36 / 59
【星ワタリ篇】~第1章~(題2部)
夢現七時
しおりを挟む
ミザリィ・ロンドの店の中。
椅子に腰掛けて、バスタオルを頭から被せられ、店内をぼんやり見つめるミュウ。
天井にはシャンデリア、ゴシック調のテーブルや小物たち、絨毯やフリルのカーテンに窓まで、どこまでもメルヘンチックだった。
「ローズティーでいいかしら?」
ふわふわカールの濃いピンクの髪を揺らしながら、長身の女性が微笑む。
「え……あうぅ……」
ミュウは真っ赤になってプルプルと首を横に振った。
「あら、もしかして紅茶、飲めないの?」
今度はこくこくと首を縦に振る。
「じゃあ、珈琲は――ダメよねぇ……」
ミュウは申し訳なさそうにうつむく。
「じゃあホットミルクでいいかしら、恥ずかしがりやの子猫ちゃん♪」
しばらくして目の前のテーブルに温かいミルクが出されてくる。
美しいお姉さんはミュウの隣りに腰掛けた。優しく髪を拭いてくれる。
「まだ濡れてるわ。このままじゃ子猫ちゃん、風邪を引いてしまうわ」
ミュウはさっきから不思議に思っていた。
「あのぅ……わたし猫じゃないです……人間です……」
「あらまぁ、そういう意味じゃないのよ。
でも、ウフフ、そうね子猫じゃなかったら怖がりな子ウサギちゃんかしら?
どちらにしても可愛いわ♪」
ミュウはよく意味が解らずキョトンとするしかなかった。
「アタシ、アンジェラよ。 あなたのお名前は?」
「あ、えと。 ミュウ……」
「ミュウちゃん、可愛らしいお名前ね! ちょっと待っていて」
するとアンジェラは何かを探しに奥の部屋へと入っていった。
「……?」
寒さと心細さで震えるミュウ。
「ミュウちゃん、そのままじゃ寒いでしょう? これを着てもらえるかしら?」
ギョッとした。
戻って来たアンジェラの腕には、ゴシックで可愛らしいフリルのお洋服が抱えられていた。
「えぁ……えう……。 ミュウ、そんなの着れないで……ですぅ……」
焦って断りの言葉を返す。
今の自分の格好は、シャツにエプロンという目の前の服に比べたらとても地味で。
それにこんな服を着ていいのは、自分よりもっと可愛い子でなければいけない気がした。
アンジェラはそんなミュウの気持ちを察したのか、意地悪く笑う。
「困るわぁ」
「え……」
「あなたが座っているそのソファ、それに絨毯も。
早く着替えてくれないと、どんどん濡れちゃうのよ」
濡れたままの服で座っていたせいで椅子が湿ってしまっていた。床にまで雫が滴り落ちている。
「あうぅ……」
済し崩し的にミュウはアンジェラの持ってきた服に着替えるしかなかった。
「驚いた……想像以上によく似合っているわ」
こういう服は着たことがないので、結局アンジェラに手伝ってもらう形となった。
でも何故かサイズはぴったりだった。
姿見を覗き込む。
「こ、これが……ミュウ?」
鏡の中には、可愛らしい苺色のウサギさんドレスに変身した自分がいた。
ぼんやりと鏡に見入ってしまう。
「可愛いわ……」
と、急に後ろからアンジェラに抱きしめられた。
「ふえぇ……!?」
真っ赤になって慌てる。
ふわりとピンクの髪が頬をくすぐる。香水のような妖しい良い香りがしてクラクラした。
すとんとミュウの体から、小さな封筒が落ちた。
「あら? これは……」
アンジェラはそれを手に取る。
「あああ……あの、それは……」
アンジェラは中身を読むと、ふっと苦笑した。
「あなた、ウチのお店のバイト希望者だったのね」
ミュウは間を置くと、うつむいて、こくりと頷いた。
「でも、そんな臆病で働けるのかしら。ウチの店はけっこうスパルタなのよ。
それに、そんなに震えていたらお客様に食べられてしまいそうよ?」
「お、お願いです! ミュウを雇ってください!」
ミュウは声を張り上げていた。
アンジェラは驚いた。
「ほ、他の所にもお願いしに行ったんですけど、みんな断られて……もうここしか無いんです」
震える声で懇願した。
「ここが駄目だったら、もう、お父さんとお母さんが残してくれたお家に住めなくなっちゃう……」
涙がぼろぼろ溢れた。
アンジェラはため息をつくと、少し遠くを見つめて話し始めた。
「……あなたが今着ているお洋服ね、本当は別の人のためにアタシが手作りしたものなのよ」
「え……?」
急に話しを変えられて混乱した。
でも焦って我に返る。
「えと、じゃあこのお洋服、脱がないと! その人に渡さなくちゃ……」
「いいのよ」
「……??」
「だってその人はもう、そのお洋服を二度と着てくれることはないもの」
ミュウは驚いて黙り込んでしまった。
寂しげなアンジェラさんの横顔を見つめた。
もしかして、たいせつなひと……?
思ったけれど、聞けなかった。
「あのぅ……だったらなおさら着れないです……せっかくその人のために作ったお洋服なのに……」
「もういいのよ、その人のことは」
「でも……」
「そのお洋服もせっかく作られたのに、誰にも着てもらえないんじゃ可哀想でしょ?」
ミュウはまたうつむいてしまう。
「それにね――」
アンジェラは後ろからそっとミュウの肩に手を添える。
「そのお洋服、その人が着るよりもあなたのほうがずっと似合っているのよ」
鏡越しに、優しく微笑むアンジェラの姿が映った。
「あげる人に似合わないだなんて完全な失敗作よ。だから、気にしないで、ね」
「お、お姉さん……」
「それと、さっきから何か誤解しているみたいだけど……」
横目でミュウを見る。そして、衝撃的な言葉を放った。
「アタシ、男よ♪」
――体に電流が走った気がした。
おとこのひと……?
だってさっき着替えも手伝ってもらって……。
こんなに綺麗な人なのに……。すごく背は高いけど……。
アンジェラの体つきを見る。ガッシリしている。
腕を見る。ゴツゴツしている。
細身だけれど全体的に、たくましい。
――。
ミュウは今までになく、子羊のようにガタガタ震えだした。
「あらあら、そんなに怖がらなくて大丈夫よ、とって食べたりしないから。
体は男でも心は乙女よ♪」
安心させるように、
「それじゃあ、これから毎日これを着て、ウチのお店に来てくれるかしら?」
「え??」
「最初は皿洗いからかしら。こんないたいけな子を接客には出せないわ」
キョトン顔のミュウに優しく教えるように、
「ウチのお店で働きたいんでしょう? ヨロシクね、ミュウちゃん♪」
人差し指を唇にあててウインクしてみせた。
「あ……、ありがとうございますっ!」
ミュウは嬉しくなって、涙と笑顔が同時にあふれた。
それから、ミュウはアンジェラさんに裁縫の手解きを教わり、その腕でナイトを繕ったのだ。
そして綺麗なリボンと、王冠をプレゼントしたのだ……。
椅子に腰掛けて、バスタオルを頭から被せられ、店内をぼんやり見つめるミュウ。
天井にはシャンデリア、ゴシック調のテーブルや小物たち、絨毯やフリルのカーテンに窓まで、どこまでもメルヘンチックだった。
「ローズティーでいいかしら?」
ふわふわカールの濃いピンクの髪を揺らしながら、長身の女性が微笑む。
「え……あうぅ……」
ミュウは真っ赤になってプルプルと首を横に振った。
「あら、もしかして紅茶、飲めないの?」
今度はこくこくと首を縦に振る。
「じゃあ、珈琲は――ダメよねぇ……」
ミュウは申し訳なさそうにうつむく。
「じゃあホットミルクでいいかしら、恥ずかしがりやの子猫ちゃん♪」
しばらくして目の前のテーブルに温かいミルクが出されてくる。
美しいお姉さんはミュウの隣りに腰掛けた。優しく髪を拭いてくれる。
「まだ濡れてるわ。このままじゃ子猫ちゃん、風邪を引いてしまうわ」
ミュウはさっきから不思議に思っていた。
「あのぅ……わたし猫じゃないです……人間です……」
「あらまぁ、そういう意味じゃないのよ。
でも、ウフフ、そうね子猫じゃなかったら怖がりな子ウサギちゃんかしら?
どちらにしても可愛いわ♪」
ミュウはよく意味が解らずキョトンとするしかなかった。
「アタシ、アンジェラよ。 あなたのお名前は?」
「あ、えと。 ミュウ……」
「ミュウちゃん、可愛らしいお名前ね! ちょっと待っていて」
するとアンジェラは何かを探しに奥の部屋へと入っていった。
「……?」
寒さと心細さで震えるミュウ。
「ミュウちゃん、そのままじゃ寒いでしょう? これを着てもらえるかしら?」
ギョッとした。
戻って来たアンジェラの腕には、ゴシックで可愛らしいフリルのお洋服が抱えられていた。
「えぁ……えう……。 ミュウ、そんなの着れないで……ですぅ……」
焦って断りの言葉を返す。
今の自分の格好は、シャツにエプロンという目の前の服に比べたらとても地味で。
それにこんな服を着ていいのは、自分よりもっと可愛い子でなければいけない気がした。
アンジェラはそんなミュウの気持ちを察したのか、意地悪く笑う。
「困るわぁ」
「え……」
「あなたが座っているそのソファ、それに絨毯も。
早く着替えてくれないと、どんどん濡れちゃうのよ」
濡れたままの服で座っていたせいで椅子が湿ってしまっていた。床にまで雫が滴り落ちている。
「あうぅ……」
済し崩し的にミュウはアンジェラの持ってきた服に着替えるしかなかった。
「驚いた……想像以上によく似合っているわ」
こういう服は着たことがないので、結局アンジェラに手伝ってもらう形となった。
でも何故かサイズはぴったりだった。
姿見を覗き込む。
「こ、これが……ミュウ?」
鏡の中には、可愛らしい苺色のウサギさんドレスに変身した自分がいた。
ぼんやりと鏡に見入ってしまう。
「可愛いわ……」
と、急に後ろからアンジェラに抱きしめられた。
「ふえぇ……!?」
真っ赤になって慌てる。
ふわりとピンクの髪が頬をくすぐる。香水のような妖しい良い香りがしてクラクラした。
すとんとミュウの体から、小さな封筒が落ちた。
「あら? これは……」
アンジェラはそれを手に取る。
「あああ……あの、それは……」
アンジェラは中身を読むと、ふっと苦笑した。
「あなた、ウチのお店のバイト希望者だったのね」
ミュウは間を置くと、うつむいて、こくりと頷いた。
「でも、そんな臆病で働けるのかしら。ウチの店はけっこうスパルタなのよ。
それに、そんなに震えていたらお客様に食べられてしまいそうよ?」
「お、お願いです! ミュウを雇ってください!」
ミュウは声を張り上げていた。
アンジェラは驚いた。
「ほ、他の所にもお願いしに行ったんですけど、みんな断られて……もうここしか無いんです」
震える声で懇願した。
「ここが駄目だったら、もう、お父さんとお母さんが残してくれたお家に住めなくなっちゃう……」
涙がぼろぼろ溢れた。
アンジェラはため息をつくと、少し遠くを見つめて話し始めた。
「……あなたが今着ているお洋服ね、本当は別の人のためにアタシが手作りしたものなのよ」
「え……?」
急に話しを変えられて混乱した。
でも焦って我に返る。
「えと、じゃあこのお洋服、脱がないと! その人に渡さなくちゃ……」
「いいのよ」
「……??」
「だってその人はもう、そのお洋服を二度と着てくれることはないもの」
ミュウは驚いて黙り込んでしまった。
寂しげなアンジェラさんの横顔を見つめた。
もしかして、たいせつなひと……?
思ったけれど、聞けなかった。
「あのぅ……だったらなおさら着れないです……せっかくその人のために作ったお洋服なのに……」
「もういいのよ、その人のことは」
「でも……」
「そのお洋服もせっかく作られたのに、誰にも着てもらえないんじゃ可哀想でしょ?」
ミュウはまたうつむいてしまう。
「それにね――」
アンジェラは後ろからそっとミュウの肩に手を添える。
「そのお洋服、その人が着るよりもあなたのほうがずっと似合っているのよ」
鏡越しに、優しく微笑むアンジェラの姿が映った。
「あげる人に似合わないだなんて完全な失敗作よ。だから、気にしないで、ね」
「お、お姉さん……」
「それと、さっきから何か誤解しているみたいだけど……」
横目でミュウを見る。そして、衝撃的な言葉を放った。
「アタシ、男よ♪」
――体に電流が走った気がした。
おとこのひと……?
だってさっき着替えも手伝ってもらって……。
こんなに綺麗な人なのに……。すごく背は高いけど……。
アンジェラの体つきを見る。ガッシリしている。
腕を見る。ゴツゴツしている。
細身だけれど全体的に、たくましい。
――。
ミュウは今までになく、子羊のようにガタガタ震えだした。
「あらあら、そんなに怖がらなくて大丈夫よ、とって食べたりしないから。
体は男でも心は乙女よ♪」
安心させるように、
「それじゃあ、これから毎日これを着て、ウチのお店に来てくれるかしら?」
「え??」
「最初は皿洗いからかしら。こんないたいけな子を接客には出せないわ」
キョトン顔のミュウに優しく教えるように、
「ウチのお店で働きたいんでしょう? ヨロシクね、ミュウちゃん♪」
人差し指を唇にあててウインクしてみせた。
「あ……、ありがとうございますっ!」
ミュウは嬉しくなって、涙と笑顔が同時にあふれた。
それから、ミュウはアンジェラさんに裁縫の手解きを教わり、その腕でナイトを繕ったのだ。
そして綺麗なリボンと、王冠をプレゼントしたのだ……。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。

騎士志望のご令息は暗躍がお得意
月野槐樹
ファンタジー
王弟で辺境伯である父を保つマーカスは、辺境の田舎育ちのマイペースな次男坊。
剣の腕は、かつて「魔王」とまで言われた父や父似の兄に比べれば平凡と自認していて、剣より魔法が大好き。戦う時は武力より、どちらというと裏工作?
だけど、ちょっとした気まぐれで騎士を目指してみました。
典型的な「騎士」とは違うかもしれないけど、護る時は全力です。
従者のジョセフィンと駆け抜ける青春学園騎士物語。
私は心を捨てました 〜「お前なんかどうでもいい」と言ったあなた、どうして今更なのですか?〜
月橋りら
恋愛
私に婚約の打診をしてきたのは、ルイス・フォン・ラグリー侯爵子息。
だが、彼には幼い頃から大切に想う少女がいたーー。
「お前なんかどうでもいい」 そうあなたが言ったから。
私は心を捨てたのに。
あなたはいきなり許しを乞うてきた。
そして優しくしてくるようになった。
ーー私が想いを捨てた後で。
どうして今更なのですかーー。
*この小説はカクヨム様、エブリスタ様でも連載しております。

もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる