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[23]穢れ
-253-:ツウラさん、死んじゃったのか?
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「そろそろ俺も帰るわ」
マサムネこと真島・導火が席を立った。
「待って下さい」
そんなドウカをココミが呼び止める。
テクノサングラスの向こうの彼の表情など、まったく読めない。
だけど、ココミは見えもしないドウカの目を見据えるように、彼を見つめる。
「貴方を白側に迎えましょう。大亀陸竜のアーマーテイカーさんのマスターとして」
貴重なアルルカンの情報を提供してくれたお礼という訳ではなく。
「どういう風の吹き回しかな?」
訊ねながら、ドウカは再び席に着く。
結果的にアルルカンを最終形態にまで変身させてしまったので、彼の功績はチャラとなった事だし。
ココミが彼を迎えたのは、アーマーテイカーの隠れた能力が、すべてクレハによって晒されてしまったから。
だけど、本当の理由は。
“アーマーテイカーは女性のマスターを拒む”から。
ただ、それだけの理由でドウカを迎える気になったのだ。
だが、ひとつだけ気がかりな事がある。
果たして、アーマーテイカーが彼を気に入ってくれるのだろうか?
今は、何とも言えない。
◇ ◇ ◇ ◇
「よっ、待たせたな。スズキ」
手をかざして、高砂・飛遊午が教室から出てきた。
「うるぁあ!」
いきなり殴りかかるクレハの拳を、ヒューゴは首を傾けて、これを躱した。
「どうして電話に出ないのよ!?こっちは大変だったんだから!」
問い詰めるクレハの勢いに押されて、高砂はのけ反る角度をさらに深くする。
「先生にスマホを取り上げられたから出られなかったんだよ。それよりも何があった?」
「アンデスィデに引っ張り出された。タツローくんもオトギちゃんも、シンジュちゃんも。それに…それに、ツウラさんも!」
告げた瞬間!あれほどヒューゴには語るまいと誓っていたツウラの存在を、思わず口を滑らせてしまった。
気付いて手で口元を覆うも、時すでに遅し。
とたん、ヒューゴがクレハの両腕を掴んで激しく揺さぶりながら。
「貝塚さんの他に、津浦さんも参戦したってのか!?」
ヒューゴの問いに、クレハは力なく頷いた。
「みんなは無事なのか?誰かケガとかしていないか?」
問い質される中、クレハの両目から、止どめも無く涙があふれ出てきた。
「ツウラさん…」
やっとの思いで出せたのが、せいぜい名前だけ。さらに。
「ゴメンね…タカサゴ。ゴメンね」
謝るばかりで、言葉が続かない。
そんなクレハをヒューゴはさらに激しく揺さぶって、言葉を引き出そうとする。
「何を謝っている?まさか!ツウラさん、死んじゃったのか?」
衝撃の言葉が飛び出た瞬間、二人はある視線に気付き、視線の元へと顔を向けた。
そこには。
驚いた表情で二人を見つめるフラウ・ベルゲンの姿があった。
「!」「ハッ!」
思わず絶句。
一番聞かれてはいけない相手に聞かれてしまった。
「あ、あの…」
震える声でフラウが二人に声を掛けてきた。
事実を伝える事を恐れたクレハの体が震え出す。
そんな彼女の震えを感じ取り、ヒューゴはそれを止めようと、クレハの腕を掴む手に、思わず力を込めてしまう。
痛みに顔を歪めるも、フラウの視線の方が、クレハにとって、とても痛く感じられた。
「ツウラさん…」
フラウの言葉の続きを聞きたくないあまり、クレハは耳を閉じる事が出来ない代わりに、強く目を閉じた。
そんなクレハの姿を目の当たりにし、さらにフラウへと向くヒューゴの目は大きく見開かれた。
フラウが言葉を詰まらせながらも続きを始める。
「ツ、ツウラさん…て、誰ですか?お二人のお友達ですか?」
訊ねてきた。
と、同時に、ヒューゴの目は見開かれたまま。
そして、クレハの目もまた大きく見開かれた。
二人は、はたとフラウを見やった。
「ツウラさん…彼女…」
乾いた声で語り始めたヒューゴの声をかき消すように、クレハは声を大きく。
「もう転校しちゃった人だよ。フラウとは入れ違いに」
苦笑いを返す。
だけど。
「クレハさん、どうして泣いているのですか?」
心配そうな眼差しを向けて訊いてきた。
クレハは、流れる涙を袖で拭き取ると、誰の目にも無理に作っていると分かる笑顔をフラウに向けた。
「彼女、今日、日本を去ったんだって。色々あったから。彼女とは。何だか、色んな事が込み上げて来ちゃって、つい思い出し泣きってヤツがさ、来ちゃったのよ」
告げるも、やはり作り笑顔は長く持たずに、ついにヒューゴの胸に顔を埋めてしまうのであった。
あんなに仲良くしていても、キレイさっぱりと忘れ去ってしまうものなのだろうか?
