23 / 57
第23話 似た者同士が無自覚に想い合う話
しおりを挟む
※キュプロ視点です。
「ふぅ~、お腹がいっぱいだ。こんなに食べたのは生まれて初めてだよぉ」
今日の晩餐は、ダンジョン制覇を祝った豪勢なものだった。優秀なシェフのお陰で、ボクは至福のひと時を過ごすことができた。
今は後片付けも終わり、ボクたちはリラックスした時間を各々で過ごしていた。
「しっかし、凄いねぇ。なんだか、お貴族様みたいなお屋敷だ……」
ジャトレ君が用意してくれた、ボクの為のお部屋。
普段は使っていない客間だと言っていたけれど、それにしても随分と煌びやかだ。
天蓋付きのベッドに、ふかふかのソファー。宝石が付いた燭台に金細工があしらわれたティーセット。
勝手に風が出る魔道具まである。
「本当に何者なんだろうねぇ、彼は」
ただの金持ちの道楽者とは思えない。
名のある冒険者かと思いきや、ミカ君は違うというし。
あまりにも謎が多く、そして秘密主義者だ。
「くひっ。まぁ、彼が何者でもいいけどね~ボクは。それよりも……」
ボクが彼について、一番興味がある事。
それは――
「あの不死の呪い。アレはボクの研究に大いに役立つはずだよねぇ。どんな傷も一瞬で修復してしまうあの回復力。実に素晴らしい……あの力さえあれば、ボクだって……」
あの不死性能があれば、神鳴りの耐久試験だって無限に可能だし、ボクの脳細胞も回復できる。
そうしたら、研究の成果を発表できる!!
ボクを馬鹿にした研究所の奴らだって、確実に見返せるはずなんだ!!
――ドンドンドン!!
「おーい、キュプロ? 居ないのか~??」
おっと。つい考え事に夢中になってしまっていたようだ。
家主であるジャトレ君がボクを呼んでいたみたい。
「どうしたんだい、こんな夜更けに」
時刻はとっきに夜の10時を過ぎている。
もう今日は疲れたといって寝ると言っていたじゃないか。
んんっ? 待てよ……?
もしかして、この時間にレディの部屋を訪れるってことは――
「まさか、夜這いかい!?」
意外にも大胆な性格だったのかジャトレ君!?
あれだけ女性には興味が無いなんて言っていたキミがかい?
ミカ君というものがありながら!!
いや、でもキミが望むのならボクも……
「何を言ってるんだ、お前は。ちげぇよ」
――なぁんだ。
顔も良いしお金持ちだし、研究にも理解がある。だからちょっと良いかも、なんて思っていたんだがねぇ。
残念、ざんねん。
「用って、わざわざ部屋を訪れてかい?」
急ぎの用事じゃなきゃ、明日朝食を摂る時にでも話せばいい。
それをしないってことは、何か理由があるんだろうか。
「あ、あぁ。ちょっと相談したいことがあってな」
「相談、ねぇ?」
ほほう、相談かぁ~。
これはちょっと意外だったなぁ。
てっきりボクのことをまだ信用できないとか言って、何か情報を聞き出そうとでもしたのかと思ったんだけどねぇ。
「あぁ。今回のダンジョンアタックで痛感したんだがな。戦闘は殆どミカに任せっぱなしだっただろう? それがちょっと引っ掛かっててな……」
うん? あぁ、たしかに。
でもそれは彼女の魔法とアンデッドの相性が良かったからじゃないのかい。
特に最後のロイヤルゾンビなんて、ジャトレ君にはどうしようもなかったと思うよ?
「つまりジャトレ君は、何かパワーアップする方法をボクに尋ねに来たってことかい?」
なんだいなんだい。
キミは金以外に興味ないなんて言っていたじゃないか。
それとも、そう言ってもいられなくなってきたってことなのかな~?
「いや、俺のことは自分でどうにかするさ。そうじゃなくて、相談したかったのはミカの装備についてなんだ」
「ミカ君の……?」
ちょっと要領が掴めないなぁ。
ミカ君は呪いで装備ができないだろう? それなのに装備の話なのかい??
いや、正確に言えば装備をすると弱体化するという呪いだが。
そういう理由から彼女は、ローブと杖以外に装備はしていなかったはずだ。
「たしかにミカは装備ができない。だけど他の人間がフォローするのはどうだ?」
「他の……フォロー?」
「あぁ。例えばシールドを張るとか、魔法でアイツを支援するといったアイテムはどうだ?」
……ははぁ。そういうことかい。
結局キミは、彼女が傷付かないようにどうにかして守りたいってことなんだね?
