62 / 118
60. 明日こそ
しおりを挟む
「えっー!お兄ちゃんマナポーションを買うの忘れたなんて信じられない!!何しにギルド行ったの?!」
「何しにって、仕事しにだよ!!」
「にしても、昨日任せろって堂々と言ったのに、忘れるだにゃんて、恥ずかしい奴だにゃあ。」
「くそっ、これに関しては何も言い返せない……」
冒険者ギルドの仕事から帰宅すると、ティルミオはマナポーションを買い忘れた事を、案の定ティティルナとミッケに詰られていた。
がっかりした顔の妹と、こいつ使えにゃいにゃといった目で見下してくる飼い猫を前に、ティルミオは兎に角謝るしかなかった。
「ごめんって、明日、明日は絶対に忘れずに買ってくるから!」
そんな平謝りのティルミオを、ティティルナは仕方ないなぁという感じで眺めて許してあげた。
なぜなら、マナポーションを作る上でもっと重大な問題が発覚していたからだ。
「まぁ、でも、例えマナポーションが手に入ってたとしても、作るのは無理だったんだよね。お兄ちゃん、ほら、これ見てよ。」
そう言いながら、ティティルナはフィオネの持って来てくれた本のマナポーションの精製方法のページを開いてティルミオに見せた。
「フィオネに本を持って来てもらって、マナポーションの作り方は分かったんだけど、ルナストーンていう、知らない材料も必要なんだって。」
ティティルナは困った様子でティルミオに初めて聞いた鉱石について相談をした。ルナストーンは蒼生草と違って、入手方法が分からないのだ。
一応、長く生きているミッケに聞いてみたけども、家猫暮らしが長いミッケはそういった町の外の情報は詳しく無く、耳と尻尾を垂れて少し申し訳なさそうに「知らにゃい」と答えるしかなかったのだった。
だからティティルナは、先ずはマナポーション入手よりもルナストーンの入手方法を調べる必要があると兄に持ちかけたのだ。
するとティルミオは、そんな風に困った顔をしている妹とは対照的に、さも当たり前かの様な顔で、事も無げに答えたのだった。
「あー、ルナストーンだろう?俺もジェラミーから聞いた。明日、採ってくるよ。」
「そうなの?!これってそんな簡単に手に入るの?!」
余りにも平然ととティルミオが言ってのけるので、ティティルナは驚いてしまったが、そんな妹の様子に構わず、ティルミオは自信満々に話を続ける。
「あぁ。アウリーサ洞窟で採掘出来るんだって。希少な鉱石らしいけど、俺が視れば直ぐ見つけられるから、任せろ!」
そう言ってティルミオが、自分の胸をドンっと叩いて任せておけと胸を張ったので、そんな兄の様子に、ティティルナは目を輝かせて喜んだのだった。
「凄い、お兄ちゃんが急に頼もしく見えるよ!!」
「俺はいつだって、頼もしいよ!明日忘れずにマナポーションも買ってくるし、ルナストーンも採ってくる。今度こそ任せろ!」
「うん、うん!お兄ちゃんに任せたよ!」
そんなティルミオとティティルナのやり取りを、ミッケは少し離れた所で疑う様な目で眺めて居た。そして、ため息を一つ吐くと、その疑心をポツリと溢した。
「ホントかにゃ……ティオだからにゃあ……」
ミッケは、ティルミオには厳しかったが、何も本気で疑っている訳では無く、いつもの感じでティルミオを揶揄ったのだ。
するとそんなミッケを、ティティルナはわしゃわしゃと乱暴に撫でて嗜めたのだった。
「ダメよ、ミッケ。こういう時は嘘でも期待してるフリをしないと本人のやる気を削ぐわ。」
本人の目の前で、本人に聞こえる声で、ティティルナは中々酷いことを言ってミッケを宥めたのだ。
これには、言われた本人も流石に反応せずには居られなかった。
「我が妹よ、隠す気ゼロのそのやり取り、中々辛辣だな……」
けれどもティティルナは、呆れた様にティルミオが咎めても、悪びれる様子もなくニコニコと愛らしい笑顔を向けて、愛嬌だけでゴリ押した。
「ふふ、お兄ちゃん、期待して待ってるからね。頑張って!お兄ちゃんなら出来るって信じてるから!!」
そんな可愛らしい笑顔を見せられたら、大抵の男は簡単に騙されるだろうなと思い、兄としては、一体どこでそんな技を覚えて来たのか少し心配にもなったが、ティルミオは仕方ないなと言った感じで一つ息を吐くと、可愛い妹の為に力強く約束したのだった。
「あぁ。お兄ちゃんに任せろ!マナポーションも、ルナストーンも両方持って帰ってやるよ。」
「うん!あ、でも、くれぐれも危険な事はしないでね。危なくなったら直ぐに逃げてね。お兄ちゃんは戦闘は出来ないんだから。」
「あぁ、分かってるよ。ジェラミーが一緒なんだ、平気だよ。」
「油断するんじゃにゃいぞ。あの小僧を信用しすぎるんじゃにゃいぞ。」
「ミッケは、まだそんな事を言ってるのか。大丈夫だって。」
