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Scene 07
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大学の学費だけは、親が払ってくれていた。ただし仕送りは一切なく、俺は事実上、実家から勘当されている状態だった。雪江の部屋に転がりこんではいるが、居酒屋のバイトとバンドの練習で、部屋にはただ横になるためだけに帰っているに等しい。そのために雪江と俺はちょっとした倦怠期の夫婦みたいにすれ違いの日々だったのだが、バンドを脱退宣言してからは雪江と過ごす時間が増えていた。
篠崎教授に渡された分厚い本を抱え、雪江の部屋の扉を開ける。玄関に男物の革靴と、小ぶりな女物の草履がある。俺はいやな予感がして、室内に入れかけた脚を引き戻そうとした。
「あーくん?早く入って!」
雪江の声はいつもより少し冷たく、厳しいような気がした。俺は意を決して、室内へ入った。
「はじめまして」
雪江にそっくりな中年の女性が俺を見て微笑み、挨拶を投げかけてきた。その隣で仏頂面をして座っている男は、前に一度この部屋で出会った。つまりこの二人は、雪江の両親だ。
「こ、こにちわ」
俺は緊張のあまり口が回らなかった。
「あーくん、ここ、座って」
雪江が凛とした声で俺に言った。俺は素直に従う。早くも「ムコ殿」である。
「何、この本」
座るとき、何気なく前に置いた例の本のことを雪江が尋ねる。
「いや、今日、教授に卒業のことで相談しに行って…。この本を読んでレポート書いて、その出来で判断するってことに」
「へぇ、まぁ、アショーカ王の研究って、すごい本ね」
雪江の母が本のタイトルを覗きこんで言う。俺は「アイク王」と読んでいた…。
「あらあら、ごめんなさい、あらためてご挨拶するわね。わたくし、石川菊江、雪江の母です」
「は。どうもこの度は大変なことで…」
混乱してめちゃくちゃな受け答えをする俺の頭を、雪江が横からひっぱたく。雪江の母はくすくす笑いながら続ける。
「で、横でぶすっとしてるのは、知ってるわよね、雪江の父、石川権兵衛」
仏頂面が無言のまま、あごを少しだけ引いて挨拶の代わりとした。俺は無言で平身低頭する。
「話は雪江に聞いてます」
雪江の母の話す言葉は威厳を帯びた調子で、訛りもない。地味な柄の和服をさらりと着こなすその雰囲気は、名家の女主人そのままだ。「阿育王」をあっさり「アショーカ王」と読むあたり、教養もかなりのものだろう。
「雪江の決めた男の方ですから、私はいいと思っております」
雪江の母がいきなり切り出す。雪江は俺を見て満面の笑みをたたえる。
「とくながあいろうさん、でよろしいのよね」
「はっ、よろしいございますです」
舞い上がってまたおかしな言葉使いになる俺の後頭部を雪江がまた叩く。今度は仏頂面も少し笑った。雪江の母も口元に手をやってくすくす笑う。
「いえ、もしかして違った読み方をなさるのかなと思いましてね」
そう言うと雪江の母は居ずまいを正し、俺に向き直った。
「雪江と愛郎さんの結婚は、基本的には認めます。ただし条件があります」
「は」
俺もつられて背筋を伸ばし、上官の命令を待つ新兵のように上を向く。
「一つには、愛郎さんには私どもの石川家へ婿入りしていただきます。つまり徳永という姓は捨てていただきます。よろしいのかしら?」
「は。自分は次男でありますし、今はほとんど勘当の身でもありますし、特に名字にはこだわっておりませんです」
「まぁ、この件は親御様にもご相談なさってください。日を選んで私どももご挨拶に伺いますし」
「は。ありがとうございます」
「それに付随してですけど、結婚後は山形の石川家で、私どもと同居していただきます」
「は。問題ありません」
雪江と結婚すると決め、バンドも脱退し、気の遠くなりそうなレポートまで命じられた俺は、もはや自暴自棄に近い状態だった。何でも来い、という気分だったのだ。
「二つ目は、そのレポートとも関係しますかしら、かならず大学を卒業すること。留年は許しません」
「は。それが一番問題であります」
「卒業に必要な単位はいくつ残っているの」
「は」
「は、はもういいから」
雪江の母が苦笑する。俺もその言葉にようやく緊張が解けてきた。
「愛郎さんは、専攻は何なの」
「えーと。何だっけ」
「ずぶんなしぇんこうもわがらねなが、おめだば」
仏頂面がはじめて口を開いたが、何を言っているのかはわからない。笑っているがその笑いには嘲りの色がついている。
「文学部史学科でしょ」
雪江が仏頂面をにらみつけて助け舟を出した。
「そうそう。インド思想史講座です」
「で、単位は?」
「えーっと、ムロン卒論と、インド古代史と、東洋史、原始仏教論かな」
「インド古代史が、そのレポートね」
「えぇ、試験が終わっちゃって。あとの二つは後期の単位なんで何とか」
「わかりました。ちょっとその本を見せて」
雪江の母親は本のタイトルを一瞥し奥付を見定め、なにごとか気がついたようだった。ハンドバッグから携帯電話を取り出し、例の本をめくりながら電話をはじめた。
「あぁ、おっさまだがっすー。石川の菊江でしたー。んだなっすー。んだのよー、東京の雪江のどごさきったのよっすー」
今までの流暢な標準語が、いきなり聞き取り不能な外国語になった。
「おっさまのどごさ、宍戸賢明てゆう人の、アショーカ王の研究、てゆう本あんべっす?おっさまだらわがっどおもうんだげっと。んだんだ、東大の、シシド、ケンメイ。んだねっす、昭和50年ごろの本だねっす」
「浄妙寺のおっさまさかげっだんだが、お母さん」
雪江が仏頂面に話しかけた。雪江が山形モードになる。
「んだな。あのおっさまだらめっぽう学あっさげの」
「あっかっす?んだどおもた。あんだら、ひとづたのみあんのよっす、おっさま」
雪江の母が携帯から顔を離し、俺に向き直って言った。
「愛郎さん、レポートのテーマは?」
また完全な標準語に変わる。俺はノートにメモしたテーマを棒読みで読み上げた。
「古代インド王朝の成り立ちと原始仏教の伝搬について、だいたい5000字くらいで」
「あのよ、古代インド王朝のなりだづどよ、げんす仏教の伝搬について、その本ば読んだ上で論じよ、てゆう課題なのよ。おっさま、ちぇちぇっと書ぐいべ?頼むっす、しぇーべ?おっさまだらすぐ書ぐい、頼むっす」
雪江の母はそのあとひとしきり世間話をし、電話を切った。そして俺に向き直り、静かに言った。
「そのレポートに関しては、代筆をしていただきます。後日郵送しますので、愛郎さんはそれをパソコンなり手書きなりで清書してお出しなさい。石川家が檀徒総代を勤める、浄妙寺というお寺のご住職に依頼いたしました。住職はその本の著者の先輩だそうですから、よくわかっていらっしゃるでしょう」
開いた口がふさがらなかった。
「東洋史と原始仏教論は、通信教育で行きましょ。テキストをあらかじめこちらに教えてください。愛郎さんはちゃんと授業に出て、ノートを送ること。それを学院の佐藤に添削させます。卒論も、教授にテーマを出してもらいなさい。そのテーマによって、住職か佐藤に代筆させますわ」
「あ、あの、学院の佐藤って、誰ですか」
それだけ言うのがやっとだった。
「学院とは、学校法人石川学園寒河江中央学院高等学校のことです。石川家の先先代が創立した学校です。創立時は寒河江私塾と言ったそうですが、戦後、学校法人化しました」
「佐藤先生って、私の担任だったの。世界史の先生よ」
この母娘は、俺に話すときだけ見事な標準語を操る。
「そして、あなたには教職課程を取っていただきます」
「はぁ?」
またあごががくんと落ちた。
「あなたは大学をきちんと卒業し、その後雪江とすぐに入籍し、来年度早々、寒河江中央学院高校に新採の教師として着任していただきます」
あまりのことに、全身から冷や汗がしたたり落ちてきた。
「明日私も大学にお邪魔します。単位の取得状況と教職課程の詳細についてお伺いしますわ。ついでに愛郎さんの指導教授の方にもご挨拶させていただいて。よろしくね」
俺は座ったまま気絶していた。
篠崎教授に渡された分厚い本を抱え、雪江の部屋の扉を開ける。玄関に男物の革靴と、小ぶりな女物の草履がある。俺はいやな予感がして、室内に入れかけた脚を引き戻そうとした。
「あーくん?早く入って!」
雪江の声はいつもより少し冷たく、厳しいような気がした。俺は意を決して、室内へ入った。
「はじめまして」
雪江にそっくりな中年の女性が俺を見て微笑み、挨拶を投げかけてきた。その隣で仏頂面をして座っている男は、前に一度この部屋で出会った。つまりこの二人は、雪江の両親だ。
「こ、こにちわ」
俺は緊張のあまり口が回らなかった。
「あーくん、ここ、座って」
雪江が凛とした声で俺に言った。俺は素直に従う。早くも「ムコ殿」である。
「何、この本」
座るとき、何気なく前に置いた例の本のことを雪江が尋ねる。
「いや、今日、教授に卒業のことで相談しに行って…。この本を読んでレポート書いて、その出来で判断するってことに」
「へぇ、まぁ、アショーカ王の研究って、すごい本ね」
雪江の母が本のタイトルを覗きこんで言う。俺は「アイク王」と読んでいた…。
「あらあら、ごめんなさい、あらためてご挨拶するわね。わたくし、石川菊江、雪江の母です」
