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戦争介入編
36 ヒロシとハルカの魔法
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さぁて、今日も見に行くぞ。軽く朝食を取ってから昨日の戦争の勝者が入った街に跳んだ。
(今日はどこまで進むんだろ?まさかこの街も攻め落とすのか?)
もうワクワクが止まらない。ライブで戦争の始まりが見れるかも知れない。そう思って動き出すのを待った。待ってる間は暇だったので街中に入ってどんな食べ物が有るのか見て回った。ここには名物は無かったが、肉をクレープで包んだ屋台で売ってる立ち食い出来る物が旨かった。タレが甘辛で良かった。
おかしい・・・・・もう昼だぞ。まだ出発しないのか?この街を攻めるにしても時間が遅い。どうなってんだ?俺は兵士が休んでいるだろう宿屋周辺を見に行ってみた。
(あれ~?兵士が居ない。どうなってんだろ?昨日落とした街に夜明けから行ってるとかか?いや、それなら軍を2つに分けないだろ?さっぱり解らん。)
俺は念の為、1度焼かれた街の方へ跳んで、兵士が来てないか確かめた。
(う~ん、やっぱり来てないっぽいな。昨日より少ない人数で街を漁ってるもんな。)
すぐに元の街に戻って上空から街を眺めた。
(うん?ちょっと待てよ?あれは領主の城だよな。なんで昨日の兵士が沢山居るんだ?)
上空から領主の城を見てみると、沢山の兵士が庭に整列している。
(おいおいおいおい、もしかして内乱か?敵国から領土を取るよりも、味方から奪い取る方が楽だから騙し撃ちして落としたのか?)
マジか・・・・・クソ野郎だな。ここの領主は。でもここが王国なのか、帝国なのか知らんが、国のトップに狙われるんじゃないのか?その時は領民を肉の盾にして戦うと言うのか?内乱が大きくなれば国力が落ちる。そうなると周りの国から狙われるのは当たり前。戦争が拡大するじゃねーか!
面白い!実に面白いんだけどさ。でっかい戦争を見てみたい。だけど俺、魔王なんだよな。どう対処するべきかな。もう、面倒臭せぇな。ちょっと城に帰って考えを纏めよう。
城に帰って書庫に入って参考になりそうな物を探した。前魔王様は基本人間の争いには介入しなかったみたいだ。戦争で土地が荒廃して自然に何らかの影響が出た時に、何らかの罰をドカンと落としたみたいだ。時間差攻撃だな。
俺はどうしようかな・・・・大戦争になったら龍王を出してこの国潰しちゃおうかな。俺の魔法で簡単に潰すのは面白みが無いからダメだね。でも俺には魔法しか無いんだよね。武術とか剣術なんてやった事無いし。それより、ヒロシとハルカをぶっ込んで暴れさせるのもいいな。
まあ、内乱にせよ、他国との戦争にせよ、準備期間かあるから2~3ヶ月は間が空くだろ。その間に何か考えればいいしな。
すぐに戦争が始まらないのは残念だが、少し経てば始まる可能性が高いので今は我慢しよう。
ヒロシとハルカはどうしてるかな?俺は最近いつも2人が訓練している城の下の森へ行ってみた。
えっ・・・・?何してるんだろ?2人は立ったまま目を瞑っている。もしかして瞑想か?イメージを作ってるんだろうか?暫く動かなかったが、30分経った位にハルカが両手を前に構えて、魔法を使ったみたいだ。俺には変化が解らなかったが、少しは何か出来たみたいだ。ハルカが喜んでいる。
ヒロシは・・・・何もしてない。いや、何かしている!何だ?何をした?ヒロシはいる。居るんだ!だけどどうしても意識がハルカに向いてしまう。そのせいでヒロシを意識出来ない。ハルカは一人で次の魔法の練習をする為に黙って集中している。
(これは・・・・気配を消しているのか?気配を消すと言うのは、相手からすればこんな感じなのか?初めてかけられたから解らなかった。)
「ヒロシ!やるな!上手くお前の魔法に掛かっちまったよ!」
喜ぶべき所だが、魔法に掛けられた事が悔しくて、大声でヒロシを褒めて魔法を解かせた。
「へへへっ♪魔王に褒められた♪」
思った通りヒロシは魔法を解いた。
「いや、凄い魔法だった。ヒロシが意識から消えた。あれは俺を見つけて、俺だけにぶつけた魔法か?」
「ううん、違うよ。僕の周りに居る物全てに掛かる様に意識したんだ。」
マジか!この魔法を持続的に使えるなら、集団戦に有利に戦えるじゃん!
