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第63話

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健は頭領に向かって「こっちは、生活がかかっているんだぞ!売り上げや付き合いがあって、へとへとなんだからな!」

頭領が昨夜のことをさぐるように、健に「へぇー。エコーズも生活で大変なんだな。付き合いもあって、ご苦労なことだな。」

それを聞いて健は「人のこと、ほっとけよ。」と、言ったものの、勢いがない返事だった。

頭領は“しめしめ。昨夜のことはバレてないな。”と、ほくそ笑んだ。

そうこうするうちに、エコーズ4人と頭領と戦闘員たちは戦いになった。

エコーズは、へとへとの戦いだった。頭領と、いつもの戦闘員も、健たちと同じく、へとへとだった。

バイト戦闘員たちは、やる気満々だったが、頭領の疲労が激しく、頭領の指示で、デビルグリードは、全員、消えた。

健は「やれやれ、苦戦だったな。デビルグリードが消えてくれてよかったよ。待ちくたびれたのかな?これからも、ほどほど遅刻して戦おう。でも、あまり遅くなると、商売に差しつかえるからなあ。」と、これからの戦いについて、阿蘭たちに伝えた。

健は戦うことよりも、いつでも小料理屋の売り上げを優先していた。
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