そう言ってティルミオはティティルナの頭とミッケの頭をポンポンと叩いて安心させると、兄妹は明日に備えて早めに夕食をとり、就寝したのだった。
「何しにって、仕事しにだよ!!」
「にしても、昨日任せろって堂々と言ったのに、忘れるだにゃんて、恥ずかしい奴だにゃあ。」
「くそっ、これに関しては何も言い返せない……」
冒険者ギルドの仕事から帰宅すると、ティルミオはマナポーションを買い忘れた事を、案の定ティティルナとミッケに詰られていた。
がっかりした顔の妹と、こいつ使えにゃいにゃといった目で見下してくる飼い猫を前に、ティルミオは兎に角謝るしかなかった。
「ごめんって、明日、明日は絶対に忘れずに買ってくるから!」
そんな平謝りのティルミオを、ティティルナは仕方ないなぁという感じで眺めて許してあげた。
なぜなら、マナポーションを作る上でもっと重大な問題が発覚していたからだ。
「まぁ、でも、例えマナポーションが手に入ってたとしても、作るのは無理だったんだよね。お兄ちゃん、ほら、これ見てよ。」
そう言いながら、ティティルナはフィオネの持って来てくれた本のマナポーションの精製方法のページを開いてティルミオに見せた。
「フィオネに本を持って来てもらって、マナポーションの作り方は分かったんだけど、ルナストーンていう、知らない材料も必要なんだって。」
ティティルナは困った様子でティルミオに初めて聞いた鉱石について相談をした。ルナストーンは蒼生草と違って、入手方法が分からないのだ。
一応、長く生きているミッケに聞いてみたけども、家猫暮らしが長いミッケはそういった町の外の情報は詳しく無く、耳と尻尾を垂れて少し申し訳なさそうに「知らにゃい」と答えるしかなかったのだった。
だからティティルナは、先ずはマナポーション入手よりもルナストーンの入手方法を調べる必要があると兄に持ちかけたのだ。
するとティルミオは、そんな風に困った顔をしている妹とは対照的に、さも当たり前かの様な顔で、事も無げに答えたのだった。
「あー、ルナストーンだろう?俺もジェラミーから聞いた。明日、採ってくるよ。」
「そうなの?!これってそんな簡単に手に入るの?!」
余りにも平然ととティルミオが言ってのけるので、ティティルナは驚いてしまったが、そんな妹の様子に構わず、ティルミオは自信満々に話を続ける。
「あぁ。アウリーサ洞窟で採掘出来るんだって。希少な鉱石らしいけど、俺が視れば直ぐ見つけられるから、任せろ!」
そう言ってティルミオが、自分の胸をドンっと叩いて任せておけと胸を張ったので、そんな兄の様子に、ティティルナは目を輝かせて喜んだのだった。
「凄い、お兄ちゃんが急に頼もしく見えるよ!!」
「俺はいつだって、頼もしいよ!明日忘れずにマナポーションも買ってくるし、ルナストーンも採ってくる。今度こそ任せろ!」
「うん、うん!お兄ちゃんに任せたよ!」
そんなティルミオとティティルナのやり取りを、ミッケは少し離れた所で疑う様な目で眺めて居た。そして、ため息を一つ吐くと、その疑心をポツリと溢した。
「ホントかにゃ……ティオだからにゃあ……」
ミッケは、ティルミオには厳しかったが、何も本気で疑っている訳では無く、いつもの感じでティルミオを揶揄ったのだ。
するとそんなミッケを、ティティルナはわしゃわしゃと乱暴に撫でて嗜めたのだった。
「ダメよ、ミッケ。こういう時は嘘でも期待してるフリをしないと本人のやる気を削ぐわ。」
本人の目の前で、本人に聞こえる声で、ティティルナは中々酷いことを言ってミッケを宥めたのだ。
これには、言われた本人も流石に反応せずには居られなかった。
「我が妹よ、隠す気ゼロのそのやり取り、中々辛辣だな……」
けれどもティティルナは、呆れた様にティルミオが咎めても、悪びれる様子もなくニコニコと愛らしい笑顔を向けて、愛嬌だけでゴリ押した。
「ふふ、お兄ちゃん、期待して待ってるからね。頑張って!お兄ちゃんなら出来るって信じてるから!!」
そんな可愛らしい笑顔を見せられたら、大抵の男は簡単に騙されるだろうなと思い、兄としては、一体どこでそんな技を覚えて来たのか少し心配にもなったが、ティルミオは仕方ないなと言った感じで一つ息を吐くと、可愛い妹の為に力強く約束したのだった。
「あぁ。お兄ちゃんに任せろ!マナポーションも、ルナストーンも両方持って帰ってやるよ。」
「うん!あ、でも、くれぐれも危険な事はしないでね。危なくなったら直ぐに逃げてね。お兄ちゃんは戦闘は出来ないんだから。」
「あぁ、分かってるよ。ジェラミーが一緒なんだ、平気だよ。」
「油断するんじゃにゃいぞ。あの小僧を信用しすぎるんじゃにゃいぞ。」
「ミッケは、まだそんな事を言ってるのか。大丈夫だって。」
そう言ってティルミオはティティルナの頭とミッケの頭をポンポンと叩いて安心させると、兄妹は明日に備えて早めに夕食をとり、就寝したのだった。
10
お気に入りに追加
35
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
白雪姫の継母の夫に転生したっぽいんだが妻も娘も好きすぎるんで、愛しい家族を守るためにハッピーエンドを目指します
めぐめぐ
ファンタジー
※完結保証※
エクペリオン王国の国王レオンは、頭を打った拍子に前世の記憶――自分が井上拓真という人間であり、女神の八つ当たりで死んだ詫びとして、今世では王族として生まれ、さらにチート能力を一つ授けて貰う約束をして転生したこと――を思い出した。
同時に、可愛すぎる娘が【白雪姫】と呼ばれていること、冷え切った関係である後妻が、夜な夜な鏡に【世界で一番美しい人間】を問うている噂があることから、この世界が白雪姫の世界ではないかと気付いたレオンは、愛する家族を守るために、破滅に突き進む妻を救うため、まずは元凶である魔法の鏡をぶっ壊すことを決意する。
しかし元凶である鏡から、レオン自身が魔法の鏡に成りすまし、妻が破滅しないように助言すればいいのでは? と提案され、鏡越しに対峙した妻は、
「あぁ……陛下……今日も素敵過ぎます……」
彼の知る姿とはかけ離れていた――
妻は何故破滅を目指すのか。
その謎を解き明かし、愛する家族とのハッピーエンドと、ラブラブな夫婦関係を目指す夫のお話。
何か色々と設定を入れまくった、混ぜるな危険恋愛ファンタジー
※勢いだけで進んでます! 頭からっぽでお楽しみください。
※あくまで白雪姫っぽい世界観ですので、「本来の白雪姫は~」というツッコミは心の中で。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
俺の番が見つからない
Heath
恋愛
先の皇帝時代に帝国領土は10倍にも膨れ上がった。その次代の皇帝となるべく皇太子には「第一皇太子」という余計な肩書きがついている。その理由は番がいないものは皇帝になれないからであった。
第一皇太子に番は現れるのか?見つけられるのか?
一方、長年継母である侯爵夫人と令嬢に虐げられている庶子ソフィは先皇帝の後宮に送られることになった。悲しむソフィの荷物の中に、こっそり黒い毛玉がついてきていた。
毛玉はソフィを幸せに導きたい!(仔猫に意志はほとんどありませんっ)
皇太子も王太子も冒険者もちょっとチャラい前皇帝も無口な魔王もご出演なさいます。
CPは固定ながらも複数・なんでもあり(異種・BL)も出てしまいます。ご注意ください。
ざまぁ&ハッピーエンドを目指して、このお話は終われるのか?
2021/01/15
次のエピソード執筆中です(^_^;)
20話を超えそうですが、1月中にはうpしたいです。
お付き合い頂けると幸いです💓
エブリスタ同時公開中٩(๑´0`๑)۶
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売です!】
早ければ、電子書籍版は2/18から販売開始、紙書籍は2/19に店頭に並ぶことと思います。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
我が家に子犬がやって来た!
もも野はち助(旧ハチ助)
ファンタジー
【あらすじ】ラテール伯爵家の令嬢フィリアナは、仕事で帰宅できない父の状況に不満を抱きながら、自身の6歳の誕生日を迎えていた。すると、遅くに帰宅した父が白黒でフワフワな毛をした足の太い子犬を連れ帰る。子犬の飼い主はある高貴な人物らしいが、訳あってラテール家で面倒を見る事になったそうだ。その子犬を自身の誕生日プレゼントだと勘違いしたフィリアナは、兄ロアルドと取り合いながら、可愛がり始める。子犬はすでに名前が決まっており『アルス』といった。
アルスは当初かなり周囲の人間を警戒していたのだが、フィリアナとロアルドが甲斐甲斐しく世話をする事で、すぐに二人と打ち解ける。
だがそんな子犬のアルスには、ある重大な秘密があって……。
この話は、子犬と戯れながら巻き込まれ成長をしていく兄妹の物語。
※全102話で完結済。
★『小説家になろう』でも読めます★
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
魔法のせいだからって許せるわけがない
ユウユウ
ファンタジー
私は魅了魔法にかけられ、婚約者を裏切って、婚約破棄を宣言してしまった。同じように魔法にかけられても婚約者を強く愛していた者は魔法に抵抗したらしい。
すべてが明るみになり、魅了がとけた私は婚約者に謝罪してやり直そうと懇願したが、彼女はけして私を許さなかった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる