鳥の楽園

七星北斗

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沖縄から北西に200キロメートルのこの島は、葉隠(はがく)れ島と呼ばれている。この島の由来は、草木の陰になり、隠れて見つからない1枚の葉っぱのようであることから、葉隠れ島と呼ばれている。島の周りに霧が発生することが多い、その霧のせいで辿り着いたかと思えば、別の島である場合が殆どだ。

だが、それも昔の話。現在の葉隠れ島は鳥の島と呼ばれている。この島では鳥神様信仰が盛んであった。しかし、1990年に悲劇が起きた。まだ朝日が昇ったばかりの時間に鳥のマスクをつけた人物達に島中の村人が殺された。誰もが恐怖するだろう、鳥を崇拝する島で神である鳥に殺されたのだから。そんな出来事から鳥の島と呼ばれている。

そして、数十年後に歴史学者や助手、更には学生を含めた30数名が鳥の島に上陸した。上陸した目的をこの島で何があったのかを調査するためにこの島を訪れた。学生などは楽しい旅行気分である。

登場人物

矢島鉄(やじまてつ)
歴史学者(へんたい)である。知識欲が強く、逃げ足が早い。

飯田和花(いいだわか)
助手。おっとりとした性格。

石田優人(いしだゆうと)
視野が広く、空気を読むのが上手い。

湊千春(みなとちはる)
皆の相談役。頼られることが多い。

高藤雲雀(たかとうひばり)
麗奈の友達。ピアノが好きであり、ピアノのコンクール優勝を目標にしている。

東麗奈(あずまれな)
読者モデルをしている。明るく、気立てがいい。押しに弱い。

篠塚昂(しのつかこう)
いつも冷静な司令塔。

岸田紺(きしだこん)
麗奈が今回の調査に参加すると聞いて参加した。あだ名はネイビー。
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