上 下
87 / 93

第86話

しおりを挟む
楓梨が、頭領と戦闘員に、ビールと、しめさばを運んできた。

楓梨は「社長さん、いらっしゃいませ!ビールと、しめさばをお持ちしました!」

そして、ビールと、しめさばを楓梨はテーブルに置いた。

楓梨は頭領に「ご注文、これでよろしいでしょうか?他には何かご注文はありますか?」と尋ねた。

頭領は楓梨に「ありがとう!楓梨ちゃんが運んでくれたら、グッと美味しくなるよ!」とベタ褒めだった。

楓梨は頭領に「社長さん、ありがとうございます!いつも来ていただいて、うれしいです!ずっとこれからも来てくださいね!楓梨からの、お・ね・が・いで~す!」と可愛らしくキメた。

頭領は楓梨に「うれしいこと言ってくれるね!楓梨ちゃん、絶対的に可愛いよ!じゃあ後で、焼き飯と味噌汁お願いね!」と頭領まで楓梨につられて、可愛く頼んだ。

すると、楓梨は「はい!ご注文、承りました!」と言って、頭領のテーブル席から去っていった。

戦闘員は頭領に「楓梨も浮かれてますね!千鶴がいないので、生き生きとしていますね!よっぽど、うれしいんでしょうね!もちろん、僕もですけどね!」

頭領は戦闘員に「いいね!いいね!千鶴がいない方が、いつでも小料理屋は明るくて活気があるな!」と笑った。

続けて、頭領は「敏郎、あいつ、暗いが、丁寧な応対なので、千鶴の祖父でも、まあ、許してやる。千鶴よりは、いいな。敏郎はなかなか強いので、油断はできないやつだ!しかし、戦闘に来るのに、自分で走って来ず、阿蘭に背負われているのを見ると、やる気がないやつだ!あいつは、戦闘には向いていないのかもしれない。嫌々、健に戦わされて、操り人形かもしれない。もうすぐ、自分から戦いを放棄することを考えてるのかもしれない。この小料理屋で、手伝いだけをしておけばいいのじゃ!それなら許してやる!」

頭領は勝手なことを語っていた。

戦闘員は「頭領の仰せの通りです!敏郎は、仕方なく戦って、いつギブアップするか、わかりませんよ!」

頭領と戦闘員は、自分たちの都合のいいように思い浮かぶことだけを話していた。

いずれにしても、頭領と戦闘員は、千鶴が欠席なので、とてもうれしくて、満足だった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ガラスの世代

大西啓太
ライト文芸
日常生活の中で思うがままに書いた詩集。ギタリストがギターのリフやギターソロのフレーズやメロディを思いつくように。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

おばあちゃんのお惣菜

コリモ
ライト文芸
小さな町の商店街に面した一軒のお惣菜屋さん【おたふく】 近くに大きなスーパーができて商店街はシャッター通りと言われているが、いまだに続けている。 さて今日のお客さんは?

男女比の狂った世界で愛を振りまく

キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。 その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。 直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。 生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。 デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。 本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。 ※カクヨムにも掲載中の作品です。

今日の授業は保健体育

にのみや朱乃
恋愛
(性的描写あり) 僕は家庭教師として、高校三年生のユキの家に行った。 その日はちょうどユキ以外には誰もいなかった。 ユキは勉強したくない、科目を変えようと言う。ユキが提案した科目とは。

処理中です...