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2)雨を憎んだ男
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初めて彼女を見た時、ああ、彼女も姉の犠牲者なんだと思った。
能天気で大らかでおらかで鬱陶しいほど愛の大きいあの姉の――
駅を出た途端、ぽつぽつと雨が降り出した。響が持っていた折りたたみ傘を開くと、それを待っていたかのように、雨は一気に激しさを増し始める。
雨の夜――すっかり通い慣れた道を、雨音に誘われるように歩きながら、響は十年前を思い出していた。
十年前のこんな雨の夜。彼のたった一人の肉親だった姉は、事故で死んだ。
激しい雨の夜だった。交差点で信号待ちをしていた姉が、スリップしたトラックの下敷きになってしまったのだ。しかしその時、姉は咄嗟に一人の少女を庇っていたらしい。それが彼女――千歳だった。
姉の事故の報告に駆け込んだ病院に、彼女も一緒に運び込まれていた。しかし姉は即死と宣告され……対して千歳は、意識不明の重体で、集中治療室に収容された。
彼女の生死も危うい状況に、響はただ彼女の無事を願ったことを今も覚えている。
数日後、命を繋いで千歳はようやく目覚めた。だが、自分を救った姉の死を知り、千歳は責任を感じて今にも壊れてしまいそうなほど荒れ狂った。
真っ白い病室の中、いくつもの管に繋がれて罪悪感に苦しむ彼女に、彼は申し訳なさを覚えた。彼の姉はとてもお節介で、そうして鬱陶しいくらいに愛の大きな女だった。そのせいで、小さい頃から響も散々に振り回されてきたのだ。そして、姉はきっと自分の人生の最後に、命がけで最大級のお節介をしでかしたのだろう。
多分、あの能天気な姉は、自分が死ぬなんて微塵も考えもせずに、隣にいた少女を助けたのだ。
しかし、彼女はそのような背景を知らず、自分のせいで響の姉が死んだと思い込んで苦しんでいた。彼の姉の最大級のお節介に巻き込まれた彼女が哀れで、ただ生きて欲しいと響は願った。
だから、静かに壊れていく彼女をこの世に繋ぎ止めるために、響は彼女の罪悪感を利用した。
見慣れたアパートの部屋の前。チャイムを押すと、待つほどもなく千歳がドアを開けた。
物静かな彼女は何も言わずに響を部屋に招きいれる。背を向ける彼女を響は何も言わずに、引き寄せた。びくりと震える背中は、十年前と変わらずに華奢で、壊さないよう慎重に力を加減する。
千歳のうなじに鼻先をうずめると、彼女が使うアリュールのスパイシーで甘い、魅惑的な香りが鼻を擽った。その匂いに、雨に濡れていた身体が熱くなる。
――あぁ、今日も彼女は生きている。
そう思うと、彼女を抱く腕に力が籠った。ほとんど言葉を交わすこともなく、二人はシーツの海に沈み込む。
晒された彼女の肌は、白くて日にあまり当たっていないことが伺い知れる。
その仰け反った白い首筋に、自分は衝動のまま喰らいついた。唇に彼女の頸動脈が触れると、力強く打つその拍動が伝わり、愛おしさがこみ上げてくる。
『アイシテル』。
声に出して告げられないその五文字を、そっと彼女の肌へ刻み込んだ。
この十年――ずっと繰り返してきた儀式。今さら、彼女に愛を告げるつもりはない。
彼女の罪悪感に付け込んで、振り回しているずるい自分を知っている。逃げられないように、慎重に彼女の外堀を埋めて、囲い込んできた。
憎まれていると知っているのに、愛を告白できるほど自分は強くない。
――そう、分かってる……
これは、最初の一歩を間違えたからだ。でも、そうしなければ彼女を、この世から奪われていたのは間違いない。
快楽に仰のいた彼女が、瞼を閉じる。
自分の世界から彼を締め出す彼女が、愛おしくて、憎い。眉間にわずかに寄った皺。快楽を堪えているのか、憎い男に抱かれているのを、我慢しているのか。
その表情だけでは、彼女がいま、何を考えているのか窺い知ることはできない。ひどく切なげな色を纏う彼女を見るうちに、ふと問い質したくなった。そうして彼を締め出す彼女の瞳に、真正面から自分を映したくてたまらなくなる。
