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第3章 結婚発表は謀略を産む
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気づけば高坂との生活も一週間が過ぎようとしていた――その間、想像していたよりもずっと穏やかに過ぎている。
時々、どうしようもない苛立ちを覚えることもあったが、そんな時はアレックスに纏いつかれて固まる高坂の姿を思い出して、溜飲を下げた。
アレックスと高坂の仲は一進一退の状態が続いている。高坂はアレックスに餌やおやつをやったり、散歩に行ったりとまめに世話をして、徐々に慣れようと努力している。それはかなりうまくいっているが、不意に飛びかかられたり、纏わりつかれるとやはり恐怖に体が固まってしまうようだ。
アレックスは完全にそれを面白がり、高坂の不意を突くように飛びかかっている。
昨日は、背後から飛びかかられて、隣室にいた美園が驚くほどの悲鳴を上げていた。
何事かと慌てて駆けつけてみれば、床に座り込んだ高坂の膝の上に乗ったアレックスが、尻尾をぶんぶんと振って、彼の顔を舐めていた。
『不意を突かれて転びました』と情けなく眉を下げる男の姿を思い出して、美園はくすりと小さく笑いを漏らす。
高坂の努力を笑うのは失礼だとわかっているのだが、普段が冷静沈着な男だけに、アレックスといる時のギャップがおかしくて仕方ない。
これ以上は互いにストレスになると感じるときは、すかさず間に入るようにはしているが、基本的に美園は傍観者でいる。
美園は珈琲カップを手にして、すっかりと温くなってしまった珈琲を一口飲んだ。
そのまま離れの庭の花に視線を向ける。今、美園は中庭にパラソルを設置し、ガーデンテーブルを出して、仕事をしていた。
夏の日差しは強く気温も三十度を超えているが、庭木用のスプリンクラーが作動しているおかげで、日陰にいれば過ごしやすい気温になっていた。
離れの中にずっと閉じこもっているのは気持ちが欝々するからと、気分転換を兼ねて美園は庭にいた。足元ではアレックスが昼寝している。
取引先への返信メールを書くために長時間、パソコンを眺めて疲れた目には、庭の花々が癒しとなった。
凌霄花が今を盛りとばかりに花開き、そのオレンジの花弁を風に揺らしている。
その横では百日紅がピンクの花を開かせ、真っ白な芙蓉が日に輝いている。
母が愛した花々――この離れの庭は花が好きだった母のために、四季折々の花々が途切れることなく咲くように設計されている。四季それぞれに好きな花はあったと思うが、母は特に夏の花が好きだった気がする。
この離れにいると、自然と母のことが思い出された。美園が物心がつく頃には、完全に体調を崩して、この離れで療養していたせいで、美園が覚えている母との思い出は数が少ない。
ほぼ寝ついている姿しか思い出せないが、調子がよい日は絵本を読み聞かせてくれたり、庭に植えた花の名前を教えてくれた。
優しい人だった。優しすぎて、大企業の経営者の妻としてのプレッシャーに耐えられなかったのだろう。心と体を壊して、呆気ないほど簡単に、この世を去った――
強く抱きつけば、壊れてしまいそうな儚さがあって、幼心に母に無理をさせてはいけないと、いつも思っていた。
けれど、『美園ちゃん』と呼ばれると嬉しくて、何かしていても母の傍に飛んでいったものだ。
柔らかに笑う母の笑顔を覚えている。記憶の中のその微笑みは、今の美園にそっくりだ。
庭の花を眺めながら、母のことを思い出していれば、今までゆったりと昼寝していたアレックスが、むくりと起き上がった。警戒するようにきょろきょろと視線を巡らせている。
「アレックス?」
どうしたのかと愛犬に呼びかけた美園の耳に、本館からこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
――誰?
週に何度か使用人の誰かが離れの清掃に入っているが、今日はその予定はない。清掃以外で離れにやって来る時は、事前に必ず連絡が来る。あとこの離れに来るのは、高坂くらいだ。
だが、高坂がこんな時間に帰って来たとも思えなくて、美園の中に警戒心が湧く。
視線を巡らせていれば、本館に通じる道を歩いてくる男の姿を見つけて、美園は顔を顰めた。
「やあ。美園。久しぶり」
こちらに気づいた男――従弟の綾川仁志がにこやかな笑みを浮かべて、手を振ってくる。
――何でこの人が……
子どもの頃からこの従弟が、美園は苦手だった。仁志は何よりも父の考えに影響を受けている人間の一人だろう。女は男の三歩後ろをついてきて当たり前。父に相手にされない美園は、見下してもいい存在とばかりに、子どもの頃はよくいじめられたものだ。挙句、思春期を過ぎてからはその眼差しに欲望が混じり始め、露骨に誘われたこともある。
それが気持ち悪くて、思春期を過ぎるころには、出来るだけ仁志には近づかないようにしていた。
何より兄の葬儀中に、美園を口説こうとした男の非常識さは、忘れられない。
「伯父さんに用があって、本館に寄ったら美園が離れで暮らしてるって聞いてな。挨拶に来たんだよ。元気にしていたか?」
微笑みながら近づいてくる男の眼差しは、まるで獲物を前にした肉食獣のように見えて、美園の肌に鳥肌が立つ。
美園は、何時でも立って逃げ出せるように腰の位置を変えた。
――誰? 誰がこの人に、私がここにいるって教えたの?
古参の使用人は仁志の美園に対する欲望に気づいていた。だから、出来るだけこの従弟と二人きりにならないように、配慮してくれていた。新しく入った人間の誰かが、この従弟に買収でもされたのだろう。わざわざ高坂や他の使用人がいないこの時間を、仁志に教えたとしか考えられなかった。
父に用事があったと仁志は言うが、こんな時間に父が自宅にいるとは思えない。
美園が一人なのを狙って、現れたのだろう。美園の中の警戒心が増す。
「おかげさまで、元気にしてます」
「そんなかしこまらなくてもいいじゃないか。美園と俺の仲だろう? 久しぶりに会ったんだ。せっかくだし、一緒に茶でもどうだ?」
そう言うと仁志は、勝手に美園の前の席に座った。不快さに美園の顔が歪むが、それすらも仁志は面白いと言うように、にやけた笑みを浮かべた。
「久しぶりに会った従兄弟のために、お茶くらい淹れたらどうだ?」
自分勝手な男の言い分に、美園は鼻白む。
「一人のティータイムを楽しんでいたので、茶器が一人分しかないんです。今、本館の方で用意をお願いしますね」
誰かを呼ぶチャンスだと、美園はテーブルの上のスマートフォンを手にした。
「本館の使用人の手を煩わせるまでもない。ここは陽ざしも強いし、中でゆっくりと話をしようじゃないか」
スマートフォンを操作し本館に電話をしようとした美園の手を、仁志が掴んで止めた。
「智也の四十九日も近い。その前に二人で今後の将来について、話し合う必要があるだろう? 美園もそろそろ叔父さんを安心させてやりたいだろう?」
一体、何を話し合うと言うのだ。仁志との将来なんて考えたくもない。
黙っていれば、そこそこ整った顔立ちをしている男なのに、それを鼻にかけた傲慢さと、普段の粗野な面が滲み出た表情は、美園には気持ち悪いものにしか思えなかった。
離れの中に連れ込まれてしまえば、何をされるかわかったものではない。
「ごめんなさい。これからオンラインで仕事の打ち合わせの予定なので、また別の機会にしてもらえませんか?」
美園がやんわりと断りの言葉を口にした途端に、仁志の顔が不機嫌なものになる。
まさか断られるとは思っていなかったのだろう。
「俺との話し合いよりも大切だって言うのか? 仕事って言ってもただのお遊びだろ」
素直に言うことを聞かない美園に、仁志が苛立たしそうに声を荒らげ、その本性をあらわにする。
この声を聞きつけて、使用人の誰かがこちらに来てくれないかと思うが、本館と離れは距離がある。
――どうしよう。誰か……
スマートフォンを操作しようにも、手を仁志に掴まれているせいでうまくいかない。
立ち上がった仁志が美園の手を引いて立ち上がらせようとするのに、足に力を入れて抵抗する。
美園の恐怖心を感じ取ったのか、アレックスが姿勢を低くして威嚇の唸り声を上げ始めた。
痛みを伴う強さで腕を引かれて、強引に立ち上がらせられたのと、アレックスが仁志の足に飛びかかったのは同時だった。
「何だこの犬は!」
腹立たしそうに仁志がアレックスを振り払う。そのまま蹴飛ばそうとするのを美園は、仁志の腕を掴んで慌てて制止する。
「やめて! 私の犬よ! 父さんも可愛がっているの!」
咄嗟の美園の嘘に、仁志がちっと舌打ちして足を下した。
「仕方ない。まぁ、いい。来いよ」
ホッとしたのもつかの間、仁志が美園の腕を掴んで引きずるように離れの中に向かおうとした。
「綾川部長。ここにいらしたんですか?」
それに割り込むように聞こえた高坂の声に、美園は全身の力が抜けそうになった。
