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48. 来客は続く
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話を終えてフィオンが帰ると、ティティルナはいつも通りにお店を開店させた。
「ティニャ、大丈夫にゃ?アイツにいじめられて元気を無くしてにゃいか?」
「あれは虐められた訳じゃ無いのよ。フィオンさんは私たちの為に注意しに来てくれたのだから。」
朝から思いもよらぬ事でフィオンに注意されて、少し凹んでしまった事は事実だが、気を取り直して、元気よく、ティティルナは今日も仕事を始めたのだった。
そして、お昼を過ぎて客足もまばらになった頃、がらんとした店内でミッケと少し遅い昼食を食べていると、朝と同じ様に、見知った顔……今度は兄妹を気に掛けてくれている役人オデール・サーヴォルトがカーステン商店に兄妹を訪ねにやって来たのだった。
その急な来訪は、あまり良い理由では無いなとティティルナは瞬時に感じ取った。何故なら、彼は先程のフィオンと同じ様な難しい顔をしていたのだ。
「こんにちは、ティティルナさん。今日は貴方お一人なんですか?」
「こんにちは、サーヴォルトさん。えぇ、お兄ちゃんはギルドの仕事に行っているわ。」
「ティルミオ君は冒険者として順調なんですか?」
「えぇ。それはもう大順調です!」
大順調はちょっと言い過ぎではあったが、実際ティルミオは、ジェラミーと一緒に毎日仕事をして、すっかりとこの街の冒険者として馴染んでいたのだ。
「そうですか、それは良かった。ところでティルミオ君はいつ頃帰って来ますか?」
「えぇっと、いつも通りなら、もう少ししたら帰ってくると思いますけど……」
「そうですか、では中で待たせて頂いても宜しいでしょうか?」
「えっ?あ、はい。」
ティティルナは何か良くない事がこれから起こるのだろうと胸がざわつく思いがしたが、流石に断われるはずも無く、オデールに椅子に座って待つように勧めた。
「……」
「……」
店内は気まずい沈黙が流れた。
「あの、サーヴォルトさんは何か用事があってここに来たんですよね?それってお兄ちゃんも居た方が良い話なんでしょうか?」
「そうですね、出来れば二人に聞いてもらいたいですね。」
「そう……ですよねぇ……」
店内の重苦しい空気にミッケも落ち着かなく尻尾をパタパタしていたが、不安そうにこちらを見るティティルナに気付くと、その身を擦り寄せて、彼女の不安を和らげようと努めた。今はオデールが側にいるから喋ることが出来無いので、ミッケに出来る事と言ったらこれくらいなのだ。
(お兄ちゃん早く帰って来てくれないかな……)
そしてティティルナは、ミッケを撫でて心細い気持ちを誤魔化しながら、ティルミオがいつもより早く帰ってくる事を祈ったのだった。
***
結局、ティルミオがギルドの仕事を終えて帰ってきたのは、オデールが店にやって来てから一刻程経った頃だった。
彼は帰宅するや否や店にオデールがいる事に驚いたが、店内に漂う何か重苦しい空気を感じ取って、何となく、自分たちにとって良くない話があるのだろうなと察した。
「こんにちは、サーヴォルトさん。何か、あったんですか?」
「こんにちは、ティルミオ君。そうですね、ちょっと君たちにお話があって、君の帰りを待たせて貰いました。」
そう言って席を立って出迎えるオデールに対して、ティルミオは直立不動で身構えてしまった。この前のアーヴァイン商会長の件があるから、予期せぬ来客にはどうしても警戒してしまうのだ。
けれども、このまま立っていても話が進まないので、ティルミオは気は進まなかったが腹を括って、妹と一緒にオデールの前に向き合って座ったのだった。
「昨日、商業ギルドでいざこざがあったのはご存知ですか?」
「いや……」
兄妹が揃うと、オデールは難しい顔のまま、早速本題を切り出してきたのだが、開店前のフィオンとのやり取りを知らないティルミオは、当然、何のことを話しているのかが分からなかった。
けれどもティティルナは、フィオンから事前に話を聞いていた為に、オデールが何を言おうとしているかを察したので、まだ何も事情を知らない兄を遮って、彼女が変わりに会話を進めた。
「もしかして……紙の件ですか……?」
「ええ、そうです。昨日、印刷所に大量の上質な白紙が持ち込まれて破格の値段で売られたのですが、余りに不自然な点が多かったので、なにか不正があったのでは無いかと役人が呼ばれたのです。それで売主を問いただしたら、この店で更に破格の値段で買ったと言ったんですよ。」
寝耳に水の話であったが、心当たりがあり過ぎる為、ティルミオはチラリと横目で妹の表情を伺がった。
するとティティルナは、あっという顔をすると、直ぐにオデールに対して深々と頭を下げて、謝罪の言葉を口にしたのだった。
「その件は本当にごめんなさい。さっきフィオンさん……あ、商会長の息子さんなんだけど、その人からも注意を受けたわ。だから次からは相場を崩さないように気をつけます。」
「それもそうなんですが、いや、私が言いたいのはそういう事ではなくてですね……」
そう言うとオデールは言葉を切って一つ溜息を吐くと、とても深刻そうな顔で話を続けた。
「貴女たち、悪い大人に騙されたんですよ!」
「「えっ??」」
兄妹は、てっきり自分たちは責められるものだと覚悟して身構えていたのだが、オデールの口からは全くの予想外な言葉が出てきたので、ティルミオとティティルナはその意味を即座に理解できずにキョトンとした顔をしてしまった。
「ティニャ、大丈夫にゃ?アイツにいじめられて元気を無くしてにゃいか?」
「あれは虐められた訳じゃ無いのよ。フィオンさんは私たちの為に注意しに来てくれたのだから。」
朝から思いもよらぬ事でフィオンに注意されて、少し凹んでしまった事は事実だが、気を取り直して、元気よく、ティティルナは今日も仕事を始めたのだった。
そして、お昼を過ぎて客足もまばらになった頃、がらんとした店内でミッケと少し遅い昼食を食べていると、朝と同じ様に、見知った顔……今度は兄妹を気に掛けてくれている役人オデール・サーヴォルトがカーステン商店に兄妹を訪ねにやって来たのだった。
その急な来訪は、あまり良い理由では無いなとティティルナは瞬時に感じ取った。何故なら、彼は先程のフィオンと同じ様な難しい顔をしていたのだ。
「こんにちは、ティティルナさん。今日は貴方お一人なんですか?」
「こんにちは、サーヴォルトさん。えぇ、お兄ちゃんはギルドの仕事に行っているわ。」
「ティルミオ君は冒険者として順調なんですか?」
「えぇ。それはもう大順調です!」
大順調はちょっと言い過ぎではあったが、実際ティルミオは、ジェラミーと一緒に毎日仕事をして、すっかりとこの街の冒険者として馴染んでいたのだ。
「そうですか、それは良かった。ところでティルミオ君はいつ頃帰って来ますか?」
「えぇっと、いつも通りなら、もう少ししたら帰ってくると思いますけど……」
「そうですか、では中で待たせて頂いても宜しいでしょうか?」
「えっ?あ、はい。」
ティティルナは何か良くない事がこれから起こるのだろうと胸がざわつく思いがしたが、流石に断われるはずも無く、オデールに椅子に座って待つように勧めた。
「……」
「……」
店内は気まずい沈黙が流れた。
「あの、サーヴォルトさんは何か用事があってここに来たんですよね?それってお兄ちゃんも居た方が良い話なんでしょうか?」
「そうですね、出来れば二人に聞いてもらいたいですね。」
「そう……ですよねぇ……」
店内の重苦しい空気にミッケも落ち着かなく尻尾をパタパタしていたが、不安そうにこちらを見るティティルナに気付くと、その身を擦り寄せて、彼女の不安を和らげようと努めた。今はオデールが側にいるから喋ることが出来無いので、ミッケに出来る事と言ったらこれくらいなのだ。
(お兄ちゃん早く帰って来てくれないかな……)
そしてティティルナは、ミッケを撫でて心細い気持ちを誤魔化しながら、ティルミオがいつもより早く帰ってくる事を祈ったのだった。
***
結局、ティルミオがギルドの仕事を終えて帰ってきたのは、オデールが店にやって来てから一刻程経った頃だった。
彼は帰宅するや否や店にオデールがいる事に驚いたが、店内に漂う何か重苦しい空気を感じ取って、何となく、自分たちにとって良くない話があるのだろうなと察した。
「こんにちは、サーヴォルトさん。何か、あったんですか?」
「こんにちは、ティルミオ君。そうですね、ちょっと君たちにお話があって、君の帰りを待たせて貰いました。」
そう言って席を立って出迎えるオデールに対して、ティルミオは直立不動で身構えてしまった。この前のアーヴァイン商会長の件があるから、予期せぬ来客にはどうしても警戒してしまうのだ。
けれども、このまま立っていても話が進まないので、ティルミオは気は進まなかったが腹を括って、妹と一緒にオデールの前に向き合って座ったのだった。
「昨日、商業ギルドでいざこざがあったのはご存知ですか?」
「いや……」
兄妹が揃うと、オデールは難しい顔のまま、早速本題を切り出してきたのだが、開店前のフィオンとのやり取りを知らないティルミオは、当然、何のことを話しているのかが分からなかった。
けれどもティティルナは、フィオンから事前に話を聞いていた為に、オデールが何を言おうとしているかを察したので、まだ何も事情を知らない兄を遮って、彼女が変わりに会話を進めた。
「もしかして……紙の件ですか……?」
「ええ、そうです。昨日、印刷所に大量の上質な白紙が持ち込まれて破格の値段で売られたのですが、余りに不自然な点が多かったので、なにか不正があったのでは無いかと役人が呼ばれたのです。それで売主を問いただしたら、この店で更に破格の値段で買ったと言ったんですよ。」
寝耳に水の話であったが、心当たりがあり過ぎる為、ティルミオはチラリと横目で妹の表情を伺がった。
するとティティルナは、あっという顔をすると、直ぐにオデールに対して深々と頭を下げて、謝罪の言葉を口にしたのだった。
「その件は本当にごめんなさい。さっきフィオンさん……あ、商会長の息子さんなんだけど、その人からも注意を受けたわ。だから次からは相場を崩さないように気をつけます。」
「それもそうなんですが、いや、私が言いたいのはそういう事ではなくてですね……」
そう言うとオデールは言葉を切って一つ溜息を吐くと、とても深刻そうな顔で話を続けた。
「貴女たち、悪い大人に騙されたんですよ!」
「「えっ??」」
兄妹は、てっきり自分たちは責められるものだと覚悟して身構えていたのだが、オデールの口からは全くの予想外な言葉が出てきたので、ティルミオとティティルナはその意味を即座に理解できずにキョトンとした顔をしてしまった。
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