9 / 21
初舞台
しおりを挟む
「私を、……私を助けてくれた理由は、本当にお金儲けのためだけだったのかな?」
メディがポツリと言った。
「それは聞いてみないとわからないけど、今は確実に金儲けのためだろうな。現に、あれから誰もメディの心配をせずに放置してるんだ。僕が薬を持って来なかったら、メディは治療もされないまま、こんな場所で一晩過ごしてたんだぞ」
「うん。そうだね。それでも、助けてもらったときは嬉しかったの。その気持は本当だから、私、ここの人達を悪く言う気持ちにはなれない」
お人好しだなぁとは思うけれど、きっとそういうメディだから僕は主に選んだんだろう。
この一座もこの街もクソだけど、メディに出会わせてくれて、契約を交わすことになったきっかけではあるんだ。
僕も、もう彼等のことは忘れることにしよう。
そう、思っていたのだけど、結局のところ、因果応報と言うか、やったことの報いは返って来るということを、思い知らされる出来事が、夜明け前に発生した。
「なんか騒がしいな」
とりあえずメディの回復を待っていた僕だったけど、周囲の異変を察知して不安がよぎる。
メディは、あれから安心したのか、今は安らかな眠りに就いていた。
僕は、メディを起こさないように、さっそく黒衣魔法を周囲に展開する。
黒衣魔法は、世界を芝居の舞台のように見做すという無茶苦茶な魔法だ。
そのほとんどが、主のためだけにしか使えないという制限がなければ、きっとうちの一族が天下を獲っていたに違いない。
それほどまでに理から外れた魔法なのだ。
だからこそ、少数精鋭の勇者パーティが、魔族全ての驚異から人族の国々を護る、という無茶をやり続けてこれたと言える。
「今からこの街は、君のための舞台となる」
眠るメディを見つめて、宣言する。
途端に、僕の脳裏にこの街で起こっている出来事の情報が流れ込む。
ただし、無制限に情報が読める訳ではない。
メディに関係したことだけが、理解出来るのだ。
おかげで、今この旅芸人の一座に、何が降り掛かっているのか、手に取るようにわかった。
どうやら、昨日の舞台を見た街の人間の何人かが、衛兵に訴えたようだ。
ここの旅芸人達が魔族を街に入れた、と。
まぁそうなるよな。
その可能性を考えつかなかったここの一座の連中は、楽天的過ぎる。
そして、夜明け直後のまだ薄暗い時間に、衛兵達が旅芸人のテントを包囲して、一斉に踏み込んだ、ということらしい。
寝ぼけ眼の一座の者達は、突然のことに理解が追いつかず、混乱している最中。
誰もまだメディのことを衛兵に告げてはいないようだ。
メディは馬小屋にいたことが幸いして、衛兵の目を免れている。
さて、この舞台、どういう台本になっているのか。
まずは表面だけではわからないト書きを読んでみよう。
この舞台の中心となるのは、敵役たる衛兵隊の隊長だ。
彼は下位貴族の三男坊。
チャンスがあれば栄達したいと常々思っていた。
そこに魔族侵入の知らせ。
魔族を討伐したとなれば、大手柄だ。
そこで、水も漏らさぬ布陣を敷き、人の意識が低下する夜明け前に旅芸人一座のテントに突入したのである。
なかなかの手腕だ。
「なるほどな。と、すると、このままだと包囲を抜けるのは難しい、か」
僕は舞台の推移を見守りつつ、主役たるメディを起こす。
「ん? おはようございま……す? あれ、カゲルさん?」
「メディ」
「ひゃっ! 何もないところから声が聞こえる」
黒衣魔法を使っている間は、僕は周囲から認識されなくなってしまう。
主であるメディですら、僕を見つけられず、周囲をキョロキョロと見回した。
「今、例の魔法を使っている。ちょっと緊急事態なんで、騒がないで静かに聞いて欲しい」
「わ、わかった」
メディは、すぐに落ち着いて僕の言葉にうなずいた。
まだ会って数日、契約に至っては昨夜行ったばかりなのに、メディは僕に全幅の信頼を置いているようだ。
そのおかげで、僕とメディあの間の繋がりは、とてもクリアで、動きやすい。
「この街の衛兵が魔族を探している。すぐに逃げないと、間違いなくバッドエンド。処刑されて終わる」
「えっ、えっ? でも私、半魔だよ。半魔は、一応人族の一員として認められているはずだよね」
「建前上はね。本質は、君もさんざん味わって来ただろ? それにこの衛兵隊の隊長は、手柄を欲している。少々の無理は通して自分の手柄にするだろう」
「そ、そんな……」
僕は、メディを動かすためにもうひと押しすることにした。
どうもメディは自分のためよりも、他人のためのほうが気持ちが動くようなのだ。
そういうところは舞台の主役に相応しいと言えるが、人としては弱点でしかない。
だが、だからこそ、その性質は利用出来る。
「それに、もし君が見つかったら、この一座の人間は全員処刑されるだろう」
「えっ!」
「魔族を人族の土地に引き入れた者は死罪という掟があるからね。まぁ本来は魔族に与する裏切り者に対する処罰だったようだけど」
「そ、そんな……そんなの駄目だよ」
思った通りだ。
メディは自分が危ないと思ったときよりも、悲痛な表情となった。
「それを免れる方法はあるよ」
「どうするの?」
「台本を書き換える」
「え? お芝居のこと? なんで今お芝居のことなんか……」
メディは戸惑っているようだ。
「僕の魔法だ。具体的には、メディに代役を立てる。メディは、僕に任せると、ひとこと言ってくれればいい」
「誰かが酷いことにならない?」
「本来の台本よりはマシになる」
「わかった。それじゃあ、カゲルさんに全て任せます」
「……承りました」
さて、台本が書き換えられて、主役が交代する。
こんな大掛かりな黒衣魔法を展開するのは僕も初めてだ。
この初舞台、最後まで気を抜かずに行こう。
メディがポツリと言った。
「それは聞いてみないとわからないけど、今は確実に金儲けのためだろうな。現に、あれから誰もメディの心配をせずに放置してるんだ。僕が薬を持って来なかったら、メディは治療もされないまま、こんな場所で一晩過ごしてたんだぞ」
「うん。そうだね。それでも、助けてもらったときは嬉しかったの。その気持は本当だから、私、ここの人達を悪く言う気持ちにはなれない」
お人好しだなぁとは思うけれど、きっとそういうメディだから僕は主に選んだんだろう。
この一座もこの街もクソだけど、メディに出会わせてくれて、契約を交わすことになったきっかけではあるんだ。
僕も、もう彼等のことは忘れることにしよう。
そう、思っていたのだけど、結局のところ、因果応報と言うか、やったことの報いは返って来るということを、思い知らされる出来事が、夜明け前に発生した。
「なんか騒がしいな」
とりあえずメディの回復を待っていた僕だったけど、周囲の異変を察知して不安がよぎる。
メディは、あれから安心したのか、今は安らかな眠りに就いていた。
僕は、メディを起こさないように、さっそく黒衣魔法を周囲に展開する。
黒衣魔法は、世界を芝居の舞台のように見做すという無茶苦茶な魔法だ。
そのほとんどが、主のためだけにしか使えないという制限がなければ、きっとうちの一族が天下を獲っていたに違いない。
それほどまでに理から外れた魔法なのだ。
だからこそ、少数精鋭の勇者パーティが、魔族全ての驚異から人族の国々を護る、という無茶をやり続けてこれたと言える。
「今からこの街は、君のための舞台となる」
眠るメディを見つめて、宣言する。
途端に、僕の脳裏にこの街で起こっている出来事の情報が流れ込む。
ただし、無制限に情報が読める訳ではない。
メディに関係したことだけが、理解出来るのだ。
おかげで、今この旅芸人の一座に、何が降り掛かっているのか、手に取るようにわかった。
どうやら、昨日の舞台を見た街の人間の何人かが、衛兵に訴えたようだ。
ここの旅芸人達が魔族を街に入れた、と。
まぁそうなるよな。
その可能性を考えつかなかったここの一座の連中は、楽天的過ぎる。
そして、夜明け直後のまだ薄暗い時間に、衛兵達が旅芸人のテントを包囲して、一斉に踏み込んだ、ということらしい。
寝ぼけ眼の一座の者達は、突然のことに理解が追いつかず、混乱している最中。
誰もまだメディのことを衛兵に告げてはいないようだ。
メディは馬小屋にいたことが幸いして、衛兵の目を免れている。
さて、この舞台、どういう台本になっているのか。
まずは表面だけではわからないト書きを読んでみよう。
この舞台の中心となるのは、敵役たる衛兵隊の隊長だ。
彼は下位貴族の三男坊。
チャンスがあれば栄達したいと常々思っていた。
そこに魔族侵入の知らせ。
魔族を討伐したとなれば、大手柄だ。
そこで、水も漏らさぬ布陣を敷き、人の意識が低下する夜明け前に旅芸人一座のテントに突入したのである。
なかなかの手腕だ。
「なるほどな。と、すると、このままだと包囲を抜けるのは難しい、か」
僕は舞台の推移を見守りつつ、主役たるメディを起こす。
「ん? おはようございま……す? あれ、カゲルさん?」
「メディ」
「ひゃっ! 何もないところから声が聞こえる」
黒衣魔法を使っている間は、僕は周囲から認識されなくなってしまう。
主であるメディですら、僕を見つけられず、周囲をキョロキョロと見回した。
「今、例の魔法を使っている。ちょっと緊急事態なんで、騒がないで静かに聞いて欲しい」
「わ、わかった」
メディは、すぐに落ち着いて僕の言葉にうなずいた。
まだ会って数日、契約に至っては昨夜行ったばかりなのに、メディは僕に全幅の信頼を置いているようだ。
そのおかげで、僕とメディあの間の繋がりは、とてもクリアで、動きやすい。
「この街の衛兵が魔族を探している。すぐに逃げないと、間違いなくバッドエンド。処刑されて終わる」
「えっ、えっ? でも私、半魔だよ。半魔は、一応人族の一員として認められているはずだよね」
「建前上はね。本質は、君もさんざん味わって来ただろ? それにこの衛兵隊の隊長は、手柄を欲している。少々の無理は通して自分の手柄にするだろう」
「そ、そんな……」
僕は、メディを動かすためにもうひと押しすることにした。
どうもメディは自分のためよりも、他人のためのほうが気持ちが動くようなのだ。
そういうところは舞台の主役に相応しいと言えるが、人としては弱点でしかない。
だが、だからこそ、その性質は利用出来る。
「それに、もし君が見つかったら、この一座の人間は全員処刑されるだろう」
「えっ!」
「魔族を人族の土地に引き入れた者は死罪という掟があるからね。まぁ本来は魔族に与する裏切り者に対する処罰だったようだけど」
「そ、そんな……そんなの駄目だよ」
思った通りだ。
メディは自分が危ないと思ったときよりも、悲痛な表情となった。
「それを免れる方法はあるよ」
「どうするの?」
「台本を書き換える」
「え? お芝居のこと? なんで今お芝居のことなんか……」
メディは戸惑っているようだ。
「僕の魔法だ。具体的には、メディに代役を立てる。メディは、僕に任せると、ひとこと言ってくれればいい」
「誰かが酷いことにならない?」
「本来の台本よりはマシになる」
「わかった。それじゃあ、カゲルさんに全て任せます」
「……承りました」
さて、台本が書き換えられて、主役が交代する。
こんな大掛かりな黒衣魔法を展開するのは僕も初めてだ。
この初舞台、最後まで気を抜かずに行こう。
0
お気に入りに追加
172
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

ハズレ職業の料理人で始まった俺のVR冒険記、気づけば最強アタッカーに!ついでに、女の子とVチューバー始めました
グミ食べたい
ファンタジー
疲れ切った現実から逃れるため、VRMMORPG「アナザーワールド・オンライン」に没頭する俺。自由度の高いこのゲームで憧れの料理人を選んだものの、気づけばゲーム内でも完全に負け組。戦闘職ではないこの料理人は、ゲームの中で目立つこともなく、ただ地味に日々を過ごしていた。
そんなある日、フレンドの誘いで参加したレベル上げ中に、運悪く出現したネームドモンスター「猛き猪」に遭遇。通常、戦うには3パーティ18人が必要な強敵で、俺たちのパーティはわずか6人。絶望的な状況で、肝心のアタッカーたちは早々に強制ログアウトし、残されたのは熊型獣人のタンク役クマサンとヒーラーのミコトさん、そして料理人の俺だけ。
逃げるよう促されるも、フレンドを見捨てられず、死を覚悟で猛き猪に包丁を振るうことに。すると、驚くべきことに料理スキルが猛き猪に通用し、しかも与えるダメージは並のアタッカーを遥かに超えていた。これを機に、負け組だった俺の新たな冒険が始まる。
猛き猪との戦いを経て、俺はクマサンとミコトさんと共にギルドを結成。さらに、ある出来事をきっかけにクマサンの正体を知り、その秘密に触れる。そして、クマサンとミコトさんと共にVチューバー活動を始めることになり、ゲーム内外で奇跡の連続が繰り広げられる。
リアルでは無職、ゲームでは負け組職業だった俺が、リアルでもゲームでも自らの力で奇跡を起こす――そんな物語がここに始まる。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる