完結した自作品について

犬塚ハジメ

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妖精と魔王まとめ②世界設定

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 今回は『異世界で妖精に生まれ変わった薄幸JC、勇者にフラれて魔王の嫁になる。』の設定を語っていこうと思います。


 別作品の『森の魔女と彷徨う甲冑』がほぼ現実世界であるのと比べて、がちがちのファンタジーで剣と魔法の世界というやつです。
 世界の成り立ちは、とある神が舞台になる星を作り、世界を治める自分の分身のような存在を作りました。これが人間たちで言うところの、魔族と神族。正確にはどちらとも神性な存在でした。管轄や性質が異なるだけで、片割れとも言えます。時が進むにつれて力が弱まり、人間の時代となりました。その人間たちは神々のことを理解しておらず、魔族に刃を向けるようになります。

 魔族は人間に負けるわけがないと思っています。神性を失いつつあるとはいえ上位存在なので、攻撃されても致命傷は負いません。
 だから手を抜いたって勝てる相手になるわけです。人間からしたら舐めた態度になります。魔族にとっては当たり前の話です。幼児に喧嘩を売られているようなものなので。
 ただし自分たちの命とも言える自然を破壊されることは許さず、めちゃくちゃにキレてます。

 人間の魔法は神族の力を真似たもので、大元は魔族の力と同じです。質の悪いコピーになり、そんなものは魔族に通じるわけがないのです。

 ベルは妖精で、神族の末裔です。本来ならば力は弱いのですが、生まれ変わったときに残った力を授けられているので、とても強い力を使うことができます。
 後半で出てくる魔族の長老が若い頃の神族くらいのことはやってのけるので(仮死状態を蘇られるなど)、今の魔族たちには奇跡に見えます。
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