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1-9 カボチャお化けの仮面男
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あの魔王の恥ずかしい射精事件の後。
モナはぐったりしていたレオを家に送り届け、自宅のある教会へと歩いていた。
ちなみに魔王ウルは身体の持ち主であるレオの家に住まわせることになった。
モナがウルの吐精を手伝ってからの彼は何となくしおらしかったので(単に疲れていたのかもしれないが)、取り敢えず今日のところは何か悪事を働くということもないだろう。
「うーん、念のために監視でもしておくべきだったかしら? ……でも私が居たところで、結局は何もできないのよね」
何となく不安になったのか一度歩みを止め、振り返ってその心配の種の居る方角を見やる。
独り暮らしをしているレオの小さな家に明かりが点いたのを確認し、ふぅと溜め息をひとつ。そしてまた視線を帰り道に戻す。
(日本に居た頃だったら、監視カメラのひとつでもつけてやるのに)
前世の知識をモナがこの世界でも活かせられたことといえば料理ぐらい。
あとは孤児院で子ども達に算術を教えるのに役立った程度だ。
なにせこの世界にはパソコンもスマホも無い。
知識チートにも元々のスペックが良くないと活かせるものが無いのだ、という事をこの十九年の人生で酷く痛感している。
孤児といえば、レオも孤児院の出身だった。
元々身寄りがなく、十六歳で成人するまで教会の孤児院で育てられたのだ。
彼は親が居らずとも一切腐ることが無く、昔から他の孤児たちの面倒を見るくらいに優しい青年で、周囲の大人からの評判も良かった。
当時からシスター見習いとして孤児院の手伝いをしていたモナも、レオの陽だまりのような温かさが大好きだった。
『このまま彼と夫婦になって、一緒に孤児院の経営をするのもいいなぁ』
モナのそんな淡い乙女の夢は、とある事件によって呆気なく潰えてしまった。
彼が成人になると同時に、女神から『レオが魔王を斃す勇者である』という宣託が降りたのだ。
その宣託を受けたのは、先代の聖女だったモナの母であるレジーナだった。
彼女は娘のモナに聖女の座を渡し、勇者のサポートをするように命じた。
そうして彼らは平凡な生活に別れを告げ、世界を救う役目を果たすことになってしまったのだ……。
「まさか転生先の人生でこんなことになるなんてね。せっかくみんな無事に帰って来れたって思ったのに、挙句の果てにこんなことまで……」
やっと落ち着いてレオとの愛を育めると思った矢先の魔王である。
どうしてこんなことになってしまったのだろう、と思わず頭痛がしてきたこめかみを押さえながら自宅へと向かう足を速めた。
彼女達が住むこの王都はルネイサス王国の中でも最も治安がいいとされているが、それでも女性が夜中に一人で出歩くのは決して安全であるとは言えない。
それは例え聖女であれど例外ではないだろう。
むしろ母親譲りの美貌を持った彼女を目当てに、隙を狙って来る人間がいてもおかしくないくらいだ。
魔王も恐ろしいが、人間の悪意はもっとタチが悪い。
「――いい加減、私の後をつけるのは止めてくれない? 私、今日は非常に疲れているの。手加減出来ずについうっかり、貴方の息の根を止めてしまうかもしれないわよ? 今なら半殺し程度で許してあげるわ」
もうこれ以上の面倒事は本当に勘弁してほしい。
つらすぎて泣きそうになる顔をどうにか取り繕うと、懐から杖を取り出して気配のする方へと振り返った。
このままもう少し行けば教会に逃げ込めるのだが、そこに居る年若いシスターや孤児院の子どもたちを巻き込むわけにはいかない。
(私のせいで迷惑を呼び込むぐらいなら、私自ら処理してやるわよ。これでも勇者パーティの一員なんだもの。街のゴロツキ程度、片手で捻れるぐらいの実力は持っているんだからね)
いつどこから襲われても対処できるように、警戒をしながら辺りを見渡す。
しかし相手も警戒しているのか、中々モナの前に出てこない。
――そのまま何も起こらず、ただ時間だけが経過していく。
「そっちが来ないのなら、こっちから行くわよ……?」
あと五秒したら突撃しよう、そう思った瞬間。
闇のカーテンが突如現れ、モナの周囲を覆い隠してしまった。
あっという間に月の穏やかな光も消え失せ、夜を鳴く鳥の声もピタリと静まっている。
何の魔法を使われたのかと警戒心を高めていると、急激な魔力の高まりを感じた。
咄嗟に魔法に対する防御結界を張るためにモナは呪文を唱え始めるが、結界が完成する間もなく、目の前の暗闇からヌルリと奇妙な出で立ちをした男が姿を現した。
「やぁ、こんばんは。そしてはじめまして、かな?」
「……っ!! 仮面ですって!? 貴方はいったい……何者なの!?」
不審者の正体は下卑た笑みを浮かべた不良たち……ではなく、なんとカボチャお化けの仮面男だった。
顔は隠されていて分からないが背丈はモナよりも高く、細身の身体にスーツのようなフォーマルな衣服を身に着けている。
そして右手には黒いステッキを持っている。
仮面のせいか声が変だが、背格好からして性別はおそらく男。
(なんなのよこの男は……!! なんでハロウィンの仮装みたいな姿をしているの!? 普通に話しかけてきたし、少なくともモンスターが化けているとかではなさそうだけど)
レオやミケと違ってガッシリとした体格ではないが、不思議と貧弱な感じはしない。
間違いなく街のゴロツキのような雑魚ではないだろう。決して油断はできない。
「ボクはジャック。それ以上の何者でもない、ただの道化だよ」
(そんな仮面をした人物が何者でもない訳がないでしょうが!!)
ジャックと名乗った男はおどけた仕草でお辞儀をする。
表情は見えないのに、馬鹿にされているような態度が余計にモナを苛立たせる。
今日だけで色々あり過ぎて、聖女の若く張りのある綺麗な顔に皺ができてしまいそうだ。
「……金銭が目的、というわけではなさそうね」
「ははは、ボクはこの世界の外側の住人。そんな俗物的なモノに興味は無いね」
(世界の外側……? 余計怪しさが増したじゃないの。まったく、魔王の次は狂言師だなんて……どれだけ厄日なのよ今日は)
「あぁ、そう……それじゃあジャックさんは何が目的なのかしら? 私、もう疲れ果てているの。用が無いのだったら、このままさっさと帰らせてくれない?」
「ふふふ……それはボクだって知っているよ、聖女モナ。聖女の事はずっと見てきたからね」
両手で筒のような形にすると、それでカボチャの目の部分にくっつけて覗き見をするポーズをするジャック。
彼が今言ったことが事実なら、先程レオと共に居た時のことも一部始終、ジャックに見られていたわけで……。
「はあっ!? ずっと、って……ま、まさか!?」
「そうだよ。聖女があの男の性器を愛おしそうに「それ以上喋ったら貴方の仮面ごと、この杖でぶち抜くわよ」……おぉ、こわいこわい。そんなにアレが恥ずかしかったのかい? うわっと、ごめんって!!」
いい加減に堪忍袋の緒が切れたモナがジャックのふざけたカボチャお化け顔に、杖で殺意の乗った鋭い突きを繰り出した。
だがそれを彼は頭を横に倒すだけで軽々と避けてしまう。
もし彼が普通の人間だったら、スイカ割りのように頭がパァンと破裂していただろう。
それを易々と回避してのけたジャックはやはり、ただの変人では無いだろう。
殺しかけた本人であるモナでさえ、今のやり取りで判明したジャックの戦闘能力の高さに内心驚いていた。
「……いい加減にしないと、そのカボチャ頭で明日の朝のスープを作って孤児院の子どもたちに飲ませるわよ」
「それはさすがのボクも、ちょっと嫌だなぁ。分かったよ、用件だけ簡単に言うから。言ったら帰るからさ、ね? はははは」
「本当かしら……なら、さっさと言いなさいっての」
冗談は交わすが、戦闘の構えは崩さない。
カタカタと仮面を壊れたように揺らしながら笑うジャックを、この杖でいつでも殺せるように。
そんなモナを見て、さすがにもうふざけるのは止めにしたのか、ジャックは突然佇まいを直して真面目なトーンでモナに語り掛けた。
「ボクはね、聖女に忠告しに来たんだよ」
「……忠告??」
