ヴァンパイアよ死神から逃げよ

ノアの凶暴性

　ノアは、ジョセフに言った。「じゃあ、そろそろ私の死神アランを倒しにいくか。」
ジョセフは、笑って言った。「お前は、まだ、人間の血も吸っていないだろう。まずは、そこからだ。それに知っているのか。アランは、死神だ。永遠に消滅することはない。それがお前の相手だ。」
ノアは、驚いた様子で言った。「消滅しないのか。私は、どうしたらいいんだ。あいつと、永遠に闘っていかなければいけないのか。」
ジョセフは、ため息を、ついて言った。「そうだ。こちらが、消滅させなければな。」
ノアは、言った。「こちらは、消滅させられるのか。ヴァンパイアは、永遠に存在するのでは、ないか。日が危ないのは、分かるが、死神に消滅させられるてしまうのか。」
ジョセフは、言った。「そうだ。死神にカマで首を飛ばされたら、それでおしまいだ。我々は、消滅する。」
ノアは、言った。「まぁ、いい。人間を倒しに行こう。」
ジョセフは、言った。「そうだ。まずは、人間の血を自分で吸えるようにするのだ。」
ノアは、笑った。「そんな、私に、吸えるようにとは、何事だ。人間なんぞ、すぐに、血を吸ってやる。」
ジョセフとアリスとノアは、いつもの人間の血を吸う通りに出た。すると、そこに人間が通った。
ジョセフは、ノアに言った。「首にかぶりつき、血を吸うのだ。わかったな。」
ノアは、言った。「わかった。早く行かせてくれ。喉が渇いた。」
ノアは、そういうと、人間の首にすぐにかぶりついた。次に、足にかぶりつこうとした。
ジョセフは、驚いて言った。「何をしている。ノア。かぶりつくのは、首だけだ。」
ノアは、言った。「まだ、足りない。足からも、血が、出るでは、ないか。全ての血を吸い付くしてやる。」
ジョセフは、言った。「だめだ。首だけだ、と言っただろう。」
ノアは、言った。「まぁ、いい。でも、まだ、私は、喉が渇いている。」
そういうと、次々と、人間を、襲っていった。多くの悲鳴が、聞こえてきた。ジョセフは、慌てて、止めた。「もう、いい加減にしろ。そのくらいでいいだろう。」ノアは、ギラギラした目で、言った。
「もっと、もっと吸わせろ。」