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第八十六話 若返り
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朝軽く食事をした後、ゼウスに馬車を引っ張って貰い西へ進んでいる。
「ご主人様、どの位で次の街に着くんでしょうね?」
「分からん。地図も土地勘も無いからな。」
「食料が心配だね。まだ沢山あるけどさ。」
そうだな・・・・カネが沢山あっても腹は膨れないからなぁ・・・
「大きな街に着く前に小さな町や村があるだろ。そこで何とかするしか無いな。」
「あの、ユーノスケ様はもうこの鎧を着ないんですか?」
「その鎧はキツいんだよ。それに重いし。」
「・・・残念です・・・」
ハルカは宝石付きの鎧を着た俺がお気に入りらしい。
「もっと鎧を着たユーノスケ様を見ていたかったです・・・」
俺は成金趣味じゃないぞ?似合っていたと褒めてくれるのはうれしいけど。
それから1日進んだ所で小さな農村に着いた。
「何か寂れた農村ですね・・・」
「ウ~ム・・・・」
確かにな・・・・見掛けるのは女子供しか居ない。男共は何処に行ったんだ?
「あー、すまんが、野菜を少し分けて貰いたいのだが頼めるだろうか?」
畑仕事していた女性に聞いてみた。
「無理だね。半分は領主様に持ってかれるし、もう半分はあたし達の食べる分だ。よそ者に分ける分は無いよ。」
冷たくあしらわれてしまった。まあ仕方無いな。でも一応あの事を教えておいてやろう。
「その領主だが、近い内に交代すると思うぞ。次の領主がいい治政をするとは限らんがな。」
「・・・それは本当かい?あの強欲が居なくなるのかい?」
「居なくなるかは知らんが、陛下の側近の方が、交代を命じたと聞いた。多分大丈夫じゃないか?」
「陛下の側近・・・・それじゃぁ、あの人が・・・あの人が帰ってくるかも知れないね!」
「お母ちゃん、お父ちゃん帰って来るの?」
「うん、帰って来るかも知れないよ!陛下が悪いヤツを懲らしめてくれたんだよ。」
「やったー!」
農村の母子が喜んでいる。
アイツ自分の領民まで絞り取ってたのか・・・
男は王国を襲わせる兵士として徴兵したか?
ウーム、クズは何処まで行ってもクズだな。
あの血族に領主をやらせたら何も変わらない気がする。まあ、マトモな事を祈るしか無いな。
俺達は農村を出てまた西へ向かった。
半日進んだ所で道が別れた。
「ご主人様、西への道はありません。南か北にしか行けませんがどうしますか?」
う~んどうしよか・・・・北にするか南にするか。北は今までの経験上だと山が多かったから南にするか?
「レイラ、南にしよう。もしかしたら海に出るかも知れないしな。」
「 はい!分かりました!」
俺達は初めて南に舵をきった。
特にこれといって変わった事は無かったが、村とか町は無く森が続いていた。
2日程森の中を進んでいると小さい人に会った。
話してみると彼らは『ホビット族』と言う森に住む人だった。う~ん、ファンタジーなんだけど・・・・ただの小さい人なんだよな・・・体長1m位のただの小さい人なんだよ。
多分、木のウロなんかに家を作って狩りをして生活してるんだろ。大体分かってしまうから全然興味が引かれなかった。
彼らにサヨナラをしてさらに先を進む。
ずっと何も無い安全な道をのんびりと馬車が移動していく。
それにしてもこの森はデカイなもう4日も進んでるのに森を抜けない。
「ユーノスケ様、もう食料が無いよ?どうしようか?」
「・・・仕方無い、狩りをするか。出来れば地理が分からない所でやりたくは無かったけどな・・・」
5日目に移動を諦めて狩りをする事にした。ゼウスも馬車をずっと引いてくれてたからいい骨休めになるだろ。ゼウスに今日はゆっくりしてくれと放してやった。
馬車にシャロンを残して3人で森に入って行った。
「凄い木が多いですね。原生林というか・・・」
「ああ、確かに凄いな。全然人の手が入ってない感じだな。帰り道の印を付けてても迷いそうだ。」
昔見たジュラシッ○パークみたいな森だ。恐竜とか出ないだろうな・・・・
兎に角獲物を取らないと今日の飯が無い。奥へ進んでいく。まだ朝だと言うのに薄暗くなってきた。
上を見上げるとデカイ葉っぱが光を遮っている。
森の中は倒木とか木の根とかで歩きにくいのは当たり前だが、光が遮られると倍以上歩きにくい。これで獲物と戦えるのか?そこらじゅうに苔が生えていて滑るし。
「ちょっと危険だなぁ、戦える場所じゃないな・・・」
「そうですね・・・どうします?」
「そうだな・・・・・木の実を探そう。キノコは危ないしな。」
「了解!」
「はい!」
上を見ても木がデカ過ぎて木の実が有るのか分からない。だから下に落ちてるものが無いか探している。15分くらい探しているとデッカイ木の実の様な物が落ちていた。
「ご主人様!これだけの大きさがあれば皆の1食分にはなりますね!」
確かにな・・・・50㎝位はありそうだ。
「持って帰るのにはちょっとデカイな。半分に切るか。」
ミスリルの剣で切ろうと剣を木の実に降り下ろした。
カイーン!
うおっ!?ミスリルの剣を弾いたぞ?こんな事初めてだな・・・
もう1度切ってみる。
カイーン!
あ、あれ?これ木の実じゃないの?
「ご主人様・・・・」
「これはダメだな。剣の刃が欠けそうだ。他のを探そう。」
見つけた木の実ぽい物を諦めて他のを探し始めた。
探し初めて1時間・・・何も見つからない。マズイな。
「どうしようか?まだ奥に行ってみるか?」
「・・・・そうですね、食料問題は今日だけの問題じゃありませんからね。」
「私も行った方がいいと思います。まだお昼前だと思いますし。」
「・・・・そうだな。行こうか!」
俺達は多めに木に印を付けながら奥へと進んだ。
周りは木、木、木。同じ様な風景で本当に迷いそうだ。暫く進むと急に目の前が開けた。
「ユーノスケ様!湖ですよ!」
「・・・・ああ、デカイな・・・」
目の前には向こう岸が見え無い程の大きな湖が広がっていた。そこには眩しくキラキラと輝く光と水があった。
「凄いですね!底まで見えますよ!綺麗・・・」
シャロンには悪いがまず水浴びだな!俺達は鎧と服を脱いで湖に飛び込んだ。
「うわっ! 冷たい!でも気持ちいい!」
本当に冷たい!氷水に入ったみたいだ!潜ってみると透明度が半端無い!どこまでも見える。魚は居ない様だ。て言うか湖の中は何も居ない。なんでだろ?もしかして危険な水なんじゃないのか?
「レイラ、ハルカ湖から出ろ!」
「どうしたんですか急に?」
「湖の中に生き物が居ない。水草さえ無いから危険かも知れない!」
慌てて湖から上がった。
「水は飲んで無いな?もしかしたら毒が入ってるかも知れない。水草も育たないなんておかしいからな。」
「わ、私・・・少し飲んじゃいました・・・」
「レイラ・・・・体調はおかしく無いな?」
「はい。今は大丈夫です。」
「今日は言ったん戻ろう。狩りは明日にしよう。レイラに何かあったら大変だ。」
「「はい。」」
俺達は来た方向へ印を見つけながら馬車まで帰って来た。
「おかえりー!」
シャロンが出迎えてくれた。
「ただいまー」
「・・・・・何かあった?皆の雰囲気が何か違う?」
「うん、森の中に湖があってね、その中に入ったんだけど湖の中に生き物が居なかったの。もしかしたら毒かも知れないからってすぐに出て帰って来たんだ。」
「そうなんだ・・・・なんだろ?何て言っていいか分からないんたけど何か皆違うんだよね?」
「シャロンすまんな。食料見つけられんかったよ。」
「あ、それは大丈夫だよ!1日2日くらい食べなくても平気だから。それよりも皆が心配だよ。」
「取り合えず今の内にポーション飲んでおこう。何かあってからじゃ遅いからな。」
俺達3人はポーションを飲んでその日を終えた。
次の日の朝
「キャーー!ご主人様カッコいい!」
「ユーノスケ様・・・・素敵です!」
「うわっ!どうしたの?皆?」
「レイラもハルカもどうした?何か幼くなってるぞ?」
どうした?何でだ?レイラが20歳くらい、ハルカが16歳くらいに見える。どうなってんだ?
「いやいや、ユーノスケ様も若くなってるよ!て言うか皆若返ってるよ!」
「ご主人様も20代後半に見えます!」
お、俺もか!あれか・・・・あの湖だな。若返りの水か!それでか・・・・湖の中に生物が居なかったのは。
長く水に触れて居るとドンドン若返って最後には消えて無くなるんだろうな。
「・・・この現象はあの湖だと思う。若返りの水だ。昨日あのままずっと水に浸かっていたら俺達は消えて無くなっていた筈だ。判断を間違えなくて良かった・・・」
「危なかったですね・・・・」
「判断を間違えたら死んでましたね。」
「助かったからいいんじゃない?皆あたしと同じくらいの見た目の歳になって嬉しいよ♪」
取り合えずこの場所に印を付けて判かる様にした。
何かにあの水が使えるかもしれないからだ。若返りは老人達の夢だからな。
「兎に角進むか。食料が無くちゃ若返っても話しにならん。」
「「「はーい」」」
俺達は先を急いで進んだ。
「ご主人様、どの位で次の街に着くんでしょうね?」
「分からん。地図も土地勘も無いからな。」
「食料が心配だね。まだ沢山あるけどさ。」
そうだな・・・・カネが沢山あっても腹は膨れないからなぁ・・・
「大きな街に着く前に小さな町や村があるだろ。そこで何とかするしか無いな。」
「あの、ユーノスケ様はもうこの鎧を着ないんですか?」
「その鎧はキツいんだよ。それに重いし。」
「・・・残念です・・・」
ハルカは宝石付きの鎧を着た俺がお気に入りらしい。
「もっと鎧を着たユーノスケ様を見ていたかったです・・・」
俺は成金趣味じゃないぞ?似合っていたと褒めてくれるのはうれしいけど。
それから1日進んだ所で小さな農村に着いた。
「何か寂れた農村ですね・・・」
「ウ~ム・・・・」
確かにな・・・・見掛けるのは女子供しか居ない。男共は何処に行ったんだ?
「あー、すまんが、野菜を少し分けて貰いたいのだが頼めるだろうか?」
畑仕事していた女性に聞いてみた。
「無理だね。半分は領主様に持ってかれるし、もう半分はあたし達の食べる分だ。よそ者に分ける分は無いよ。」
冷たくあしらわれてしまった。まあ仕方無いな。でも一応あの事を教えておいてやろう。
「その領主だが、近い内に交代すると思うぞ。次の領主がいい治政をするとは限らんがな。」
「・・・それは本当かい?あの強欲が居なくなるのかい?」
「居なくなるかは知らんが、陛下の側近の方が、交代を命じたと聞いた。多分大丈夫じゃないか?」
「陛下の側近・・・・それじゃぁ、あの人が・・・あの人が帰ってくるかも知れないね!」
「お母ちゃん、お父ちゃん帰って来るの?」
「うん、帰って来るかも知れないよ!陛下が悪いヤツを懲らしめてくれたんだよ。」
「やったー!」
農村の母子が喜んでいる。
アイツ自分の領民まで絞り取ってたのか・・・
男は王国を襲わせる兵士として徴兵したか?
ウーム、クズは何処まで行ってもクズだな。
あの血族に領主をやらせたら何も変わらない気がする。まあ、マトモな事を祈るしか無いな。
俺達は農村を出てまた西へ向かった。
半日進んだ所で道が別れた。
「ご主人様、西への道はありません。南か北にしか行けませんがどうしますか?」
う~んどうしよか・・・・北にするか南にするか。北は今までの経験上だと山が多かったから南にするか?
「レイラ、南にしよう。もしかしたら海に出るかも知れないしな。」
「 はい!分かりました!」
俺達は初めて南に舵をきった。
特にこれといって変わった事は無かったが、村とか町は無く森が続いていた。
2日程森の中を進んでいると小さい人に会った。
話してみると彼らは『ホビット族』と言う森に住む人だった。う~ん、ファンタジーなんだけど・・・・ただの小さい人なんだよな・・・体長1m位のただの小さい人なんだよ。
多分、木のウロなんかに家を作って狩りをして生活してるんだろ。大体分かってしまうから全然興味が引かれなかった。
彼らにサヨナラをしてさらに先を進む。
ずっと何も無い安全な道をのんびりと馬車が移動していく。
それにしてもこの森はデカイなもう4日も進んでるのに森を抜けない。
「ユーノスケ様、もう食料が無いよ?どうしようか?」
「・・・仕方無い、狩りをするか。出来れば地理が分からない所でやりたくは無かったけどな・・・」
5日目に移動を諦めて狩りをする事にした。ゼウスも馬車をずっと引いてくれてたからいい骨休めになるだろ。ゼウスに今日はゆっくりしてくれと放してやった。
馬車にシャロンを残して3人で森に入って行った。
「凄い木が多いですね。原生林というか・・・」
「ああ、確かに凄いな。全然人の手が入ってない感じだな。帰り道の印を付けてても迷いそうだ。」
昔見たジュラシッ○パークみたいな森だ。恐竜とか出ないだろうな・・・・
兎に角獲物を取らないと今日の飯が無い。奥へ進んでいく。まだ朝だと言うのに薄暗くなってきた。
上を見上げるとデカイ葉っぱが光を遮っている。
森の中は倒木とか木の根とかで歩きにくいのは当たり前だが、光が遮られると倍以上歩きにくい。これで獲物と戦えるのか?そこらじゅうに苔が生えていて滑るし。
「ちょっと危険だなぁ、戦える場所じゃないな・・・」
「そうですね・・・どうします?」
「そうだな・・・・・木の実を探そう。キノコは危ないしな。」
「了解!」
「はい!」
上を見ても木がデカ過ぎて木の実が有るのか分からない。だから下に落ちてるものが無いか探している。15分くらい探しているとデッカイ木の実の様な物が落ちていた。
「ご主人様!これだけの大きさがあれば皆の1食分にはなりますね!」
確かにな・・・・50㎝位はありそうだ。
「持って帰るのにはちょっとデカイな。半分に切るか。」
ミスリルの剣で切ろうと剣を木の実に降り下ろした。
カイーン!
うおっ!?ミスリルの剣を弾いたぞ?こんな事初めてだな・・・
もう1度切ってみる。
カイーン!
あ、あれ?これ木の実じゃないの?
「ご主人様・・・・」
「これはダメだな。剣の刃が欠けそうだ。他のを探そう。」
見つけた木の実ぽい物を諦めて他のを探し始めた。
探し初めて1時間・・・何も見つからない。マズイな。
「どうしようか?まだ奥に行ってみるか?」
「・・・・そうですね、食料問題は今日だけの問題じゃありませんからね。」
「私も行った方がいいと思います。まだお昼前だと思いますし。」
「・・・・そうだな。行こうか!」
俺達は多めに木に印を付けながら奥へと進んだ。
周りは木、木、木。同じ様な風景で本当に迷いそうだ。暫く進むと急に目の前が開けた。
「ユーノスケ様!湖ですよ!」
「・・・・ああ、デカイな・・・」
目の前には向こう岸が見え無い程の大きな湖が広がっていた。そこには眩しくキラキラと輝く光と水があった。
「凄いですね!底まで見えますよ!綺麗・・・」
シャロンには悪いがまず水浴びだな!俺達は鎧と服を脱いで湖に飛び込んだ。
「うわっ! 冷たい!でも気持ちいい!」
本当に冷たい!氷水に入ったみたいだ!潜ってみると透明度が半端無い!どこまでも見える。魚は居ない様だ。て言うか湖の中は何も居ない。なんでだろ?もしかして危険な水なんじゃないのか?
「レイラ、ハルカ湖から出ろ!」
「どうしたんですか急に?」
「湖の中に生き物が居ない。水草さえ無いから危険かも知れない!」
慌てて湖から上がった。
「水は飲んで無いな?もしかしたら毒が入ってるかも知れない。水草も育たないなんておかしいからな。」
「わ、私・・・少し飲んじゃいました・・・」
「レイラ・・・・体調はおかしく無いな?」
「はい。今は大丈夫です。」
「今日は言ったん戻ろう。狩りは明日にしよう。レイラに何かあったら大変だ。」
「「はい。」」
俺達は来た方向へ印を見つけながら馬車まで帰って来た。
「おかえりー!」
シャロンが出迎えてくれた。
「ただいまー」
「・・・・・何かあった?皆の雰囲気が何か違う?」
「うん、森の中に湖があってね、その中に入ったんだけど湖の中に生き物が居なかったの。もしかしたら毒かも知れないからってすぐに出て帰って来たんだ。」
「そうなんだ・・・・なんだろ?何て言っていいか分からないんたけど何か皆違うんだよね?」
「シャロンすまんな。食料見つけられんかったよ。」
「あ、それは大丈夫だよ!1日2日くらい食べなくても平気だから。それよりも皆が心配だよ。」
「取り合えず今の内にポーション飲んでおこう。何かあってからじゃ遅いからな。」
俺達3人はポーションを飲んでその日を終えた。
次の日の朝
「キャーー!ご主人様カッコいい!」
「ユーノスケ様・・・・素敵です!」
「うわっ!どうしたの?皆?」
「レイラもハルカもどうした?何か幼くなってるぞ?」
どうした?何でだ?レイラが20歳くらい、ハルカが16歳くらいに見える。どうなってんだ?
「いやいや、ユーノスケ様も若くなってるよ!て言うか皆若返ってるよ!」
「ご主人様も20代後半に見えます!」
お、俺もか!あれか・・・・あの湖だな。若返りの水か!それでか・・・・湖の中に生物が居なかったのは。
長く水に触れて居るとドンドン若返って最後には消えて無くなるんだろうな。
「・・・この現象はあの湖だと思う。若返りの水だ。昨日あのままずっと水に浸かっていたら俺達は消えて無くなっていた筈だ。判断を間違えなくて良かった・・・」
「危なかったですね・・・・」
「判断を間違えたら死んでましたね。」
「助かったからいいんじゃない?皆あたしと同じくらいの見た目の歳になって嬉しいよ♪」
取り合えずこの場所に印を付けて判かる様にした。
何かにあの水が使えるかもしれないからだ。若返りは老人達の夢だからな。
「兎に角進むか。食料が無くちゃ若返っても話しにならん。」
「「「はーい」」」
俺達は先を急いで進んだ。
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