Straight Flash

市川 電蔵

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Scene 24

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この日は、結婚記念日の身内での祝いということで、もともとトールパインで夕食をとることになっていた。両親と祖母に加え、トールパインのオーナーである荒木と雪江の親友である妹の櫻乃がご相伴だ。
腕の良いシェフである店長が作るイタリアンは、彼の外見からは考えられないほど繊細な盛りつけだった。そして味オンチな俺ですらわかるほどに美味い。
「清志郎の料理、地元じゃ評判なんだ。ミニコミレベルじゃ名店扱いだから」
荒木が手放しで褒める。
「安孫子も立派になった、高校のころは手を焼かされたけど」
母が懐かしそうに言い、アンティパストのルッコラのサラダをむしゃむしゃ食べる。
「お母さん、ミノルのことどうして教えてくれなかったの」
雪江がサラダをフォークでかき回しながら尋ねる。
「國井?別に、言う必要ないでしょ?中学では同級生だったろうけど、関係ないでしょうに」
母がワインを口に運んでさらりと流した。
「國井がぁ…アタマはしぇーなだげっと、まだちぇっと足らねぇもんがあんな」
父がワインを飲み干す。夜の部のホールスタッフが父のグラスにワインを注いだ。
「ミノルだら、じぇったい曲げねっけがらね、ちっちゃいころから…キヨシローちゃん、ドレッシングんまいっけちゃー」
パスタを持ってきた店長に櫻乃が甘える。
「山菜とパンチェッタのペペロンチーノ、カッペリーニだはげて、ぱぱっと食ってけらっしゃいっす、ぱぱっと。伸びっさげ」
店長は料理名を言う時は訛らないようだ。
「ミノルはそこそこ喧嘩もできるし、ヤツは政治家向きだと思いますよ、旦那様」
荒木はパスタをフォークで巻きながらぼそっと言う。父は荒木の「政治家向き」という言葉に反応したが、言葉は返さなかった。
「國井は今何をやってるんだえ」
祖母が上品にパスタを食べながら言う。
「大奥様、現当主の國井武は県庁の総務部広報課の課長です」
荒木はスラスラと答える。
「おや、あんがい小物だね…先代は」
祖母は荒木に視線を移して問う。
「先代の國井毅は県庁の会計局長でした」
荒木がまたよどみなく答える。
「武は頭悪いす、ほんてんバガなよ」
政治家である父は人物を見る力に長けているのだろう。
「あーくん、こんな日だからあえて言うわ。その國井稔ってのは、雪江の婿候補筆頭だったのよ、雪江が中学の頃まで」
母がさらりと言いのける。
「お母さん、すかねちゃー、今ゆわねくてしぇーべしたほだなごど」
雪江は真っ赤になる。思わず方言が飛び出す。
「寒河江さいだら、この先やんだたて聞けでくんなだじぇ。しゃねっけ、ってよりおべっだ、ほだなごどてゆうほうが強いんだ」
雪江の方言に母も方言で返す。
「ユキー、理事長のゆうとおりだー。寒河江でほいづしゃねな、いねどれー。必ずあーくんさ得意になってゆうやろ出でくんなだじぇ」
櫻乃が美しい顔に憂いをにじませ、一級品の訛りで雪江を諭す。
「中学のPTAの集まりの時な、将来ミノルばおらえさ婿に出さねがと、武にゆたのよ。これは正式な話だど思てけろと。あの野郎、ミノルば石川さ婿だとふざけんな、何様のつもりだて言いやがった」
父が苦虫を噛み潰したような顔でワインを飲む。
「まぁ向こうも、石川には負けるが、國井も相当な家柄だと自負してるでしょうしね。それにしても、ものには言い方ってものがある。武さんはそこが少し。コネも太いのに、県庁で出世できない原因でしょうなぁ」
荒木がパスタをもぐもぐ食べながら解説した。
「で、けっきょくどうなったんです?そのミノルくん」
だいたいのことは聞いていたが、あらためて聞いてみた。
「まぁな、それまではミノルが石川の婿にってのはほんてんだと思わっでだがら、その話は一切なぐなったて流したな。田舎だがらすぐ広まったわ。いづらいんだっけべ、稔は学院に行きたかったみでだげど、霞城さ行った。問題起こして三年の一学期に自主退学して、何のつもりか次の年学院に入学したわ」
父がすらすらと語る。
