7 / 57
第7話 ダンジョンの最奥に辿り着くも、最強の美幼女冒険者がヴァンパイアとなって襲ってくる話
しおりを挟む
※グロシーン注意です、念の為。
「あっ、見てください。最後のフロアですよ! いやぁ、ここまで頑張った甲斐がありましたね~!」
「……結局、ここまで戦闘をしたのは俺だけだったじゃねぇか」
「だってぇ~、雑魚を倒したってつまんないじゃないですかぁ」
こいつ……!!
いったい何のために、こんなダンジョンの奥までお前を連れてきたと思ってるんだ?
「まぁまぁ。いいじゃないですか~。帰りは私もお手伝いしますから。ねっ?」
「今回はお前の呪いの確認も兼ねてるんだからな!? ちゃんとやってくれよ……」
「はぁい。分かってますってば~」
ミカの“財宝を所持すると弱体化する”という呪い。財宝を手に入れても俺が所持していれば発動しないか、テストをする必要がある。
それなのにこの女は……。協力するつもりが無いんなら、今すぐに解散してダンジョンの肥しにしてやりたい。
「さてさて? 雑魚ダンジョンとはいえ、お宝の時間ですよ~」
「……そうだな。ここまで来たんだ。いったい何が出るやら」
相棒の問題はさておき。
今は目の前の報酬の方が大事だ。
俺は最後のフロアにある祭壇に近付いていく。
コイツに触れれば、ランダムで財宝が現れる仕組みになっている。
同時にそれを守護するダンジョンボスも現れるんだが……まぁ今の俺たちでも、楽勝だろう。
さっき俺が倒した中ボス。マッシヴベアは滅多に出てこないレアモンスターだったが、ぶっちゃけそっちの方が数段強い。
以前に俺がここに訪れた時は……ただのデカいスライムが出てきただけだったな。
「よし、触れたぞ。これでボスが出て来るはずだ。ちゃっちゃと片付けようぜ」
「……油断しないでください。なんだか空気が変です」
「あん? 空気だって? そんなもん最終フロアなんだから、多少はちが……」
――ザンッ!!
「……う? あ――」
「ジャトレさんっ!!」
衝撃が襲ってきた瞬間。
同時に視界が逆転し、世界が落ちていく。
否――俺が落ちているんだ。
正確には、俺の頭部が。
ゴトン、という衝撃。共に、俺は地面に落下する。
続いて残っていた胴体がゆっくりと前のめりに倒れていった。
「――!!(なんだ、あれは!?)」
……チッ。
身体が泣き別れちまったせいで、声が出ない。まさかあの一瞬でやられちまうとは。
「――!?(そうだ、ミカは!?)」
隣りに居たはずのミカの姿が無い――良かった、壁際に退避していたようだ。
さて、俺も元に戻るか。
宝玉から力を取り出すイメージで……と。
「だ、大丈夫ですか?」
「――あ、あーあー。うん、よし。大丈夫だ。ちょっとだけイキかけたけど」
宝玉にストックしてある財宝のお陰で、ちゃんと復活することができた。文字通りに首が繋がっている。
いやー、ビックリした。
ていうか、この身体が再生していく感覚はどうにも慣れないわ。
「モンスターとはいえ、いきなり仕掛けてくるのは流石にズルいんじゃねぇか? なあダンジョンボスさんよぉ?」
「……」
「ふん、モンスターが喋るワケねぇよな。誰かさんじゃあるまいし」
俺を攻撃してきた張本人――ヴァンパイアに向かって文句を言いながら、ジリジリと後退して距離を取る。
感情的になって馬鹿みたいな反撃はしない。油断して、また吹き飛ばされちゃたまらないからな。
「さっきのマッシヴベアといい、なんでここにヴァンパイアが……」
俺を攻撃してきたのは、人間の見た目をした小柄の吸血鬼だった。
ヴァンパイア特有の赤眼と黒い翼。そして口からは鋭い犬歯が見えている。
アレは……マッシヴベアよりも格上だ。種族レベル的に、今の俺じゃまず勝てない。
さっきの俺の首を一撃で跳ね飛ばした攻撃で、そのヤバさ加減は良く分かった。
「しかもアイツ、変異種かよ!! 通りで可愛らしい見た目だと思ったぜ」
ノーマルな醜いコウモリ野郎と違って、見た目は限りなく人間に近い。
それも金髪美幼女の姿だ。黒のドレスを身に纏い、ぼうっと突っ立っている。……だがその見た目に騙されちゃいけねぇ。
種族はヴァンパイアロード。
……いや、吸血女王か?
