109 / 123
第109話 また偉い人が来たよ・・・
しおりを挟む
今日はゼウスの体調を考えて午前中は休息にあてた。俺は盗賊に襲われた事もあり、剣の練習をしとかないとヤバイなと思っていた。ここん所全然やってないからなあ。
「レイラ、ちょっと剣の練習に付き合ってくれよ。」
「はい!喜んで!」
その返事は昔どこかの居酒屋で聞いた覚えがあるな。
木の枝を拾って剣の代わりにする。
「さあ、何処からでも打ってきて下さい!」
「いくぞ!」
鬼教官モードのレイラには半端な事は出来ない。そんな事をしたら3倍の返しがくる。
俺はレイラには剣の技量では到底敵わない。だったらと、動きで何とかするしかない。右に左にと動き回って何とか1本取らないと練習が終らない。
「動きが単調だ!もっとフェイントを入れないと簡単に見破られるぞ!」
クソッ、俺だって分かってんだよ!だけどレイラの剣が邪魔でフェイントが掛けられないんだよ!
何回か隙を突いて手首に狙いを付け、切りつけたが簡単に弾かれてしまった。
どうするか・・・剣がダメなら自分が前へ出るか?一か八かの攻撃だが、これしか無いな。
俺はもう1度手首を狙い剣を振るった。
「同じ攻撃が通じる訳が無いだろう!」
剣が弾かれたと同時に弾かれた方と逆の方向へ体を前に出すと、弾かれた剣が遅れて剣がレイラの太股を捉えた。
「今の攻撃は良かったです!」
ふう、良かった・・・成功したな。
その後はレイラの攻撃をかわす訓練を1時間程こなして終わった。
「ご主人様の体の動きが良くなっていますね!」
レイラに褒められた。これは素直に嬉しい。今日は以前よりはレイラに打ち込まれ無かったな。上手くかわせたって事だろ。
昼飯の準備はハルカが中心となってやってくれたみたいだ。ゼウスは・・・・絶好調だな。あんだけ出したらそりゃな・・・まあ馴れない馬車を引いたりしてストレスもあったんだろう。たまに牧場とかでのんびりさせてやらないとな。もう少し待ってろよ。
昼飯を食べ終わった後、いつも通りゼウスを馬車に繋いで出発をした。ゼウスの足取りは軽く、いつも以上に早く進んでいる。夕方にさしかかる頃には城門が見えて来た。
これは街の方だな。それなら陛下の紋章が付いているジャケットを着ていた方が良いな。俺はジャケットを取りだし羽織った。5分後には城門に到着していた。
「はい、止まれ。お前達は・・・冒険・・・しっ、失礼しました!ど、どうぞ!」
俺を見た門番は胸に手を当て敬礼をする。
「あー、君達にお願いがあるのだ。・・・この先の1日行った所に10軒程の小さな村があるのたが、そこで私達は盗賊に襲われた。盗賊は捕らえて縛り付けてあるのだが、その盗賊を回収に行っては貰えないだろうか?私はユーノスケと言う。」
「はっ!畏まりました!直ちに警備隊長に知らせ、向かいたいと思います!」
「うむ、頼んだぞ。」
これであの村の人も浮かばれるだろ。次はリンとユリアの問題だな。でも今日は日も落ちるし、明日だな。宿屋を探そう。
俺達は一般的な宿屋に部屋を取り、体を休める事にした。宿屋は5部屋しか無く、俺達が4部屋押さえたのでほぼ貸し切り状態だ。
部屋で楽な格好に着替えて皆で外に食事をしに出た。この街は普通の街だな。何か落ち着く。帝都は何もかもがデカ過ぎなんだよ。
「ユーノスケ様!あの店はどうでしょうか?」
ハルカがまだ誰も入って居ない酒場を指さして言う。酒場かぁ・・・まあ、良いか!酒の肴の旨い所かも知れないしな。
「いらっしゃい!おや、大人数だね。奥の席をくっ付けておくれ。で、何にする?」
「女将さん、すまないが何か腹に溜まる物を適当に頼むよ。それと全員に葡萄酒ね。」
「はいよ!任せときな!旨いもんを出してやるよ。」
やけに自信満々だな。腕に自信があるんだろうか。
俺達7人は料理が出来るまで葡萄酒で喉を潤し、これからについて話あった。
「リンとユリアなんだが、元々居た所に帰っても辛い記憶しか無いと思うんだ。それなら新しい土地でイチからやり直した方がいいと思うのだけどどうかな?」
リンとユリアは顔を見合わせて頷く。
「私達は何処でも生活が出来れば構いません。拘りなんてありませんから。」
「そうか。じゃあ、2人の得意な事は何だ?」
「そうですね、しいて言えば料理でしょうか。」
「料理か。分かった。それを仕事にしよう。」
料理と言ってもな・・・・普通の料理だとこの街じゃ売れないだろうな。何かインパクトがある物じゃ無いとなぁ・・・
何か無いかと考えていると俺達の料理が運ばれて来た。
「お待ちどう様!腹に溜まると言ったら肉だろ?いいボアの肉が入ったから食べて頂戴。」
旨そうなボアの肉が薄切りのステーキ風に焼かれていた。
「それじゃ、頂こうか!」
頂きます!
