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戦争介入編
45 戦闘開始
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4日目の朝を迎えた。今日は何と言っても、戦うかも知れない日だ。2人には楽しんで欲しい。楽しむと言っても人殺しじゃ無いよ。戦いをだ。結果として人が死ぬってだけだ。戦いがあれば片方が生き残り、もう片方が死ぬ。それは仕方の無い事なんだ。ヒロシもハルカも人間が好きだ。だけど戦いもそれ以上に好きなんだ。だからこそ楽しんで貰いたい。
朝食が終わると、また集合が掛かった。
「総司令官様より訓示を頂く。心して聞く様に!」
・・・・・またかよ。もういいよ。昨日と同じ事を言うんだろ?
「あー、諸君、おはよう!遂にこの時が来た!テロリストを粉砕する時が!多くは言うまい。敵は5000と情報が来ておる。我が軍の半分以外だ。必ずや討ち滅ぼして凱旋しようぞ!」
「ウオオオオオ!!!」
へー、あの街の領主5000も兵を集めたんだ。中々やるじゃん。あの街の規模からしたら2000人集めるのが一杯一杯だと思ったんだけどな。もしかしたら、他の国と繋がっているのかもね。
「ねえ、マオさん、すぐに戦争が始まるの?」
「昼前くらいじゃないか?いくら何でも敵の目と鼻の先で夜営はしないだろ?夜襲されたら目も当てられないからな。」
「フーン、そうなんだ。じゃ、慌てる必要無いのね。」
「ああ、午前中はのんびり準備体操でもしてたらいいんじゃないか?」
そんな事を話てたら軍が進み出した。簡単に勝てると思ってか、兵士や冒険者の顔には緊張感が無い。まあ、そんなヤツから本当の戦いになったら死ぬんだよな。今回は俺達が殆ど倒す予定だから死ぬ事は無いとは思うけど。
出発してからヒロシとハルカは軽い組み手をしている。準備運動ってとこか。
「おーい、あんまり集中し過ぎるなよ!置いてくぞー!」
「まっ、待ってーー!」
「うわっ!あんな先に行っちゃってる!」
2人が全力疾走で走ってくる。はえーな!?そんなに体力使うと最後までもたねぇぞ?
3時間後・・・・目的地に着いたみたいだ。ちょっとだけ盛り上がった丘の上に陣を取ったみたいだな。
かなり遠くに城門が見える。
この軍は4つに分ける様だ。東西南北に城門があるからだろうな。相手は5000人、こっちは12000人それを4部隊に分けたら1部隊3000人だ。そうなると敵は1点突破して1部隊づつ潰してくんじゃないのか?
それかこっちの他の部隊が集まって来た所で、半分近くの人数を手薄になった城門から出して後ろから強襲するとか?ま、それでも勝てる見込みは薄いけどな。
俺達は南門に配属された。部隊分けが終わって、南門前に来たが当然閉まっている。さて、俺達の出番だな。と思ったら部隊長が待機とか言い出した。
「ヒロシ、ハルカ行くぞ!」
「うん!」
「待ってました!」
俺達はスッと前に出て門をファイヤーボールで吹っ飛ばした。
「ヒロシ!ハルカ!行って来い!」
「「はい!!」」
「お、お、お前達ー!な、何をやっとるかー!!!」
部隊長が怒ってる。解るよ、待機だって命令されたんだろ?勝手に部下が突入したら責任問題だもんねぇ。中間管理職は辛いよねぇ。だけど知らねえよ!俺達部外者だし。コイツらになんか言っとくべきかな?いや、面倒臭いからいいや。
俺は空へ飛び上がりヒロシ達を追った。どうやら南門はハズレだったみたいだな。ヒロシ達は・・・・・いた!西門に行ったか。残念だがそこもハズレだ。500程度しか居ない。丁度良い、アイツらの戦いぶりをちょっと見てみるか。おっ、ヒロシが得意の壁を出してるな。ん?たった3枚だけか?そんなに弱く見えたのか?500もいるんだぞ、大丈夫か?ハルカは何をしている?うおっ!?ス、スゲーな・・・・剣でバスバス斬り倒してるな。流石ミスリル合金のショートソードってとこか。それにしても切れ味エゲツねぇ・・・・・ハルカが片手で首やら胴体を切断してやがる!ヒロシは意外だな。アースバレットでハルカを援護しながら、自分の周りの敵も同時に攻撃してる。戦闘狂のヒロシなら、自分の拳でガンガン殴り殺して行くと思ったんだけどな。
ヒロシもハルカも飛ばすなぁ。あっという間に半分は倒したぞ。あと200ちょいなら楽勝か。5分もあれば終わるだろう。あれ?急に敵の戦線が崩壊したぞ?指揮官が殺られたか?敵の兵士達は逃げ出す者が出て来ている。それを見たヒロシは魔法を止めて、本来の格闘戦を始めている。ヒロシもスゲーな。北斗○拳並だぞ!殴り飛ばすとかじゃ無くて、パンチのスピードが早すぎて、殴った所が穴が開いている。うーん、敵が殺られる瞬間に『ぺげぇー!』とか『ほげえー!』とか言ってたら面白いのにな。そんな暇も無いか。拳が当たった瞬間に体の一部が無くなってるんだからな。
程無くして戦闘が終わった。それにしても・・・・スゲー。この言葉しか出て来ない。周りには死体の山、山、山。
「お疲れさん。どうだった、人間と戦ってみて。」
2人の血塗れの服を、水魔法で洗い流しながら感想を聞いてみた。
「う~ん、全然手応えが無いね。ちょっと拍子抜けだよ。」
「そうね・・・・向かって来る人間も少なかったわね。」
「じゃ、もう少し人数が多い所に行って見るか?」
2人に桃を渡しながら聞いてみた。
「相変わらず美味しいね、ダンジョンフルーツは。僕は行ってみたい。ハルカは?」
「私もまだまだ戦えるわ。それに自分の限界はどの位か知りたいから行きたいわ。」
2人共まだ殺る気満々だ。敵が弱く感じるのは仕方無い。今までこの3人で戦闘訓練して来たんだから。
「それじゃ俺に掴まれ。敵のド真ん中に落としてやる。」
「「うん!」」
俺達は上空に飛び上がり、敵兵の塊を探した。城に一番近い北門に2000近くが見える。
「あそこに落とすぞ。いいか?」
「うん!」
「あれなら倒し概がありそうね!」
俺は北門の上に行きゆっくりと下に降りて行き50m位の高さから2人を敵兵のド真ん中に落とした。
2人は嬉しそうに笑いながら落ちて行った。
朝食が終わると、また集合が掛かった。
「総司令官様より訓示を頂く。心して聞く様に!」
・・・・・またかよ。もういいよ。昨日と同じ事を言うんだろ?
「あー、諸君、おはよう!遂にこの時が来た!テロリストを粉砕する時が!多くは言うまい。敵は5000と情報が来ておる。我が軍の半分以外だ。必ずや討ち滅ぼして凱旋しようぞ!」
「ウオオオオオ!!!」
へー、あの街の領主5000も兵を集めたんだ。中々やるじゃん。あの街の規模からしたら2000人集めるのが一杯一杯だと思ったんだけどな。もしかしたら、他の国と繋がっているのかもね。
「ねえ、マオさん、すぐに戦争が始まるの?」
「昼前くらいじゃないか?いくら何でも敵の目と鼻の先で夜営はしないだろ?夜襲されたら目も当てられないからな。」
「フーン、そうなんだ。じゃ、慌てる必要無いのね。」
「ああ、午前中はのんびり準備体操でもしてたらいいんじゃないか?」
そんな事を話てたら軍が進み出した。簡単に勝てると思ってか、兵士や冒険者の顔には緊張感が無い。まあ、そんなヤツから本当の戦いになったら死ぬんだよな。今回は俺達が殆ど倒す予定だから死ぬ事は無いとは思うけど。
出発してからヒロシとハルカは軽い組み手をしている。準備運動ってとこか。
「おーい、あんまり集中し過ぎるなよ!置いてくぞー!」
「まっ、待ってーー!」
「うわっ!あんな先に行っちゃってる!」
2人が全力疾走で走ってくる。はえーな!?そんなに体力使うと最後までもたねぇぞ?
3時間後・・・・目的地に着いたみたいだ。ちょっとだけ盛り上がった丘の上に陣を取ったみたいだな。
かなり遠くに城門が見える。
この軍は4つに分ける様だ。東西南北に城門があるからだろうな。相手は5000人、こっちは12000人それを4部隊に分けたら1部隊3000人だ。そうなると敵は1点突破して1部隊づつ潰してくんじゃないのか?
それかこっちの他の部隊が集まって来た所で、半分近くの人数を手薄になった城門から出して後ろから強襲するとか?ま、それでも勝てる見込みは薄いけどな。
俺達は南門に配属された。部隊分けが終わって、南門前に来たが当然閉まっている。さて、俺達の出番だな。と思ったら部隊長が待機とか言い出した。
「ヒロシ、ハルカ行くぞ!」
「うん!」
「待ってました!」
俺達はスッと前に出て門をファイヤーボールで吹っ飛ばした。
「ヒロシ!ハルカ!行って来い!」
「「はい!!」」
「お、お、お前達ー!な、何をやっとるかー!!!」
部隊長が怒ってる。解るよ、待機だって命令されたんだろ?勝手に部下が突入したら責任問題だもんねぇ。中間管理職は辛いよねぇ。だけど知らねえよ!俺達部外者だし。コイツらになんか言っとくべきかな?いや、面倒臭いからいいや。
俺は空へ飛び上がりヒロシ達を追った。どうやら南門はハズレだったみたいだな。ヒロシ達は・・・・・いた!西門に行ったか。残念だがそこもハズレだ。500程度しか居ない。丁度良い、アイツらの戦いぶりをちょっと見てみるか。おっ、ヒロシが得意の壁を出してるな。ん?たった3枚だけか?そんなに弱く見えたのか?500もいるんだぞ、大丈夫か?ハルカは何をしている?うおっ!?ス、スゲーな・・・・剣でバスバス斬り倒してるな。流石ミスリル合金のショートソードってとこか。それにしても切れ味エゲツねぇ・・・・・ハルカが片手で首やら胴体を切断してやがる!ヒロシは意外だな。アースバレットでハルカを援護しながら、自分の周りの敵も同時に攻撃してる。戦闘狂のヒロシなら、自分の拳でガンガン殴り殺して行くと思ったんだけどな。
ヒロシもハルカも飛ばすなぁ。あっという間に半分は倒したぞ。あと200ちょいなら楽勝か。5分もあれば終わるだろう。あれ?急に敵の戦線が崩壊したぞ?指揮官が殺られたか?敵の兵士達は逃げ出す者が出て来ている。それを見たヒロシは魔法を止めて、本来の格闘戦を始めている。ヒロシもスゲーな。北斗○拳並だぞ!殴り飛ばすとかじゃ無くて、パンチのスピードが早すぎて、殴った所が穴が開いている。うーん、敵が殺られる瞬間に『ぺげぇー!』とか『ほげえー!』とか言ってたら面白いのにな。そんな暇も無いか。拳が当たった瞬間に体の一部が無くなってるんだからな。
程無くして戦闘が終わった。それにしても・・・・スゲー。この言葉しか出て来ない。周りには死体の山、山、山。
「お疲れさん。どうだった、人間と戦ってみて。」
2人の血塗れの服を、水魔法で洗い流しながら感想を聞いてみた。
「う~ん、全然手応えが無いね。ちょっと拍子抜けだよ。」
「そうね・・・・向かって来る人間も少なかったわね。」
「じゃ、もう少し人数が多い所に行って見るか?」
2人に桃を渡しながら聞いてみた。
「相変わらず美味しいね、ダンジョンフルーツは。僕は行ってみたい。ハルカは?」
「私もまだまだ戦えるわ。それに自分の限界はどの位か知りたいから行きたいわ。」
2人共まだ殺る気満々だ。敵が弱く感じるのは仕方無い。今までこの3人で戦闘訓練して来たんだから。
「それじゃ俺に掴まれ。敵のド真ん中に落としてやる。」
「「うん!」」
俺達は上空に飛び上がり、敵兵の塊を探した。城に一番近い北門に2000近くが見える。
「あそこに落とすぞ。いいか?」
「うん!」
「あれなら倒し概がありそうね!」
俺は北門の上に行きゆっくりと下に降りて行き50m位の高さから2人を敵兵のド真ん中に落とした。
2人は嬉しそうに笑いながら落ちて行った。
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