「ヒロシはこの魔法を磨け!戦いの時に凄い武器になるぞ!」
「本当!?僕、頑張るよ!」
「・・・・・・・私だってちょっと魔法使えたもん・・・」
ちっちゃい声で抗議している。
「ハルカは今何の魔法を練習してたんだ?」
「・・・・・・・土魔法・・・・」
成る程、ヒロシにも出来たんなら、自分にも出来ると踏んだんだな。少し手伝ってやるか。
「ハルカ、ちょっと来い。」
「何?」
「お前、ヒロシの壁は良く見ているだろ?あれを強くイメージしろ。勿論魔力もな。その上で少し手伝ってやる。」
ハルカの肩に手を置いて弱めに魔力を流す。強すぎると魔力の感じ方が鈍くなる可能性もあるからな。最初は「この位か」と言うのを覚えて貰わないとね。
「うわっ魔力が解る!これなら出来るかも!」
ハルカは練習してた時と同じ様に目を瞑って集中し出した。
「アースウォール!」
ヒロシ程スッと壁にはならなかったが、ゴゴゴと1m位の壁が現れた。
「ッ!!で、出来た!魔王出来たよ!」
「おう、良かったな。その感覚を忘れるなよ?」
「うん!」
ハルカは夕方までずっと取り付かれた様に練習していた。
(今日はどこまで進むんだろ?まさかこの街も攻め落とすのか?)
もうワクワクが止まらない。ライブで戦争の始まりが見れるかも知れない。そう思って動き出すのを待った。待ってる間は暇だったので街中に入ってどんな食べ物が有るのか見て回った。ここには名物は無かったが、肉をクレープで包んだ屋台で売ってる立ち食い出来る物が旨かった。タレが甘辛で良かった。
おかしい・・・・・もう昼だぞ。まだ出発しないのか?この街を攻めるにしても時間が遅い。どうなってんだ?俺は兵士が休んでいるだろう宿屋周辺を見に行ってみた。
(あれ~?兵士が居ない。どうなってんだろ?昨日落とした街に夜明けから行ってるとかか?いや、それなら軍を2つに分けないだろ?さっぱり解らん。)
俺は念の為、1度焼かれた街の方へ跳んで、兵士が来てないか確かめた。
(う~ん、やっぱり来てないっぽいな。昨日より少ない人数で街を漁ってるもんな。)
すぐに元の街に戻って上空から街を眺めた。
(うん?ちょっと待てよ?あれは領主の城だよな。なんで昨日の兵士が沢山居るんだ?)
上空から領主の城を見てみると、沢山の兵士が庭に整列している。
(おいおいおいおい、もしかして内乱か?敵国から領土を取るよりも、味方から奪い取る方が楽だから騙し撃ちして落としたのか?)
マジか・・・・・クソ野郎だな。ここの領主は。でもここが王国なのか、帝国なのか知らんが、国のトップに狙われるんじゃないのか?その時は領民を肉の盾にして戦うと言うのか?内乱が大きくなれば国力が落ちる。そうなると周りの国から狙われるのは当たり前。戦争が拡大するじゃねーか!
面白い!実に面白いんだけどさ。でっかい戦争を見てみたい。だけど俺、魔王なんだよな。どう対処するべきかな。もう、面倒臭せぇな。ちょっと城に帰って考えを纏めよう。
城に帰って書庫に入って参考になりそうな物を探した。前魔王様は基本人間の争いには介入しなかったみたいだ。戦争で土地が荒廃して自然に何らかの影響が出た時に、何らかの罰をドカンと落としたみたいだ。時間差攻撃だな。
俺はどうしようかな・・・・大戦争になったら龍王を出してこの国潰しちゃおうかな。俺の魔法で簡単に潰すのは面白みが無いからダメだね。でも俺には魔法しか無いんだよね。武術とか剣術なんてやった事無いし。それより、ヒロシとハルカをぶっ込んで暴れさせるのもいいな。
まあ、内乱にせよ、他国との戦争にせよ、準備期間かあるから2~3ヶ月は間が空くだろ。その間に何か考えればいいしな。
すぐに戦争が始まらないのは残念だが、少し経てば始まる可能性が高いので今は我慢しよう。
ヒロシとハルカはどうしてるかな?俺は最近いつも2人が訓練している城の下の森へ行ってみた。
えっ・・・・?何してるんだろ?2人は立ったまま目を瞑っている。もしかして瞑想か?イメージを作ってるんだろうか?暫く動かなかったが、30分経った位にハルカが両手を前に構えて、魔法を使ったみたいだ。俺には変化が解らなかったが、少しは何か出来たみたいだ。ハルカが喜んでいる。
ヒロシは・・・・何もしてない。いや、何かしている!何だ?何をした?ヒロシはいる。居るんだ!だけどどうしても意識がハルカに向いてしまう。そのせいでヒロシを意識出来ない。ハルカは一人で次の魔法の練習をする為に黙って集中している。
(これは・・・・気配を消しているのか?気配を消すと言うのは、相手からすればこんな感じなのか?初めてかけられたから解らなかった。)
「ヒロシ!やるな!上手くお前の魔法に掛かっちまったよ!」
喜ぶべき所だが、魔法に掛けられた事が悔しくて、大声でヒロシを褒めて魔法を解かせた。
「へへへっ♪魔王に褒められた♪」
思った通りヒロシは魔法を解いた。
「いや、凄い魔法だった。ヒロシが意識から消えた。あれは俺を見つけて、俺だけにぶつけた魔法か?」
「ううん、違うよ。僕の周りに居る物全てに掛かる様に意識したんだ。」
マジか!この魔法を持続的に使えるなら、集団戦に有利に戦えるじゃん!
「ヒロシはこの魔法を磨け!戦いの時に凄い武器になるぞ!」
「本当!?僕、頑張るよ!」
「・・・・・・・私だってちょっと魔法使えたもん・・・」
ちっちゃい声で抗議している。
「ハルカは今何の魔法を練習してたんだ?」
「・・・・・・・土魔法・・・・」
成る程、ヒロシにも出来たんなら、自分にも出来ると踏んだんだな。少し手伝ってやるか。
「ハルカ、ちょっと来い。」
「何?」
「お前、ヒロシの壁は良く見ているだろ?あれを強くイメージしろ。勿論魔力もな。その上で少し手伝ってやる。」
ハルカの肩に手を置いて弱めに魔力を流す。強すぎると魔力の感じ方が鈍くなる可能性もあるからな。最初は「この位か」と言うのを覚えて貰わないとね。
「うわっ魔力が解る!これなら出来るかも!」
ハルカは練習してた時と同じ様に目を瞑って集中し出した。
「アースウォール!」
ヒロシ程スッと壁にはならなかったが、ゴゴゴと1m位の壁が現れた。
「ッ!!で、出来た!魔王出来たよ!」
「おう、良かったな。その感覚を忘れるなよ?」
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ハルカは夕方までずっと取り付かれた様に練習していた。
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