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プロローグ
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「……暇だ」
高校の昼休み、俺は教室で暇を持て余していた。
俺の名前は妹尾(せのお)セナ、ごく普通の男子高校生である。
成績は赤点は取らずそこそこ、スポーツも苦手なほどではない。
特に熱中しているものと言えばゲームぐらいで、他に趣味と呼べるものはない。
そんな俺は、毎日繰り返される日常に飽き飽きしていた。
「なんか面白いこと起こらないかな」
そんな願いが叶うこともなく、貴重な昼休みの時間が机に突っ伏しているだけで過ぎていく。
……と思われたその時。
「おーいセナ君!」
俺の名前を元気に呼びながら近づいてくる女子がいた。
人懐っこい顔をした茶髪の女の子は、
ピンクのカーディガンを紺の制服の下に覗かせながら
学校指定を少し反則しているようなスカートをひらめかせて寄ってきた。
「おーいってば、聞いてる?」
幼馴染の長野ナミだ、家が近所なので昔からよく遊んでいた。
なんの奇遇か同じクラスである。
「聞いてるっての、ナミの声はよく通るからな」
「ひど!それって私の声がでかいってこと?」
確かにナミの声は大きい方だが、声が通ると大きいの差はあると思うのだが。
「そんなことより、俺に用事があったんじゃないのかよ」
「そうそう!セナ君、ゲーム好きでしょ?」
「なんだ唐突に、そりゃ俺はリアルに三度の飯よりゲームが好きだが。
むしろゲームの世界に行きたいぐらいだ」
実際、ゲームの世界に行けたらと思うことが何度もある。
きっと楽しいんだろうな……と思いを巡らそうとするのを遮るようにナミは
「じゃあ折り入ってお願いがあるの!」
「なんだよ、お願いって」
「私のパパがゲーム会社に勤めてることは知ってるでしょ?
それで開発中のゲームを試してもらいたいらしいんだけど、
私じゃゲームに詳しくないから……」
そう、ナミの父親は有名ゲーム会社の社員なのだ。
サークルエンタープライズ、数々の名作ゲームを生み出した超有名企業。
ゲーマーならその名前を知らない者はいない。
「ちょっと待ってくれよ……おい、今なんて?」
「だからパパがゲームのモニターを探してるの、それでセナ君にお願いできないかなって……」
「するするやりますやらせてください!」
俺はナミに縋りつくように懇願した、若干ナミの目が引いているのは気のせいだろう。
なにせあのサークルエンタープライズの開発中のゲームをプレイできるというチャンスなのだ。
これはゲーム好きとしては見逃せない。ナミは若干ヒキながら
「そ……そんなに興味あるんだ、じゃあこれサンプル用のディスクだから」
そう言ってナミが渡してきたのは、何の変哲もない銀色のブルーレイ風のディスクだった。
「おお……この中にサクエンの新作ゲームが……!」
俺が感動していると、それを咎めるようにナミは
「言っておくけど、ゲーム内容は他の人に言っちゃだめだからね!」
「分かってるって、それでモニターって具体的に何をすればいいんだ?」
「んっとね、パパが言うにはネットに繋いだPCでプレイしてくれれば自動的に記録は送信されるから、
あとは感想を後で聞かせてくれるだけでOKだって」
ナミがんーと思い出すように言うと、あとは分かんないといった風にニカッと笑った。
「そうか……責任重大だな、さっそく今日帰ったらやってみるよ」
「ありがとセナ君、ゲームのことよくわかんないから助かる~、
私もそのゲーム今日試すから、会ったらよろしくね!」
「ちょっと待て、これオンラインゲームなのか?」
「なんかね、フルダイブ同期型多人数参加次世代ゲーム?ってパパが意気込んでた」
