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呪術の訓練は続く2

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 ローガンは、ジョセフとアリスに命令した。
「今度は、下にある株を2つに割るのじゃ。」
ジョセフは、言った。「この小枝を置いていた株ですか。」
ローガンは、言った。「そうじゃ。その株じゃ。わしは、木も、真っ二つに割れるぞ。」
そういうと、手をかざし、生えている木を真っ二つに割った。
ジョセフとアリスは、また、目を丸くして言った。
「すごい。すごすぎる。」
ジョセフは、言った。「わかりました。やってみます。」
ローガンは、言った。「やってみます、じゃなくて、やります、じゃろ。なぁ、ばあさん。」
アイビーは、言った。「そうじゃ。私も木を真っ二つに出来るぞ。」
そういって、手をかざすと、木が真っ二つに割れた。
ジョセフとアリスは、また、目を丸くして驚いた。
アイビーは、言った。「訓練じゃ。訓練するのじゃ。」
ジョセフは、言った。「わかりました。訓練します。」
ジョセフとアリスは、その日から、株に向かって、手をかざした。
しかし、何日も何日も訓練しても出来なかった。
ジョセフは、思った。「小枝が割れたから、すぐに割れると思っていたが、やはり、無理か。いや、そう思ってては、出来ん。絶対に株を割るのだ。」
ジョセフとアリスは、更に、何ヵ月も、訓練を行った。
すると、今度は、アリスが、株を割ることが出来た。アリスは、喜んだ。「やったわ。やったわ。ジョセフ。」
ジョセフは、言った。「そうだな。すごいな。アリス。」
ジョセフは、負けじと、訓練を何日も何日もした。
ある日、ジョセフは、ついに株を割ることが出来た。
ローガンは、言った。「よくやった。今度は、木を割るのじゃ。かなり、難しいぞ。出来るのか。」
ジョセフは、言った。「やってみます。いや…。やります。」
ローガンは、言った。「じゃあ、早速、今から、訓練じゃ。」
ジョセフとアリスは、頷いた。
ジョセフとアリスは、早速、訓練を始めた。
ジョセフとアリスは、また、何日も何日も、木に向かって、手をかざした。
今までの訓練で、コツを得たのか。前よりもすんなりと、木を真っ二つに割ることが出来た。
ジョセフとアリスは、喜んだ。ジョセフは、言った。「やったぞ。やった。やっと、木を真っ二つに割ることが出来た。」
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