怪人論

ヒーローではなく怪人に憧れた少年がいた。
怪人に心惹かれ、ヒーローに討伐されていく怪人達に、少年は憂いに満ちた。

何故怪人は、悪なのだろうか?怪人を殺すヒーローはどうして正義なのだろうか?何故怪人を殺したヒーローは称賛されて、殺された怪人は忘れ去られるのだろうか?

ヒーロー適正999の少年が、怪人となり、やがては世に混乱をもたらす物語。
24h.ポイント 0pt
0
小説 195,618 位 / 195,618件 ファンタジー 45,178 位 / 45,178件

あなたにおすすめの小説

悪の組織によって改造された俺は失敗作として廃棄され、魔法少女に寄生する

重弘 茉莉
ファンタジー
舞台は現代日本。早乙女 奏矢はある日悪の組織である陰謀団(カバル)に拉致されて改造されてしまう。 だが、改造が失敗して銀のスライムとなった奏矢は失敗作としてゴミとして廃棄されてしまう。そのゴミ溜めの中、瀕死となった悪の組織の戦闘員の『家に帰りたい』という”願い”を叶えると引き替えにしてその身体に寄生することに成功する。そしてその願いはその本人が望む形で発現し、真っ黒な影のような戦闘員の背中には、家に帰るための銀の翼が生えていた。  組織の研究所で犬型怪人を退けて悪の組織から脱出した奏矢は“願い”を叶えるために戦闘員の家である孤児院『ひらざか園』へと訪れる。そこで奏矢は孤児院にいる少女の天野リリと出会うが、直後に奏矢たちを追ってきた犬型怪人と戦闘になり孤児院は崩壊して天野リリもまた瀕死の重傷を負う。奏矢も抵抗するが、あえなく敗れて寄生先の戦闘員は死亡してしまう。 『”願い”はあるかい?』  燃えさかる孤児院で倒壊した柱に挟まれて瀕死となった天野リリに奏矢は語りかける。大量に血を流し、辺りから聞こえる同じ孤児院の友人たちの叫び声を聞きながら、リリは小さく答える。 『自分や友達をこんな目に合わせた人たちに復讐がしたい』  そう願った次の瞬間。とうとう耐えきれなくなった天井がリリに向かって崩れ落ちてくる。リリが居た場所が一気に黒煙に包まれるが、一拍置いてその黒煙から現れる人影。ふりふりのフリルのスカートにふわふわしたピンクの衣装を着たリリが、銀に染まった眼光で怪人を見つめるのであった。

魔法少女に恋をして

星来香文子
恋愛
高校の入学式前日の夜、冥助(メースケ)は魔法少女を目撃する。 魔法のステッキをふりかざし、怪人と戦う少女の正体は、ずっと片思いしていたあの子だった。 メースケは魔法少女の正体を守るため、通販で仮面を買い……彼女のために奔走するのだが、それは予想外の展開に!? 魔法少女に恋をしていろいろ拗らせた少年と、魔法少女であることを隠しながら生活するヒロインのラブコメディです!

【完結】王太子殿下が幼馴染を溺愛するので、あえて応援することにしました。

かとるり
恋愛
王太子のオースティンが愛するのは婚約者のティファニーではなく、幼馴染のリアンだった。 ティファニーは何度も傷つき、一つの結論に達する。 二人が結ばれるよう、あえて応援する、と。

元悪の組織の怪人が異能力バトルなどに巻き込まれる話(旧題:世の中いろんなヤツがいる)

外套ぜろ
ファンタジー
 狼谷牙人は、いわゆる「悪の組織」に改造手術を受けた「悪の怪人」だった。  その組織が正義のヒーローに敗れて滅亡してからはや一年。正体を隠してフリーター生活を送っていた彼は、ひょんなことから路地裏で「異能力」を操る者たちの戦闘に巻き込まれる。 「君の力も、異能力だ」 「違うな」  謎の勘違いをされた牙人は、異能力の世界へと足を踏み入れることになる……。  どうやら、この現代社会には、牙人のように「不可思議な事情」を抱えた者たちがそれなりに暮らしているらしい。  ——これは、そんな彼らの織り成す、少し変わった青春の物語。  不定期更新。  カクヨム、小説家になろうでも連載中。

The Dark eater ~逆追放された勇者は、魔剣の力で闇を喰らいつくす~

紫静馬
ファンタジー
「思い出した。自分はこいつに殺された。追放したこの男に。聖剣も、勇者の名も、何もかも奪われて殺されたんだ……!」  アトール王国公爵家の息子として何不自由なく暮らしていたレッド・H・カーティス。  彼は聖剣に選ばれた伝説の勇者として、古より蘇った魔王討伐の旅に向かうこととなる。  しかし、そのパーティメンバーの中に亜人の少年、アレン・ヴァルドが入った時、彼は全てを思い出した。  自分はこれから彼を差別、迫害し――そして一年後、追放する。  そしてその半年後に、追放した彼に聖剣も何もかも奪われて、殺されるのだと。  未来を変えるべく彼は奔走し、その結果確かに未来は変わった。  全てに裏切られ、もう一度聖剣も勇者の名も何もかも奪われて、破滅するという未来に。  絶望した彼に、世界を救う聖剣と光の鎧ではなく、世界を喰らう魔剣と闇の鎧がもたらされる。  自分を裏切ったあらゆる者への復讐のため、彼は漆黒の剣を手にすることを選んだ。  ――今はまだ、誰も知らない。  その戦いが、聖剣とこの歪んだ世界全てを喰らう怪物の、伝説の序章でしかないということを

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

ホメオティック仮面ライダー

十八十二
ファンタジー
2009年、当時七歳の少年が100メートル走にて12秒06という驚異的な記録をたたき出した。  その少年の名は奥播磨。  同年、またも彼は世間を騒がせた。『行方不明になった未来のオリンピック選手』として。  この事件をキッカケに次々と明るみになる少年少女の失踪事件。その誰もが何か一つの事に秀でた、いわゆる神童達ばかりであった。  連日の報道、世間はその話題で持ちきりになった、その年だけは。  十年後。  闇の中を疾走する大小二つの影。  支配者の時代を二つの影は突き破る。  命の灯火を燃やしながら。

1000歳の魔女の代わりに嫁に行きます ~王子様、私の運命の人を探してください~

菱沼あゆ
ファンタジー
異世界に迷い込んだ藤堂アキ。 老婆の魔女に、お前、私の代わりに嫁に行けと言われてしまう。 だが、現れた王子が理想的すぎてうさんくさいと感じたアキは王子に頼む。 「王子、私の結婚相手を探してくださいっ。  王子のコネで!」 「俺じゃなくてかっ!」 (小説家になろうにも掲載しています。)