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   2章4部 ミルゼ教

修正点

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 すみません。修正点があります。



 修正点1  シンヤの戦闘描写を少し変更しました。



・転生してすぐの時

 今まではダメージを受けたヴィジョンが見えていましたが、これをダメージを受ける予感に変更。予知のスキルによる被害察知ひがいさっち能力とし、これから受けるであろう自身の被害を予感という形で事前に知ることができる。というふうに全体的に修正しました。

 



1章1部 異世界転生!?
 予知のスキル



(そうか! これが予知のスキルの力!)

 そして理解する。どうやらシンヤは予知のスキルを使えているみたいなのだ。ただ女神も言っていたようにまだレベルが低いためか、今のところ危機的状況下における予知だけみたいだが。

 だがそれでも十分。これから受けるであろう自身の被害を、予感という形で事前に知ることができるようになったのだ。この予知のスキルによる被害察知能力により、もはや敵はちょっとやそっとでは、シンヤにダメージを与えることができなくなったのであった。

「いいね、いいね、おもしろくなってきた! ということでケモノども、貴様らが何匹束になってかかってこようが、オレの敵じゃ……、あれ?」




・シンヤvsガルディアスでのシンヤ覚醒後

 被害察知能力が攻撃察知能力に進化した、という形にしました。




1章3部 勇者の初戦闘
 シンヤvsガルディアス



「ガルルルッ!」

 残り二匹のウルフがシンヤに向かって跳びかかってくる。

(はっ!? 敵の攻撃がわかる?)

 だがそこであることに気付く。本来ならここで予知のスキルによる被害察知能力により、ダメージを受けた予感が湧き上がってくるはずだった。しかし今はそれとは別の予感。なんと敵がくり出そうとする攻撃の軌道や射程など、その攻撃がどういったものなのかなんとなくだがわかるのだ。それはまるでアクションゲームなどで、敵の攻撃が繰り出される前にその攻撃範囲がマークされるときのように。よってあとはその情報にしたがい、対処すればいいだけの状態へと。
 どうやら先ほど限界以上に予知の力を使ったためか、予知のスキルのレベルが上がったらしい。これにより被害察知が攻撃察知へと進化。以前ならダメージを受けた予感から逆算し、回避行動するだけで精一杯だった。しかし今だと意識することでどんな攻撃なのか事前に見極められるため、対処の幅が格段に広がることに。そのまま回避するもよし。カウンターをきめるもよし。次の行動に生かせるようになったのであった。
 シンヤは進化した予知の力にしたがい、するどいクローの攻撃を前へローリングする形で回避する。

「そこだ!」

 そしてすぐさま体勢を立て直し、すれ違ったウルフたちに銃弾を撃ち込んで撃破した。






「調子に乗るなよ、小僧! 黒雷の閃光よ!」

 するとガルディアスが、黒雷の剣を持っていない左手を前に突き出して魔法を行使。一直線に標的を貫く黒い雷光が、シンヤ目掛けて放たれた。

(よし! これはかわせる!)

 直撃すればひとたまりもない破壊力を秘めた一撃が、またたく間にシンヤへとせまる。
 しかし攻撃察知により、雷撃の軌道や射程をいち早く把握。すぐさま横方向へとステップし、直撃をギリギリかわした。どんな攻撃か事前にわかっていれば、対策はいくらでも立てられる。あとはその情報をもとに、被害を最小限に抑えればいいだけの話だ。
 ちなみに攻撃察知に完全に切り替わってしまったためか、以前の被害察知のダメージを受けた予感はもう湧いてこない。とはいえこちらのほうが利便性に長けているため、とくに惜しむことはないだろう。

「くらいやがれ!」

 回避後すぐさま敵に照準を合わせ、リボルバーの引き金を引いた。











 修正点2  2章3部 魔法使いの少女 不思議な魔法使いの少女
       ここのイオが仕掛けていたトラップを、対魔物用の探知結界に変更しました。



「おっ、ここは……」

 木々をかき分け進んでいると、開けた場所にでる。
 そこは木漏こもれ日が降りそそぐ、ちょっとした花畑。そよ風が花木を揺らし、差し込む陽の光のおかげでとてもぽかぽか。こんなところで日向ひなたぼっこしたら、きっと最高だろう。

「うん? なにかある?」

 進もうとするが、ふと足を止めた。
 というのもすぐ目の前に、なにか違和感を感じ取ったから。どうやら予知のスキルによる危機察知能力に、なにかが引っ掛かったみたいだ。

「魔法によるトラップ? いや、だけどとくに危害はなさそうだけど」

 意識を集中し、直感を頼りにどういうものなのか見極めようとする。
 するとなんとなくだが、奥に進んでもとくに害がなさそうなのがわかった。

「結界とかなのかな。とりあえず先に進んでみるか」

 先ほどまでの直感。さらにこの先になにかあるかもしれないという好奇心もあり、シンヤは進むことにした。

「おっ、あそこにいるのはアドルフさんじゃ……、ないよな」

 開けた場所に入っていくと、人影が。一瞬アドルフかと思いきや、視界の先には女の子が花畑のところで横たわっていたという。
 
「寝てるだけだよな?」





修正点3  イオが名前を呼ぶときの口調を変更しました。

 


「ちょっと待って、イオ。前半はわかるんだが、後半が理解できないんだけど……」

 人に対して聞きなれない物騒な言葉に、困惑せずにはいられない。一体どこまで本気なのだろうか。

「うゆ? だからしんやには、いおのお世話をいっぱいしてもらうつもりなのー」
「えっと、こういうのって普通、飼う側がお世話するんじゃないのか?」
「そっかー。じゃあ、しんやにいおを飼ってもらうー。いっぱいかわいがってねー」

 イオは両腕を迎え入れるように差し出し、期待に満ちたまなざしを向けてきた。

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