「國井はねぇ、あーくんも学校に行ったらすぐわかるでしょうけど、問題児よぉ。児、ってわりにはトシ食ってるけどさ」
母はワインで少し頬を赤らめている。
「お母さん、学校であーくんとかやめてよ」
いつの間にか俺はまわりの女性陣からはあーくん呼ばわりされている。祖母すらそうだ。雪江はそこに少し嫉妬心を持っているらしい。
「心配しないで。お母さんは仕事とプライベートはきっちり分けてるでしょ」
母が艶然と笑ってみせた。たしかに、幼稚園からの付き合いという櫻乃が、母を呼ぶのにユキのママとかいう言い方をせず理事長と呼ぶ。学校での母が理事長以外の何者でもない存在感を持っていたということだろう。俺は少し背筋が寒くなった。
「あ、私、校内では生徒も教師も、性別も役職も一切かかわらずすべて苗字呼び捨てで呼ぶからね、覚えといて、あーくん」
そういえば俺の通信教育をしてくれた佐藤先生のことも一貫して佐藤と呼び捨てだった。
「私も学校ではずーっと石川だった」
雪江がパスタを食べ終わりナフキンで口を拭う。
「んだー、理事長がユキのママなの皆わがってっから、最初みんな冷やがしたげっと、そごはじぇったいブレねっけがらね、理事長。一年の二学期には誰も冷がさねぐなたな」
櫻乃はあまり酒をたしなまないようで、冷やしたジャスミン茶を飲んでいる。
「サクラちゃん、けっこう大変なんだじぇ、学院のながはおべっだ子供ばりだはげ」
母が方言モードで話し、櫻乃が笑う。そのタイミングで店長がメインディッシュを運んできた。
「けっきょぐ理事長にだけは勝だんねっけ」
高校時代はオニシロウと呼ばれたという元やんちゃ坊主の店長が笑った。
「やっと毛生えだみでなガギビラ、なにがおっかないなや」
母が豪快に笑う。
「おどごのんぼこなの、めんごくて仕方ないっだなー」
祖母も店長を見上げてにっこりと笑った。
「まったく、理事長は俺らを子供としか見なかったもんな」
高校から寒河江市にやってきたという荒木が、ワインを飲みながら母に向けて微笑んだ。女系の石川家ゆえ、本当に男の子が可愛くて仕方なかったのだろう。
白身魚をレモンとモンゴル産岩塩とエクストラバージンオイルで焼き上げたというメインディッシュを平らげ、デザートとコーヒーを頂いているところで、荒木がちょっと席を外し、なにか持って戻ってきた。
「じゃーん」
それは、今日発売のJET BLACKのライブDVDだった。荒木が俺に手渡す。タイトルは「SCRAMBLE/緊急発進」とあり、帯には「JET BLACK インディーズでのラストライブ!メンバー交代の瞬間を収めた貴重映像!」と銘打っている。ジャケットにはJET BLACKのロゴマークが綺麗にデザインし直されて大きくレイアウトされている。このロゴマークは、ヨーロッパの貴族の紋章を適当にアレンジして「JB」と書き込んだもので、大学のエロ同人誌サークルのやつに造ってもらったものだ。画像データを元にステッカーを作り、ライブで物販してはツアー資金に充てたものだ。
「うわぁ、本当にできたんだ…」
俺はものすごく感動していた。
「観よう観よう、オニシロウちゃん、これ、これかけて!」
俺の手からDVDを奪い取り、雪江が店長を呼ぶ。店には大型液晶ディスプレイが備え付けてある。
「おう、出だのが、DVD」
店長は包装を丁寧にはがし、ディスクをデッキに装着した。俺はすかさずめがねをかける。
再生開始すると、BBミュージックのロゴが浮き上がり、レコード会社のロゴが浮かんだ。それが消えると、「JET BLACK 初代ギタリスト、アイに捧げる」とメッセージが浮かんだ。一同が、ほぅと声を上げた。
「右田さん、アイのこと大好きだったもんねぇ…」
雪江がぽつりとつぶやく。ドラマのオープニングのように、メンバーのクレジットが始まる。
JET BLACK
Member
Vocal ミギ(右田義春)
Bass キタ(大北一樹)
Drums リョータロー(山崎良太郎)
Guitar コトブキ(遠藤寿)
ときて、暗転のあと、
Original Member
Guitar アイ(本名非公表)
と長めに表示される。また一同がほぅと声を上げる。
「VIP扱いだな、若旦那」
荒木が俺を見てうなずく。画面はミギの独白が始まった。バックで小さく「Straight Flash」が流れている。
「これが、リーダーのミギ。ホント、仲よかったから…」
テロップでの質問に答える形でメンバー紹介をするミギ。
「大学入って、最初に友だちになったのが、ギターのアイ。新入生のオリエンテーションで席が隣になって…何気なく世間話して…そしたらアイはギターやってるって話になって。途中で抜けだして、廊下に座り込んで三時間くらい音楽の話してました」
くすくす笑いながら語るエピソードの間に、サングラスをして金髪ロングヘアの頃の俺の写真がカットインする。雪江と櫻乃がキャーと歓声を上げた。
「新入生の集会があってですね…なんだっけかな、サークル勧誘みたいな…そのときね、俺、つかつかっとみんなの前に出てって、ベースできるやつ!って大声で言ったんですよ。そしたら後ろのほうでバカでっかい手が挙がってて…そう、キタ」
朴訥な笑顔のキタの写真。店長が、力ありそうだなこいつ、と独り言を言った。
「リョータローは、あんときまだ高校生、だな…ふたつ歳下だったんだけど、俺が高校んときのバンドで一緒…うるさいやつでさぁ、常にハイテンション。大学でバンドやるって言ったら勝手に押しかけてきたの」
いたずらっぽい笑顔のリョータローがカット・インした。まんずきかねそうなやろこだごど、と母がつぶやいた。
「コトブキ…本名のヒサシのほうが短いのにね…自分で名乗ってんだよこのあだ名…変人なのよアイツ…実は一番付き合い長いんだなこれが…中学んときから一緒にやってたの。家も学校もぜんぜん遠いよ、年上だって知ったのは高校入ってから。なんで知り合いになったんだか憶えてない。…アイがJET抜けさせてくれって言ってきたとき、代わりはコトブキしか考えつかなかったね…アイが抜けたってどっかで聞いて、俺を入れてくれって売り込み何人か来たけどさ、わりぃ、もう決まってるし、つってさ」
カメラを睨みつけるコトブキの写真。実際あの時しか会って話してはいないが、この男は目付きが悪いだけで、べつに悪いやつではないと感じた。売り込みの話は始めて聞いたが、JETはやはり注目されていたわけだ。
ミギの独白は徐々に音声が絞られ、ライブ会場の音が代わりにフェードインしてくる。独白するミギの映像がステージ上のミギと重なり、ステージの画面に切り替わった。画面中央に「at KIMONO MARKET, 29th Sep. 」とテロップが出た。
「キモノマーケットどが、変わった名前つけるもんだ」
父が変なところに感心する。
「女の子だけじゃないんだねぇ、客」
客席の様子を見て歓声の音質を聴き、祖母が感想を述べる。
「男女半々ですよ、俺らのファンって。ごらんのように美型揃いでバンドやってるわけじゃないんで」
「うー、んだてこのヴォーカルの人どが、すばらすぐかっこいいどれー」
美人にかっこいいとほめられても、残念ながらその男は女に興味が無いのだ。
「いや、これは男の好む音だな」
ツウを自認する店長が解説する。
「だな、リズム隊がどっしりしてるわ」
荒木も鋭い分析をする。キタとリョータローのコンビは音楽雑誌で絶賛された安定度だ。
曲が終わり、その後のステージアクトがダイジェストで流れる。
いきなりブラックアウトした画面には「オリジナルメンバー/ギターのアイ/脱退報告」とスリリングなテロップが流れる。俺のMC、例の、JETより大事なもの、のあたりで櫻乃が泣き始めた。美人を泣かせた俺はたいしたものだ。
そして素早く画面がアンコールに切り替わり、「新メンバー/コトブキ/加入報告」とテロップが流れる。
「まったく今日のお前ら、ラッキーすぎるぞ!帰りの道に気をつけろ!JET BLACK最初で最後のツインリードだ!追加料金はサービスしとくぜ、Straight Flash!」
ミギのアグレッシブなMCで俺らの代表曲が始まる。さっき泣いていた櫻乃はもう曲に合わせて肩を揺する。
「カッコイイ曲だな」
荒木もテーブルを軽く指で叩いてリズムを取る。
「作詞作曲、あーくん」
雪江がにんまりと笑って荒木を見る。
「んだら、この曲売っだら、印税入ってくんなが」
父が俺に語りかけた。
「このDVDの分は確実に入ってくるんじゃないすかね。その後のアルバムに入ったら上乗せで」
俺は少しおどけて言う。
「JET BLACKの代表曲だもん、右田さんがアルバムに入れないわけないよ」
雪江が櫻乃と一緒に肩を揺らして言う。
「あーくんは軽音楽部顧問で決まり」
母が俺を見て笑った。
「へだくそだがらな、やろべら」
店長も笑った。この店で軽音楽部に時々演奏させていると言っていた。
曲は大盛況のうちに終わり、またミギの映像に切り替わる。エンドロールが流れだした。
「最後に、アイが作った曲、やります!今日来てくれたみんなは、運がいいぜ!この曲は、俺たちが武道館でライブをやるまで、二度とステージではやらない!」
「この曲をステージでもう一回聴きたいなら、武道館へ来い!」
「オン・ヴォーカル、アイ!」
「オン・ギター、ミギ!"DRUNK ANGEL"!」
エンドロールは続いているが、音声は曲のイントロ部分からフェードアウトしていき、画面の中の俺は口パクだ。
「あー右田さんの言ったとおりだ、この曲ホントにカットされてる」
雪江が少し不満そうに言う。
「私をテーマにあーくんが書いて、唯一あーくんがヴォーカルとった歌なのに」
「なにほいづかっこよすぎるべしたー」
櫻乃は悲鳴を上げて雪江に抱きつく。なんともテンションの高い美人である。
「録音、してねのが」
父がぼそっと言う。
「あの日はカメラ入ってずーっと回してたはずだから、ミギか塚本さんがマスター持ってると思いますけどね」
父は無言でうなずき、手帳になにごとか書き込んでいる。婿養子がバンドマンだったなんて恥ずかしい、と言っていた父だが、どうにもご執心の様子だ。
「でも、やっぱりプロだったのねぇ」
母があらためて感心する。
「学生のお遊びと思ってたのよ、実は。でも聴いて、観て、わかった。本気で全力でバンドやってたのね、あーくん」
「ひどいお母さん、お遊びなんて」
雪江が口をとがらせる。俺もショックを受けた。学生のお遊びだったのは最初の学祭までで、それ以降はミギのリーダーシップでどんどんプロ志向を高めていったバンドなのだ。
「いや、ほんてわれど思う。俺もお母さんとおなず気持ちだっけ。チャラチャラあそんでんだど思った。んだげっど、俺もこいづば観で、本気でやってだごどはこれで理解した。大したもんだ、愛郎」
父は初めて俺をファーストネームで呼び捨てにし、そして褒めた。
「あ、ありがとうございます」
俺はかしこまって礼を述べた。雪江が涙目になっている。
「よかった、あーくんを認めてくれたよ」
櫻乃はさっそくもらい泣きを始めて、雪江を揺すった。
「自信ば持って、このビデオば皆さめしぇるっだな、石川の、俺の息子だて」
父は笑って俺を見た。政治家らしい、人なつっこい笑顔だった。結婚記念日のこの日、俺は晴れて石川家の一員として認められた気がしていた。
いちおう初夜ということで、ほんとうにひさしぶりにセックスした。雪江の乱れっぷりは物凄く、いくら家が広いとはいえ大きな声にヒヤヒヤするほどだった。
寝物語で雪江に國井とのことを聞いてみた。雪江は少し嫌そうだったが、幼なじみで小学校の頃から中学までは本当に許嫁だと思っていたこと、中学の終わり頃國井の父が稔の婿入りを拒絶したためギクシャクしたこと、高校二年のときに久しぶりに顔をあわせて國井の部屋に行き、なんとなくセックスしてしまったことを話した。
「お前が國井を食ったんだろ」
俺はさすがに嫉妬心を抱き、雪江をもう一度抱きしめながら耳元で言ってやった。雪江が涙目で俺を見る。
「いいよ、俺もおまえに食われたんだ。後悔してないし」
俺は少しサディスティックになって雪江を力を込めて抱きしめた。
「雪江に食われるなら本望だし、俺を食いつくすことにしてくれて有り難い、國井じゃなくてな」
その後、俺は雪江を責めに責めた。ギターが好きすぎてセックスには淡白になってしまった俺が、これだけ気合を入れてセックスしたのは初めてだった。雪江ははっきり言って「お好きなほう」なので、この時ばかりは堪能してほぼ気を失った。俺の人生で最高記録の回数だった。
むろん、この日以降こんなことは一切なく、「お好きなほう」である雪江がときおり皮肉を言うことになるのだが。
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