時々、どうしようもない苛立ちを覚えることもあったが、そんな時はアレックスに纏いつかれて固まる高坂の姿を思い出して、溜飲を下げた。
アレックスと高坂の仲は一進一退の状態が続いている。高坂はアレックスに餌やおやつをやったり、散歩に行ったりとまめに世話をして、徐々に慣れようと努力している。それはかなりうまくいっているが、不意に飛びかかられたり、纏わりつかれるとやはり恐怖に体が固まってしまうようだ。
アレックスは完全にそれを面白がり、高坂の不意を突くように飛びかかっている。
昨日は、背後から飛びかかられて、隣室にいた美園が驚くほどの悲鳴を上げていた。
何事かと慌てて駆けつけてみれば、床に座り込んだ高坂の膝の上に乗ったアレックスが、尻尾をぶんぶんと振って、彼の顔を舐めていた。
『不意を突かれて転びました』と情けなく眉を下げる男の姿を思い出して、美園はくすりと小さく笑いを漏らす。
高坂の努力を笑うのは失礼だとわかっているのだが、普段が冷静沈着な男だけに、アレックスといる時のギャップがおかしくて仕方ない。
これ以上は互いにストレスになると感じるときは、すかさず間に入るようにはしているが、基本的に美園は傍観者でいる。
美園は珈琲カップを手にして、すっかりと温くなってしまった珈琲を一口飲んだ。
そのまま離れの庭の花に視線を向ける。今、美園は中庭にパラソルを設置し、ガーデンテーブルを出して、仕事をしていた。
夏の日差しは強く気温も三十度を超えているが、庭木用のスプリンクラーが作動しているおかげで、日陰にいれば過ごしやすい気温になっていた。
離れの中にずっと閉じこもっているのは気持ちが欝々するからと、気分転換を兼ねて美園は庭にいた。足元ではアレックスが昼寝している。
取引先への返信メールを書くために長時間、パソコンを眺めて疲れた目には、庭の花々が癒しとなった。
凌霄花が今を盛りとばかりに花開き、そのオレンジの花弁を風に揺らしている。
その横では百日紅がピンクの花を開かせ、真っ白な芙蓉が日に輝いている。
母が愛した花々――この離れの庭は花が好きだった母のために、四季折々の花々が途切れることなく咲くように設計されている。四季それぞれに好きな花はあったと思うが、母は特に夏の花が好きだった気がする。
この離れにいると、自然と母のことが思い出された。美園が物心がつく頃には、完全に体調を崩して、この離れで療養していたせいで、美園が覚えている母との思い出は数が少ない。
ほぼ寝ついている姿しか思い出せないが、調子がよい日は絵本を読み聞かせてくれたり、庭に植えた花の名前を教えてくれた。
優しい人だった。優しすぎて、大企業の経営者の妻としてのプレッシャーに耐えられなかったのだろう。心と体を壊して、呆気ないほど簡単に、この世を去った――
強く抱きつけば、壊れてしまいそうな儚さがあって、幼心に母に無理をさせてはいけないと、いつも思っていた。
けれど、『美園ちゃん』と呼ばれると嬉しくて、何かしていても母の傍に飛んでいったものだ。
柔らかに笑う母の笑顔を覚えている。記憶の中のその微笑みは、今の美園にそっくりだ。
庭の花を眺めながら、母のことを思い出していれば、今までゆったりと昼寝していたアレックスが、むくりと起き上がった。警戒するようにきょろきょろと視線を巡らせている。
「アレックス?」
どうしたのかと愛犬に呼びかけた美園の耳に、本館からこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
――誰?
週に何度か使用人の誰かが離れの清掃に入っているが、今日はその予定はない。清掃以外で離れにやって来る時は、事前に必ず連絡が来る。あとこの離れに来るのは、高坂くらいだ。
だが、高坂がこんな時間に帰って来たとも思えなくて、美園の中に警戒心が湧く。
視線を巡らせていれば、本館に通じる道を歩いてくる男の姿を見つけて、美園は顔を顰めた。
「やあ。美園。久しぶり」
こちらに気づいた男――従弟の綾川仁志がにこやかな笑みを浮かべて、手を振ってくる。
――何でこの人が……
子どもの頃からこの従弟が、美園は苦手だった。仁志は何よりも父の考えに影響を受けている人間の一人だろう。女は男の三歩後ろをついてきて当たり前。父に相手にされない美園は、見下してもいい存在とばかりに、子どもの頃はよくいじめられたものだ。挙句、思春期を過ぎてからはその眼差しに欲望が混じり始め、露骨に誘われたこともある。
それが気持ち悪くて、思春期を過ぎるころには、出来るだけ仁志には近づかないようにしていた。
何より兄の葬儀中に、美園を口説こうとした男の非常識さは、忘れられない。
「伯父さんに用があって、本館に寄ったら美園が離れで暮らしてるって聞いてな。挨拶に来たんだよ。元気にしていたか?」
微笑みながら近づいてくる男の眼差しは、まるで獲物を前にした肉食獣のように見えて、美園の肌に鳥肌が立つ。
美園は、何時でも立って逃げ出せるように腰の位置を変えた。
――誰? 誰がこの人に、私がここにいるって教えたの?
古参の使用人は仁志の美園に対する欲望に気づいていた。だから、出来るだけこの従弟と二人きりにならないように、配慮してくれていた。新しく入った人間の誰かが、この従弟に買収でもされたのだろう。わざわざ高坂や他の使用人がいないこの時間を、仁志に教えたとしか考えられなかった。
父に用事があったと仁志は言うが、こんな時間に父が自宅にいるとは思えない。
美園が一人なのを狙って、現れたのだろう。美園の中の警戒心が増す。
「おかげさまで、元気にしてます」
「そんなかしこまらなくてもいいじゃないか。美園と俺の仲だろう? 久しぶりに会ったんだ。せっかくだし、一緒に茶でもどうだ?」
そう言うと仁志は、勝手に美園の前の席に座った。不快さに美園の顔が歪むが、それすらも仁志は面白いと言うように、にやけた笑みを浮かべた。
「久しぶりに会った従兄弟のために、お茶くらい淹れたらどうだ?」
自分勝手な男の言い分に、美園は鼻白む。
「一人のティータイムを楽しんでいたので、茶器が一人分しかないんです。今、本館の方で用意をお願いしますね」
誰かを呼ぶチャンスだと、美園はテーブルの上のスマートフォンを手にした。
「本館の使用人の手を煩わせるまでもない。ここは陽ざしも強いし、中でゆっくりと話をしようじゃないか」
スマートフォンを操作し本館に電話をしようとした美園の手を、仁志が掴んで止めた。
「智也の四十九日も近い。その前に二人で今後の将来について、話し合う必要があるだろう? 美園もそろそろ叔父さんを安心させてやりたいだろう?」
一体、何を話し合うと言うのだ。仁志との将来なんて考えたくもない。
黙っていれば、そこそこ整った顔立ちをしている男なのに、それを鼻にかけた傲慢さと、普段の粗野な面が滲み出た表情は、美園には気持ち悪いものにしか思えなかった。
離れの中に連れ込まれてしまえば、何をされるかわかったものではない。
「ごめんなさい。これからオンラインで仕事の打ち合わせの予定なので、また別の機会にしてもらえませんか?」
美園がやんわりと断りの言葉を口にした途端に、仁志の顔が不機嫌なものになる。
まさか断られるとは思っていなかったのだろう。
「俺との話し合いよりも大切だって言うのか? 仕事って言ってもただのお遊びだろ」
素直に言うことを聞かない美園に、仁志が苛立たしそうに声を荒らげ、その本性をあらわにする。
この声を聞きつけて、使用人の誰かがこちらに来てくれないかと思うが、本館と離れは距離がある。
――どうしよう。誰か……
スマートフォンを操作しようにも、手を仁志に掴まれているせいでうまくいかない。
立ち上がった仁志が美園の手を引いて立ち上がらせようとするのに、足に力を入れて抵抗する。
美園の恐怖心を感じ取ったのか、アレックスが姿勢を低くして威嚇の唸り声を上げ始めた。
痛みを伴う強さで腕を引かれて、強引に立ち上がらせられたのと、アレックスが仁志の足に飛びかかったのは同時だった。
「何だこの犬は!」
腹立たしそうに仁志がアレックスを振り払う。そのまま蹴飛ばそうとするのを美園は、仁志の腕を掴んで慌てて制止する。
「やめて! 私の犬よ! 父さんも可愛がっているの!」
咄嗟の美園の嘘に、仁志がちっと舌打ちして足を下した。
「仕方ない。まぁ、いい。来いよ」
ホッとしたのもつかの間、仁志が美園の腕を掴んで引きずるように離れの中に向かおうとした。
「綾川部長。ここにいらしたんですか?」
それに割り込むように聞こえた高坂の声に、美園は全身の力が抜けそうになった。
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