戦うヒーローたちは小料理屋で大忙し! ~真面目な悪と不真面目な正義のバトル~

神ノ木

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第15話

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いつでも小料理屋に帰った4人は小学生に褒められたのもあって、ウキウキしていた。

健は「なんだか店も軌道に乗ってきたし、さっきも子供たちに、エコーズを戦士ヒーローとして認めてくれたし、全て、うまくいっているよ!これも、みんなのおかげだよ!お客さんのおかげでもあるよ!お客さんで、いつも来てくれている工務店の社長さん頭領は特に常連客なので、対応には十分気を付けよう!売り上げの貢献をしてもらってるからね!ありがたいお客さんだよ!いつまでも店に来てほしいもんだよ!」

楓梨も「私たちも、お店の売り上げのために頑張ります!あの社長さんも私のことを気に入ってくれて、とてもいいお客さんだわ!」

阿蘭も「あの社長さんに、褒められたりして、やる気満々だぜ!」

千鶴も「ここのお客さんは楽しい人ばっかりで、ここで働くのは楽しい。それなりに、あの社長さんもいい人みたいだしね。楓梨にも親切なので、うれしい。楓梨には褒め言葉だけで、変な恋愛感情は、なさそうだ。」

千鶴は、頭領が楓梨の褒め言葉に他意はなさそうに感じていた。それもそのはずで、頭領は楓梨を褒めるより、エコーズの動向を知るために、常連客として、通っているだけだった。さすが、百合で、楓梨にモーションをかけていないことは感覚で見抜いていた。ある意味、野生動物の本能だった。

健は楓梨から聞いて、常連客の頭領のことを工務店の社長だと思い込んでいた。楓梨も阿蘭も、頭領の褒め言葉に疑いを示さなかった。
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