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第1章 転生
13話 加護
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偽装にホッとしたジンはまだ気になる加護についてレイに尋ねた。
『レイ、そう言えば加護ってあったけど、神様達の加護ってことは何か良い効果があったりするのか?』
『神様からにしろ精霊からにしろ、加護にはそれなりの恩恵があります。まず始神様の加護ですが、状態異常耐性レベル増加・心身異常耐性レベル増加・魔法の全属性適応などです。そしてゴドー様の加護はスキル【自動回復】の付与、そして【偽装】Maxになります』
『そんなに良い物なんだ。こんど教会に行くときはお供物をたくさん持っていくことにしようかな』
『はい、とてもお御喜びになると思いますよ』
「あれ、こんなのもある」
話ながらスキルの内容に目を通して詳細を確認していると昔憧れた二刀の文字があった。二刀流のように2つの剣を同時に使えるスキルのようだ。
その後には投擲術の文字もあったので、盗賊に投げた薪が正確に当たったのはこれのおかげだなと思いながらもスキルやユニークスキルの多さに疑問を感じた。
『俺のもらったスキルとユニークスキルが普通じゃないというのは分かるけど、普通の冒険者はいくつくらいユニークスキルを持っているんだ?』
『ユニークスキルを持っている冒険者はほとんどが高ランクですが、その高ランクの冒険者でもユニークスキルを複数持つものはほとんどいません』
『他の人に知られるとトラブルに巻き込まれるかな?』
『可能性は高いと思われます』
『かつて、ユニークスキルを持っている事を理由にトラブルに巻き込まれた者はいたのかな?』
『複数のユニークスキルを持っているのを知られた者はほぼなんらかのトラブルに巻き込まれています』
『そうか、気をつけたほうがいいな。俺の場合はバレたら間違いなくトラブルに巻き込まれる』
『人には話さない事をお勧めします』
レイと話していてアイテムボックスの使い方を知らない事を思い出した。
『レイ、アイテムボックスの使い方を教えてくれ』
『アイテムボックスのスキルを持つものは意識することで物の出し入れや中に入っている物を認識することができますが、慣れない間はストレージウィンドウを使えば簡単に出し入れできます。
ストレージウィンドウの右側に透明な部分がありますのでその部分の中に見えるターゲットをタッチすると、名前が出ますので名前の下の○をタッチすれば収納され、×をタッチすればキャンセルされます。
収納されるとストレージウィンドウに名前が表示され、確認したり状態維持の設定ができたりします。
大量に同じ物があると場合や一纏めにしたい物がある場合はストレージウィンドウでフォルダーを作成できますので分類する事ができます』
(ストレージウィンドウ)
目の前にウィンドウが開いたので右側の透明な部分から石を見ながらタッチした。
すると画面上に石と表示されたので○にタッチすると地面の上から石が消えた。
ストレージウィンドウを見るとそこには[始神]と書かれたフォルダーと石が表示されていた。
(この[始神]って書かれているフォルダーは何だろう?)と思いタッチしてみるとフォルダーが開かれ、大量の物資が表示された。
金 35t
銀 281t
鉄 4265t
銅 1805t
錫 156t
プラチナ 25t
ニッケル 183t
アクアマリン 3259個
エメラルド 2147個
サファイア 1056個
ダイアモンド 728個
ルビー 3825個
トパーズ 2268個
コショウ 21t
シナモン 16t
ナツメグ 8t
クローブ 11t
コーヒー豆 8t
紅茶 2t
砂糖 3t
塩 2t
絹織物 500反
綿織物 500反
陶器花瓶 1215個
陶器水差し 503個
陶器皿 3131枚
陶器紅茶ポット 571個
陶器紅茶カップ1231個
ガラス製コップ3764個
クリスタルグラス351個
ワイン 2000本
宝箱
『レイ、なんでこんなに沢山の物が俺のアイテムボックスに入っているんだ?』
『始神様のストレージに長い間入っていた物です。
このまま死蔵してしまうくらいなら、あなたに与えた方が役に立つだろうと始神様がアイテムボックスに入れてくださいました』
『始神様が入れてくださったのか、大切に使わせていただこう。
それにしても、金銀財宝に陶器やワインなんてまるで沈没船から出てきた宝みたいだな』
『これらはバミューダ海域で沈んだ船の荷物だった様です』
『なるほど、本当に沈没船のお宝だったんだ』と納得しながら見ていると宝箱が表示されていた。
(宝箱?中身もあるのかな?)
中身を見ようと宝箱という文字に触れてみると、〈開ける為の条件が整っていません〉と吹き出しの様な表示が現れた。
『レイ、この中身はどうやったらみることができるんだ?』
特定の条件が整うまでは開かない様な設定になっていますが、その条件は不明です』
『そうなんだ。良いものが入っていると良いけど、条件が整うのを楽しみにして放置だな』
(アイテムボックスやマジックバッグをもらったのは良いがこれって普通じゃないよな。
そうだとすると、見られても大丈夫なのはどっちか確認しておこう)
『レイ、他の人から見られても大丈夫なのはアイテムボックスとマジックバッグのどっちかな』
『人に見られても大丈夫なのはマジックバッグです。
アイテムボックスは固有スキルで所有する者は転生者や転移者なので人に知られない方が良いと思われます』
『マジックバッグを持っている人って沢山いるの?』
『マジックバッグやマジックポーチは材料が揃えば作成可能なアイテムですので、沢山存在します』
『わかった、アイテムボックスよりマジックバッグの方が騒ぎにならないんだね、必要なものはできるだけマジックバッグに移し替えておこう』
『ただ、ゴドー様に頂いたマジックバッグは容量がとても大きく状態維持の効果まであります、このような物は他にありませんので容量は秘密にした方が良いと思われます』
『このバッグも非常識な物なのか』
『はい、この容量の物は世界に数個しかありません。非常識な存在のジン様が持つにふさわしいマジックバックだと思います』
『非常識! 俺って非常識な存在なんだ!!』
『はい、レベル1でこのステータスは非常識としか言いようがありません。そのマジックバッグも世界に類がないアイテムです』
『そうなんだ、非常識なんだ。わかったよ、気をつけて使うよ。
それで、アイテムボックスから取り出す方法を教えてくれるかい?』
『取り出す方法は慣れれば意識することによって自由に取り出せるようになりますが、ストレージウィンドウでも取り出せます。
左のアイテム欄から右のウィンドウにドラッグ・ドロップすればウィンドウの中に見えた場所に取り出せます』
『度々すまないね、ありがとう』
『いつでもどうぞ、それでは失礼します』
やっと使い方が分かったのでマジックバッグの中身を移し始めた。
マジックバッグの中で掴んでそのままアイテムボックスに入れようと意識すると問題なく移せた。
(この手が使えるなら人に見られずにマジックバッグの中身をアイテムボックスに移せる。
アイテムボックスを持っているのは知られたくないから、これからは物を出すときはマジックバッグに移してそこから出すことにしよう)
アイテムボックスとマジックバッグの使い方がわかったので、中身を少し整理してギルド登録に出かける準備を始めた。
部屋を出て下に降りると、アンナちゃんが買い出しから戻っていて、店の床掃除をしていた。
「お、偉いね」
「ありがとー、いっぱい綺麗にしてお客さんが嬉しくなってくれるといいなと思って頑張ってるの」
「そうなんだ、今から出かけるからお土産を買って帰ってあげよう」
「わーい、もっとピカピカにしとくね」
「それじゃぁ行ってくる」
「いってらっしゃーい」
『レイ、そう言えば加護ってあったけど、神様達の加護ってことは何か良い効果があったりするのか?』
『神様からにしろ精霊からにしろ、加護にはそれなりの恩恵があります。まず始神様の加護ですが、状態異常耐性レベル増加・心身異常耐性レベル増加・魔法の全属性適応などです。そしてゴドー様の加護はスキル【自動回復】の付与、そして【偽装】Maxになります』
『そんなに良い物なんだ。こんど教会に行くときはお供物をたくさん持っていくことにしようかな』
『はい、とてもお御喜びになると思いますよ』
「あれ、こんなのもある」
話ながらスキルの内容に目を通して詳細を確認していると昔憧れた二刀の文字があった。二刀流のように2つの剣を同時に使えるスキルのようだ。
その後には投擲術の文字もあったので、盗賊に投げた薪が正確に当たったのはこれのおかげだなと思いながらもスキルやユニークスキルの多さに疑問を感じた。
『俺のもらったスキルとユニークスキルが普通じゃないというのは分かるけど、普通の冒険者はいくつくらいユニークスキルを持っているんだ?』
『ユニークスキルを持っている冒険者はほとんどが高ランクですが、その高ランクの冒険者でもユニークスキルを複数持つものはほとんどいません』
『他の人に知られるとトラブルに巻き込まれるかな?』
『可能性は高いと思われます』
『かつて、ユニークスキルを持っている事を理由にトラブルに巻き込まれた者はいたのかな?』
『複数のユニークスキルを持っているのを知られた者はほぼなんらかのトラブルに巻き込まれています』
『そうか、気をつけたほうがいいな。俺の場合はバレたら間違いなくトラブルに巻き込まれる』
『人には話さない事をお勧めします』
レイと話していてアイテムボックスの使い方を知らない事を思い出した。
『レイ、アイテムボックスの使い方を教えてくれ』
『アイテムボックスのスキルを持つものは意識することで物の出し入れや中に入っている物を認識することができますが、慣れない間はストレージウィンドウを使えば簡単に出し入れできます。
ストレージウィンドウの右側に透明な部分がありますのでその部分の中に見えるターゲットをタッチすると、名前が出ますので名前の下の○をタッチすれば収納され、×をタッチすればキャンセルされます。