「は。どうもこの度は大変なことで…」
混乱してめちゃくちゃな受け答えをする俺の頭を、雪江が横からひっぱたく。雪江の母はくすくす笑いながら続ける。
「で、横でぶすっとしてるのは、知ってるわよね、雪江の父、石川権兵衛」
仏頂面が無言のまま、あごを少しだけ引いて挨拶の代わりとした。俺は無言で平身低頭する。
「話は雪江に聞いてます」
雪江の母の話す言葉は威厳を帯びた調子で、訛りもない。地味な柄の和服をさらりと着こなすその雰囲気は、名家の女主人そのままだ。「阿育王」をあっさり「アショーカ王」と読むあたり、教養もかなりのものだろう。
「雪江の決めた男の方ですから、私はいいと思っております」
雪江の母がいきなり切り出す。雪江は俺を見て満面の笑みをたたえる。
「とくながあいろうさん、でよろしいのよね」
「はっ、よろしいございますです」
舞い上がってまたおかしな言葉使いになる俺の後頭部を雪江がまた叩く。今度は仏頂面も少し笑った。雪江の母も口元に手をやってくすくす笑う。
「いえ、もしかして違った読み方をなさるのかなと思いましてね」
そう言うと雪江の母は居ずまいを正し、俺に向き直った。
「雪江と愛郎さんの結婚は、基本的には認めます。ただし条件があります」
「は」
俺もつられて背筋を伸ばし、上官の命令を待つ新兵のように上を向く。
「一つには、愛郎さんには私どもの石川家へ婿入りしていただきます。つまり徳永という姓は捨てていただきます。よろしいのかしら?」
「は。自分は次男でありますし、今はほとんど勘当の身でもありますし、特に名字にはこだわっておりませんです」
「まぁ、この件は親御様にもご相談なさってください。日を選んで私どももご挨拶に伺いますし」
「は。ありがとうございます」
「それに付随してですけど、結婚後は山形の石川家で、私どもと同居していただきます」
「は。問題ありません」
雪江と結婚すると決め、バンドも脱退し、気の遠くなりそうなレポートまで命じられた俺は、もはや自暴自棄に近い状態だった。何でも来い、という気分だったのだ。
「二つ目は、そのレポートとも関係しますかしら、かならず大学を卒業すること。留年は許しません」
「は。それが一番問題であります」
「卒業に必要な単位はいくつ残っているの」
「は」
「は、はもういいから」
雪江の母が苦笑する。俺もその言葉にようやく緊張が解けてきた。
「愛郎さんは、専攻は何なの」
「えーと。何だっけ」
「ずぶんなしぇんこうもわがらねなが、おめだば」
仏頂面がはじめて口を開いたが、何を言っているのかはわからない。笑っているがその笑いには嘲りの色がついている。
「文学部史学科でしょ」
雪江が仏頂面をにらみつけて助け舟を出した。
「そうそう。インド思想史講座です」
「で、単位は?」
「えーっと、ムロン卒論と、インド古代史と、東洋史、原始仏教論かな」
「インド古代史が、そのレポートね」
「えぇ、試験が終わっちゃって。あとの二つは後期の単位なんで何とか」
「わかりました。ちょっとその本を見せて」
雪江の母親は本のタイトルを一瞥し奥付を見定め、なにごとか気がついたようだった。ハンドバッグから携帯電話を取り出し、例の本をめくりながら電話をはじめた。
「あぁ、おっさまだがっすー。石川の菊江でしたー。んだなっすー。んだのよー、東京の雪江のどごさきったのよっすー」
今までの流暢な標準語が、いきなり聞き取り不能な外国語になった。
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開いた口がふさがらなかった。
「東洋史と原始仏教論は、通信教育で行きましょ。テキストをあらかじめこちらに教えてください。愛郎さんはちゃんと授業に出て、ノートを送ること。それを学院の佐藤に添削させます。卒論も、教授にテーマを出してもらいなさい。そのテーマによって、住職か佐藤に代筆させますわ」
「あ、あの、学院の佐藤って、誰ですか」
それだけ言うのがやっとだった。
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「佐藤先生って、私の担任だったの。世界史の先生よ」
この母娘は、俺に話すときだけ見事な標準語を操る。
「そして、あなたには教職課程を取っていただきます」
「はぁ?」
またあごががくんと落ちた。
「あなたは大学をきちんと卒業し、その後雪江とすぐに入籍し、来年度早々、寒河江中央学院高校に新採の教師として着任していただきます」
あまりのことに、全身から冷や汗がしたたり落ちてきた。
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