「うーん、不可能ではないよ。これから作ろうとしているジャトレ君の装備と同じ原理を使えば、道具に魔法を付与することはできるからね」
「本当か!?」
「もちろん、それなりの素材が必要になってくるからね。良いものにしたいのなら、キミに調達してきてもらう必要がある」
「それなら任せろ! 俺が全部集めてくるぜ」
やる気に満ちた顔でそう断言する彼。その決意に満ちた表情は、ちょっとだけカッコよく見えた。
ミカ君に少しだけ嫉妬してしまいそうだよ。きひひ。
「じゃあ、頼んだぜ! あ、あとコレはミカには……」
「分かってるよ。秘密にしておくから、安心してくれたまえよ~」
「助かる! この恩はいつか返すぜ!」
ジャトレくんはそう言うと、ホッと胸を撫で下ろした様子で部屋から退出していった。
ふふふ。
こんな風に頼られるのなんて久々だねぇ。
でも他の女の子のためっていうのは……うん、やっぱり複雑だなぁ。
……まぁいいか。
取り敢えずミカ君に合いそうなアイテムをピックアップしてから、今日は寝るとしよう。
――トントントン。
「ん? またジャトレ君かい? 心配しなくてもちゃんと――」
「キュプロさん。ミカです……まだ起きてますか?」
あれ? 今度はミカ君??
閉めたばかりのドアを再び開ける。
するとそこには、パジャマ姿のミカ君が申し訳なさそうな顔で立っていた。
「こんばんは。すみません、こんな夜更けに」
「ど、どうしたんだい?」
もしかしてさっきの会話を聞かれてしまっていたのかな?
ヒヤヒヤしながらそう尋ねると、彼女は少し言いにくそうにしながら口を開いた。
「実は、ジャトレさんについてなんですが」
「きひっ!? な、なななんのことだい? ボクは別に何も聞いてないよ?」
「――? まだ何も言ってませんよ? 今回のダンジョンアタックでのことなんですけど……」
え? ダンジョンアタック?
あぁ、いや……なんだかボク、同じような話を聞いたばかりな気がするよ……?
「本人はあまり気にした様子は無かったんですけどね? なんだか活躍できなかったことを気にしていたみたいですし。博識なキュプロさんならもしかして、何か良い方法を御存知じゃないかなって……」
はぁ。まったくこの二人は。
ジャトレ君もミカ君も、自分の目的にしか興味が無いみたいに装っているけどさぁ。
本当に興味が無かったら、互いにここまで気を遣わないだろうに。
「あの、お願いできませんか……?」
「はぁ。仕方がないねぇ……」
ボクは似たもの同士の二人を微笑ましく思いつつ。
目の前の恋する乙女の為にも、一肌脱ぐことを決意するのであった。
「ふぅ~、お腹がいっぱいだ。こんなに食べたのは生まれて初めてだよぉ」
今日の晩餐は、ダンジョン制覇を祝った豪勢なものだった。優秀なシェフのお陰で、ボクは至福のひと時を過ごすことができた。
今は後片付けも終わり、ボクたちはリラックスした時間を各々で過ごしていた。
「しっかし、凄いねぇ。なんだか、お貴族様みたいなお屋敷だ……」
ジャトレ君が用意してくれた、ボクの為のお部屋。
普段は使っていない客間だと言っていたけれど、それにしても随分と煌びやかだ。
天蓋付きのベッドに、ふかふかのソファー。宝石が付いた燭台に金細工があしらわれたティーセット。
勝手に風が出る魔道具まである。
「本当に何者なんだろうねぇ、彼は」
ただの金持ちの道楽者とは思えない。
名のある冒険者かと思いきや、ミカ君は違うというし。
あまりにも謎が多く、そして秘密主義者だ。
「くひっ。まぁ、彼が何者でもいいけどね~ボクは。それよりも……」
ボクが彼について、一番興味がある事。
それは――
「あの不死の呪い。アレはボクの研究に大いに役立つはずだよねぇ。どんな傷も一瞬で修復してしまうあの回復力。実に素晴らしい……あの力さえあれば、ボクだって……」
あの不死性能があれば、神鳴りの耐久試験だって無限に可能だし、ボクの脳細胞も回復できる。
そうしたら、研究の成果を発表できる!!
ボクを馬鹿にした研究所の奴らだって、確実に見返せるはずなんだ!!
――ドンドンドン!!
「おーい、キュプロ? 居ないのか~??」
おっと。つい考え事に夢中になってしまっていたようだ。
家主であるジャトレ君がボクを呼んでいたみたい。
「どうしたんだい、こんな夜更けに」
時刻はとっきに夜の10時を過ぎている。
もう今日は疲れたといって寝ると言っていたじゃないか。
んんっ? 待てよ……?
もしかして、この時間にレディの部屋を訪れるってことは――
「まさか、夜這いかい!?」
意外にも大胆な性格だったのかジャトレ君!?
あれだけ女性には興味が無いなんて言っていたキミがかい?
ミカ君というものがありながら!!