「なんだそれ……まあやってみないことにはな」
ここまで話したところで授業開始のチャイムが鳴り、俺たちは席に戻った。
「帰宅が待ち遠しいな……」
この時俺は、自分に降りかかる災難に気づく由もなかったのだ。
「ただいまー」
「あ、お兄ちゃんおかー」
「セリカか」
と言って出てきたのは風呂上がりの美少女、というか俺の妹だ。
妹尾セリカ。俺の一つ下だ。
手入れの行き届いた長い黒髪はサラリと舞い、
俺が兄でなかったらうっとりとしてしまうような艶やかさだった。
その妹は端麗だがちょっとツリめの目で俺を一瞥した後
「今日寒いんだから早く家に入りなよ」
と言い捨てると、自分の部屋に帰って行ったようだった。
「寒いのに風呂上がりにそんなに薄着でいるなよ……」
季節感のない胸元の空いたカジュアルな部屋着の妹に、兄として心配せざるを得なかったが
それは放っておいて今は例のゲームのことで頭がいっぱいだった。
俺は部屋に入るとすぐにPCを起動し、
その待ち時間に飲み物でも調達しようとリビングに向かおうとしたところ、
部屋から出る妹と鉢合わせしてしまった。
「お兄ちゃん、そわそわしてるけどなんかあったの?」
スタイルのいい体を屈ませながらこちらをいぶかしげに覗いてくる妹に
俺は少し胸元が気になったが、戸惑いを隠して答えた。
「ナミの親父さんからナミ経由で新作ゲームの体験モニターを頼まれたんだよ」
「なにそれ!あたしもやってみたい!」
さっきまでとは別人のように興味津々といった様子で寄ってくる妹に思わずしまった、と思ったが
時すでに遅し、こいつもゲームが好きだったことをすっかり忘れていた。
結局ナミに確認を取り、二人でプレイすることになった。
「早く入れてみてよ!」
「色々言葉を抜かすな、怪しく聞こえるだろ」
ゲームディスクをPCに挿入すると、タイトルロゴとインストール画面が表示された。
最新作なだけあって長時間のインストールのようだが、今日あった出来事を妹と話していると
突如PCが光り出し、俺たちはまばゆい光に包まれた。
目を開けるとそこは……
家の中ではなく、まるでゲームの世界のような、
剣と魔法のファンタジーの異世界だった。
高校の昼休み、俺は教室で暇を持て余していた。
俺の名前は妹尾(せのお)セナ、ごく普通の男子高校生である。
成績は赤点は取らずそこそこ、スポーツも苦手なほどではない。
特に熱中しているものと言えばゲームぐらいで、他に趣味と呼べるものはない。
そんな俺は、毎日繰り返される日常に飽き飽きしていた。
「なんか面白いこと起こらないかな」
そんな願いが叶うこともなく、貴重な昼休みの時間が机に突っ伏しているだけで過ぎていく。
……と思われたその時。
「おーいセナ君!」
俺の名前を元気に呼びながら近づいてくる女子がいた。
人懐っこい顔をした茶髪の女の子は、
ピンクのカーディガンを紺の制服の下に覗かせながら
学校指定を少し反則しているようなスカートをひらめかせて寄ってきた。
「おーいってば、聞いてる?」
幼馴染の長野ナミだ、家が近所なので昔からよく遊んでいた。
なんの奇遇か同じクラスである。
「聞いてるっての、ナミの声はよく通るからな」
「ひど!それって私の声がでかいってこと?」
確かにナミの声は大きい方だが、声が通ると大きいの差はあると思うのだが。
「そんなことより、俺に用事があったんじゃないのかよ」
「そうそう!セナ君、ゲーム好きでしょ?」
「なんだ唐突に、そりゃ俺はリアルに三度の飯よりゲームが好きだが。
むしろゲームの世界に行きたいぐらいだ」
実際、ゲームの世界に行けたらと思うことが何度もある。
きっと楽しいんだろうな……と思いを巡らそうとするのを遮るようにナミは
「じゃあ折り入ってお願いがあるの!」
「なんだよ、お願いって」
「私のパパがゲーム会社に勤めてることは知ってるでしょ?
