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最推し 執事様

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――――5年後

ベリーチェ、5歳になりました。
今日は私の専属執事が来る日。
どうか、どうか、ユシファンでありますように!

「ベリーチェ。今日からお前の専属執事になるユシファンだ。仲良くするんだよ。」

キターーーーーー!乙女ゲー確定!

「はい!お父様!勿論ですわ!
私、ベリーチェ・アンデルセンと申します。
ユシファン。よろしくお願いしますわ!」

「ユ、ユシファン・テルドールです。
よろしくお願い致します。」

「ユシファンはテルドール子爵家の三男だ。
ベリーチェと同い年だから、これから学園などでずっと一緒だ。護衛兼世話係をしてもらうから何かあったときはすぐにユシファンを頼るといい。」

「はい!お父様!ありがとうございます!」

しっかしまあ、幼い頃のユシファン激マブ!!!え、天使?天使が人間界に?うそ?髪サラサラ…綺麗な目…真っ白な肌…
あぁ、そうだ、私の最推しってユシファンだったわ…胸が高鳴る…

「あ、あのお嬢様…顔が近いです…」

「あ、あらごめんなさい…。
きて、屋敷を案内するわ。」

「ありがとうございます。」

ユシファンは攻略対象じゃないし、悪役令嬢の仲間だから存分に仲良くして大丈夫なはず!くぅ~!最推しとずっと一緒に人生歩めるなんて…この世に生まれてよかったーーーーーーーーー!!
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