いったいなにを……そう言いかける前に、ジャックは続きを告げた。
「女神を決して信じてはいけない。今のままでは近いうちに、聖女の大事な人は失われるだろう」
モナはぐったりしていたレオを家に送り届け、自宅のある教会へと歩いていた。
ちなみに魔王ウルは身体の持ち主であるレオの家に住まわせることになった。
モナがウルの吐精を手伝ってからの彼は何となくしおらしかったので(単に疲れていたのかもしれないが)、取り敢えず今日のところは何か悪事を働くということもないだろう。
「うーん、念のために監視でもしておくべきだったかしら? ……でも私が居たところで、結局は何もできないのよね」
何となく不安になったのか一度歩みを止め、振り返ってその心配の種の居る方角を見やる。
独り暮らしをしているレオの小さな家に明かりが点いたのを確認し、ふぅと溜め息をひとつ。そしてまた視線を帰り道に戻す。
(日本に居た頃だったら、監視カメラのひとつでもつけてやるのに)
前世の知識をモナがこの世界でも活かせられたことといえば料理ぐらい。
あとは孤児院で子ども達に算術を教えるのに役立った程度だ。
なにせこの世界にはパソコンもスマホも無い。
知識チートにも元々のスペックが良くないと活かせるものが無いのだ、という事をこの十九年の人生で酷く痛感している。
孤児といえば、レオも孤児院の出身だった。
元々身寄りがなく、十六歳で成人するまで教会の孤児院で育てられたのだ。
彼は親が居らずとも一切腐ることが無く、昔から他の孤児たちの面倒を見るくらいに優しい青年で、周囲の大人からの評判も良かった。
当時からシスター見習いとして孤児院の手伝いをしていたモナも、レオの陽だまりのような温かさが大好きだった。
『このまま彼と夫婦になって、一緒に孤児院の経営をするのもいいなぁ』
モナのそんな淡い乙女の夢は、とある事件によって呆気なく潰えてしまった。
彼が成人になると同時に、女神から『レオが魔王を斃す勇者である』という宣託が降りたのだ。
その宣託を受けたのは、先代の聖女だったモナの母であるレジーナだった。
彼女は娘のモナに聖女の座を渡し、勇者のサポートをするように命じた。
そうして彼らは平凡な生活に別れを告げ、世界を救う役目を果たすことになってしまったのだ……。
「まさか転生先の人生でこんなことになるなんてね。せっかくみんな無事に帰って来れたって思ったのに、挙句の果てにこんなことまで……」
やっと落ち着いてレオとの愛を育めると思った矢先の魔王である。
どうしてこんなことになってしまったのだろう、と思わず頭痛がしてきたこめかみを押さえながら自宅へと向かう足を速めた。
彼女達が住むこの王都はルネイサス王国の中でも最も治安がいいとされているが、それでも女性が夜中に一人で出歩くのは決して安全であるとは言えない。
それは例え聖女であれど例外ではないだろう。
むしろ母親譲りの美貌を持った彼女を目当てに、隙を狙って来る人間がいてもおかしくないくらいだ。
魔王も恐ろしいが、人間の悪意はもっとタチが悪い。
「――いい加減、私の後をつけるのは止めてくれない? 私、今日は非常に疲れているの。手加減出来ずについうっかり、貴方の息の根を止めてしまうかもしれないわよ? 今なら半殺し程度で許してあげるわ」
もうこれ以上の面倒事は本当に勘弁してほしい。
つらすぎて泣きそうになる顔をどうにか取り繕うと、懐から杖を取り出して気配のする方へと振り返った。
このままもう少し行けば教会に逃げ込めるのだが、そこに居る年若いシスターや孤児院の子どもたちを巻き込むわけにはいかない。
(私のせいで迷惑を呼び込むぐらいなら、私自ら処理してやるわよ。これでも勇者パーティの一員なんだもの。街のゴロツキ程度、片手で捻れるぐらいの実力は持っているんだからね)
いつどこから襲われても対処できるように、警戒をしながら辺りを見渡す。
しかし相手も警戒しているのか、中々モナの前に出てこない。
――そのまま何も起こらず、ただ時間だけが経過していく。
「そっちが来ないのなら、こっちから行くわよ……?」
あと五秒したら突撃しよう、そう思った瞬間。
闇のカーテンが突如現れ、モナの周囲を覆い隠してしまった。