いや、でもキミが望むのならボクも……
「何を言ってるんだ、お前は。ちげぇよ」
――なぁんだ。
顔も良いしお金持ちだし、研究にも理解がある。だからちょっと良いかも、なんて思っていたんだがねぇ。
残念、ざんねん。
「用って、わざわざ部屋を訪れてかい?」
急ぎの用事じゃなきゃ、明日朝食を摂る時にでも話せばいい。
それをしないってことは、何か理由があるんだろうか。
「あ、あぁ。ちょっと相談したいことがあってな」
「相談、ねぇ?」
ほほう、相談かぁ~。
これはちょっと意外だったなぁ。
てっきりボクのことをまだ信用できないとか言って、何か情報を聞き出そうとでもしたのかと思ったんだけどねぇ。
「あぁ。今回のダンジョンアタックで痛感したんだがな。戦闘は殆どミカに任せっぱなしだっただろう? それがちょっと引っ掛かっててな……」
うん? あぁ、たしかに。
でもそれは彼女の魔法とアンデッドの相性が良かったからじゃないのかい。
特に最後のロイヤルゾンビなんて、ジャトレ君にはどうしようもなかったと思うよ?
「つまりジャトレ君は、何かパワーアップする方法をボクに尋ねに来たってことかい?」
なんだいなんだい。
キミは金以外に興味ないなんて言っていたじゃないか。
それとも、そう言ってもいられなくなってきたってことなのかな~?
「いや、俺のことは自分でどうにかするさ。そうじゃなくて、相談したかったのはミカの装備についてなんだ」
「ミカ君の……?」
ちょっと要領が掴めないなぁ。
ミカ君は呪いで装備ができないだろう? それなのに装備の話なのかい??
いや、正確に言えば装備をすると弱体化するという呪いだが。
そういう理由から彼女は、ローブと杖以外に装備はしていなかったはずだ。
「たしかにミカは装備ができない。だけど他の人間がフォローするのはどうだ?」
「他の……フォロー?」
「あぁ。例えばシールドを張るとか、魔法でアイツを支援するといったアイテムはどうだ?」
……ははぁ。そういうことかい。
結局キミは、彼女が傷付かないようにどうにかして守りたいってことなんだね?
「うーん、不可能ではないよ。これから作ろうとしているジャトレ君の装備と同じ原理を使えば、道具に魔法を付与することはできるからね」
「本当か!?」
「もちろん、それなりの素材が必要になってくるからね。良いものにしたいのなら、キミに調達してきてもらう必要がある」
「それなら任せろ! 俺が全部集めてくるぜ」
やる気に満ちた顔でそう断言する彼。その決意に満ちた表情は、ちょっとだけカッコよく見えた。
ミカ君に少しだけ嫉妬してしまいそうだよ。きひひ。
「じゃあ、頼んだぜ! あ、あとコレはミカには……」
「分かってるよ。秘密にしておくから、安心してくれたまえよ~」
「助かる! この恩はいつか返すぜ!」
ジャトレくんはそう言うと、ホッと胸を撫で下ろした様子で部屋から退出していった。
ふふふ。
こんな風に頼られるのなんて久々だねぇ。
でも他の女の子のためっていうのは……うん、やっぱり複雑だなぁ。
……まぁいいか。
取り敢えずミカ君に合いそうなアイテムをピックアップしてから、今日は寝るとしよう。
――トントントン。
「ん? またジャトレ君かい? 心配しなくてもちゃんと――」
「キュプロさん。ミカです……まだ起きてますか?」
あれ? 今度はミカ君??
閉めたばかりのドアを再び開ける。
するとそこには、パジャマ姿のミカ君が申し訳なさそうな顔で立っていた。
「こんばんは。すみません、こんな夜更けに」
「ど、どうしたんだい?」
もしかしてさっきの会話を聞かれてしまっていたのかな?
ヒヤヒヤしながらそう尋ねると、彼女は少し言いにくそうにしながら口を開いた。
「実は、ジャトレさんについてなんですが」
「きひっ!? な、なななんのことだい? ボクは別に何も聞いてないよ?」
「――? まだ何も言ってませんよ? 今回のダンジョンアタックでのことなんですけど……」
え? ダンジョンアタック?
あぁ、いや……なんだかボク、同じような話を聞いたばかりな気がするよ……?
「本人はあまり気にした様子は無かったんですけどね? なんだか活躍できなかったことを気にしていたみたいですし。博識なキュプロさんならもしかして、何か良い方法を御存知じゃないかなって……」
はぁ。まったくこの二人は。
ジャトレ君もミカ君も、自分の目的にしか興味が無いみたいに装っているけどさぁ。
本当に興味が無かったら、互いにここまで気を遣わないだろうに。
「あの、お願いできませんか……?」
「はぁ。仕方がないねぇ……」
ボクは似たもの同士の二人を微笑ましく思いつつ。
目の前の恋する乙女の為にも、一肌脱ぐことを決意するのであった。
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
果たして、阿宮は見知らぬ世界でどう生きていくのか————。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる