戦うヒーローたちは小料理屋で大忙し! ~真面目な悪と不真面目な正義のバトル~

神ノ木

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第47話

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次の日、この日も、頭領と、いつもの戦闘員は、いつでも小料理屋に常連客として来ていた。

2人は、ビールとカツオのたたきをオーダーしていた。

戦闘員は「このカツオのたたきは新鮮ですね!血合いが新鮮なので、においませんね!スライスの玉ねぎ、小口ネギが、おろししょうがのトッピングにポン酢で味がまってますね!」と感心するように感想を述べた。

頭領も「ワシも、そう思ったよ!やはり、うまいものは同じ意見になるもんだな!」

この日、戦闘員も頭領もリラックスして、料理を堪能たんのうしていた。

その時だった。戦士運営団体の幹部の中年男性の錦小路にしきこうじが店先に現れて、健が、頭領と戦闘員が座っている隣の4人掛けの席に案内した。服装は普通の洋服だった。

驚いたのは頭領だった。頭領は錦小路のことを知っていたが、当の本人の錦小路は頭領が普通の洋服で、ひょっとこのお面をつけていなかったので、気付かなかった。

健は錦小路に「いらっしゃいませ!ゆっくりしていってください!」と、お愛想を言った。

頭領は、“健!いらないことを言いやがって、早く帰らせろ!”と心の中で願った。

頭領は小さな声で、ささやくように戦闘員に耳打ちした。「この横にいるおっさんは、戦士運営団体の幹部の錦小路だ!」

戦闘員は、それを聞いて「えっ!?」と逆に大きな声を出してしまった。

しかし、錦小路は、浮かれていたので、気付かなかった。

頭領は気付かれなかったので、胸をなでおろした。

戦闘員は「すいませんでした・・・。」と頭領に平謝りした。
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