収納されるとストレージウィンドウに名前が表示され、確認したり状態維持の設定ができたりします。
大量に同じ物があると場合や一纏めにしたい物がある場合はストレージウィンドウでフォルダーを作成できますので分類する事ができます』
(ストレージウィンドウ)
目の前にウィンドウが開いたので右側の透明な部分から石を見ながらタッチした。
すると画面上に石と表示されたので○にタッチすると地面の上から石が消えた。
ストレージウィンドウを見るとそこには[始神]と書かれたフォルダーと石が表示されていた。
(この[始神]って書かれているフォルダーは何だろう?)と思いタッチしてみるとフォルダーが開かれ、大量の物資が表示された。
金 35t
銀 281t
鉄 4265t
銅 1805t
錫 156t
プラチナ 25t
ニッケル 183t
アクアマリン 3259個
エメラルド 2147個
サファイア 1056個
ダイアモンド 728個
ルビー 3825個
トパーズ 2268個
コショウ 21t
シナモン 16t
ナツメグ 8t
クローブ 11t
コーヒー豆 8t
紅茶 2t
砂糖 3t
塩 2t
絹織物 500反
綿織物 500反
陶器花瓶 1215個
陶器水差し 503個
陶器皿 3131枚
陶器紅茶ポット 571個
陶器紅茶カップ1231個
ガラス製コップ3764個
クリスタルグラス351個
ワイン 2000本
宝箱
『レイ、なんでこんなに沢山の物が俺のアイテムボックスに入っているんだ?』
『始神様のストレージに長い間入っていた物です。
このまま死蔵してしまうくらいなら、あなたに与えた方が役に立つだろうと始神様がアイテムボックスに入れてくださいました』
『始神様が入れてくださったのか、大切に使わせていただこう。
それにしても、金銀財宝に陶器やワインなんてまるで沈没船から出てきた宝みたいだな』
『これらはバミューダ海域で沈んだ船の荷物だった様です』
『なるほど、本当に沈没船のお宝だったんだ』と納得しながら見ていると宝箱が表示されていた。
(宝箱?中身もあるのかな?)
中身を見ようと宝箱という文字に触れてみると、〈開ける為の条件が整っていません〉と吹き出しの様な表示が現れた。
『レイ、この中身はどうやったらみることができるんだ?』
特定の条件が整うまでは開かない様な設定になっていますが、その条件は不明です』
『そうなんだ。良いものが入っていると良いけど、条件が整うのを楽しみにして放置だな』
(アイテムボックスやマジックバッグをもらったのは良いがこれって普通じゃないよな。
そうだとすると、見られても大丈夫なのはどっちか確認しておこう)
『レイ、他の人から見られても大丈夫なのはアイテムボックスとマジックバッグのどっちかな』
『人に見られても大丈夫なのはマジックバッグです。
アイテムボックスは固有スキルで所有する者は転生者や転移者なので人に知られない方が良いと思われます』
『マジックバッグを持っている人って沢山いるの?』
『マジックバッグやマジックポーチは材料が揃えば作成可能なアイテムですので、沢山存在します』
『わかった、アイテムボックスよりマジックバッグの方が騒ぎにならないんだね、必要なものはできるだけマジックバッグに移し替えておこう』
『ただ、ゴドー様に頂いたマジックバッグは容量がとても大きく状態維持の効果まであります、このような物は他にありませんので容量は秘密にした方が良いと思われます』
『このバッグも非常識な物なのか』
『はい、この容量の物は世界に数個しかありません。非常識な存在のジン様が持つにふさわしいマジックバックだと思います』
『非常識! 俺って非常識な存在なんだ!!』
『はい、レベル1でこのステータスは非常識としか言いようがありません。そのマジックバッグも世界に類がないアイテムです』
『そうなんだ、非常識なんだ。わかったよ、気をつけて使うよ。
それで、アイテムボックスから取り出す方法を教えてくれるかい?』
『取り出す方法は慣れれば意識することによって自由に取り出せるようになりますが、ストレージウィンドウでも取り出せます。
左のアイテム欄から右のウィンドウにドラッグ・ドロップすればウィンドウの中に見えた場所に取り出せます』
『度々すまないね、ありがとう』
『いつでもどうぞ、それでは失礼します』
やっと使い方が分かったのでマジックバッグの中身を移し始めた。
マジックバッグの中で掴んでそのままアイテムボックスに入れようと意識すると問題なく移せた。
(この手が使えるなら人に見られずにマジックバッグの中身をアイテムボックスに移せる。
アイテムボックスを持っているのは知られたくないから、これからは物を出すときはマジックバッグに移してそこから出すことにしよう)
アイテムボックスとマジックバッグの使い方がわかったので、中身を少し整理してギルド登録に出かける準備を始めた。
部屋を出て下に降りると、アンナちゃんが買い出しから戻っていて、店の床掃除をしていた。
「お、偉いね」
「ありがとー、いっぱい綺麗にしてお客さんが嬉しくなってくれるといいなと思って頑張ってるの」
「そうなんだ、今から出かけるからお土産を買って帰ってあげよう」
「わーい、もっとピカピカにしとくね」
「それじゃぁ行ってくる」
「いってらっしゃーい」
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