皆が一斉に肉にかぶりつく。一瞬で肉が無くなった。
「女将さーん!すまない!もっと食べ物を出してくれないか?ウチの娘達がまだ足りないと言ってるから。」
「はいよー!もうちょっと待ってな。もうすぐ出来るからね。」
それから女将さんの出す旨い料理に舌鼓を打ちながら、皆腹一杯食べまくった。
腹が満たされた俺達は、部屋に戻って休む事にした。風呂に入って一息ついた時に部屋に訪問者があった。
コンコン
「入って来いよ。」
俺はレイラ達だと思っていた為普通に対応したが、入って来た人物は知らない人だった。
「ユーノスケ殿、探しましたぞ!この様な宿屋に泊まって折られるとは思わず、挨拶が遅れました!私はこの街の領主をして折ります、ロイエンターと申します。」
ええ・・・・偉いさんがまた来たな・・・
「はあ、ユーノスケです。あのー、どの様なご用件ですか?」
「何でもユーノスケ殿は盗賊に襲われたとか。我が領地でお恥ずかしい事です。その件につきましてお話を聞きに参りました。」
「ああ、その事なら門番に話をしておきましたよ。」
「はい。兵にはすぐに向かわせました。細かい事をお聞きしたくて参りました次第です。」
「はあ・・・そうですか・・・あの時は俺達が休憩で馬車を止めていたんですが、男が村が襲われているから助けてくれと来たんですよ。それで村に助けに行ったのですが、村に行った時には既に村は壊滅していて盗賊達が襲って来たんですよ。呼びに来た男も盗賊だったって事です。狙いは俺達の馬車だったみたいです。」
「・・・・誠に申し訳ありません。そんな事が・・・そ、それで馬車の方はご無事で?」
「ええ、俺の連れのドラゴンが簡単にやっつけました。挽き肉になった死体が道端にある筈ですよ。」
「・・・・・・・そ、そうですか。それでユーノスケ殿を襲った盗賊は・・・・」
「あー、手足を切って逃げられない様にして縛り上げてありますよ。1人女が居ますが盗賊の仲間です。」
「わ、わかりました。ご協力感謝します。この領地に居る間は必ずお守りしますのでご安心を。」
「はあ、そんな事より盗賊から助けた娘が2人居るんですが、この街の住人にして貰えませんか?」
「なんと!助けた者が居ると?勿論です!住人にしますとも!」
「それは助かります。宜しくお願いします。」
これでもう問題はあの2人の仕事だけだな。
その後、リンとユリアをロイエンターさんに紹介して住人の手続きを頼む事にした。
「レイラ、ちょっと剣の練習に付き合ってくれよ。」
「はい!喜んで!」
その返事は昔どこかの居酒屋で聞いた覚えがあるな。
木の枝を拾って剣の代わりにする。
「さあ、何処からでも打ってきて下さい!」
「いくぞ!」
鬼教官モードのレイラには半端な事は出来ない。そんな事をしたら3倍の返しがくる。
俺はレイラには剣の技量では到底敵わない。だったらと、動きで何とかするしかない。右に左にと動き回って何とか1本取らないと練習が終らない。
「動きが単調だ!もっとフェイントを入れないと簡単に見破られるぞ!」
クソッ、俺だって分かってんだよ!だけどレイラの剣が邪魔でフェイントが掛けられないんだよ!