――瞼を開けて。
――俺を見て。
そんな願いを込めて彼女の瞼に口づける。
千歳が瞼を開いた。その瞳に宿る優しさに、響は今日も恋をする。目が合った瞬間。ふわりと彼女の顔が緩んで、いとけない子どものような、慈愛に満ちた聖母のような、不可思議な色を見せる。
その捉えどころのない色が、響の心を掴んで離さない。響の唇に触れるだけの口づけが贈られる。離れていく淡いぬくもりが、ひどく寂しく感じた。
千歳の指が伸ばされて、乱れかかる響の前髪を後ろに梳き上げる。彼女の指が彼の襟足をくすぐって、背中を撫で下ろす。恐々と自分の背中を辿る指先に、響は今日も自分が許されたことを知る。
彼女の身体を強く抱き寄せた。首筋に再び顔をうずめると優しく髪を梳かれた。あえかな吐息は、まるで愛を囁くように、二人の間を零れ落ちていく
それが愛の告白だと思いたいのは自分の幻想だと知っている。
綺麗で真っ白い花のような彼女を、響は今日も踏みにじる。
今日も世界は雨が支配していた。
隣で眠る千歳は健やかな寝息を立てている。響はそれを見下ろし、そっと彼女の髪を、先程自分がされたのと同じように手櫛で梳いてみた。さらさらと指の間を流れる彼女の髪の感触は、とても気持ちよくて、いつまでも触っていたいと思ってしまう。
だが、そんなことしてしまえば、きっと彼女の眠りを妨げてしまう。
起きている彼女には決して出来ない慈しむ仕草で、響は彼女の額に口づけて、静かに二人のぬくもりが満たすベッドを降りる。
雨の夜が嫌いだ。愛おしい君が彼岸へと奪われる恐怖に狂いそうで――
重ねた夜の分だけ、汚れていく自分の気持ちが怖い。
いつか彼女のすべてを奪ってしまいそうな自分を戒めるため、響は今日も静かに千歳のアパートを出る。見上げた空はもう朝だと言うのに、鈍色の涙を落として世界を閉ざしている。
晴れた空の下――微笑む彼女の顔が見たいと思うのは、自分の勝手だ。
一生この想いは彼女に告げるつもりはない。
彼は祈る――いつか日の光が降り注ぐ下で笑う君が見れますように、と――
たとえ、その横にいるのが自分じゃなくても構わない。
胸の奥。灯る祈りは、朝に降る雨と同じで秘めやかに彼の心を満たす――
☆
重ならない秘密は密やかに、甘やかに色を濃くして重くなる。
どちらの秘密がより重いのか――二人は知らない。気づかない。
いつの日か、この秘密が重なるのかも、誰も知らない。
嘘つきはどっち?
能天気で大らかでおらかで鬱陶しいほど愛の大きいあの姉の――
駅を出た途端、ぽつぽつと雨が降り出した。響が持っていた折りたたみ傘を開くと、それを待っていたかのように、雨は一気に激しさを増し始める。
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十年前のこんな雨の夜。彼のたった一人の肉親だった姉は、事故で死んだ。
激しい雨の夜だった。交差点で信号待ちをしていた姉が、スリップしたトラックの下敷きになってしまったのだ。しかしその時、姉は咄嗟に一人の少女を庇っていたらしい。それが彼女――千歳だった。
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彼女の生死も危うい状況に、響はただ彼女の無事を願ったことを今も覚えている。
数日後、命を繋いで千歳はようやく目覚めた。だが、自分を救った姉の死を知り、千歳は責任を感じて今にも壊れてしまいそうなほど荒れ狂った。
真っ白い病室の中、いくつもの管に繋がれて罪悪感に苦しむ彼女に、彼は申し訳なさを覚えた。彼の姉はとてもお節介で、そうして鬱陶しいくらいに愛の大きな女だった。そのせいで、小さい頃から響も散々に振り回されてきたのだ。そして、姉はきっと自分の人生の最後に、命がけで最大級のお節介をしでかしたのだろう。
多分、あの能天気な姉は、自分が死ぬなんて微塵も考えもせずに、隣にいた少女を助けたのだ。
しかし、彼女はそのような背景を知らず、自分のせいで響の姉が死んだと思い込んで苦しんでいた。彼の姉の最大級のお節介に巻き込まれた彼女が哀れで、ただ生きて欲しいと響は願った。
