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新たな仲間編
56 ミ、ミリア!?
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俺は何とかアダマンタイトを手に入れる事が出来た。バラバラでかなり細かくはなってはいるけど。大体15kg位だろうか、十分だ。
ミリアを鳥籠に入れて街へテレポートで戻って来た。一般的な宿屋に部屋を取って、ミリアを解放しよう。そう思っていた。
宿屋で部屋を取り、鳥籠からミリアを出した。またミリアが凄く驚いていたが、すぐに落ち着きを取り戻した。
「ミリア、アダマンタイトについては世話になった。仲間が居なくなって大変だろうが、頑張って生きろ。これは餞別だ。」
25階層で宝箱から出てきたショートソードを渡そうとした。するとミリアは片膝をついて頭を下げた。なんか騎士とかが上司に対してする礼みたいだな。
そんな事しなくていいのに。
「お願いがあります。私を、私を貴方様の配下に加えて頂けないでしょうか?どの様な事でも致します!メイドでも構いません。貴方様が高貴な方と言うのは分かってます。この2日で貴方様の人格者としての振る舞いに惚れました!是非にお願い申し上げます!」
・・・・・・何言ってんの?この子は・・・・・・・この子もどっかの良い家柄の子なの?じゃ家に帰れば良いじゃん。いい暮らしが待ってんだし。人格者としての振る舞いって・・・・飯を作っただけじゃん。
「ミリアよ、その話ぶりからして良家の娘なのだろう?ならば帰れば良い暮らしがまっているんじゃないか?」
「・・・・はい。私は騎士爵を持つ家の出身です。ですが、騎士爵は一代限りの貴族です。私には関係有りません。自分の身は自分で立てなくてはなりません。それで私は冒険者になりました。しかし、今は仲間もおらず、仕えたいと思える方に出会えました。是非に、是非にお願い致します。」
・・・・・何を言ってんだこの刈り上げ娘は?魔王に仕えてどうしようって言うんだ?言っちゃうぞ、俺は魔王だって。折角いい別れを演出したのに。
「・・・・お前は勘違いをしている。俺は人類の敵とされる者だぞ。悪い事は言わん。家に帰れ。もしくは仲間を集い、冒険者を続けるがいいだろう。」
もう、この話し方疲れるんだから早く納得しろよ!
「何を言われますか!!貴方様の様な方が人類の敵などと・・・・その様な事を言う輩が人類の敵なのでしょう。」
食い下がるねえ・・・・その理屈だと人類が人類の敵って事になるぞ。ある意味間違って無いけど。
「ミリアよ、今こそ言おう。俺は今代の魔王だ。この世界の人類全ての敵だ。お前を助けたのも気まぐれに過ぎん。人間がバカな事をしたら迷う事無く人間を滅ぼす。そう言う存在だ。分かったか?」
「・・・・・・・・・・ま、魔王・・・・・・・・・・」
ミリアの顔がみるみる青ざめていく。
よし、これで諦めがついたろう。ふう、やっと解放されるな。俺はベッドに剣を置きミリアに振り替える。
「ではな。元気で暮らせ。」
そう言ってテレポートで街の上空に飛んだ。既に夜の帳が降り始めている。武器屋に行こうと思ったが、もう閉まってるだろう。明日の朝に行ってみるか。一旦魔王城に戻るか?いや、俺は旅をしたくて出て来たんだ。宿屋に泊まろう。ミリアに見つからない様に高級宿に泊まるか。俺は街に降りて街の中心に近い所の3階建ての超高級宿に部屋を取った。1泊金貨5枚ってどんだけよ!まあ、俺には関係無いが。金は簡単に手に入るし。金が無くなれば商業ギルドで売ればいい。レアな物を沢山持ってるからな。この日は超高級宿で、旨い飯と広い風呂で癒されて、ふかふかのベッドで眠った。
次の日は気持ち良すぎて寝過ごしてしまった。昼前に目が覚めて、フロントに行くと自動的に連泊にされてしまった。そりゃそうか。この世界の人は日が昇ると起き出して食事をし、食事が終われば即仕事だもんな。元の世界の時間で言うと、4:30に起き出して5:30から働くって感じだろう。それじゃ昼飯を食べてから武器屋に出掛けますかね。
旨い昼飯を食べた後、フロントでこの街1番の腕ききの武器屋を教えて貰い、地図を頼りに街中を歩いていた。それにしても昼飯旨かったな。久々に魚なんて食べたよ。塩焼きとかじゃ無くて、切り身を焼いた物にソースが掛かっていてフランス料理みたいだった。魚の身もフワフワで、クチに入れると溶ける感じ!歯なんて要らないよ!はぁ・・・・毎日食べたいな。そんな事を考えてたら武器屋に到着した。
宿のフロントの話だと腕は超一流、どんな要求でも完璧にこなす職人堅気な店主がいる店だと言っていた。職人堅気ってのがちょっと引っ掛かるが、まず入ってみよう。
ギイィとドアを開けて店に入る。カウンターには誰も居ない。奥の方からカン、キーン、カン、キーンと金属を打つ音が聞こえる。何かを作っているのだろう。リズム良く聞こえる打撃音を聞きながら、店内の武器を見て回る。武器の良し悪しは解らんが、美しいと感じる。それに良く切れそうだ。材質は鉄だろうか?シルバーに輝いている。それにしても槍が多いな。薙刀もあるし。まぁ、人間相手の戦争なら、剣よりも槍の方が使い勝手がいいからな。例えフルプレートメイルでも隙間を突けるし、柄でも剣とやりあえる。なんと言っても、敵との距離を取って戦えるのが大きい。ここの店主は命を大切に考えてるんだな。難点を言えば持ち運びが不便って事だけか。
「なんだ、客が居たのか。声を掛けてくれたら良かったのに。」
店内を見学してたら店主らしき女に声を掛けられた。
「声を掛けても良かったのか?何かを打ってる音がしたんでな。」
「全然構わないよ。それで何が欲しいんだい?」
30歳位か?かなり筋肉質な体をしてるな。毎日鉄を打ってりゃそうなるか。
「いや、ちょっと聞きたい事があってな。この街一番の店だと聞いて来てみたんだ。」
「・・・・・ふーん、聞きたい事ってなんだい?言ってみな?」
「アダマンタイトを扱った事はあるか?」
「アダマンタイト?アハハハ!あんたメイスか鎚でも作るつもりかい?確かに固い金属だよ。でもね、バカみたいに高いんだよ?家が2~3軒立てられる様な値段がするんだよ。それにここ数年この街では流通してないよ。諦めな。」
「・・・・扱った事は無いのか?」
「ある事はあるよ。でもマトモに仕上げられなかったねぇ。固すぎて。」
ほう・・・・そんなに加工しづらいのか。
「剣を作るとしたらどうだろうか?」
「はっ?剣だ?あんた、話を聞いて無かったのかい?アダマンタイトは固すぎんだよ。剣の形にはなるだろうけど、研げないんだよ!切れない剣を作ってどうすんだい!」
確かに!その通りだ。
「あんた、もしアダマンタイトを持ってるんなら、武器じゃなくて防具を作りな。急所の部分を守る様に作るんだ。そしたら長生き出来るよ。」
おお!武器屋なのに防具を勧めて来たぞ!やっぱりこの女は客の命の事をしっかりと考えてる!街一番と言われるだけの事はある。こんな対応されたら信用しちゃうもんな。
「そうか、色々答えてくれて有り難う。最後にこれを鑑定して見てくれ。」
アダマンタイトの欠片を女店主に見せた。女店主は手に取り、日射しに翳して言った。
「・・・・アダマンタイトだね。本物だよ。まさか本当に持ってるとはね。」
女店主は驚いた様子も無く、ただ淡々と言った。
「アダマンタイトは固いのは解った。では溶かして他の金属と合わせることは可能か?」
「・・・・う~んどうだろうね?あたしはやった事が無いから分からんけど、溶かす事は出来るよ。アダマンタイトのメイスや鎚は型に流し入れて作るからね。」
成る程。勉強になります。
「分かった。その欠片は情報料だ。取っといてくれ。それじゃっ。」
「ま、待ちな!この親指大の欠片だって相当な金額がするんだよ?持って帰りなよ!」
俺は女店主に軽く手を振ってドアに向かって歩き出そうとしたら、ドアが勢い良く開いた。
「ハァ、ハァ、やっと見つけました!魔王様!!!」
ミ、ミリア?
ミリアを鳥籠に入れて街へテレポートで戻って来た。一般的な宿屋に部屋を取って、ミリアを解放しよう。そう思っていた。
宿屋で部屋を取り、鳥籠からミリアを出した。またミリアが凄く驚いていたが、すぐに落ち着きを取り戻した。
「ミリア、アダマンタイトについては世話になった。仲間が居なくなって大変だろうが、頑張って生きろ。これは餞別だ。」
25階層で宝箱から出てきたショートソードを渡そうとした。するとミリアは片膝をついて頭を下げた。なんか騎士とかが上司に対してする礼みたいだな。
そんな事しなくていいのに。
「お願いがあります。私を、私を貴方様の配下に加えて頂けないでしょうか?どの様な事でも致します!メイドでも構いません。貴方様が高貴な方と言うのは分かってます。この2日で貴方様の人格者としての振る舞いに惚れました!是非にお願い申し上げます!」
・・・・・・何言ってんの?この子は・・・・・・・この子もどっかの良い家柄の子なの?じゃ家に帰れば良いじゃん。いい暮らしが待ってんだし。人格者としての振る舞いって・・・・飯を作っただけじゃん。
「ミリアよ、その話ぶりからして良家の娘なのだろう?ならば帰れば良い暮らしがまっているんじゃないか?」
「・・・・はい。私は騎士爵を持つ家の出身です。ですが、騎士爵は一代限りの貴族です。私には関係有りません。自分の身は自分で立てなくてはなりません。それで私は冒険者になりました。しかし、今は仲間もおらず、仕えたいと思える方に出会えました。是非に、是非にお願い致します。」
・・・・・何を言ってんだこの刈り上げ娘は?魔王に仕えてどうしようって言うんだ?言っちゃうぞ、俺は魔王だって。折角いい別れを演出したのに。
「・・・・お前は勘違いをしている。俺は人類の敵とされる者だぞ。悪い事は言わん。家に帰れ。もしくは仲間を集い、冒険者を続けるがいいだろう。」
もう、この話し方疲れるんだから早く納得しろよ!
「何を言われますか!!貴方様の様な方が人類の敵などと・・・・その様な事を言う輩が人類の敵なのでしょう。」
食い下がるねえ・・・・その理屈だと人類が人類の敵って事になるぞ。ある意味間違って無いけど。
「ミリアよ、今こそ言おう。俺は今代の魔王だ。この世界の人類全ての敵だ。お前を助けたのも気まぐれに過ぎん。人間がバカな事をしたら迷う事無く人間を滅ぼす。そう言う存在だ。分かったか?」
「・・・・・・・・・・ま、魔王・・・・・・・・・・」
ミリアの顔がみるみる青ざめていく。
よし、これで諦めがついたろう。ふう、やっと解放されるな。俺はベッドに剣を置きミリアに振り替える。
「ではな。元気で暮らせ。」
そう言ってテレポートで街の上空に飛んだ。既に夜の帳が降り始めている。武器屋に行こうと思ったが、もう閉まってるだろう。明日の朝に行ってみるか。一旦魔王城に戻るか?いや、俺は旅をしたくて出て来たんだ。宿屋に泊まろう。ミリアに見つからない様に高級宿に泊まるか。俺は街に降りて街の中心に近い所の3階建ての超高級宿に部屋を取った。1泊金貨5枚ってどんだけよ!まあ、俺には関係無いが。金は簡単に手に入るし。金が無くなれば商業ギルドで売ればいい。レアな物を沢山持ってるからな。この日は超高級宿で、旨い飯と広い風呂で癒されて、ふかふかのベッドで眠った。
次の日は気持ち良すぎて寝過ごしてしまった。昼前に目が覚めて、フロントに行くと自動的に連泊にされてしまった。そりゃそうか。この世界の人は日が昇ると起き出して食事をし、食事が終われば即仕事だもんな。元の世界の時間で言うと、4:30に起き出して5:30から働くって感じだろう。それじゃ昼飯を食べてから武器屋に出掛けますかね。
旨い昼飯を食べた後、フロントでこの街1番の腕ききの武器屋を教えて貰い、地図を頼りに街中を歩いていた。それにしても昼飯旨かったな。久々に魚なんて食べたよ。塩焼きとかじゃ無くて、切り身を焼いた物にソースが掛かっていてフランス料理みたいだった。魚の身もフワフワで、クチに入れると溶ける感じ!歯なんて要らないよ!はぁ・・・・毎日食べたいな。そんな事を考えてたら武器屋に到着した。
宿のフロントの話だと腕は超一流、どんな要求でも完璧にこなす職人堅気な店主がいる店だと言っていた。職人堅気ってのがちょっと引っ掛かるが、まず入ってみよう。
ギイィとドアを開けて店に入る。カウンターには誰も居ない。奥の方からカン、キーン、カン、キーンと金属を打つ音が聞こえる。何かを作っているのだろう。リズム良く聞こえる打撃音を聞きながら、店内の武器を見て回る。武器の良し悪しは解らんが、美しいと感じる。それに良く切れそうだ。材質は鉄だろうか?シルバーに輝いている。それにしても槍が多いな。薙刀もあるし。まぁ、人間相手の戦争なら、剣よりも槍の方が使い勝手がいいからな。例えフルプレートメイルでも隙間を突けるし、柄でも剣とやりあえる。なんと言っても、敵との距離を取って戦えるのが大きい。ここの店主は命を大切に考えてるんだな。難点を言えば持ち運びが不便って事だけか。
「なんだ、客が居たのか。声を掛けてくれたら良かったのに。」
店内を見学してたら店主らしき女に声を掛けられた。
「声を掛けても良かったのか?何かを打ってる音がしたんでな。」
「全然構わないよ。それで何が欲しいんだい?」
30歳位か?かなり筋肉質な体をしてるな。毎日鉄を打ってりゃそうなるか。
「いや、ちょっと聞きたい事があってな。この街一番の店だと聞いて来てみたんだ。」
「・・・・・ふーん、聞きたい事ってなんだい?言ってみな?」
「アダマンタイトを扱った事はあるか?」
「アダマンタイト?アハハハ!あんたメイスか鎚でも作るつもりかい?確かに固い金属だよ。でもね、バカみたいに高いんだよ?家が2~3軒立てられる様な値段がするんだよ。それにここ数年この街では流通してないよ。諦めな。」
「・・・・扱った事は無いのか?」
「ある事はあるよ。でもマトモに仕上げられなかったねぇ。固すぎて。」
ほう・・・・そんなに加工しづらいのか。
「剣を作るとしたらどうだろうか?」
「はっ?剣だ?あんた、話を聞いて無かったのかい?アダマンタイトは固すぎんだよ。剣の形にはなるだろうけど、研げないんだよ!切れない剣を作ってどうすんだい!」
確かに!その通りだ。
「あんた、もしアダマンタイトを持ってるんなら、武器じゃなくて防具を作りな。急所の部分を守る様に作るんだ。そしたら長生き出来るよ。」
おお!武器屋なのに防具を勧めて来たぞ!やっぱりこの女は客の命の事をしっかりと考えてる!街一番と言われるだけの事はある。こんな対応されたら信用しちゃうもんな。
「そうか、色々答えてくれて有り難う。最後にこれを鑑定して見てくれ。」
アダマンタイトの欠片を女店主に見せた。女店主は手に取り、日射しに翳して言った。
「・・・・アダマンタイトだね。本物だよ。まさか本当に持ってるとはね。」
女店主は驚いた様子も無く、ただ淡々と言った。
「アダマンタイトは固いのは解った。では溶かして他の金属と合わせることは可能か?」
「・・・・う~んどうだろうね?あたしはやった事が無いから分からんけど、溶かす事は出来るよ。アダマンタイトのメイスや鎚は型に流し入れて作るからね。」
成る程。勉強になります。
「分かった。その欠片は情報料だ。取っといてくれ。それじゃっ。」
「ま、待ちな!この親指大の欠片だって相当な金額がするんだよ?持って帰りなよ!」
俺は女店主に軽く手を振ってドアに向かって歩き出そうとしたら、ドアが勢い良く開いた。
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ミ、ミリア?
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