それで開発中のゲームを試してもらいたいらしいんだけど、
私じゃゲームに詳しくないから……」
そう、ナミの父親は有名ゲーム会社の社員なのだ。
サークルエンタープライズ、数々の名作ゲームを生み出した超有名企業。
ゲーマーならその名前を知らない者はいない。
「ちょっと待ってくれよ……おい、今なんて?」
「だからパパがゲームのモニターを探してるの、それでセナ君にお願いできないかなって……」
「するするやりますやらせてください!」
俺はナミに縋りつくように懇願した、若干ナミの目が引いているのは気のせいだろう。
なにせあのサークルエンタープライズの開発中のゲームをプレイできるというチャンスなのだ。
これはゲーム好きとしては見逃せない。ナミは若干ヒキながら
「そ……そんなに興味あるんだ、じゃあこれサンプル用のディスクだから」
そう言ってナミが渡してきたのは、何の変哲もない銀色のブルーレイ風のディスクだった。
「おお……この中にサクエンの新作ゲームが……!」
俺が感動していると、それを咎めるようにナミは
「言っておくけど、ゲーム内容は他の人に言っちゃだめだからね!」
「分かってるって、それでモニターって具体的に何をすればいいんだ?」
「んっとね、パパが言うにはネットに繋いだPCでプレイしてくれれば自動的に記録は送信されるから、
あとは感想を後で聞かせてくれるだけでOKだって」
ナミがんーと思い出すように言うと、あとは分かんないといった風にニカッと笑った。
「そうか……責任重大だな、さっそく今日帰ったらやってみるよ」
「ありがとセナ君、ゲームのことよくわかんないから助かる~、
私もそのゲーム今日試すから、会ったらよろしくね!」
「ちょっと待て、これオンラインゲームなのか?」
「なんかね、フルダイブ同期型多人数参加次世代ゲーム?ってパパが意気込んでた」
「なんだそれ……まあやってみないことにはな」
ここまで話したところで授業開始のチャイムが鳴り、俺たちは席に戻った。
「帰宅が待ち遠しいな……」
この時俺は、自分に降りかかる災難に気づく由もなかったのだ。
「ただいまー」
「あ、お兄ちゃんおかー」
「セリカか」
と言って出てきたのは風呂上がりの美少女、というか俺の妹だ。
妹尾セリカ。俺の一つ下だ。
手入れの行き届いた長い黒髪はサラリと舞い、
俺が兄でなかったらうっとりとしてしまうような艶やかさだった。
その妹は端麗だがちょっとツリめの目で俺を一瞥した後
「今日寒いんだから早く家に入りなよ」
と言い捨てると、自分の部屋に帰って行ったようだった。
「寒いのに風呂上がりにそんなに薄着でいるなよ……」
季節感のない胸元の空いたカジュアルな部屋着の妹に、兄として心配せざるを得なかったが
それは放っておいて今は例のゲームのことで頭がいっぱいだった。
俺は部屋に入るとすぐにPCを起動し、
その待ち時間に飲み物でも調達しようとリビングに向かおうとしたところ、
部屋から出る妹と鉢合わせしてしまった。
「お兄ちゃん、そわそわしてるけどなんかあったの?」
スタイルのいい体を屈ませながらこちらをいぶかしげに覗いてくる妹に
俺は少し胸元が気になったが、戸惑いを隠して答えた。
「ナミの親父さんからナミ経由で新作ゲームの体験モニターを頼まれたんだよ」
「なにそれ!あたしもやってみたい!」
さっきまでとは別人のように興味津々といった様子で寄ってくる妹に思わずしまった、と思ったが
時すでに遅し、こいつもゲームが好きだったことをすっかり忘れていた。
結局ナミに確認を取り、二人でプレイすることになった。
「早く入れてみてよ!」
「色々言葉を抜かすな、怪しく聞こえるだろ」
ゲームディスクをPCに挿入すると、タイトルロゴとインストール画面が表示された。
最新作なだけあって長時間のインストールのようだが、今日あった出来事を妹と話していると
突如PCが光り出し、俺たちはまばゆい光に包まれた。
目を開けるとそこは……
家の中ではなく、まるでゲームの世界のような、
剣と魔法のファンタジーの異世界だった。
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