何回か隙を突いて手首に狙いを付け、切りつけたが簡単に弾かれてしまった。
どうするか・・・剣がダメなら自分が前へ出るか?一か八かの攻撃だが、これしか無いな。
俺はもう1度手首を狙い剣を振るった。
「同じ攻撃が通じる訳が無いだろう!」
剣が弾かれたと同時に弾かれた方と逆の方向へ体を前に出すと、弾かれた剣が遅れて剣がレイラの太股を捉えた。
「今の攻撃は良かったです!」
ふう、良かった・・・成功したな。
その後はレイラの攻撃をかわす訓練を1時間程こなして終わった。
「ご主人様の体の動きが良くなっていますね!」
レイラに褒められた。これは素直に嬉しい。今日は以前よりはレイラに打ち込まれ無かったな。上手くかわせたって事だろ。
昼飯の準備はハルカが中心となってやってくれたみたいだ。ゼウスは・・・・絶好調だな。あんだけ出したらそりゃな・・・まあ馴れない馬車を引いたりしてストレスもあったんだろう。たまに牧場とかでのんびりさせてやらないとな。もう少し待ってろよ。
昼飯を食べ終わった後、いつも通りゼウスを馬車に繋いで出発をした。ゼウスの足取りは軽く、いつも以上に早く進んでいる。夕方にさしかかる頃には城門が見えて来た。
これは街の方だな。それなら陛下の紋章が付いているジャケットを着ていた方が良いな。俺はジャケットを取りだし羽織った。5分後には城門に到着していた。
「はい、止まれ。お前達は・・・冒険・・・しっ、失礼しました!ど、どうぞ!」
俺を見た門番は胸に手を当て敬礼をする。
「あー、君達にお願いがあるのだ。・・・この先の1日行った所に10軒程の小さな村があるのたが、そこで私達は盗賊に襲われた。盗賊は捕らえて縛り付けてあるのだが、その盗賊を回収に行っては貰えないだろうか?私はユーノスケと言う。」
「はっ!畏まりました!直ちに警備隊長に知らせ、向かいたいと思います!」
「うむ、頼んだぞ。」
これであの村の人も浮かばれるだろ。次はリンとユリアの問題だな。でも今日は日も落ちるし、明日だな。宿屋を探そう。
俺達は一般的な宿屋に部屋を取り、体を休める事にした。宿屋は5部屋しか無く、俺達が4部屋押さえたのでほぼ貸し切り状態だ。
部屋で楽な格好に着替えて皆で外に食事をしに出た。この街は普通の街だな。何か落ち着く。帝都は何もかもがデカ過ぎなんだよ。
「ユーノスケ様!あの店はどうでしょうか?」
ハルカがまだ誰も入って居ない酒場を指さして言う。酒場かぁ・・・まあ、良いか!酒の肴の旨い所かも知れないしな。
「いらっしゃい!おや、大人数だね。奥の席をくっ付けておくれ。で、何にする?」
「女将さん、すまないが何か腹に溜まる物を適当に頼むよ。それと全員に葡萄酒ね。」
「はいよ!任せときな!旨いもんを出してやるよ。」
やけに自信満々だな。腕に自信があるんだろうか。
俺達7人は料理が出来るまで葡萄酒で喉を潤し、これからについて話あった。
「リンとユリアなんだが、元々居た所に帰っても辛い記憶しか無いと思うんだ。それなら新しい土地でイチからやり直した方がいいと思うのだけどどうかな?」
リンとユリアは顔を見合わせて頷く。
「私達は何処でも生活が出来れば構いません。拘りなんてありませんから。」
「そうか。じゃあ、2人の得意な事は何だ?」
「そうですね、しいて言えば料理でしょうか。」
「料理か。分かった。それを仕事にしよう。」
料理と言ってもな・・・・普通の料理だとこの街じゃ売れないだろうな。何かインパクトがある物じゃ無いとなぁ・・・
何か無いかと考えていると俺達の料理が運ばれて来た。
「お待ちどう様!腹に溜まると言ったら肉だろ?いいボアの肉が入ったから食べて頂戴。」
旨そうなボアの肉が薄切りのステーキ風に焼かれていた。
「それじゃ、頂こうか!」
頂きます!
皆が一斉に肉にかぶりつく。一瞬で肉が無くなった。
「女将さーん!すまない!もっと食べ物を出してくれないか?ウチの娘達がまだ足りないと言ってるから。」
「はいよー!もうちょっと待ってな。もうすぐ出来るからね。」
それから女将さんの出す旨い料理に舌鼓を打ちながら、皆腹一杯食べまくった。
腹が満たされた俺達は、部屋に戻って休む事にした。風呂に入って一息ついた時に部屋に訪問者があった。
コンコン
「入って来いよ。」
俺はレイラ達だと思っていた為普通に対応したが、入って来た人物は知らない人だった。
「ユーノスケ殿、探しましたぞ!この様な宿屋に泊まって折られるとは思わず、挨拶が遅れました!私はこの街の領主をして折ります、ロイエンターと申します。」
ええ・・・・偉いさんがまた来たな・・・
「はあ、ユーノスケです。あのー、どの様なご用件ですか?」
「何でもユーノスケ殿は盗賊に襲われたとか。我が領地でお恥ずかしい事です。その件につきましてお話を聞きに参りました。」
「ああ、その事なら門番に話をしておきましたよ。」
「はい。兵にはすぐに向かわせました。細かい事をお聞きしたくて参りました次第です。」
「はあ・・・そうですか・・・あの時は俺達が休憩で馬車を止めていたんですが、男が村が襲われているから助けてくれと来たんですよ。それで村に助けに行ったのですが、村に行った時には既に村は壊滅していて盗賊達が襲って来たんですよ。呼びに来た男も盗賊だったって事です。狙いは俺達の馬車だったみたいです。」
「・・・・誠に申し訳ありません。そんな事が・・・そ、それで馬車の方はご無事で?」
「ええ、俺の連れのドラゴンが簡単にやっつけました。挽き肉になった死体が道端にある筈ですよ。」
「・・・・・・・そ、そうですか。それでユーノスケ殿を襲った盗賊は・・・・」
「あー、手足を切って逃げられない様にして縛り上げてありますよ。1人女が居ますが盗賊の仲間です。」
「わ、わかりました。ご協力感謝します。この領地に居る間は必ずお守りしますのでご安心を。」
「はあ、そんな事より盗賊から助けた娘が2人居るんですが、この街の住人にして貰えませんか?」
「なんと!助けた者が居ると?勿論です!住人にしますとも!」
「それは助かります。宜しくお願いします。」
これでもう問題はあの2人の仕事だけだな。
その後、リンとユリアをロイエンターさんに紹介して住人の手続きを頼む事にした。
0
お気に入りに追加
90
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
♡ちゅっぽんCITY♡
x頭金x
大衆娯楽
“旅人”が〈広い世界を見る〉ために訪れた【ちゅっぽんCITY】、そこにはちょっと不思議でエッチな人達が住んでいて、交流する度に”旅人”が下半身と共にちゅっぽんする物語です。
(今までに書いてきたショートショート を混ぜ合わせたりかき混ぜたり出したり入れたりくちゅくちゅしたりして作ってイキます)
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ズボラ通販生活
ice
ファンタジー
西野桃(にしのもも)35歳の独身、オタクが神様のミスで異世界へ!貪欲に通販スキル、時間停止アイテムボックス容量無限、結界魔法…さらには、お金まで貰う。商人無双や!とか言いつつ、楽に、ゆるーく、商売をしていく。淋しい独身者、旦那という名の奴隷まで?!ズボラなオバサンが異世界に転移して好き勝手生活する!
魂売りのレオ
休止中
ファンタジー
このお話はしばらく投稿をお休みします。
余裕ができたらまた続きを書きますので。
※注意:この作品は、ちょっと暗いシーンが多かったり、進むにつれて「性格の悪い美女に”イジワル”をされたい」という作者の願望が発露していきます。そういったものが苦手な方はご注意ください。
☆★☆★☆
ぼくはアーサー。歳は十七。
元は都で騎士をしていたけど、いろいろあっていまは”魔の森”でレオと暮らしている。
レオはすごい魔術師で、世界一の美女だ。
そして人間の魂を扱う”魂売り”という商売をしている。
魂売りを知らない? ぼくもここに来るまで知らなかった。
魂売りは、死んだ人間の魂を捕らえて高額で販売したり、魔法でいろいろしたりする。
だけど魂なんてものをほしがるのは異常な状態のひとばかりだから、ほとんどの客は不幸な目にあってしまう。
でもレオはひとの不幸が大好きだから、むしろそれをたのしんでいるんだ。性格悪いよ、ホント。
それにレオはいつもぼくにいやらしいことばかりしてくる。
昼間からぼくを誘惑したり、おもてでみだらなことをしてくる。
まったく困ったもんだよ。騎士はいつだって高潔で誇り高くなくちゃいけないっていうのに、昼間からそんなことしていいわけないじゃないか。
場所もわきまえないし、ひとがいたって気にしないし、本当にどうかしてるよ。
でもぼくはそんなレオを愛している。
レオと暮らせることがなによりもしあわせに感じる。
どんなに恐ろしいことも、どんなに苦しいことも、彼女といっしょなら受け入れてしまうんだ。
はちゃめちゃな毎日だけど、この生活が永遠に続くといいなぁ。
☆★☆★☆
一話を七部前後で構成しております。
月一話投稿で、残念ながら毎日投稿はできません。
それでもよろしければ読んでみてください。もしかしたらおもしろいかもしれませんよ。
※小説家になろう、カクヨムにも重複投稿しています。
異世界転生配信〜はぁ?なんだそれ!ってか異世界転生すら聞いてないぞ!〜
だらけたい
ファンタジー
ど〜も神さまで〜す。
今回なんとなくで異世界に転生させた人がいるんですよ〜。
で〜、その異世界転生の様子を配信したら面白いと思って新しくチャンネルを作ってみました〜。
ただ、コメントなどに色々禁則事項があるのでそこら辺は気をつけてくださいね〜。
面白いかどうかは転生者次第なので、面白くなくても文句は受け付けませ〜ん。見るならそのつもりでお願いします〜。
でも、面白くても面白くなくても登録だけはお願いします〜。
では、本編へど〜ぞ。
NTRエロゲの世界に転移した俺、ヒロインの好感度は限界突破。レベルアップ出来ない俺はスキルを取得して無双する。~お前らNTRを狙いすぎだろ~
ぐうのすけ
ファンタジー
高校生で18才の【黒野 速人】はクラス転移で異世界に召喚される。
城に召喚され、ステータス確認で他の者はレア固有スキルを持つ中、速人の固有スキルは呪い扱いされ城を追い出された。
速人は気づく。
この世界、俺がやっていたエロゲ、プリンセストラップダンジョン学園・NTRと同じ世界だ!
この世界の攻略法を俺は知っている!
そして自分のステータスを見て気づく。
そうか、俺の固有スキルは大器晩成型の強スキルだ!
こうして速人は徐々に頭角を現し、ハーレムと大きな地位を築いていく。
一方速人を追放したクラスメートの勇者源氏朝陽はゲームの仕様を知らず、徐々に成長が止まり、落ちぶれていく。
そしてクラス1の美人【姫野 姫】にも逃げられ更に追い込まれる。
順調に強くなっていく中速人は気づく。
俺達が転移した事でゲームの歴史が変わっていく。
更にゲームオーバーを回避するためにヒロインを助けた事でヒロインの好感度が限界突破していく。
強くなり、ヒロインを救いつつ成り上がっていくお話。
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
カクヨムとアルファポリス同時掲載。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる