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ep.31:不可侵同盟&連合軍(ハダルード)
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カノン率いるヴァルガン軍に緊張が走った!!
「あれは!ハダルード。何故ダノイ方面からハダルードが姿を現すか?フォーゲルセンめ、ヨーレイから調達したか?」
騎士ゼール・ヒシュクは颯爽と自騎"投げ槍のアマル”へと乗り込んだ。
アイロンケイヴへ侵攻したものの、中央からの出征だったがために追加の兵糧を待たざるを得ず、その間にダノイ軍の横槍を許してしまった。
「む?あのナデシコの紋章はクロッカ!ダノイの北に隣接するクロッカのハダルードが何故ダノイに与する?」
投擲戦を主体とするゼールの視力は2㎞先の人の顔さえも区別する。
「姫様に伝えよ!ダノイとクロッカの連合軍が我が軍に戦いを挑んできたと」
急ぎ伝令を走らせた。
平原を挟んで―。
ダノイ軍総大将のシーガル・トーン・フォーゲルセンは遠く彼方に陣取るヴァルガン軍の中に、”投げ槍のアマル”の姿を捉えたとの報せを受けた。
「"鷹の目ヒシュク”よ、見つけてくれたかな?クロッカのハダルードを。さて、プラウニーの伯爵令嬢は如何召されるかな?大人しく陣を後退されるか?それとも我らと一戦交えるか?」
実のところ、前者を期待する。
そもそも、数を多く見せるために、ダノイ軍は兵をほぼ一列に並べて布陣している。
加えて、クロッカのハダルードが2騎に、レイヴンの"虹のペイヴォー”、そして馴染みのよしみで再雇用したブラグ・ダイの”大盾のジョアン”の計4騎。
情報ではヴァルガン軍のアルミュールは6騎と聞いていたが、ジルコーネの"黒曜のイクリプス”が別行動を取っているとの情報を得ているにせよ、数に相違が見られる。
”花のプラウニー”を筆頭に、"投げ槍のアマル”、そして”蜘蛛のブレキシル”の3騎しか見受けられない。
おやおや、お付きの"グーノ”は故障でもしたのかな?
誰の目から見ても、花のプラウニーを引き立たせるために従えているアルミュール”グーノ”。そんな騎体でもアルミュールに違いは無い。
アルミュール相手では案山子同然でも、騎馬兵たちでは荷が重い。
いなければいないで、それは幸運というもの。
「シーガル殿、もしかしてではござるが、我らでヴァルガン軍を討てるのではないか?」
クロッカ軍のハダルードの騎士が進軍を申し出た。
「いやいや逸られるな。アルミュールの数が一つ多いところで我らが優位とは言い切れませぬぞ」
あくまでもダノイ&クロッカ勢の目的はヴァルガン軍の足止めであって、こちらから討って出るつもりは毛頭無い。
逸る騎士を御するにも一苦労する。
それでもクロッカの騎士は高まる気持ちを抑えきれずに、とうとう単騎で進撃してしまった。
ハダルードが飛び出した!
「待たれよ!」
止める声は、たちまち駆け出すハダルードのけたたましい足音にかき消されて・・・。
ゴォォン!!
走っていたハダルードが突然鈍い金属音を立てて仰向けに転倒した。
倒れるハダルードは以降、立ち上がる素振りさえ見せない。
胸に突き刺さった槍が、まるで境界線を引いたかのごとく。
頭部に搭乗していた魔術師が、フラフラと騎体に手を着いて出てきた。
「むぅぅ・・・。一撃でハダルードを討ち取るとは、投げ槍のアマル、そして!ゼール・ヒシュク!侮り難し」
アルミュールであれ、これでは迂闊に近づくことすらままならない。
「兄上の成婚の祝いに、花を添えるつもりでの此度の出陣、そう上手く事を運ばせてくれぬものだな」
動く城とも呼ばれるアルミュールを主体に組まれたヴァルガン軍相手に、シーガルは兵士たちを仕向ける訳にもいかず。
両軍の睨み合いが始まった。
× × × × ×
遠くから、けたたましく鳴り響く装甲の擦れ合う音を耳にするなり、エレイネはアムリエッタのフリューネイエスが帰還したのだと察した。
「む?」
フリューネイエスの様子が変だ。
帰還するにせよ、どうして走っているのだろうか?随伴する騎馬兵たちも馬を駆けさせている。
諸手を挙げての出迎えとはいかないようだ。
「アムリエッタが戻ったら、執務室へ来るよう伝えておけ」
家臣に伝えると、エレイネは城の中へと戻って行った。
命令通りに、家臣はアムリエッタが戻ると、すぐさま執務室へと出向くよう彼女に伝えた。
わざわざ出迎えなかったのは、アムリエッタの緊張の糸を切らさないが為。
もしも、アムリエッタの不手際により、何らかのトラブルが生じているのなら、出迎えた時点で何らかの言い訳をするかもしれない。でも、急ぎ出向くよう命ぜられたなら、問題解決の糸口を模索してから報告に入るものだ。
何の手立ても考えぬまま状況報告をするのは、愚行でしかないと、先代の領主からも家訓として数え切れないほどに言い聞かせられていた。
「して、一つ目巨人は仕留められたのか?」
エレイネの問いに、アムリエッタは堅い面持ちで頷いた。
「サイクロプスを仕留める事には成功したのですが・・・。その・・・。実は我らだけでは敵わず、敵軍の、その・・・”黒曜のイクリプス”の力添えを得て、ようやくサイクロプス討伐に成功致しました」
その報せを受けるなり、エレイネは勢いよく席を立った。
「な?何だと!?イクリプス!壊し屋ジルコーネの助力を得てだと!」
どうして北方から攻めてきているヴァルガン軍のアルミュールが東方から進撃してきたサイクロプスの討伐に加わっているのか?
「ジルコーネはダノイ及びヨーレイを経由してガルガンチュアの地から我がアイロンケイヴに攻め入ったと申しておりました」
「何!アムリエッタ、お前、ジルコーネと会話を果たしたのか?」
ジルコーネの出現に始まり共闘にも驚いたが、何よりも、会話さえも果たしていたアムリエッタに驚いた。
そして。
「解せぬな」
「何がですか?陛下」
「ジルコーネの行動よ。私はてっきりサイクロプスの出現が、先日のダノイ軍の二番煎じとばかり思っていたのに、そのサイクロプスをお前と共に討ったのが解せぬと言ったのだ」
奇襲を図りながらも、陽動に利用したサイクロプスを討ったのでは、辻褄が合わない。
ジルコーネはフリューネイエスを討ち取りたいのではないのか?
「まことに口惜しいのですが、ジルコーネは私ではなく陛下と剣を交えたいと申しておりました。私では力不足だと。それにキュレイの魔法も役に立たないと」
悔しさを露わにエレイネに伝える。と。
「で、お前はすごすごと大人しく退き下がって来たのか?」
エレイネの問いに、アムリエッタの眼差しは落ちる事無く真っ直ぐに、そして胸を張って。
「いえ!次にフリューネイエスを駆りジルコーネと相対するのは、これまでと変わりなくこの私とキュレイです!」
「よくぞ言った!それでこそ我が妹。壊し屋の鼻っ柱をへし折ってやれ!」
これぞシルフハイム家の家訓だとエレイネは誇りに思う。
アムリエッタは次にすべき事をすでに考えている。
嫁ぐには、それが弊害となっている事などつゆ知らずに。
執務室に家臣が慌てて顔を出した。
「どうした?敵が攻めて来たとでも報せに参ったか?」
冗談まじりに応えた。
「ジルコーネが!壊し屋のジルコーネが、どういう訳か、ガルガンチュア方面から姿を現したとの報せが入りました!」
それはたった今、アムリエッタから報告を受けた内容ではないか。
「恐るべきはジルコーネ。ヨーレイのアパルタパル8騎を大破、4騎を行動不能にしてエリダリス領を横断して来たとの事」
噂以上に、鬼神のごとき暴れっぷり。
なるほど、それでジルコーネは休戦を持ち掛けてきたのだと、今更ながらアムリエッタとキュレイは納得、うんうんと頷いた。
「あれは!ハダルード。何故ダノイ方面からハダルードが姿を現すか?フォーゲルセンめ、ヨーレイから調達したか?」
騎士ゼール・ヒシュクは颯爽と自騎"投げ槍のアマル”へと乗り込んだ。
アイロンケイヴへ侵攻したものの、中央からの出征だったがために追加の兵糧を待たざるを得ず、その間にダノイ軍の横槍を許してしまった。
「む?あのナデシコの紋章はクロッカ!ダノイの北に隣接するクロッカのハダルードが何故ダノイに与する?」
投擲戦を主体とするゼールの視力は2㎞先の人の顔さえも区別する。
「姫様に伝えよ!ダノイとクロッカの連合軍が我が軍に戦いを挑んできたと」
急ぎ伝令を走らせた。
平原を挟んで―。
ダノイ軍総大将のシーガル・トーン・フォーゲルセンは遠く彼方に陣取るヴァルガン軍の中に、”投げ槍のアマル”の姿を捉えたとの報せを受けた。
「"鷹の目ヒシュク”よ、見つけてくれたかな?クロッカのハダルードを。さて、プラウニーの伯爵令嬢は如何召されるかな?大人しく陣を後退されるか?それとも我らと一戦交えるか?」
実のところ、前者を期待する。
そもそも、数を多く見せるために、ダノイ軍は兵をほぼ一列に並べて布陣している。
加えて、クロッカのハダルードが2騎に、レイヴンの"虹のペイヴォー”、そして馴染みのよしみで再雇用したブラグ・ダイの”大盾のジョアン”の計4騎。
情報ではヴァルガン軍のアルミュールは6騎と聞いていたが、ジルコーネの"黒曜のイクリプス”が別行動を取っているとの情報を得ているにせよ、数に相違が見られる。
”花のプラウニー”を筆頭に、"投げ槍のアマル”、そして”蜘蛛のブレキシル”の3騎しか見受けられない。
おやおや、お付きの"グーノ”は故障でもしたのかな?
誰の目から見ても、花のプラウニーを引き立たせるために従えているアルミュール”グーノ”。そんな騎体でもアルミュールに違いは無い。
アルミュール相手では案山子同然でも、騎馬兵たちでは荷が重い。
いなければいないで、それは幸運というもの。
「シーガル殿、もしかしてではござるが、我らでヴァルガン軍を討てるのではないか?」
クロッカ軍のハダルードの騎士が進軍を申し出た。
「いやいや逸られるな。アルミュールの数が一つ多いところで我らが優位とは言い切れませぬぞ」
あくまでもダノイ&クロッカ勢の目的はヴァルガン軍の足止めであって、こちらから討って出るつもりは毛頭無い。
逸る騎士を御するにも一苦労する。
それでもクロッカの騎士は高まる気持ちを抑えきれずに、とうとう単騎で進撃してしまった。
ハダルードが飛び出した!
「待たれよ!」
止める声は、たちまち駆け出すハダルードのけたたましい足音にかき消されて・・・。
ゴォォン!!
走っていたハダルードが突然鈍い金属音を立てて仰向けに転倒した。
倒れるハダルードは以降、立ち上がる素振りさえ見せない。
胸に突き刺さった槍が、まるで境界線を引いたかのごとく。
頭部に搭乗していた魔術師が、フラフラと騎体に手を着いて出てきた。
「むぅぅ・・・。一撃でハダルードを討ち取るとは、投げ槍のアマル、そして!ゼール・ヒシュク!侮り難し」
アルミュールであれ、これでは迂闊に近づくことすらままならない。
「兄上の成婚の祝いに、花を添えるつもりでの此度の出陣、そう上手く事を運ばせてくれぬものだな」
動く城とも呼ばれるアルミュールを主体に組まれたヴァルガン軍相手に、シーガルは兵士たちを仕向ける訳にもいかず。
両軍の睨み合いが始まった。
× × × × ×
遠くから、けたたましく鳴り響く装甲の擦れ合う音を耳にするなり、エレイネはアムリエッタのフリューネイエスが帰還したのだと察した。
「む?」
フリューネイエスの様子が変だ。
帰還するにせよ、どうして走っているのだろうか?随伴する騎馬兵たちも馬を駆けさせている。
諸手を挙げての出迎えとはいかないようだ。
「アムリエッタが戻ったら、執務室へ来るよう伝えておけ」
家臣に伝えると、エレイネは城の中へと戻って行った。
命令通りに、家臣はアムリエッタが戻ると、すぐさま執務室へと出向くよう彼女に伝えた。
わざわざ出迎えなかったのは、アムリエッタの緊張の糸を切らさないが為。
もしも、アムリエッタの不手際により、何らかのトラブルが生じているのなら、出迎えた時点で何らかの言い訳をするかもしれない。でも、急ぎ出向くよう命ぜられたなら、問題解決の糸口を模索してから報告に入るものだ。
何の手立ても考えぬまま状況報告をするのは、愚行でしかないと、先代の領主からも家訓として数え切れないほどに言い聞かせられていた。
「して、一つ目巨人は仕留められたのか?」
エレイネの問いに、アムリエッタは堅い面持ちで頷いた。
「サイクロプスを仕留める事には成功したのですが・・・。その・・・。実は我らだけでは敵わず、敵軍の、その・・・”黒曜のイクリプス”の力添えを得て、ようやくサイクロプス討伐に成功致しました」
その報せを受けるなり、エレイネは勢いよく席を立った。
「な?何だと!?イクリプス!壊し屋ジルコーネの助力を得てだと!」
どうして北方から攻めてきているヴァルガン軍のアルミュールが東方から進撃してきたサイクロプスの討伐に加わっているのか?
「ジルコーネはダノイ及びヨーレイを経由してガルガンチュアの地から我がアイロンケイヴに攻め入ったと申しておりました」
「何!アムリエッタ、お前、ジルコーネと会話を果たしたのか?」
ジルコーネの出現に始まり共闘にも驚いたが、何よりも、会話さえも果たしていたアムリエッタに驚いた。
そして。
「解せぬな」
「何がですか?陛下」
「ジルコーネの行動よ。私はてっきりサイクロプスの出現が、先日のダノイ軍の二番煎じとばかり思っていたのに、そのサイクロプスをお前と共に討ったのが解せぬと言ったのだ」
奇襲を図りながらも、陽動に利用したサイクロプスを討ったのでは、辻褄が合わない。
ジルコーネはフリューネイエスを討ち取りたいのではないのか?
「まことに口惜しいのですが、ジルコーネは私ではなく陛下と剣を交えたいと申しておりました。私では力不足だと。それにキュレイの魔法も役に立たないと」
悔しさを露わにエレイネに伝える。と。
「で、お前はすごすごと大人しく退き下がって来たのか?」
エレイネの問いに、アムリエッタの眼差しは落ちる事無く真っ直ぐに、そして胸を張って。
「いえ!次にフリューネイエスを駆りジルコーネと相対するのは、これまでと変わりなくこの私とキュレイです!」
「よくぞ言った!それでこそ我が妹。壊し屋の鼻っ柱をへし折ってやれ!」
これぞシルフハイム家の家訓だとエレイネは誇りに思う。
アムリエッタは次にすべき事をすでに考えている。
嫁ぐには、それが弊害となっている事などつゆ知らずに。
執務室に家臣が慌てて顔を出した。
「どうした?敵が攻めて来たとでも報せに参ったか?」
冗談まじりに応えた。
「ジルコーネが!壊し屋のジルコーネが、どういう訳か、ガルガンチュア方面から姿を現したとの報せが入りました!」
それはたった今、アムリエッタから報告を受けた内容ではないか。
「恐るべきはジルコーネ。ヨーレイのアパルタパル8騎を大破、4騎を行動不能にしてエリダリス領を横断して来たとの事」
噂以上に、鬼神のごとき暴れっぷり。
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