いっていうか、そうじゃなくって」
メディは何か、言うべきことを探すように目を伏せる。
そして、ゆっくりと、言いたいことを言葉にした。
「まるで、カゲルさんが、いないみたいだった。私のなかに吸い込まれてしまったみたいで」
「そういう魔法だからね。僕が傀儡を使っている間の動きは、体が学習するから、下手な修行より、早く戦い方も覚えることが出来るよ。寝ている間とかに使ったりすると……」
「駄目。やめてください」
「あ、うん」
僕はちょっと落ち込んだ。
失敗した。
気持ち悪いって思われたのかな。
「カゲルさんは、カゲルさんで、私のための影なんかじゃないんです。契約は一緒にいてくれること。でしょう?」
「黒衣は、主の影なんだ。他人には見えなくなるほど、主を輝かせることが出来る。そういう魔法だ」
「私だけが輝いても、意味がないんです。一緒じゃないと」
ああ、そうか、メディは僕と一緒に歩みたいと言っているのか。
主役とその影ではなく、二人で舞台に上がりたい、と。
「わかったよ」
でもそれは、無理なんだ。
それでも、メディがそう言ってくれたことを、僕はずっと忘れないだろう。
僕は言葉を発して、次の瞬間には黙り込む。
言うべきかどうか判断がつかない。
「言ってくれ……」
ボーンさんが、重々しく言った。
「三年、あちこちを探した。闇のルートというのは、案外と狭いもんでな。三年もあればだいたい辿れる。辿るだけ、なら」
僕はボーンさんの言葉を静かに聞く。
「そのなかで、妻らしき者も、娘らしき者も引っかからなかった。俺にだってわかってる。覚悟はしているんだ。だから、せめて、どういう最期だったのか、教えてくれ」
僕は、小さくうなずいた。
うなずかざるを得なかった。
彼は、ボーンさんは、凍てつくような冷たい心のなかに、冷え冷えとした炎を揺らめかせている。
その炎は、決して熱を持たない代わりに、決して消えることはないのだ。
あきらめと、憎しみと、己に対する絶望。
僕は、ここまで心を凍てつかせた人を見たことがない。
馬車のなかで、この人だけ、ト書きが見えなかったのは、そこに何もなかったからだ。
もうこの人は空っぽなのだ。
「……娘さんが泣いて。賊の一人が、泣いてる娘さんの顎を掴んで怒鳴ったときに、娘さんがその相手を払い除けたんだけど、そのとき爪が伸びて、相手を引っ掻いたんです。相手が激高して、娘さんを斬ろうとして、それを奥さんが庇って、どのまま二人共、剣で……」
殺された母子は二組で、その片方が、ボーンさんの妻子だった。
それでも、もう一組の母子に比べれば、まだ、人としての尊厳を守った死であったと言える。
だが、死は死だ。
尊厳も何も、死んでしまっては同じなのだ。
ボーンさんは、無言だった。
無言ですっと立ち上がり、しばらく姿が見えなくなる。
僕はその間に、生き残った賊達に枷を嵌めた。
枷は賊達が持っていたものを利用した。
「待たせた、か?」
「いえ」
「それで、こいつらのアジトはわかったか?」
「なんとなく、ですけど」
「そうか。じゃあ、こいつらはもう必要ないな」
ボーンさんは、そう言うと、枷を嵌められ、抵抗できない賊の三人を、瞬く間に斬り捨てた。
怖ろしい速さだった。
「俺の娘は、賊に屈しなかった。最期まで戦った。そして、妻は最期まで娘を守った。俺は、二人を誇りに思う」
体のなかの息を全て吐き出すように、息を吐き、ギリリと奥歯を鳴らす。
「案内を、頼む」
「あ、あの、その前に……」
僕は、言った。
「眠っている乗客の人達を安全な場所に」
ハッとしたようにボーンさんは僕を見ると、小さくうなずきを返す。
眠っている三人の乗客は、皮肉なことに親子連れだった。
父親と母親と十歳ぐらいの男の子。
ボーンさんのところとは構成が違うけれど、家族で移動中に賊の襲撃に巻き込まれたのだ。
だけど、この親子はきっと運がいい。
こんな風に助かった人など、ほかに居はしないのだから。
馬車の馬は無事だったので、そのまま馬を操って近くの町まで行く。
僕には場所がわからないので、乗合馬車の使う道を熟知しているボーンさんに案内してもらった。
一番近くにあったのは、ごく小さな町で、領主の兵は常駐してなくて、自警団のようなものしかない場所だったけれど、とりあえず事情を話して一家を預ける。
そして、引き留められるのをほぼ振り切るように、僕達は馬車に繋がれていた二頭の馬を拝借して、賊のアジトへと向かった。
そこに来て、メディが目覚めそうになる。
「あの、一度休憩してもらっていいですか? 仲間とも合流したいし」
「別に動いていると言った男か? 場所はわかるのか?」
「はい」
馬を停めて、ボーンさんを待たせて、一人で歩くうちに、メディの意識がはっきりと戻った。
「あっ」
びっくりしたように声を上げるメディから、僕はふわりと離れて実体化する。
メディは全てを覚えているはずだ。
もともとの主だった勇者と僕の親和性はとてつもなく低かったので、勇者は僕の存在を認識出来ずに、自分が無意識に活躍したと思い込んだものだが、メディは僕のことを認識出来ていただろうか?
メディはじっと僕を見て、ぽろりと涙をこぼした。
僕はぎょっとしたものの、どうしていいかわからず、両手を上げたり下げたりするのみだ。
「なんで、言ってくれなかったんですか?」
「あのときは、下手に動けなかったんだ。怖かったよね。ごめん」
僕の言葉に、メディは首を激しく横に振る。
「違うんです。謝らないで」
メディは泣き笑いのような複雑な表情になって僕を見た。
「ありがとう、カゲルさん。でも……この魔法、私、ちょっと嫌い……かもしれません」
「あ、勝手に体を使って、ごめん」
「違うんです。それは、仕方ないっていうか、私が悪いっていうか、そうじゃなくって」
メディは何か、言うべきことを探すように目を伏せる。
そして、ゆっくりと、言いたいことを言葉にした。
「まるで、カゲルさんが、いないみたいだった。私のなかに吸い込まれてしまったみたいで」
「そういう魔法だからね。僕が傀儡を使っている間の動きは、体が学習するから、下手な修行より、早く戦い方も覚えることが出来るよ。寝ている間とかに使ったりすると……」
「駄目。やめてください」
「あ、うん」
僕はちょっと落ち込んだ。
失敗した。
気持ち悪いって思われたのかな。
「カゲルさんは、カゲルさんで、私のための影なんかじゃないんです。契約は一緒にいてくれること。でしょう?」
「黒衣は、主の影なんだ。他人には見えなくなるほど、主を輝かせることが出来る。そういう魔法だ」
「私だけが輝いても、意味がないんです。一緒じゃないと」
ああ、そうか、メディは僕と一緒に歩みたいと言っているのか。
主役とその影ではなく、二人で舞台に上がりたい、と。
「わかったよ」
でもそれは、無理なんだ。
それでも、メディがそう言ってくれたことを、僕はずっと忘れないだろう。
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