そう思えると、魔者たちが不憫に思えてならない。
二人は校門を後にした。
他の生徒たちが、心配のあまり家路を急いでいる中、クレハとヒューゴはゆっくりと急ぐ事無く普段どおりに歩いて帰る。
「ところでスズキ」
気の利かない男だ。
今日は黙って静かに帰らせてくれ。思うも、ヒューゴは続ける。
「アンデスィデに参戦したって、どの騎体で参戦したんだ?」
説明するのが面倒くさいので、ガンランチャーを召喚する事にした。
スマホを取り出して電話帳を呼び出す。だが。
「あれ?無い。ガンランチャーが名簿から消えている!」
どういう訳か、ガンランチャーの名前が電話帳から消え去っていた。
「たぶん、向こうから契約を解除されたんだろう。俺もクィクフォワードから契約を解除された後にアイツの名前が電話帳から消えていて慌てたもんだよ」
当事者は語る。でも、どうして、ガンランチャーは突然契約を解除したのだろうか?
疑問が残る。
うーん。深く考える事しばし。そんな時!
突然、自動販売機の影から現れた学生に胸ぐらを掴まれた!
マサムネこと真島・導火が席を立った。
「待って下さい」
そんなドウカをココミが呼び止める。
テクノサングラスの向こうの彼の表情など、まったく読めない。
だけど、ココミは見えもしないドウカの目を見据えるように、彼を見つめる。
「貴方を白側に迎えましょう。大亀陸竜のアーマーテイカーさんのマスターとして」
貴重なアルルカンの情報を提供してくれたお礼という訳ではなく。
「どういう風の吹き回しかな?」
訊ねながら、ドウカは再び席に着く。
結果的にアルルカンを最終形態にまで変身させてしまったので、彼の功績はチャラとなった事だし。
ココミが彼を迎えたのは、アーマーテイカーの隠れた能力が、すべてクレハによって晒されてしまったから。
だけど、本当の理由は。
“アーマーテイカーは女性のマスターを拒む”から。
ただ、それだけの理由でドウカを迎える気になったのだ。
だが、ひとつだけ気がかりな事がある。
果たして、アーマーテイカーが彼を気に入ってくれるのだろうか?
今は、何とも言えない。
◇ ◇ ◇ ◇
「よっ、待たせたな。スズキ」
手をかざして、高砂・飛遊午が教室から出てきた。
「うるぁあ!」
いきなり殴りかかるクレハの拳を、ヒューゴは首を傾けて、これを躱した。
「どうして電話に出ないのよ!?こっちは大変だったんだから!」
問い詰めるクレハの勢いに押されて、高砂はのけ反る角度をさらに深くする。
「先生にスマホを取り上げられたから出られなかったんだよ。それよりも何があった?」
「アンデスィデに引っ張り出された。タツローくんもオトギちゃんも、シンジュちゃんも。それに…それに、ツウラさんも!」
告げた瞬間!あれほどヒューゴには語るまいと誓っていたツウラの存在を、思わず口を滑らせてしまった。
気付いて手で口元を覆うも、時すでに遅し。
とたん、ヒューゴがクレハの両腕を掴んで激しく揺さぶりながら。
「貝塚さんの他に、津浦さんも参戦したってのか!?」
ヒューゴの問いに、クレハは力なく頷いた。
「みんなは無事なのか?誰かケガとかしていないか?」
問い質される中、クレハの両目から、止どめも無く涙があふれ出てきた。
「ツウラさん…」
やっとの思いで出せたのが、せいぜい名前だけ。さらに。
「ゴメンね…タカサゴ。ゴメンね」
謝るばかりで、言葉が続かない。
そんなクレハをヒューゴはさらに激しく揺さぶって、言葉を引き出そうとする。
「何を謝っている?まさか!ツウラさん、死んじゃったのか?」
衝撃の言葉が飛び出た瞬間、二人はある視線に気付き、視線の元へと顔を向けた。
そこには。
驚いた表情で二人を見つめるフラウ・ベルゲンの姿があった。
「!」「ハッ!」
思わず絶句。
一番聞かれてはいけない相手に聞かれてしまった。
「あ、あの…」
震える声でフラウが二人に声を掛けてきた。
事実を伝える事を恐れたクレハの体が震え出す。
そんな彼女の震えを感じ取り、ヒューゴはそれを止めようと、クレハの腕を掴む手に、思わず力を込めてしまう。
痛みに顔を歪めるも、フラウの視線の方が、クレハにとって、とても痛く感じられた。
「ツウラさん…」
フラウの言葉の続きを聞きたくないあまり、クレハは耳を閉じる事が出来ない代わりに、強く目を閉じた。
そんなクレハの姿を目の当たりにし、さらにフラウへと向くヒューゴの目は大きく見開かれた。
フラウが言葉を詰まらせながらも続きを始める。
「ツ、ツウラさん…て、誰ですか?お二人のお友達ですか?」
訊ねてきた。
と、同時に、ヒューゴの目は見開かれたまま。
そして、クレハの目もまた大きく見開かれた。
二人は、はたとフラウを見やった。
「ツウラさん…彼女…」
乾いた声で語り始めたヒューゴの声をかき消すように、クレハは声を大きく。
「もう転校しちゃった人だよ。フラウとは入れ違いに」
苦笑いを返す。
だけど。
「クレハさん、どうして泣いているのですか?」
心配そうな眼差しを向けて訊いてきた。
クレハは、流れる涙を袖で拭き取ると、誰の目にも無理に作っていると分かる笑顔をフラウに向けた。
「彼女、今日、日本を去ったんだって。色々あったから。彼女とは。何だか、色んな事が込み上げて来ちゃって、つい思い出し泣きってヤツがさ、来ちゃったのよ」
告げるも、やはり作り笑顔は長く持たずに、ついにヒューゴの胸に顔を埋めてしまうのであった。
あんなに仲良くしていても、キレイさっぱりと忘れ去ってしまうものなのだろうか?
そう思えると、魔者たちが不憫に思えてならない。
二人は校門を後にした。
他の生徒たちが、心配のあまり家路を急いでいる中、クレハとヒューゴはゆっくりと急ぐ事無く普段どおりに歩いて帰る。
「ところでスズキ」
気の利かない男だ。
今日は黙って静かに帰らせてくれ。思うも、ヒューゴは続ける。
「アンデスィデに参戦したって、どの騎体で参戦したんだ?」
説明するのが面倒くさいので、ガンランチャーを召喚する事にした。
スマホを取り出して電話帳を呼び出す。だが。
「あれ?無い。ガンランチャーが名簿から消えている!」
どういう訳か、ガンランチャーの名前が電話帳から消え去っていた。
「たぶん、向こうから契約を解除されたんだろう。俺もクィクフォワードから契約を解除された後にアイツの名前が電話帳から消えていて慌てたもんだよ」
当事者は語る。でも、どうして、ガンランチャーは突然契約を解除したのだろうか?
疑問が残る。
うーん。深く考える事しばし。そんな時!
突然、自動販売機の影から現れた学生に胸ぐらを掴まれた!
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