生意気なことに、本来なら苦手であるはずのシルバーの鎖を己の身体中に巻き付かせてやがる。
「どうやらあの鎖は自由自在に動かせるみたいだな。ってことは、俺を攻撃したのもアレか……剣を使う、近距離アタッカーの俺とは相性が悪すぎるぜ」
だが、俺の隣りにいる元国選の冒険者なら話は別だ。
魔法が使えるミカなら、遠距離から問題なく戦えるだろう。
「おい、ミカなら勝てるだろ? 出番だぜ、さっさと倒してくれよ」
「……」
見目麗しい吸血女王から目を離さないようにしながら、ミカに声を掛ける。
……だが、返事がない。
立ったまま、俺と同じように敵を見据えて微動だにしない。
「おい、無視すんなよミカ。さっさとやっちまおうぜ」
「……逃げましょう、ジャトレさん」
「あぁ!? なんでだよ。ただの吸血女王だぜ? 俺は兎も角、国選のお前なら楽に勝てんだろ」
たしかにこの初心者ダンジョンに出るような敵じゃない。とはいえ吸血女王はせいぜい、中級のダンジョンで現れるレベルだ。
国でも有数の実力者だったミカなら、上級以上のダンジョンぐらいは何度もクリアしているはず。
呪いで多少弱体化していたって、簡単に勝てるだろう。
「確かに、ただの吸血女王なら余裕で倒せますよ。私の魔法で一撃です」
「なら何で……」
「見てください。彼女の胸元を」
「あん? 胸?」
言われた通り、目を凝らして奴の胸元を見やる。
……うん、貧相だな。
身体つきが幼いってのもあるが、正直男って言われても分からんぐらいの薄さだ。
「……違います!! ちゃんと真面目に見てくださいよ!!」
「いや、だって……んんっ? お、おい!! アレはっ……!!」
もう一度よく見てみると、ミカが言いたかったことが俺にも分かった。
最初はただの銀鎖の装飾品かと思ったが、アレはそうじゃない。胸元で怪しげな光を放っているのは間違いなく、俺たちが所持しているのと同じ“呪いの宝玉”だった。
「マジかよ。じゃああの美幼女吸血鬼って元は人間か……!?」
「あの金髪、あの他者を寄せ付けない黒いオーラ。私が知っている人物であるとしたら……“孤高のヴァニラ”という冒険者です」
「ヴァニラ……ってあのヴァニラか!? 国選冒険者、しかもこの国最強の剣士じゃねぇか!」
そんな……どうしてそんな奴がこんなところに居るんだよ!?
「ジャトレさん、今回は残念ですが……」
「うるせぇ! 俺は金がある限り死なねぇんだ。俺がコイツを倒す。戦わねぇんなら、ミカは下がっていろ!」
俺が祭壇に触れるまで、アイツも宝玉も出てこなかった。ってことは、アイツは人間じゃなくてただのダンジョンボスだ。
要するにモンスター化したヴァニラを倒せば、あの宝玉は俺の物になるってことだろ?
あの宝玉さえ手に入れれば、もう一度願いを叶えられる。そうすりゃ、こんなフザけた呪いも解けるはずだぜ……!!
「クククッ。お前らに俺の本気を見せてやるよ。絶対にあの宝玉は俺が手に入れる……!!」
「あっ、見てください。最後のフロアですよ! いやぁ、ここまで頑張った甲斐がありましたね~!」
「……結局、ここまで戦闘をしたのは俺だけだったじゃねぇか」
「だってぇ~、雑魚を倒したってつまんないじゃないですかぁ」
こいつ……!!
いったい何のために、こんなダンジョンの奥までお前を連れてきたと思ってるんだ?
「まぁまぁ。いいじゃないですか~。帰りは私もお手伝いしますから。ねっ?」
「今回はお前の呪いの確認も兼ねてるんだからな!? ちゃんとやってくれよ……」
「はぁい。分かってますってば~」
ミカの“財宝を所持すると弱体化する”という呪い。財宝を手に入れても俺が所持していれば発動しないか、テストをする必要がある。
それなのにこの女は……。協力するつもりが無いんなら、今すぐに解散してダンジョンの肥しにしてやりたい。
「さてさて? 雑魚ダンジョンとはいえ、お宝の時間ですよ~」
「……そうだな。ここまで来たんだ。いったい何が出るやら」
相棒の問題はさておき。
今は目の前の報酬の方が大事だ。
俺は最後のフロアにある祭壇に近付いていく。
コイツに触れれば、ランダムで財宝が現れる仕組みになっている。
同時にそれを守護するダンジョンボスも現れるんだが……まぁ今の俺たちでも、楽勝だろう。
さっき俺が倒した中ボス。マッシヴベアは滅多に出てこないレアモンスターだったが、ぶっちゃけそっちの方が数段強い。
以前に俺がここに訪れた時は……ただのデカいスライムが出てきただけだったな。
「よし、触れたぞ。これでボスが出て来るはずだ。ちゃっちゃと片付けようぜ」
「……油断しないでください。なんだか空気が変です」
「あん? 空気だって? そんなもん最終フロアなんだから、多少はちが……」
――ザンッ!!
「……う? あ――」
「ジャトレさんっ!!」
衝撃が襲ってきた瞬間。
同時に視界が逆転し、世界が落ちていく。
否――俺が落ちているんだ。
正確には、俺の頭部が。
ゴトン、という衝撃。共に、俺は地面に落下する。
続いて残っていた胴体がゆっくりと前のめりに倒れていった。
「――!!(なんだ、あれは!?)」
……チッ。
身体が泣き別れちまったせいで、声が出ない。まさかあの一瞬でやられちまうとは。
「――!?(そうだ、ミカは!?)」
隣りに居たはずのミカの姿が無い――良かった、壁際に退避していたようだ。
さて、俺も元に戻るか。
宝玉から力を取り出すイメージで……と。
「だ、大丈夫ですか?」
「――あ、あーあー。うん、よし。大丈夫だ。ちょっとだけイキかけたけど」
宝玉にストックしてある財宝のお陰で、ちゃんと復活することができた。文字通りに首が繋がっている。
いやー、ビックリした。
ていうか、この身体が再生していく感覚はどうにも慣れないわ。
「モンスターとはいえ、いきなり仕掛けてくるのは流石にズルいんじゃねぇか? なあダンジョンボスさんよぉ?」
「……」
「ふん、モンスターが喋るワケねぇよな。誰かさんじゃあるまいし」
俺を攻撃してきた張本人――ヴァンパイアに向かって文句を言いながら、ジリジリと後退して距離を取る。
感情的になって馬鹿みたいな反撃はしない。油断して、また吹き飛ばされちゃたまらないからな。
「さっきのマッシヴベアといい、なんでここにヴァンパイアが……」
俺を攻撃してきたのは、人間の見た目をした小柄の吸血鬼だった。
ヴァンパイア特有の赤眼と黒い翼。そして口からは鋭い犬歯が見えている。
アレは……マッシヴベアよりも格上だ。種族レベル的に、今の俺じゃまず勝てない。
さっきの俺の首を一撃で跳ね飛ばした攻撃で、そのヤバさ加減は良く分かった。
「しかもアイツ、変異種かよ!! 通りで可愛らしい見た目だと思ったぜ」
ノーマルな醜いコウモリ野郎と違って、見た目は限りなく人間に近い。
それも金髪美幼女の姿だ。黒のドレスを身に纏い、ぼうっと突っ立っている。……だがその見た目に騙されちゃいけねぇ。
種族はヴァンパイアロード。
……いや、吸血女王か?
生意気なことに、本来なら苦手であるはずのシルバーの鎖を己の身体中に巻き付かせてやがる。
「どうやらあの鎖は自由自在に動かせるみたいだな。ってことは、俺を攻撃したのもアレか……剣を使う、近距離アタッカーの俺とは相性が悪すぎるぜ」
だが、俺の隣りにいる元国選の冒険者なら話は別だ。
魔法が使えるミカなら、遠距離から問題なく戦えるだろう。
「おい、ミカなら勝てるだろ? 出番だぜ、さっさと倒してくれよ」
「……」
見目麗しい吸血女王から目を離さないようにしながら、ミカに声を掛ける。
……だが、返事がない。
立ったまま、俺と同じように敵を見据えて微動だにしない。
「おい、無視すんなよミカ。さっさとやっちまおうぜ」
「……逃げましょう、ジャトレさん」
「あぁ!? なんでだよ。ただの吸血女王だぜ? 俺は兎も角、国選のお前なら楽に勝てんだろ」
たしかにこの初心者ダンジョンに出るような敵じゃない。とはいえ吸血女王はせいぜい、中級のダンジョンで現れるレベルだ。
国でも有数の実力者だったミカなら、上級以上のダンジョンぐらいは何度もクリアしているはず。
呪いで多少弱体化していたって、簡単に勝てるだろう。
「確かに、ただの吸血女王なら余裕で倒せますよ。私の魔法で一撃です」
「なら何で……」
「見てください。彼女の胸元を」
「あん? 胸?」
言われた通り、目を凝らして奴の胸元を見やる。
……うん、貧相だな。
身体つきが幼いってのもあるが、正直男って言われても分からんぐらいの薄さだ。
「……違います!! ちゃんと真面目に見てくださいよ!!」
「いや、だって……んんっ? お、おい!! アレはっ……!!」
もう一度よく見てみると、ミカが言いたかったことが俺にも分かった。
最初はただの銀鎖の装飾品かと思ったが、アレはそうじゃない。胸元で怪しげな光を放っているのは間違いなく、俺たちが所持しているのと同じ“呪いの宝玉”だった。
「マジかよ。じゃああの美幼女吸血鬼って元は人間か……!?」
「あの金髪、あの他者を寄せ付けない黒いオーラ。私が知っている人物であるとしたら……“孤高のヴァニラ”という冒険者です」
「ヴァニラ……ってあのヴァニラか!? 国選冒険者、しかもこの国最強の剣士じゃねぇか!」
そんな……どうしてそんな奴がこんなところに居るんだよ!?
「ジャトレさん、今回は残念ですが……」
「うるせぇ! 俺は金がある限り死なねぇんだ。俺がコイツを倒す。戦わねぇんなら、ミカは下がっていろ!」
俺が祭壇に触れるまで、アイツも宝玉も出てこなかった。ってことは、アイツは人間じゃなくてただのダンジョンボスだ。
要するにモンスター化したヴァニラを倒せば、あの宝玉は俺の物になるってことだろ?
あの宝玉さえ手に入れれば、もう一度願いを叶えられる。そうすりゃ、こんなフザけた呪いも解けるはずだぜ……!!
「クククッ。お前らに俺の本気を見せてやるよ。絶対にあの宝玉は俺が手に入れる……!!」
0
お気に入りに追加
62
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

迷宮に捨てられた俺、魔導ガチャを駆使して世界最強の大賢者へと至る〜
サイダーボウイ
ファンタジー
アスター王国ハワード伯爵家の次男ルイス・ハワードは、10歳の【魔力固定の儀】において魔法適性ゼロを言い渡され、実家を追放されてしまう。
父親の命令により、生還率が恐ろしく低い迷宮へと廃棄されたルイスは、そこで魔獣に襲われて絶体絶命のピンチに陥る。
そんなルイスの危機を救ってくれたのが、400年の時を生きる魔女エメラルドであった。
彼女が操るのは、ルイスがこれまでに目にしたことのない未発見の魔法。
その煌めく魔法の数々を目撃したルイスは、深い感動を覚える。
「今の自分が悔しいなら、生まれ変わるしかないよ」
そう告げるエメラルドのもとで、ルイスは努力によって人生を劇的に変化させていくことになる。
これは、未発見魔法の列挙に挑んだ少年が、仲間たちとの出会いを通じて成長し、やがて世界の命運を動かす最強の大賢者へと至る物語である。
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!

無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
果たして、阿宮は見知らぬ世界でどう生きていくのか————。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる