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5章 第3部 白神コンシェルンの秘密
212話 ダンジョン?
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守に案内されたのは、本筋の巫女の間へ向かうルートではなく、別の道。ちょうど先程いた入り口のフロアを、逆走して進んでいった場所。巫女の間がある神殿から、地下に降りて行くルートといっていい。
ここはカノンがいた巫女の間に向かう道中と同じ、セキュリティゾーンのような場所。迷路状に作られた巨大な神殿が広がっており、中は暗いがあちこちに火のついた松明が設置されほんわかした明かりに照らされている。ちなみにアポルオンの巫女の間があった神殿と大きく違うのは、ところどころに野良ガーディアンが徘徊していることで。
「もぉ! すばしっこいなぁ!」
ここは神殿内の広いスペース。すでに待ちぶせしていたガーディアンを蹴散らし、残るは最後の一機。
縦横無尽に駆け回るオオカミ型のガーディアンだけだ。
「くらぇ!」
ゆきは念動力で操った二本の細身の剣を投てき。剣は閃光となって、標的を串刺しにしようとするが。
敵のケモノのごとき反応と敏捷性で、紙一重に回避されてしまった。なんとこのガーディアン、周りの奴らとは性能がケタ違い。とくに速度の方は群を抜いている、厄介な相手であった。
「くおん、今だぁ! やれぇ!」
「任せろ!」
ギリギリかわしきったオオカミ型のガーディアンだが、逃げた先にはすでにレイジが。
刀をサヤに納め、アビリティを起動。抜刀からの超斬撃を放とうと。
「~~~ッ!?」
とっさに回避しようとする敵であったが、それを許すレイジではない。
逃げる敵の軌道を読み、確実にとらえる。
そして。
「ハッ!」
銀閃が見事、オオカミ型のガーディアンの首を跳ね飛ばした。
「――ふぅ、戦闘終了っと」
「あー、もう疲れたぁ。一歩も歩けないよぉ。くおん、おんぶしてぇ。」
刀をサヤにしまっていると、ゆきがその場にヘタレこんで駄々をこねてきた。
「おいおい、まだここに来て、そう時間はたってないぞ? バテるの早くないか?」
「こんだけ道中、ガーディアンを倒してるんだから、疲れるのは当たり前だろうがぁ! どんだけ出てくるんだよぉ! こいつらはぁ!」
彼女が文句をいうのも、仕方がないのかもしれない。
というのもここに来るまで、どれだけの野良ガーディアンを倒したことか。道中の通路内はもちろん、開けたフロアには集団で待ちかまえていたりなど。もはやどこぞのゲームのダンジョンを、攻略しているような感じであった。
「ははは、一理あるが、ウデ試しと思えばそうわるくはないぞ? 敵も程よい強さで斬りがいもあるし、正直、楽しいぐらいだ」
ゆきは不服そうだが、レイジに関しては割とそうでもなかった。
ここにいる野良ガーディアンたちは、そこらの人間が操作するガーディアンとはレベルが違う。一番弱い機体でも、Bランククラスの使い手が操作しているレベルなのだ。それが集団で襲ってくるのだから、歯ごたえは十分。中にはA、Sランククラスのも混ざっていたりもするので、申し分がない。闘争大好きなレイジからしてみれば、願ってもないシチュエーションであった。
「――はぁ……、これだから脳筋は困るよぉ……」
ゆきは首を横に振りながら、肩をすくめる。
「フッ、いつ来てくれてもかまいませんよ。ここのガーディアンたちは、しばらくしたらまた湧いてくるので敵には困りません。それに奥に行けば行くほどだんだん強くなってくるので、ウデ試しにはもってこいの場所なんですよ」
少し離れたところでレイジたちが倒すのを見守っていた守が、歩いてくる。
「ははは、それはいいこと聞かせてもらいましたよ。今度アリスでも誘って、ちょっと満喫させてもらおうかな」
倒してしまえばもう戦えないと、少しさみしく思っていた。だがまさか何度でもよみがえってくるとは。それにまだまだ敵が強くなっていくときた。ここはもしかするとレイジにとって楽園なのでは。アリスが聞いたら、毎日でも通いたがるほどであろう。
「というかなに、そのゲームのダンジョン仕様はぁ! いったい誰が、なんのためにこんな場所を作ったのぉ! ちょっと、文句いってやりたいほどだよぉ!」
うがーっと両腕を上げながら、キレるゆき。
それはレイジも少し思っていた。エデンの巫女の間の地下に、なぜこんな場所が広がっているのだろうか。しかもゲーム形式のダンジョンで。セフィロトらしくない、ユーモアさがあふれていたといっていい。
「ここは言ってしまえば、試練のような場所ですからね。そういう形態が好ましいと、判断したのでしょう。まあ、ここの製作者が単にゲームが好きすぎて、こんな感じにしたのかもしれませんがね」
「じゃあ、ここ、マジもんのダンジョンってことぉ? 中ボスがいっぱい門番してて、一番奥にはラスボスが待ってたりとかぁ?」
「ラスボスは知りませんが、中ボス的なのはいっぱいいるみたいですよ」
「ははは、それはぜひともやりあってみたいな」
「うわー、くおんのやつ、目輝かせすぎだろぉ。よく楽しめるよなぁ」
まだ見ぬ強敵に、テンションが高くなるレイジ。対してゆきは引き気味のご様子。
「おや、ゆきはこういったゲーム、好きだったのではありませんか?」
「ゲームと、実際にやるのは別だろぉ! ああいうのは寝っ転がって、だらだらやるからいいんだもん! 疲れるのは却下ー! だから早く帰りたいー!」
ゆきはまるで小さな子供のように駄々をこねだす。
「ゆきらしい考えですね。では、一つやる気を出させてあげましょう。なんとここの奥には敵だけじゃなく、お宝も眠っているみたいなんですよ」
「うん? お宝?」
今まで冷めまくっていたゆきであったが、少し興味の色が。
「おっ、くいついたな」
「――ふ、ふん! どうせちょっとした金目のものがある程度でしょー。そんな程度じゃ、全然なびかないよぉ」
「いえ、電子の導き手であるゆきからすれば、喉から手が出るほどの品々なはずですよ。表では決して見られない特殊な素材だったり、データだったり。うわさでは、オーパーツ的なものもあるとか」
笑い飛ばそうとするゆきに、守はさらにたたみかけを。
「オーパーツてほんとぉ!?」
するとゆきは目を輝かせ、守の方へ詰め寄っていった。
「うん? オーパーツってなんですか?」
「セフィロトのシステムの枠にとらわれず、逆に干渉するほどの力をもった物質といいますか。ようは常識では考えられないほどの、チートが使えるアイテムと思ってください。そういった品が、このエデンにはいくつか存在しているみたいなんですよ」
「そんなものがあったなんて、初耳ですね」
「これは電子の導き手内でよくうわさされる、都市伝説のようなものですからね。その手の業界に関わる者なら、誰もが夢見て追い求める存在。それがオーパーツなのです」
「へー」
あまりピンと来ないが、とりあえずすごい物だということはわかった。
関心していると、先に向かう通路のところから声が。
「ほらぁ! くおん! 父さん! いつまでも油売ってないで、どんどん奥に進むよぉ!」
声のほうに振り向くと、そこには先程まですぐそばにいたゆきの姿が。彼女は奥に進む気満々らしく、レイジたちに催促を。
もはや先程までの不満たらたらだった姿は、どこにいったのやら。180度、手のひらを返しまくっていた。
「――って、いつの間に!? とんだ心変わりようだな」
「――う、うるさいなぁ! くおんにしても、ここの特殊な素材を使えば、刀をもっと強化できたりするんだからなぁ!」
ゆきは腕を組みぷいっとそっぽを向きながら、言い返してきた。
「うむ、それは惹かれる話だな」
オーパーツにはそこまで興味はないが、レイジの愛用となる武器がからむとなると話は別だ。高ランクのデュエルアバターの戦いにおいて、武器の性能は勝敗に欠かせない要素。強度や切れ味、組み込まれた概念なので、戦闘の質はいくらでも変化するのだ。なので今後の戦闘を有利にするためにも、ぜひとも強化をお願いしたいところ。そこに素材がいるのなら、喜んで集めてくるレベルであった。
「でしょー。だからほら、さっさと梅雨払いよろしくー! ゆきのお宝への道、じゃんじゃん作っちゃってぇ!」
ゆきは奥の通路を指さしながら、ウキウキ気分でオーダーを。
「はいはい、おおせのままに」
いつもなら文句の一つでも言いたいところだが、武器を強化してもらえるのなら目をつぶろう。ゆきのオーダーを、引き受けることにする。
「いやー、ゆきがやる気を出してくれて、よかったですよ。さあ、目的の場所までもう少しなので、私たちも進みましょうか」
守はよかったよかったとうなずきながら、歩いていく。
それに続きレイジも。こうして再びダンジョンの奥へと進んでいくのであった。
ここはカノンがいた巫女の間に向かう道中と同じ、セキュリティゾーンのような場所。迷路状に作られた巨大な神殿が広がっており、中は暗いがあちこちに火のついた松明が設置されほんわかした明かりに照らされている。ちなみにアポルオンの巫女の間があった神殿と大きく違うのは、ところどころに野良ガーディアンが徘徊していることで。
「もぉ! すばしっこいなぁ!」
ここは神殿内の広いスペース。すでに待ちぶせしていたガーディアンを蹴散らし、残るは最後の一機。
縦横無尽に駆け回るオオカミ型のガーディアンだけだ。
「くらぇ!」
ゆきは念動力で操った二本の細身の剣を投てき。剣は閃光となって、標的を串刺しにしようとするが。
敵のケモノのごとき反応と敏捷性で、紙一重に回避されてしまった。なんとこのガーディアン、周りの奴らとは性能がケタ違い。とくに速度の方は群を抜いている、厄介な相手であった。
「くおん、今だぁ! やれぇ!」
「任せろ!」
ギリギリかわしきったオオカミ型のガーディアンだが、逃げた先にはすでにレイジが。
刀をサヤに納め、アビリティを起動。抜刀からの超斬撃を放とうと。
「~~~ッ!?」
とっさに回避しようとする敵であったが、それを許すレイジではない。
逃げる敵の軌道を読み、確実にとらえる。
そして。
「ハッ!」
銀閃が見事、オオカミ型のガーディアンの首を跳ね飛ばした。
「――ふぅ、戦闘終了っと」
「あー、もう疲れたぁ。一歩も歩けないよぉ。くおん、おんぶしてぇ。」
刀をサヤにしまっていると、ゆきがその場にヘタレこんで駄々をこねてきた。
「おいおい、まだここに来て、そう時間はたってないぞ? バテるの早くないか?」
「こんだけ道中、ガーディアンを倒してるんだから、疲れるのは当たり前だろうがぁ! どんだけ出てくるんだよぉ! こいつらはぁ!」
彼女が文句をいうのも、仕方がないのかもしれない。
というのもここに来るまで、どれだけの野良ガーディアンを倒したことか。道中の通路内はもちろん、開けたフロアには集団で待ちかまえていたりなど。もはやどこぞのゲームのダンジョンを、攻略しているような感じであった。
「ははは、一理あるが、ウデ試しと思えばそうわるくはないぞ? 敵も程よい強さで斬りがいもあるし、正直、楽しいぐらいだ」
ゆきは不服そうだが、レイジに関しては割とそうでもなかった。
ここにいる野良ガーディアンたちは、そこらの人間が操作するガーディアンとはレベルが違う。一番弱い機体でも、Bランククラスの使い手が操作しているレベルなのだ。それが集団で襲ってくるのだから、歯ごたえは十分。中にはA、Sランククラスのも混ざっていたりもするので、申し分がない。闘争大好きなレイジからしてみれば、願ってもないシチュエーションであった。
「――はぁ……、これだから脳筋は困るよぉ……」
ゆきは首を横に振りながら、肩をすくめる。
「フッ、いつ来てくれてもかまいませんよ。ここのガーディアンたちは、しばらくしたらまた湧いてくるので敵には困りません。それに奥に行けば行くほどだんだん強くなってくるので、ウデ試しにはもってこいの場所なんですよ」
少し離れたところでレイジたちが倒すのを見守っていた守が、歩いてくる。
「ははは、それはいいこと聞かせてもらいましたよ。今度アリスでも誘って、ちょっと満喫させてもらおうかな」
倒してしまえばもう戦えないと、少しさみしく思っていた。だがまさか何度でもよみがえってくるとは。それにまだまだ敵が強くなっていくときた。ここはもしかするとレイジにとって楽園なのでは。アリスが聞いたら、毎日でも通いたがるほどであろう。
「というかなに、そのゲームのダンジョン仕様はぁ! いったい誰が、なんのためにこんな場所を作ったのぉ! ちょっと、文句いってやりたいほどだよぉ!」
うがーっと両腕を上げながら、キレるゆき。
それはレイジも少し思っていた。エデンの巫女の間の地下に、なぜこんな場所が広がっているのだろうか。しかもゲーム形式のダンジョンで。セフィロトらしくない、ユーモアさがあふれていたといっていい。
「ここは言ってしまえば、試練のような場所ですからね。そういう形態が好ましいと、判断したのでしょう。まあ、ここの製作者が単にゲームが好きすぎて、こんな感じにしたのかもしれませんがね」
「じゃあ、ここ、マジもんのダンジョンってことぉ? 中ボスがいっぱい門番してて、一番奥にはラスボスが待ってたりとかぁ?」
「ラスボスは知りませんが、中ボス的なのはいっぱいいるみたいですよ」
「ははは、それはぜひともやりあってみたいな」
「うわー、くおんのやつ、目輝かせすぎだろぉ。よく楽しめるよなぁ」
まだ見ぬ強敵に、テンションが高くなるレイジ。対してゆきは引き気味のご様子。
「おや、ゆきはこういったゲーム、好きだったのではありませんか?」
「ゲームと、実際にやるのは別だろぉ! ああいうのは寝っ転がって、だらだらやるからいいんだもん! 疲れるのは却下ー! だから早く帰りたいー!」
ゆきはまるで小さな子供のように駄々をこねだす。
「ゆきらしい考えですね。では、一つやる気を出させてあげましょう。なんとここの奥には敵だけじゃなく、お宝も眠っているみたいなんですよ」
「うん? お宝?」
今まで冷めまくっていたゆきであったが、少し興味の色が。
「おっ、くいついたな」
「――ふ、ふん! どうせちょっとした金目のものがある程度でしょー。そんな程度じゃ、全然なびかないよぉ」
「いえ、電子の導き手であるゆきからすれば、喉から手が出るほどの品々なはずですよ。表では決して見られない特殊な素材だったり、データだったり。うわさでは、オーパーツ的なものもあるとか」
笑い飛ばそうとするゆきに、守はさらにたたみかけを。
「オーパーツてほんとぉ!?」
するとゆきは目を輝かせ、守の方へ詰め寄っていった。
「うん? オーパーツってなんですか?」
「セフィロトのシステムの枠にとらわれず、逆に干渉するほどの力をもった物質といいますか。ようは常識では考えられないほどの、チートが使えるアイテムと思ってください。そういった品が、このエデンにはいくつか存在しているみたいなんですよ」
「そんなものがあったなんて、初耳ですね」
「これは電子の導き手内でよくうわさされる、都市伝説のようなものですからね。その手の業界に関わる者なら、誰もが夢見て追い求める存在。それがオーパーツなのです」
「へー」
あまりピンと来ないが、とりあえずすごい物だということはわかった。
関心していると、先に向かう通路のところから声が。
「ほらぁ! くおん! 父さん! いつまでも油売ってないで、どんどん奥に進むよぉ!」
声のほうに振り向くと、そこには先程まですぐそばにいたゆきの姿が。彼女は奥に進む気満々らしく、レイジたちに催促を。
もはや先程までの不満たらたらだった姿は、どこにいったのやら。180度、手のひらを返しまくっていた。
「――って、いつの間に!? とんだ心変わりようだな」
「――う、うるさいなぁ! くおんにしても、ここの特殊な素材を使えば、刀をもっと強化できたりするんだからなぁ!」
ゆきは腕を組みぷいっとそっぽを向きながら、言い返してきた。
「うむ、それは惹かれる話だな」
オーパーツにはそこまで興味はないが、レイジの愛用となる武器がからむとなると話は別だ。高ランクのデュエルアバターの戦いにおいて、武器の性能は勝敗に欠かせない要素。強度や切れ味、組み込まれた概念なので、戦闘の質はいくらでも変化するのだ。なので今後の戦闘を有利にするためにも、ぜひとも強化をお願いしたいところ。そこに素材がいるのなら、喜んで集めてくるレベルであった。
「でしょー。だからほら、さっさと梅雨払いよろしくー! ゆきのお宝への道、じゃんじゃん作っちゃってぇ!」
ゆきは奥の通路を指さしながら、ウキウキ気分でオーダーを。
「はいはい、おおせのままに」
いつもなら文句の一つでも言いたいところだが、武器を強化してもらえるのなら目をつぶろう。ゆきのオーダーを、引き受けることにする。
「いやー、ゆきがやる気を出してくれて、よかったですよ。さあ、目的の場所までもう少しなので、私たちも進みましょうか」
守はよかったよかったとうなずきながら、歩いていく。
それに続きレイジも。こうして再びダンジョンの奥へと進んでいくのであった。
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