あっという間に月の穏やかな光も消え失せ、夜を鳴く鳥の声もピタリと静まっている。
何の魔法を使われたのかと警戒心を高めていると、急激な魔力の高まりを感じた。
咄嗟に魔法に対する防御結界を張るためにモナは呪文を唱え始めるが、結界が完成する間もなく、目の前の暗闇からヌルリと奇妙な出で立ちをした男が姿を現した。
「やぁ、こんばんは。そしてはじめまして、かな?」
「……っ!! 仮面ですって!? 貴方はいったい……何者なの!?」
不審者の正体は下卑た笑みを浮かべた不良たち……ではなく、なんとカボチャお化けの仮面男だった。
顔は隠されていて分からないが背丈はモナよりも高く、細身の身体にスーツのようなフォーマルな衣服を身に着けている。
そして右手には黒いステッキを持っている。
仮面のせいか声が変だが、背格好からして性別はおそらく男。
(なんなのよこの男は……!! なんでハロウィンの仮装みたいな姿をしているの!? 普通に話しかけてきたし、少なくともモンスターが化けているとかではなさそうだけど)
レオやミケと違ってガッシリとした体格ではないが、不思議と貧弱な感じはしない。
間違いなく街のゴロツキのような雑魚ではないだろう。決して油断はできない。
「ボクはジャック。それ以上の何者でもない、ただの道化だよ」
(そんな仮面をした人物が何者でもない訳がないでしょうが!!)
ジャックと名乗った男はおどけた仕草でお辞儀をする。
表情は見えないのに、馬鹿にされているような態度が余計にモナを苛立たせる。
今日だけで色々あり過ぎて、聖女の若く張りのある綺麗な顔に皺ができてしまいそうだ。
「……金銭が目的、というわけではなさそうね」
「ははは、ボクはこの世界の外側の住人。そんな俗物的なモノに興味は無いね」
(世界の外側……? 余計怪しさが増したじゃないの。まったく、魔王の次は狂言師だなんて……どれだけ厄日なのよ今日は)
「あぁ、そう……それじゃあジャックさんは何が目的なのかしら? 私、もう疲れ果てているの。用が無いのだったら、このままさっさと帰らせてくれない?」
「ふふふ……それはボクだって知っているよ、聖女モナ。聖女の事はずっと見てきたからね」
両手で筒のような形にすると、それでカボチャの目の部分にくっつけて覗き見をするポーズをするジャック。
彼が今言ったことが事実なら、先程レオと共に居た時のことも一部始終、ジャックに見られていたわけで……。
「はあっ!? ずっと、って……ま、まさか!?」
「そうだよ。聖女があの男の性器を愛おしそうに「それ以上喋ったら貴方の仮面ごと、この杖でぶち抜くわよ」……おぉ、こわいこわい。そんなにアレが恥ずかしかったのかい? うわっと、ごめんって!!」
いい加減に堪忍袋の緒が切れたモナがジャックのふざけたカボチャお化け顔に、杖で殺意の乗った鋭い突きを繰り出した。
だがそれを彼は頭を横に倒すだけで軽々と避けてしまう。
もし彼が普通の人間だったら、スイカ割りのように頭がパァンと破裂していただろう。
それを易々と回避してのけたジャックはやはり、ただの変人では無いだろう。
殺しかけた本人であるモナでさえ、今のやり取りで判明したジャックの戦闘能力の高さに内心驚いていた。
「……いい加減にしないと、そのカボチャ頭で明日の朝のスープを作って孤児院の子どもたちに飲ませるわよ」
「それはさすがのボクも、ちょっと嫌だなぁ。分かったよ、用件だけ簡単に言うから。言ったら帰るからさ、ね? はははは」
「本当かしら……なら、さっさと言いなさいっての」
冗談は交わすが、戦闘の構えは崩さない。
カタカタと仮面を壊れたように揺らしながら笑うジャックを、この杖でいつでも殺せるように。
そんなモナを見て、さすがにもうふざけるのは止めにしたのか、ジャックは突然佇まいを直して真面目なトーンでモナに語り掛けた。
「ボクはね、聖女に忠告しに来たんだよ」
「……忠告??」
いったいなにを……そう言いかける前に、ジャックは続きを告げた。
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