だから、静かに壊れていく彼女をこの世に繋ぎ止めるために、響は彼女の罪悪感を利用した。
見慣れたアパートの部屋の前。チャイムを押すと、待つほどもなく千歳がドアを開けた。
物静かな彼女は何も言わずに響を部屋に招きいれる。背を向ける彼女を響は何も言わずに、引き寄せた。びくりと震える背中は、十年前と変わらずに華奢で、壊さないよう慎重に力を加減する。
千歳のうなじに鼻先をうずめると、彼女が使うアリュールのスパイシーで甘い、魅惑的な香りが鼻を擽った。その匂いに、雨に濡れていた身体が熱くなる。
――あぁ、今日も彼女は生きている。
そう思うと、彼女を抱く腕に力が籠った。ほとんど言葉を交わすこともなく、二人はシーツの海に沈み込む。
晒された彼女の肌は、白くて日にあまり当たっていないことが伺い知れる。
その仰け反った白い首筋に、自分は衝動のまま喰らいついた。唇に彼女の頸動脈が触れると、力強く打つその拍動が伝わり、愛おしさがこみ上げてくる。
『アイシテル』。
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この十年――ずっと繰り返してきた儀式。今さら、彼女に愛を告げるつもりはない。
彼女の罪悪感に付け込んで、振り回しているずるい自分を知っている。逃げられないように、慎重に彼女の外堀を埋めて、囲い込んできた。
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――そう、分かってる……
これは、最初の一歩を間違えたからだ。でも、そうしなければ彼女を、この世から奪われていたのは間違いない。
快楽に仰のいた彼女が、瞼を閉じる。
自分の世界から彼を締め出す彼女が、愛おしくて、憎い。眉間にわずかに寄った皺。快楽を堪えているのか、憎い男に抱かれているのを、我慢しているのか。
その表情だけでは、彼女がいま、何を考えているのか窺い知ることはできない。ひどく切なげな色を纏う彼女を見るうちに、ふと問い質したくなった。そうして彼を締め出す彼女の瞳に、真正面から自分を映したくてたまらなくなる。
――瞼を開けて。
――俺を見て。
そんな願いを込めて彼女の瞼に口づける。
千歳が瞼を開いた。その瞳に宿る優しさに、響は今日も恋をする。目が合った瞬間。ふわりと彼女の顔が緩んで、いとけない子どものような、慈愛に満ちた聖母のような、不可思議な色を見せる。
その捉えどころのない色が、響の心を掴んで離さない。響の唇に触れるだけの口づけが贈られる。離れていく淡いぬくもりが、ひどく寂しく感じた。
千歳の指が伸ばされて、乱れかかる響の前髪を後ろに梳き上げる。彼女の指が彼の襟足をくすぐって、背中を撫で下ろす。恐々と自分の背中を辿る指先に、響は今日も自分が許されたことを知る。
彼女の身体を強く抱き寄せた。首筋に再び顔をうずめると優しく髪を梳かれた。あえかな吐息は、まるで愛を囁くように、二人の間を零れ落ちていく
それが愛の告白だと思いたいのは自分の幻想だと知っている。
綺麗で真っ白い花のような彼女を、響は今日も踏みにじる。
今日も世界は雨が支配していた。
隣で眠る千歳は健やかな寝息を立てている。響はそれを見下ろし、そっと彼女の髪を、先程自分がされたのと同じように手櫛で梳いてみた。さらさらと指の間を流れる彼女の髪の感触は、とても気持ちよくて、いつまでも触っていたいと思ってしまう。
だが、そんなことしてしまえば、きっと彼女の眠りを妨げてしまう。
起きている彼女には決して出来ない慈しむ仕草で、響は彼女の額に口づけて、静かに二人のぬくもりが満たすベッドを降りる。
雨の夜が嫌いだ。愛おしい君が彼岸へと奪われる恐怖に狂いそうで――
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いつか彼女のすべてを奪ってしまいそうな自分を戒めるため、響は今日も静かに千歳のアパートを出る。見上げた空はもう朝だと言うのに、鈍色の涙を落として世界を閉ざしている。
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